ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

エクスペデッション黄金時代の終焉と Mr. LAND ROVER

2016年01月31日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

Roger Crathorne

別名 Mr. Land Rover

Whitley, UK, 27 March 2014 - Roger Crathorne, one of the best known and most highly respected Land Rover employees for more than five decades, is retiring from the company. 

From Royalty, VIP customers and senior military figures to journalists from all over the world, global explorers and countless generations of company management, Roger is known simply as 'Mr Land Rover'. 

As an instructor, he has passed on his vast knowledge and experience of off-road driving in the world's most inhospitable regions to thousands of people; all with passion and patience. 

Dr. Ralf Speth, CEO of Jaguar Land Rover, commented: "Roger has been instrumental in the development and promotion of Land Rover's breadth of capabilities for over half a century. His enthusiasm, vehicle knowledge and his deep understanding of the philosophy of the company, right back to the beginning, is unsurpassed. Roger has been an outstanding advocate for Land Rover, and his contribution has undoubtedly played a part in the global success we are enjoying today. He will be missed and I wish him all the best for the future." 

 Roger joined Land Rover in 1963 as an apprentice, but the story of his association with the company starts even earlier than that. Roger was born in 1947 in Lode Lane, Solihull at the local hospital - less than a mile from the factory where, at the exact same time, the idea for the first Land Rover was being conceived. Appropriately, 'Born in Lode Lane' became the title of his memoir, published in 2008. 

 After serving 15 years in engineering, and being closely involved in the development of the first Range Rover, Roger's reputation as an off-road expert came to the fore in 1978 when he became head of the company's vehicle demonstration team. The team went on to become Land Rover Experience which itself celebrates its 25th anniversary this year. The brief was simple - to showcase the outstanding off-road capabilities of Land Rover vehicles to people of influence. 

 Soon after he began working with media on press events, Roger took a role within the global PR team. His ability to cut to the heart of a new vehicle's technology and communicate it in simple terms was invaluable as the brand expanded into new markets worldwide. Most recently, Roger has been Land Rover's Heritage, Enthusiast and Technical PR Manager. 

 Speaking of his long career, Roger said: "I have worked on some great projects in product development, marketing and PR. I have visited some fascinating places with some great people and many have become good friends." 

 He added: "I thank everyone for their great support, friendship and camaraderie, and I will be taking away some wonderful memories. In my new life, I will be taking the ignition key of my old Land Rover off the hook and re-educating myself with choke pulls and double de-clutching." 

 この記載の内容はランドローバーのホームページで公式に説明されている ROGER CRATHORNE氏、別名ミスターランドローバーと現在も呼ばれている方の経歴である。彼は1963年にランドローバーに入社し、半世紀に及んでランドローバー社に貢献し、2014年の3月に退職(リタイヤ)された。当初は15年間エンジニアとして働き、後にレンジローバーの開発に関わった。同時に氏の持つオフロードの知識や経験が世間で知られる様になり1978年にデモンストレーションチームのリーダーとなりランドローバーエクスペリアンス(体験)を率い、多くのマスメディアを通じてランドローバー使用によるオフロードアドバイスを展開し、ランドローバーの世界的市場の拡大に貢献してきた。氏のランドローバー社での最後の肩書きは Heritage Enthusiast and Technical PR Manager であった。これをどの様に訳したらいいのかが正確に分らないのでそのまま訳すと、文化的な遺産に対する熱狂者達への技術的マネージャーとなる。

 最後に氏は会社が与えてくれたプロジェクトや製品開発の機会、そして出会った全ての人々に対する感謝を深く述べている。

 

そしてクラホーン氏は、最後にこう付け加えている。

 I will be taking the ignition key of my old Land Rover

わたしは自分の古いランドローバーのキーを回す。

off the hook and re-educating myself

ボンネットのフックを開けて自分を再確認したい。

 with choke pulls and double de-clutching." 

チョークを引いてダブルクラッチで...と!

 

 ランドローバーのシリーズ-ディフェンダーの生産終了とミスターランドローバーとの関係はいかなるものであろうかは想像に任せるとしよう。ただ、ランドローバーという会社にこういう人物が存在していたという事実があり、この人物はデイフェンダーの終了宣布時にリタイヤした。クラソネ氏は10代の頃、ランドローバーシリーズによる遠征旅行、First Overland Expedition をテレビで見た時から、僕もあのメンバーに加わりたいとする気持ちを持ち続けていたのであった。ミスターランドローバーはランドローバー社を去ったが彼の古いランドローバーと一緒に暮らそうね、という姿勢は英国を中心とする多くの人々の心を捉え続けている。

 

終わりとは同時に始まりでもある。

 

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エクスペデッション黄金時代の終焉

2016年01月29日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

2016年1月29日(金曜日)

本日、一つの歴史が終わった。

 

 ランドローバーシリーズ1から始まって、今日のディフェンダーまで。現在、世界のオフロードで活躍しているランドローバー社のディフェンダー系列の生産が本日を持って終了した。本来ならば2015年の12月に生産は終了する予定であったが、それが一月延期された結果となった。ディフェンダーの系統は一つの時代を創ってきた。67年間、約70年に及んでランドローバー文化を産み、育て、成就してきた功績に篤い拍手を送りたい気持ちだ。

 

We Pay Tribute to the Land Rover Defender on Its Final Day of Production

Today, after nearly 70 years, the legendary Defender will finally end production. There are few moments within the automotive timeline to weigh so heavy as this one. Perhaps the only other day to rivaled its significance was in 1948 when the first Land Rover Series I rolled off the line and into the annals of history.

It would be an epic undertaking to chronicle all that has been achieved by the iconic 4×4 from Solihull. It has served as a farm tool, work truck, ambulance, and everyday carriage. It has conquered the jungles of Asia, the sands of the Sahara, and virtually every other remote place on Earth. Militaries have relied on the Defender to deliver them down range, and more importantly, home again. The boxy outlines of the Land Rover Series in all of its iterations has portaged explorers, dignitaries, and royalty. From the Queen of England to Mic Jagger, it has been a loyal conveyance. It has been steadfast, faithful, and uniquely, unmistakably, proudly––British.

Because the first Land Rovers were so formidable and trusted by dauntless adventurers the world over, many people in the distant corners of the globe had never seen a vehicle until a Series from Solihull rambled into their villages. Few machines, vehicle or otherwise, have contributed so much to our sense of adventure as the vehicle many simply refer to as––a Land Rover.

It was a good run, and although it seems like this is the end, the sun will never set on the Land Rover. The millions of trucks to wear the green oval will continue to trundle along undeterred for decades to come.

EXPEDITION POTAL より、

 

ありがとう ランドローバー、

ディフェンダーは 永遠なり!

 

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零戦を顧みる時代が到来している

2016年01月28日 | 日記

 昨年から空の技術に関する話題をよく見かける様になった。三菱MRJ、ホンダジェット、国産ステルス機、零戦、帝国重工など、それらのランダムな話題は点として集めると線となって立体となり、これからの日本の未来を予測する為のヒントを示唆している様な感じがしている。その中にあって、零戦の存在は日本の盛衰を分けた象徴であり、日本において現在もなお自動車産業を支える自動車技術者達の脳裏の中に、嘗て世界と戦った日本技術のシンボル的存在として君臨していると感じるので、零戦には原点というイメージが有ると思っている。

 

以下は朝日新聞の記事より、

太平洋戦争中、旧日本海軍の主力だった零式艦上戦闘機(零戦)が復元され、27日、海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋)で試験飛行した。

 所有者でニュージーランド在住の石塚政秀さん(55)らが日本での飛行を計画。石塚さんが役員を務める会社「ゼロエンタープライズ・ジャパン」(東京都品川区)が鹿屋基地の協力も得て実施にこぎ着けた。

 機体は1970年代にパプアニューギニアで見つかり、米国人コレクターが回収。ロシアでエンジンなど多くの部品を交換して飛行できるまでに修復し、2010年、石塚さんが買い取った。日本での「里帰り飛行」を呼びかけて資金を集め、14年11月、米国から船で国内へ運び、機体の組み立てやエンジンのテストなどを進めていた。

 試験飛行は報道機関に公開され、零戦は基地とその周辺を約20分飛行した。石塚さんは「零戦を日本の空に飛ばすことができてうれしい。今後、多くの人たちに見てもらいたい」と語った。同社は、機体の保管場所を確保した上で、国内での公開飛行を目指す

 

...

 零戦を現在、戦後初めて日本の空を飛ばす事をきっかけに日本人に誇りと自身を取り戻して欲しいという企画である。零戦に関するドキュメンタリーは以前NHKが製作した、'その時歴史が動いた’ という番組が零戦とそれが活躍した太平洋戦争について客観的な立場でまとめているので分りやすい。

 

 この番組の最後に零戦の設計者であった堀越二郎氏は以下ような事を述べ残している。

 

零戦を通じて、わが国の過去を顧みる時。

自らの有する武器が優秀さればなるほど、

それを統御するより高い道義心と化学精神とを、

必要とすることを教えている様に思われる。

堀越二郎

 

今、まさにその時代が到来しているのである。

これが、次に前に進むべき為の道しるべなのだ。

 

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砂漠のFJ45

2016年01月27日 | LANDCRUISER

1980 Landcruiser fj45, by e-bay 

Original United Arab Emirates sold car with factory power steering and 4 speed transmission.

Full professional frame off restoration to original Toyota factory Specifications. No expenses spared.

Painted in factory original Beige 464 as it was done out of the Toyota Factory, DuPont paint, no clear coat just as in 1982.

Car was completely disassembled, chassis and body were media blasted to bare metal for the perfect preparation of factory style finish.

Chassis, suspension and axles repainted in epoxy primer and factory finish satin black.

Axles fully rebuilt with new bearings, seals and fluids and plugs.

Brakes fully rebuilt with all new OEM brake hoses, wheel cylinders and brake shoes. Stops properly. New parking brake cable.

 

 現在市場に出ているのは1980年のランドクルーザーFJ45。非常に美しい。アラブ首長国のドバイで使われていた車体である。もともと乾燥した地域で使用されて来たにも関わらず、このFJはフレームオフレストレーションの手が加わっている。部品も全てオリジナルの新品が取り付けられている。オーナーが言うには、スピーカーのみがオリジナルを見つける事が出来なかったという事だ。パッと見て2016に再臨した1980年の新車の様だ。オーナーは米国への販売を希望しておりこの車体価格は$55,000である。中東からの郵送費等を考えると新車のLC200と同じ様な価格帯になるであろう。この先値段が下がる事はないと思われるコレクターアイテムである。

 

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雪に半分埋まったランクルを掘り起こせ! 

2016年01月25日 | ロクマル日記

 除雪作業を一生懸命にやると汗だくになってしまう。履いていたブーツには水が染み込み足元も濡れている。動きを継続するならばなんとか寒さを持ちこたえるが、動きを止めると冷える。太陽が照ると気温は暖かく感じるが実際の温度は0度である。氷点下の日が続くと0度でも暖かく感じてしまうものなのだ。

 

ニューヨークの冬をなめんじゃねえ!

 ...という大雪であった。

 

さーて、ブルーのロクマルは元気か、雪嵐を耐え忍んだかな?

スコップを担いでロクマルを掘り起しに向かう。

 

おおーっ!

 ほとんど雪が堆積してませんねぇ。

...余裕か?

 ...と、思ったら、

 

なんじぁいこりゃー! 

昨日の風が相当に強かったらしく、

北から吹いた雪風はロクマルの屋根の上に雪が堆積する事を許さなかった。

ボンネットの上に吹き溜まりが出来てやがる。

 

ちなみに、

ロクマルの前方に停めてあった車は車種も色も分らない程に埋まっちゃっています...(汗)

 

それにしても、奇妙な積雪ですなぁ。

こ わ ー い 顔。

こなきじじいみたいだ。

 

 

なかなかこういう積雪にはお目にかかれませんねぇ。

半分埋まっている状態。

 

ブルーのロクマルは、

カリフォルニアのパームツリーの下もいいが、

白銀の世界でも冴えるいい色合いです。

雪景色はランクルワールド(ランクルの世界)です。 

 

掘り出したら走り出したくなります。

 ランクルをなめんじゃねえ!

 

いくぞ、ロクマル!

                     

...とりあえず、FRで楽しもう。

 

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雪に埋まったランクルを掘り出せ!

2016年01月24日 | ロクマル日記

 

NYなど米東部、過去最大規模の積雪…影響拡大

1月24日、読売新聞より、

【ニューヨーク=水野哲也】米東部の沿岸部を襲った大雪は23日、強風を伴う大吹雪となり、ニューヨークや首都ワシントンでは、過去最大規模の積雪を記録、ニューヨーク、バージニアなど10州以上では非常事態宣言が発令された。

AP通信などによると、降雪によるスリップ事故などでこれまでに18人が死亡。航空各社は23日、約4500便の欠航を決めるなど交通機関にも影響が広がっている。

ニューヨーク市内は緊急車両を除く一般車両が通行禁止となり、路線バス、鉄道なども運行を停止した。市当局はレストランなどの営業を見合わせるよう要請し、ブロードウェーの劇場は23日の公演を中止した。

...

 先週の金曜日の夜中から降り始めた雪は、昨日の土曜日には強風を伴う雪嵐となり今朝まで降り続いた。土曜日の仕事は全てキャンセルとなり家の中で身動き出来ず。ただ、強風に舞う吹雪を窓から観賞するだけであった。テレビは朝からスノーストームの緊急特集で人々の危機感をあおる様な報道ばかり。昨日は台所とソファと書斎の椅子を座り替え続けるだけの一日で終わった。

 

 

1月23日(土)午前9時

昨晩から降り出した雪は強い風と共に雪嵐となって吹き荒れている。

気温は氷点下のまま。

 

一時間事に、街の除雪トラックが塩を蒔きながら通り過ぎて行く。

 

午後3時。

雪は継続して吹き続き休む気配はない。

除雪車以外の車は全く通らない。今日は早く陽が暮れそうだな。

 

今朝(24日)、嵐は止んだ。

 

午前7時半、

眩しい朝日が昇ってきた。

さて、きょうはこれから筋トレ(雪かき)かな。

ストレッチ、ストレッチ。

 

今日は気温が上昇する予定なので、雪が重くなる前に動かねば...。

除雪、除雪。と、思いながら、重い計画を立てる。

我が家の前の積雪量は約60-70センチ。

 

時計が朝の9時を回る頃、除雪を開始。

早速、近所のガキ共が集ってきて積み上げた雪で遊び出す。

 

正午、

約3時間に及ぶ除雪の格闘でランクルを掘り出す。

 

雪の捨て場所が無いので、

余計に時間が掛かりました。

 

お互いに近所同士が協力しての除雪。

大雪は人と人を繋ぐ機会をもたらしてくれます。

 

今回の大雪で近所に新しいポーランド人の知人が出来ました。

お礼に頂いた、どこぞの国のチョコレートバー。

なかなか、いけました。

 

 一度のスノーストーム(雪嵐)でこれ程の積雪量は貴重な経験だ。

この冬も、雪によっていい思い出が出来たな。

 

午後からは、ブルーのロクマルを掘り出さねば...筋トレは続く。

 

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一日一分

2016年01月22日 | ロクマル日記

 夜明け前。玄関のドアを開けて外に出るとピリッとした寒さに包まれる。今年に入ってからニューヨーク周辺では氷点下を下回る極寒な日々が続いている。そういった毎日の中で、一日一分、一週間で7分、一月ならば30分日照時間が増えていく。そう意識していると春の到来に対して希望を持つ事が出来るので、有り難い気持ちになれると思った。それは、毎日貯金箱に100円玉を一つずつ入れている様な感覚でもある。腫れた日の朝焼けは美しい。朱色に燃える太陽が東のスカイラインから昇ってくると、枯葉を落とした木々の隙間から暖かい光が届きランドクルーザーのステアリングを握る僕の右耳を暖めてくれる。ラジオのスイッチを入れると交通情報そして天気予報。今夜から明日、そして明後日までニューヨーク地方には20ー60センチの大雪予報、いよいよ来るか冬将軍! 今日はガソリンを満たし、多少食料を買い込んでおいた。ランドクルーザーオーナーにとって大雪は恐れるものではなく楽しむ世界。明日は今日とは違う景色が展開しているはずだ。

 

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オリジナル FJ40

2016年01月20日 | LANDCRUISER

 昼食時ではなく、夕食時でもない午後のファーストフードのお店の中で、くつろぎながら客の入りをなんとなく眺めていると、時々面白い現象が起こる事に気が付く。時間は夕方の四時頃、レジの周りにはお客は不在で店員は手は動かしながらもお喋りを続けている。やがて3歳位の娘の手を引いた女性が入ってきた。直ぐにおっさん二人組がその直ぐ後ろに並び、学生と思われる若者4人組みの男達がそれに続いて入って来た、更に...、一つの波が過ぎ去るとレジの周辺の騒がしさは消えて再びお喋りが始まる。これは一つの現象ではあると思うが、お客が来るという現象には不規則な波というものがあるのかも知れないと感じている。

 以下は、現在 e-bay の市場に出ている1972年のオイルショック以前に製造されたFJ40の一部である。これらのFJはオリジナル、或いはオリジナル維持の為に多少修繕された物ばかりだ。ランクル旧車市場にも波があると感じた。今回はオリジナルがキーワードになっているが、その波は、ある時は同色であったり、FJ55やHJ62などのモデルで有ったりする。それにしても45ー50年昔のランドクルーザーFJ40は使用による劣化やヤレなどはあるとしてもその存在は実に堂々としている。

 

1965年FJ40、走行距離1,817マイル、モンタナ州より。

 

It was bought new in '65 by the Yodeler Motel in Red Lodge, Montana, who put a plow on it and used it to plow their 30 parking places at the hotel; just to note I have had the frame completely checked out and it is straight with no kinks of any sort.   He told me that it never left the hotel lot other than for services. I did a little checking around, talking to other Red Lodge residents who all say that is a true story. The hotel was sold several years ago and the new owners purchased a tractor to plow the lot. I'm not exactly sure what happened but the new owners thought they would have the motor checked out, which is a real bummer because it looks like it was sprayed. It runs like a watch, shifts good, drives good.  It retains its original motor and trans.  It does have some rust in the rear seal, rockers and driver floor pan(which was patched some years ago). At some point someone gave it a less than show quality paint job. The interior is the original paint though. We reupholstered the seats, put a new headliner in and pulled out some not so fancy carpet that was glued down to the floor in the back; maybe thats what saved the floor from rusting? Who knows. This beauty has some cool history and deserves a good owner who will treat her right and maybe bring her back to her glory days.

 

 

1967年FJ40、走行距離13,500マイル、テキサス州より。

 

This vehicle was purchased by the original owner to be used to take their boat from their lake house to the lake and back.  That is primarily all it was used for.  The vehicle has been garage kept most of its 49 year life.  The original owner passed away and his wife titled it in her name in 1975.  Then it sat unused except for an occasional drive for most of the remainder of its lifetime.  It was then purchased by a gentleman to restore it in 2013.  He did not have time to restore it.  I am the 4th owner, but only one owner has actually used the truck.  I have too many projects and need to sell it-so says the wife.

It was purchased new as a soft top truck and has never had a hard top.  The bows look original, but the top is a replacement.  You can see from the pictures (check out the website listed above) that this vehicle has nothing but very minor surface rust.  There is NOT ONE PLACE on the vehicle where the rust has even begun to eat through the sheet metal.  All sheet metal is original and in great condition.  The brown that you see on cargo deck in back is not rust, that is adhesive from the original owner installing carpet.  It has the original wheels.  There are four factory hubcaps, two on the wheels on the truck, one on the spare on the back and one extra hub cap.  It does not have the front hub caps.  The body is clean and straight, tail gate and floors are great also, even the tool box under the front seat looks good. The original column shifter is tight as are the tumblers in the ignition. The 4x4, high/low works as does pretty much everything else.

The seats function well.  The hinges all work well.  Spare tire carrier and rear tailgate all work well.  Due to the age of the tires, they will need to be replaced. 

The big straight 6 starts instantly, idles quiet, runs cool, great power, steers very tight, shifts perfect, tracks down the road great.  You can see a lot of that in videos on the Shutterfly site  https://1967fj40.shutterfly.com

Everything is very correct under the hood, factory oil bath air cleaner, Aisan carb with glass float bowl.  The alternator and starter look original and work very well.  I just had the original starter rebuilt.  There is not a single dent on the skid plate.  This truck has been babied. You can see in the video on the Shutterfly site that all the gauges work as well. 

Because it had sat so long, I flushed and changed the engine oil, flushed and changed the radiator fluid, emptied and cleaned the gas tank and all fuel lines.  Flushed the brake system.  I had to replace the brake master cylinder and clutch master/slave cylinders.  They were replaced with an OEM Toyota parts.  I still have the original parts.

According to my research Toyota imported only 2700 FJ40s in 1967, that does not break down how many of those rigs were factory soft top models, making this very rare.  This is the perfect vehicle for a collector to clean up and finish it as a survivor or to restore.  You will not find a more original 1967 Land Cruiser with better bones than this truck.  It is absolutely amazing.  Just look at the pictures.  It is a time capsule. 

 

1969年FJ40、走行距離67,644マイル、カリフォリニア州より、

 

This 1969 Toyota FJ 40 Land Cruiser is in Muleta Red with Black/Grey and has less than 58k miles.
Very rare original color.
Original paint on rust free body.
Very straight panels.
Recent servicing to the engine. Rebuilt carburetor, new return spring and oil change.
Electrical components gone though and all in working order.
Always a California truck.
Your chance to own a very unique example of the sought after Toyota Land Cruiser.
Examples like this are few and far between. A truly rare find in original condition.
 

 

1971年FJ40、走行距離159,999マイル、ニュージャージー州。

 

1971 Toyota FJ  Rare Original Color.  Miles are 159,999.  Mostly Original Paint.  Recent Trade.  Runs and Drives Excellent.  No Leaks,   Recent Tune Up.  New Tires.  Ready for Winter.  Interior in excellent condition as well.  No Issues.  Title on Hand.

 

 年々市場価値が上昇していく傾向にあるFJ40だが、綺麗にレストアされた市場の40においては、いったい誰がレストレーションを施したのか?というレストレーション過程のブランドが問われる時代になってきている。古いランドクルーザーは綺麗にレストアされた物もオリジナルの物にも共に人気がある様子。オリジナルな車体はレストレーションされた物よりも値段が安い故に人気があるのではなく、ランドクルーザーを表現する時に使う副詞でもあるレジェンドというキーワードにその理由がある様な気がする。好く使い込んで整備された年季を感じるランクルが力強く走っている姿には他車にはない味がある。使い込めば込む程味が出る、それは喜びである。それが僕の意識に有るランドクルーザーの姿なのだ。

 

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アーノルドシュワルツネッガー 1977 UNIMOG U1300

2016年01月19日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 

1977 Unimog U1300 e-bay auto

 ターミネーター、カリフォルニア州知事の経歴を持つ Arnold Schwarzenegger 氏が所有する1977年のウニモグがアメリカ e-bay のオークションに出てきた。 車体はテキサスダイレクトオートという所がシュワルツネッガー氏から直接購入した物だ。シュワルツネッガー氏がハーレーダビットソンの愛好家である事は知っていたが、ウニモグの所有者であった事は影が薄かった。彼はオーストリア出身という事もありヨーロピアンな4x4の姿に強い男を重ねていたのであろう。それにしても、このウニモグには古さを感じさせない。最新的な装備や綺麗に保たれている外観から氏が相当に大切にしていたトラックであろうと思われる。仕事で疲れた合間に、或いは息抜きにトラックを眺め座席に座って葉巻をくわえて楽しんでいたのではないだろうか? 僕自身がそれに近い事をやっているので氏の気持ちは良く分る...と言いたいが、H1ハマーもブガッディも所有する男なので、やっぱり庶民的な感覚では分らないなぁ。

Vehicle Details:
  • Miles: 1,865
  • Ext. Color: Silver
Vehicle History:

Texas Direct Auto bought this vehicle directly from Arnold Schwarzenegger. Comes with documentation, records and pictures of him taking delivery of the vehicle from Merex.

Arnold has long shown an appreciation for vehicles as macho as the action heroes he has portrayed during his silver-screen days. Now you can buy one of them.

Vehicle Features:
  • This Unimog U1300 SE 6.4 was previously owned by Arnold Schwarzenegger
  • Autographed Signature of the former California governor on the dashboard
  • 6.4L Turbocharged Diesel I6 Engine
  • Semi-Automatic Transmission
  • Vinyl Air-Ride Seats
  • 4-Passenger Built-In Flatbed Bench Seat
  • Blaupunkt Audio System
  • Rearview Camera System
  • Air Conditioning
  • Roof Vent Hatch
  • Tire Inflation System
  • WARN Winch
  • Hella Off-Road Lights
  • Air Suspension
  • Massive Michelin XZL 445/65R22.5 Tires
  • One Key
  • No Floormats
  • No Books



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Empire State of Mind

2016年01月17日 | NEW YORK

 一月の澄み切った冷たい空気の中に聳えるニューヨークのエンパイアーステイトビル。この街に来てから15年の歳月が過ぎた。911も、ブラックアウトも、リーマンショックも経験した。最近は原油の価格が下がりオイルマネーがニューヨークから消えて行くなどとも言われている。移り変わる時代の変化の中で繁栄と衰退を繰り返す大小のビジネス。それでもこの街は発展を止める事はない。高層ビル群はますます高くなり人口は増加の傾向にある。

 

Alicia Keys & Jay-Z, Empire State of Mind.

 

In New York,

Concreat jungle where dreams are made of,

There's nothing you can't do.

 

 ある日の夕方、ロクマルのFMラジオから流れてくる Empire State of Mind という曲を聞きながらニューヨークを発展させているのは世界中の資本だけではないという事をふと感じた。ニューヨークを発展させているのは Concreat Jungle where dreams are made of, There's nothing you can't do. つまり、夢であるという事だ。この街に集まってくる人々の持つ夢が街を発展させているのだ。別の観点から観ると、ニューヨークという巨大な街は人々の夢を食して生きている怪物だという事だ。ニューヨークを愛する人という事はその怪物との食うか食われるかの瀬戸際での緊張感に身を置く事を楽しむ人々の事かも知れない。夢を持つという事は大切だ。だが、うかうかしているとその夢はニューヨークという街のエネルギーとして吸い取られてしまう。しかし、同時にニューヨークという街は求める人々に力(エネルギー)を与えてくれる。それがニューヨークという巨大な生物の正体なのであった。

 

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祝40年! TLCA

2016年01月16日 | TOYOTA TRAIL

 この2016年の一月で40年目を迎えた TLCA (Toyota Land Cruiser Assosiation)。今年もアメリカの多くの大自然の中や日常生活で歴代ランドクルーザーを始めとしたトヨタ製トラックが活用され、更に多くの体験を提示してくれるであろう。ランドクルーザーは日本人とアメリカ人の接点となるべき存在であると思っているので、アメリカにおいて長く組織的に愛され続ける事は日本人の僕にとって嬉しい事だ。今後も人と大自然を繋ぐ媒介体として新旧を問わずランドクルーザーが活用される事を望んでいる。今後更にランドクルーザーの活用が幅広い洞察力や冒険心を刺激し、家族や人を結び人間社会を豊かにする機会(機械)と成る事を願っている。

 

Toyota Trail 2016 Winter

祝! TLCA 40周年

 

 

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ロクマルは30年実用で使えます

2016年01月14日 | ロクマル日記

 本日、今年(この冬)初めての積雪に見舞われた。今年は暖冬だと言う人もいるが、昨年のこの時期に比べると明らかに積雪量は少ないが、氷点下10度まで下がる寒さが続いているで極寒のニューヨークの冬である事は間違いない。そんな毎日でも、ランクル60はしっかりと働いてくれる。凍てついたランドクルーザーのチョークを引いてイグニッションを回すと一発で2Fエンジンは素早く目覚めてくれるので有り難い。無事にエンジンが始動するとホッとするのは、僕はランクルを信じていないのかもしれない。などと思ったりもする。エンジンの暖機の為に毎回5分は待機する。

 

 降り積もった雪の下は凍結しているのであろう。朝は7時前で辺りは暗いが既に除雪車と塩撒車は主なメイン道路を走り回っているので道路のコンディションは良好だ。走り出すと、撒きたてあろう塩化ナトリウムの塊の粒が小石を拾うようにタイヤハウスの中に飛び散ってカラカラと音をたて続ける。ボディに付いた雪はさらさらで、スピードを上げると風圧で吹き飛んでしまった。

 

 路上の塩はランクルのボディやフレームを傷めるが、だからといって実用を止める訳にはいかない。ランクルは所有している事が嬉しいのではなく、使い続ける事でこそランクルの持つ真髄を味わう事が出来る。冬の過酷な環境を古いランクルと共に過ごす事は、一緒に寒さに耐える忍耐も必要。今の車に比べると決して快適ではないが、それがロクマルに乗ると言う事なのだ。

 

 このロクマルが生産された当時、ランクルの実用寿命目標(ターゲット)は何年位を推定されていたのであろうか? ちなみに現行のランクル200は何年であろうか? 最近の日経新聞には自動車業界の流れのキーワードが燃料電池車から自動運転車に変ったという事だ。自動車の近未来は電子端末装置へと進んでいる様子。変化の激しい時代、耐久性よりも斬新性が問われる時代かな。これから先30年間乗れる車というのはほとんど出てこないと思われる。メーカーの中にもその様な思想は希薄だと思っている。1985年製のランドクルーザーが2016年のニューヨークの冬の実用に役立っているという事実がここにあるということは、ランドクルーザー60は30年は実用的に使えるという事だ。

 

 無理して乗っているのではなく、楽しく乗っています。

楽しく使って、なんぼです。

 

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雨後 ロードバイク

2016年01月11日 | 日記

 昨日は最高気温が10℃に迫る暖かい日であったが、朝から雨。昨晩から激しく降りだした雨は止む事無く一日中降り続けると思われた。しかし、時計が午後の2時を指す頃に雨はぴたりと止んだ。それだけではない、空が割れて眩しい太陽の光が差し込んだ。景気と天気は西からというが、西の空を眺めると明るいではないか、ならば出陣! 早速着替えてロードバイクにまたがり、まだアスファルトの上の水が乾いていない路面を滑り出した。タイヤから蹴り上がる路上の雨水は泥を含んでおり、ケツから背中にかけて黒いラインが描かれているのは意識はしていたが、雨上がりの澄んだ清々しい空気を思いっきり吸い込む事は汚れなど気にならない程に気持ちのよいものであった。

 

 自宅まで後30分という辺りでポツポツと水滴が空から落ちてきた。空は灰色に変り再び雨が降り出したのだ。5分もしない内に水滴はシャワーとなった。それから直ぐに雨は、バケツをひっくり返したような大雨となった。ここは森の中、雨宿り出来る様な場所は無し。僕は上から下まで完全に濡れた。夜中と雨の日はロードバイクには乗らない!が僕の信条である。その理由は、自転車に乗る事がおもしろくなく、安全では無いからである。しかし今日は、土砂降りの中をもがきながら自転車に乗る事が苦ではなく、むしろ、楽しいと感じている自分。横を通り過ぎるクルマのパッセンジャー達は雨の中を走る自転車乗りを気の毒そうな目で眺めて通り過ぎて行く。10分程で激しい雨は収まった、今度は寒さを感じだした。一月の真冬の雨、寒さを感じない程に激しく燃えるしかサバイブする手段は無いと思われた。最後の坂を全力で登りきり、坂を下って自分の街に帰って来た時には空に再び光が戻ってきた。それだけにならず、東の空にはダブルレインボーが現れていた。

 

レインボーといえば、ワールドチャンピオンカラーです。

 昨日の走りの最後はまさに、こういう気分でしたね。

帰宅後の、暖かいシャーワーが浸みました。

 

...自転車のジャージーって濡れたらなかなか脱げないんだよねぇ。

 

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ニューヨーク ディリー コーヒー

2016年01月10日 | OVERLAND CAFE

 仕事の合間に一緒にいた中米のコスタリカから来た男が携帯を取り出して電話をかけた。会話はスペイン語で10分以上の会話時間で、僕にとっては長電話に感じた。会話が終わった後にちらっと聞いてみた。誰と話をしていたんだ、エスポーサ(妻)か、パラノービア(恋人)か、ニーニョ(息子)か? 彼は笑いながら、パドレ(おやじ)だよ、と答えた。今年87歳になるんだが元気で、今コーヒー農園の中でコーヒー豆の収穫に格闘している最中だったんだ、ムーチョカリエンテ(暑い)って言ってた。親父すんげー元気だなぁ、また暫くしたら会いに行くんだろぅ...。...ああ。そんな会話だった。日本人の平均寿命は世界一だと理解されているが、それはおそらく出生時の生存率が高い事で平均値を上げているのであって、世界には元気な爺さん婆さんが密かに多く存在していると思った。

 

 ニューヨークにはいいコーヒーが沢山ある。スターバックスのコーヒーとか、ヨーロッパのカフェとか、量の多いその辺のグロッサリーやファーストフード店で売っているアメリカンコーヒーなど多様性がある。1990年代に仕事でフロリダのマイアミに暫く滞在していた時。マイアミの周辺にはキューバをはじめ中南米からの移民が多くラテン系の文化が展開している。そして多くのショッピングモールの角にはキューバ式コーヒーバーがあった。正確にはエスプレッソバーである。そこでは5つ程の腰掛こそあるが、基本立ち飲みである。そこでのコーヒーは全て小さなエスプレッソで1口か2口のショットで、コーヒーを飲むのにダラダラと時間を掛けない。コーヒーは気分転換であり、食後の口直しであった。夕方には井戸端会議場なる雰囲気はあった。当時、そのコーヒーの値段は1ショット25セント(30円)だった、今は幾ら位するのだろう、50セント位かな? 中南米の友達のお陰でニューヨークでも安くておいしいコーヒーを知る様になった。それはクバーノ(キューバ)コーヒーだったり、ドミニカン(ドミニカ共和国)コーヒーなどだ。それらはひじょーに庶民的で、現場に近い故(笑)に洗練されてはいないが、そこがいいのだ。

 夕方、コスタリカから来た男と一緒にカリブ海式コーヒーを飲みにいった。スターバックスなどでは財布の紐を緩めない男だが、ここでは違った。入れたてのコーヒーは口が焼けどするんじゃーないかと思う程に熱い。そんなコーヒーをすすりながら甘い菓子パンを食べて街行く人を眺めていると陽が落ちていった。どうだ、コスタリカのコーヒーとここのコーヒーどちらが旨いか?彼は言ったコスタリカだ。(笑)一杯のコーヒーはコーヒーにあらず、それは人と人を繋ぐ潤滑油みたいなものなのだ。

 

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Nissan Xterra と Jeep Wrangler に思う

2016年01月05日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 2016年になって今年は2016年製のNissan Xrerra は生産されない方針で、北米 ニッサン のプロダクトラインには2015年製の Xterra が並んでいる。この現象は2014年で北米での販売を止めた Toyota FJ Cruiser と同じ方向性である。おそらく来年2017年にはプロダクトラインからエクステラは消えて行くのであろう。FJ Cruiser は思う様に販売台数が伸びなかった為と言われているが、エクステラ においても、おそらくそうではないかと思う。なぜなら、最近街中で Xterra を見る機会が減ったなと感じているからだ。北米ニッサンは2012年にラダーフレームのパスファインダーをモノコック構造のエアロボディを採用して大きくモデルチェンジを行った故に、ラダーフレームを持つエクステラは北米ニッサンの中の希少な4x4の存在なのだ。

 

NISSAN XTERRA

 今の時代はラダーフレーム構造の丈夫な4x4は不要とされ消費者から歓迎されない存在なのだろうか? 現に4x4の老舗SUBARU は北米ではその生産が追いつかない程に売れている様子だ。ならば重いラダーフレームを捨てて各メーカーがスバル(ここではレガシィ)に似た車を生産して売ろうとする姿勢は分らないでもない。しかし、ラダーフレームの四駆は売れないという考えは間違っているのだ。

 

JEEP WRANGLER

 その価値観を覆すのが JEEP WRANGLER の存在だ。ラダーフレーム構造で燃費などはエクステラよりも悪い、更にコンスーマーレポートの評価も最低だ。しかし、ラングラーの売り上げ台数と販売地域は年を重ねる事に増加傾向にあるのは以下の数字が証明している。

Calendar YearUnited StatesCanadaOutside North AmericaTotal
1999 89,174      
2000 82,254      
2001 68,830      
2002 64,351      
2003 70,093      
2004 77,550      
2005 79,017      
2006 80,271      
2007 119,243 9,834       
2008 84,615 12,137    
2009 82,044 7,271    
2010 94,310 11,062    
2011 122,460 15,636    
2012 141,669 18,996    
2013 155,502 18,578    
2014 175,328 23,057 36,194 234,579
2015 202,702 20,880 31,702 255,283

 

 ラングラーは確実に売り上げを伸ばしているのだ。ラダーフレームだから売れない。型が古いから売れない。燃費がどうのこうのという概念を否定する結果がラングラーの実績なのである。なぜラングラーが評価されるのかはラングラーは硬派で男性的な割り切った味を持っているからである。個人的には僕は男だからという事もあるが、中途半端な四駆には魅かれる事はない。両性的な四駆が市場にあふれるようになった現在、逆に男らしさを持つ四駆は一目置かれる様になってきたのだと思う、それがラングラーの存在である。多くのメーカーが4x4に流線型、エアロダイナミックス、モノコックフレーム、様々な電子装備を追加する事に、おかげさまで、JEEP WRANGLER の売り上げは増加する。また、レガシィを模範にしたクロスオーバー車が増える度に、おかげさまで、SUBARU の生産ラインはフル稼働となるのである。

 

 まさに孫子の兵法の世界...かな。

 

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