ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

シティオフローダー

2023年04月24日 | OVERLAND EXPO EAST 2019

 

 EARLY と名称されるクラッシックフォードブロンコは1966年から約10年間の期間販売されたモデル。2021年に再販された6代目ブロンコはこのアーリィを視点においてデザインされたモデルである。ニューヨーク周辺で時々見かけるアーリーブロンコの多くは保守的な当時の面影を保守しておらず、現在風にアレンジされて洗練されており古さを感じさせない。ただ太めのタイヤを履いているだけなら旧車という枠から外れる事はないのであるが、カラーリングやバランスをアレンジする事で都会のセンスを感じるのは製作者の意向と共に現在をアピールする要素が存在しているのだと思う。アーリーブロンコは60年代のオールドスクールから、現代のシティオフローダーの要求をも満たすという幅の広い要求に応える特殊な存在である。

 

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1954 Jaguar XK120

2023年04月12日 | VINTAGE CARS

 近代の世界の列強国、国が栄えたその時代には現在に名を残す名車が誕生している。ハコスカが誕生した当時の日本は成長時代の新興の幕開けの空気があった。ハコスカのドアを開けて乗り込むと当時の空気がそこにある、そういった他には無い感覚こそが旧車の持つ魅力の一つではないだろうか。そう思うと一台の自動車には時代と地域の空気が濃縮されている。それが故にクルマを観る事は愉しい。

 トラックの上に積まれているのは1954年のJaguar XK120である。どうして年代まで分るのか?というと信号で止まって写真を撮っていた我々の横で SUV を運転していたおっさんが嬉しそうに説明してくれたからである。このジャガーのオーナーでトラックの後にぴったりとくっ付いて愛車を鑑賞しながら走っていたようである。信号が青に変わって詳細を聞く事は不可であったが、荷台に積まれて輝いている一台のジャガーを観て1950年代のブリティシュの背景を感じた一時であった。

 

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お茶 レーサー

2023年04月02日 | 日記

 初春の穏やかな午後、一台のオートバイが僕の目の前を流してゆく。スピードがゆっくりで、トコトコと走っているのでスーパーカブかな?と最初は思った。しかし、下部の左右のエンジンの突き出しは疑う余地のないBMWのボクサーエンジン. フラットツインである。おそらく1950年代のRシリーズではなかろうか? 後を追いかけて走っているとライダーの気持ちよさそうなフィーリングが伝わってくる。車間距離を保って僕もビンテージBMWの走りの後姿を愉しんだ。5分位走っているとライダーは遅いスピードを更に落とし左手を横に突き出して、左に曲がります、の手信号。BMWはローカルな小道に吸い込まれて行った。ウィンカーも付いていないとは渋い!春の穏やかな景色と空気にはちょうどいいオブジェクトであった。カフェレーサーというと速く走るイメージと重なるので、トコトコとゆっくりと走る形容はカフェではなくオチャ(お茶)レーサーと呼ぼう。慌しい毎日の活動の中で、ボチボチ行きましょう、まあ、一杯のお茶をどうぞ!とする、春の計らいであったのだ。

 

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