ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

スクリーンの中のディフェンダー

2024年06月17日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 チェックインしたホテルの部屋でテレビのスイッチを入れると、少し昔の映画かドラマを放送していた。刑事ものの様で、そこに登場する主人公の駆る車がディフェンダーであった事から暫く見入った。英語圏ではあるが場所は不明。趣味として、あるいは思い入れて扱う旧車ではなく実用の道具として使用されるディフェンダーの姿に魅力を感じた。肩の力を抜いて畏まる事もしない、道具として活用されるべく生産されたディフェンダーがディフェンダーらしく存在している。主人公がどんな車に乗っているかによって、その番組を観る観ないを決める視聴者の意識しない心境。また、乗っている車によって登場人物の印象も決まる。我々も各自が自分の人生の主人公である。どんなクルマを相棒として乗っているかによって、他人は地あなたの前でチャンネルを据え置くのである。
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FORD F-350

2024年02月20日 | PICKUP TRUCKS & 4X4


 アメリカを代表するモーターターサイクルであるハーレーディビソンやインディアンは、その根源に馬という存在がある。アメリカのモーターサイクルは本来馬から進化したのだといわれている。アメリカのピックアップトラックは馬を先頭にしてワゴンを引っ張る形がその原型となっている。その名残を継承しているのがピックアップトラックである。アメリカンピックアップトラックを運転する時、意識するしないには関係なくフロンティアな感覚がある。それがピックアップトラックという存在が持つ変え難い魅力なのである。ピックアップトラックはこのフロンティアスピリッツ無しでは存在しない。ピックアップの魅力の本質は今もここにある。

 全長約6、5メートル、V型10気筒エンジンを搭載している FORD F-350 , 別名スーパーディユーティと呼ばれるピックアップトラック。重機を牽引したり大型ボートを牽引する、そんな使い方をする為に存在しているトラックであるが、最もアメリカ、アメ車を感じる存在である。
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FORD TRANSIT QUIGLEY 4X4

2023年09月23日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

Qリフト仕様のフォードトランジット

 横断歩道を渡るために信号が変わるのを待っていた時、目の前を通り過ぎた一台のフォードトランジット。ニューヨークの街中ではよく見かけるコマーシャルバンであるが、遠くから走って近付いてくるその姿は異なっていた。多くの人々は見分けが付かないであろうが四駆である。しかも、その仕様は目立たない。尚且つフォードが販売している純正の四駆仕様に思える程の装いである。この車両は50年以上の歴史を持つアメリカはペンシルバニアにあるQUIGLEY社が手掛けているQLIFTあるいは Q4X4と呼ばれるフォードモータースの太鼓判押しの四駆リフトキットを組み込んだ仕様である。フォードモータースの売れ筋であるF-150ピックアップトラックには四駆仕様は存在するが、バンにはその仕様がない為に社外パーツとなっており、QUIGLEYはQリフトとしてフォードバンのカスタムブランドの地位を確立している。世界の自動車メーカーを観るとサブブランドの力はマーケッテングに大きな影響を持っている。フォードは過去にF-150にハーレーデビィソン、エクスポローラーにエディバウアー等の成就されたブランド名を持つバージョンをコラボし展開したが、QUIGLEYはそれとは異なる質を秘めた魅力的な存在である。

 

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パークメインテナンスの為のレンジャーピックアップ

2023年06月26日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 100年ほど昔。まだ自動車が普及していない頃、今の時代の様に夏休みに車や飛行機で遠くまで出かける機会は存在しなかった。そんな時代にニューヨークの市民達は夏休みに避暑地を求めて近場であるロングアイランド等の砂浜に出かけて非日常を楽しんでいた。パリセイドインターステイトパークはマンハッタンの北西に位置するニュージャージー州のハドソン川に沿ったクリフの森で、2500エーカー(東京ドーム217個)の広さを誇る。現在こそ公園内を高速道路や自動車道が走っているドライビングコースだが、一世紀前はニューヨーク市民の避暑地として知られていた歴史がある。この公園内を南北に走るサイクリングコースと複数めぐらされているトレイルコースの存在によって公園は僕にとっても庭となった。最近公園内を管理し巡回するピックアップトラックが入れ替えられた様子である。フォードレンジャー4x4、写真は2ドアだが4ドアも走っている。自然に恵まれた公園に機能美なトラックの存在が似合うというか公園とトラックは一体的存在。大自然の中では四駆が似合うと思っているが、似合うというマッチングを超えて、なくてはならない、有ってあたり前の存在感に嫉妬を感じる。ここで働きたいとする誘惑が起こる程に自然と4x4ピックアップトラックの一体感が感じられて嬉しい光景である。

 

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路上のモンテロ

2022年07月19日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 ニューヨークのブルックリン地区の古い住宅街の中で路上に駐車されていた1980年代の三菱モンテロ、日本ではパジェロと呼ばれている。ボクシーなシンプルなフォームはランクル60と同世代であり、この形には血が騒ぐものがある。状態が綺麗な事から他州から持ち込んだ様相ではある。四駆を観る時には外装よりも下回りに関心を持ち耐久期間を想定するという意識が自身の中に座している。さすがに路上に駐車されている他人の車の下を覗き込むという行為は出来ない。車体表面の目に見える錆や傷はそれ程重要ではない、いつの間にかそんな観方をする様になってしまった。おそらく誰かが中古の四駆やピックアップトラックを購入する時に自分はこういったアドバイスをするのではないかと思う。ロクマルとの生活で僕は自動車という機械と人間は会話が出来ると捉えている。会話するのは一つのクルマそのものの時もあれば個の部品であったりもする、また各部に発生した錆の意識に触れる事もある。僕がなぜ30年前のクルマに惹かれるのか?というのは感覚的な事ではあるが、こういったクルマとのコミニケーションにあると思っている。一昔前のクルマの方がコミニケーションが得やすいの感じるのは当時のクルマの方が人間に近いという事なのかも知れない、あるいはクルマは歳月が経つと人間に近くなるのだろうか?モンテロにはまたどこかで見かける事を期待して、またね!と心で発してその場を後にした。

 

 

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価値観は覆されるのだろうか?

2022年04月10日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 リンカーントンネルは大陸とニューヨークのマンハッタン島を結ぶ主要交通ルートの一つ。そのトンネルの入り口に聳える新型トヨタタンドラの看板はマンハッタンにアクセスする人々の目に否応無しに飛び込んでくる。今の所、新型タンドラは路上では数回しか目撃していないが、おそらく時間の問題であろうと思う。インフレーションが進みガソリン価格も上昇している今日において大型ピックアップトラックの需要は街中を観る限り良好ではないかと思わされる。フルサイズピックアップトラックは近年においては高級車となっている。国土が広く巡航スピードのリミットが時速130キロを超えるこの大陸では需要に叶っており、アメリカ大陸という環境の中で大型ピックアップトラックは独自の発展と進化を継続している。

 個人的な見解ではあるがトヨタ車は他のメーカーの同時代、同走行距離の比較の中では車の信頼性と耐久性が高い。これは車歴の異なる友人知人の意見なども総合しての意見である。トヨタトラックの強みというのは信頼と耐久にある。小利口な車内のごちゃごちゃした機能はおまけであるが、それさえも他メーカーと比べると壊れにくい。タンドラの存在はその信頼と耐久を背後にしてオーバーランドビークルとしての期待も存在している。以前、オーバーランドジャーナルのスコット氏はランクル70系で世界を回った後にオーバーランドビークルの十戒として10の重要な項目について解説を行った。最初の重要な戒律は車両がシンプルである事、二つ目の戒律は車両の軽さである。おそらくメーカーにとってはその様な項目は百も承知であるに違いない。シンプルで軽いが壊れ易い車量よりも、多少複雑で重いがそれ以上に壊れにくく快適な車両を生み出す事によって価値観を凌駕していこうとする姿勢である、これは同時に時代のトレンドと安全基準をクリアする術となっている。4代目タンドラは今市場に出たばかりであるが、カタログ上の評価よりも10年後以降の評価が今から気になるところである。

 

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ゲレンデワーゲンW460シリーズ

2022年02月11日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 四駆をカテゴリーに分類する捉え方の一つとして、ブッシュメカニックの見地に立って四駆を理解してみる。つまり、ブッシュメカニック達にとって手におえるのか、手におえないのか。分類においては環境や技量が同一では無く更に想像の領域もあるが、近代的な整備が行き届いていないジャングルや砂漠地帯の修理場で、修理屋のたくましいおやじの知識と経験、そして、そこにある工具とパーツを駆使して車両を修理する事が出来る。そんな捉え方と見地である。

 前方を走っている車両が気になったので追いついてみた。メルセデスのゲレンデワーゲンのW460シリーズだと思われるが正確な正体は不明。ミリタリーグリーンカラーに珍しいソフトトップである。アメリカには正式に入って来ていないモデルなので25年以上前のモデルであろう、おそらくディーゼルエンジン。四駆らしい立ち振る舞いがあり、四輪駆動車のオーラが漂っている。北アフリカのサハラ砂漠を縦横無尽に走破していた自動車冒険家のトムシェパードが活用していたモデルである。このゲレンデワーゲンを追走しながら上記の内容が頭に浮かんできた。

 オーバーランドビークルに対して自身の駆る車を知る、というテーマがあるがこのテーマは深い。車を知るという事はその車両を征服する様な感じである。シンプルな四駆が好まれるのはその知るというテーマに対してより近付きやすい感覚があるからだと思う。シンプルな四駆に対しては知る、学ぶという意欲が湧きやすい。知る、学ぶは向上的であり、即ち飽きない特質がある。よって、シンプルな四駆を得た人々はその物に満足しているのでなく、それが持つ機会の刺激に魅力を感じているのかも知れない。ゲレンデワーゲンを駆るドライバーの気持ちを探りながらしばし妄想にふけった極寒の2月の晴れた寒い日の午後であった。

 

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ランドローバーの D N A

2022年01月18日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 英国にはランドローバーマンスリー等のランドローバー、レンジローバーのみを扱うランドローバーエンスーの為の四駆雑誌が幾つか存在する。そういったランドローバー雑誌の特徴としてシリーズを始め旧車と呼ばれるクラッシックレンジやディスカバリー、そして前モデルのディフェンダーの存在が現在も主役であるという事実。言い方を変えれば、現在のプロダクションラインの新車を主役に持ってくると雑誌は売れない、広告も付かない。現行のランドローバー、レンジローバーは旧型車や旧ディフェンダーの根強い人気によって支えられている。整理すると、旧モデルが固定的であり現行モデルは変動的であるという旧と新の相関関係が見えてくる。

 前方を走っているのは2代目ディスカバリー。モデル最後のラダーフレームとリジッドサスペンションを備えている。英国ではこの2代目ディスカバリーは当初から消耗部品を交換しながら大切に乗ると20~30年は乗り続けられると言われる耐久性の高い車両であった。最後の生産が2004年であった事から街の郊外を走る2代目ディスカバリーはそろそろ20年間の使用に耐えてきた車体であると考えられる。10年程前に僕の知人が所有していたディスカバリーはトラブル続きであったが、そのトラブルを乗り越えていれば20年台目の大台に乗っていたのかも知れない。が、それを言い出したら全ての車が該当してしまうだろう。

 そして、一つ驚くコンセプトを2代目ディスカバリーは保持している。それは、この2代目ディスカバリーの長期使用の為の部品交換のリストの中にラダーフレームもあるのだ。フレームが朽ちた時は車両の寿命だと理解していた自分にとっては目から鱗であった。ラダーフレームを含めたあらゆる部品を交換し修復しながら乗り続ける、というコンセプトがランドローバーの持つ本来のDNAなのである。ランドローバーおそろしや!である。

 

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Prince Philip Defender TD5 130 Chassis Cab

2021年04月18日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 生前に遺書を残すという話はよく聞くが、自身の主張や意思を文章で残すという手法ではなくて形で残す。それが英国のエディンバラ公爵フィリップ王配のやり方であった。4月17日に行われた葬儀に使用された霊柩車が話題となっている。2003年より、ランドローバーディフェンダーTD5のロングホィール車である130をベース車として、自分が亡くなった時の柩を運ぶ為にフィリップ王配自らの指示で製作された特別仕様車である。リアはピックアップトラックの様にオープントップ。柩を固定する為のゴムと金属のストッパー。深緑のボディーカラーも Belize Greeen から Dark Bronze Green となって、よりミリタリー車両に近い色となっている。彼は若き頃からランドローバーを愛しており、社との関係も深かった。自身の柩を運送する為の霊柩車の製作を当時83歳の公爵が始めたのは、何時か訪れるデあろう自らの死を意識しての事である。近代的なレンジローバーを選ばないで、シンプル構造でディーゼルエンジンのディフェンダーをベースにしたのには意図が感じられる。このディフェンダーに運ばれて黄泉の世界に行く事を願い、自身の死は国民に注目される、自信の面影とディフェンダーを重ねて将来末永く国民に思って欲しい。そんな意図を感じる。彼とランドローバーとの写真を見ると、若き頃にエリザベス女王と一緒にランドローバーのシリーズのステアリングを握って駆った頃が一番輝いている様に感じる。誰も言わないがエディンバラ公爵フィリップ王配は実は、こちら側の人間であったのだと思う。

 

 英国はヨーロッパから離れて(ブリジット)再びグレートブリテンの方向に舵を切った。前トランプ大統領が政策として掲げていた Make America Great Again (アメリカ合衆国を再び偉大な国に)に重なる国策である様に感じている。ランドローバーのシリーズと前期ディフェンダーの露骨的な存在は大英帝国を感じさせるものがある。遺書ではなくて遺車であるデイフェンダー130には、英国を再び偉大な国に、と願うフィリップ王配の隠れた意図と願いが込められていると感じている。

 

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トランスポーテーションとしてのSUV

2020年09月28日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 トヨタのタコマがオーバーランドヴィークルとして奨励されるのはその信頼性と耐久性であるが、そこにもう一つ収納スペースという観点がある。本来SUV(SPORT UTILITY VEHICLE)とは、ピックアップトラックの荷台にFRP製のシェルと呼ばれるハードカバーを取り付けて、そこにアウトドアで使用する道具を積み込んで野山や砂漠、或いは海辺や湖に出かける為の移動に使用する目的を持ったトランスポーテーションがオリジナルな存在であった。今日では乗用目的のクロスオーバー等もなぜかSUVと呼ばれるが、その名称を変えなければSUVとしての魂を抜かれた存在のままで本来の目的から離れた存在となっている。日本であるならば軽トラやワンボックスが目的性から見るとSUVなのではないだろうか。オリジナルSUVとはトランスポーテーション、人と荷物を運ぶ車両なのである。

 

 

 SUV というのは分母である。そして、分子にあたるのがスポーツグッズとなる。トラックに建築材料を載せて移動する時はピックアップだが週末にオートバイやマウンテンバイクを載せて移動するとSUVとなる。車両の名称は変動的で目的によって異なるというのが的を得ているのかも知れない。SUVを本当の意味で楽しむ為にはその分子を充実させる事である。それはアウトドアアクティビティという分子である。逆にアウトドアアクティビティという分子を持っていればそれに相応しい分母(SUV)を欲する欲が沸いてくる。SUV の存在原点を見直して車両に対する客観的な見解を持つ事によって、クルマを持つ事乗る事がライフスタイルの形成という実態となる実感こそが嬉しい事なのだと感じている。

 

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Discovery Tdi

2020年07月16日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

  前を走るトレーラーが初期型のランドローバーディスカバリーを乗せて走っている。現在のディスカバリーと初期のディスカバリーを比較すると、当時のシンプルなディスカバリーの対義にあるのが過保護な安全走行機能と高級セダンの快適性を備えた現在のディスカバリーであるのではないかと思う。こうやって、まだ初代ディスカバリーを欲している人が存在する事を嬉しく思った。信号が赤に変わってトレーラーに近づいた時に、おっ、これは...

 

 これはTdiではないか、正式にはアメリカで販売されていなかったターボディーゼルである。25年ルールに従って輸入された、他国で25年以上前に販売された車体であると思われる。ランドクルーザーだけではなく、ランドローバーにおいても、古きディーゼルを求める少数派が存在している事を知った。ターボディーゼル、マニュアルトランスミッションのディスカバリーはキャメルトロフィーで活躍した強靭なモデルである。今後、街を走るディスカバリーを見かけたら、そいつはTdiかどうか確かめる関心が追加されたようだ。信号が緑に変わってトレーラーは直に公道から反れて行った。今度どこかで、路上を走るこのTdiとすれ違うのを楽しみにしている。

 

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アィ ヤィヤィヤィヤー!!!

2020年05月24日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 The God's must be crayzy は1980年代の南アフリカ共和国での Jamie Uys によるコメディ映画シリーズである。日本においてはブッシュマンと呼ばれた N!xau さん が有名であった。そのシリーズの中で俳優 Marius Weyers が演じる1956年型のランドローバー88シリーズ 1 を駆る場面は、今日においても高い人気を維持しており、ランドローバーを駆る映画の中では最高傑作である。舞台は アフリカのボツワナ。関心の対象はシリーズ 1 だけではなくて、映画の中に登場する大型のベースキャンプ的な住居を兼ねたテントや、ランドローバーに積んでいたアタックザックに詰め込まれた容積のキャンプグッズ等、個人的な興味の有無はあるが、アウトドアカーライフに参考になる要素もある。1980年代の映画において、1956年型のランドローバーを使用している所がいい。シンプルで手間のかかるクルマの方が人生をおもしろくしてくれるっていうのは、1980年代には既に証明されていたのであった。

 

The Gods must be crazy, Land Rover Part 1

 

The Gods must be crazy, Land Rover Part 2

 

The Gods must be crazy, Clip 3

 

The Gods must be crazy, Clip 4

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ジョージ W. ブッシュ前大統領とフォード F-150 KR

2020年03月28日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 JAY LENO'によって紹介されているのは2013年型の FORD F-150 KING RANCH を駆るジョージ W ブッシュ前アメリカ大統領。セントラルテキサスにクロフォード牧場(1600エーカー、東京ドーム140個の広さ)を所有している。2003年の5月に当時の小泉首相がこの牧場を訪れて親交を深めた場所である。当時小泉首相はブッシュ大統領が運転する フォードトラックに同席している。ブッシュ前大統領は牧場の敷地内では現在も F-150 を運転している様子である。新車の F-150 ではなくて2013年型であるのが憎い。フォード F-150はアメリカ国内で長期に渡って最も売れている(ベストセラー、ロングセラー)車であり、即ちアメリカの大衆車の代表格なのである。ジョージ W ブッシュ前大統領はその F-150 を乗り継いでいる。大統領を引退してから自身の人気とか大衆の目をそれ程気にしなくてよい境遇で乗る F-150 です。嘗て、レーガン大統領は古いジープのステアリングを握る時にフリーダムを感じると言っていました。そして、ブッシュ前大統領は 自身の F-150 のステアリングを握りながら こいつは最高にHandy (便利で役に立つ道具)だ、と形容しています。F-150 が実によく似合っています。

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ジープ ワゴニアー

2020年03月05日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 カナダとの国境に近いニューヨーク州の北部を仕事で廻ってきました。今年は暖冬という事もあり、例年ならば雪景色が残るこの北部の地域ですが今年は残雪さえありません。写真はフリーウェイ90号線の休憩所でジープワゴニアーで旅をするアメリカ人の一行です。大きな体格の大人が4人乗り込んでいました。ワゴニアーに目に留まったのはめずらしかったからです。ワゴニアーは1962年から1991年の30年の期間において、カイザー、AMC、そしてクライスラーによって製造されました。写真は最終モデルのV8、5900CC です。ワゴニアーは形こそSUVですがベンチシートを備えたアメリカングランドツーリングカーでも有ります。路上を走る車は比較的新しい車ばかりです、そういった中にあって冬季における旧車の実用車というのはどうしても応援したくなる存在です。皆さん何処まで行くのでしょうかね?

 

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ランドローバー2台体制への意図

2020年02月20日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 New Land Rover Defender の007のカーアクションを模範したプロモーションビデオ。設計はモノコックとはいえ丈夫に出来ている事を表現している。更に、オフロードでの走破性能も高い様子だ。ただ、見えないのはReliability (信頼性)である。電子、電気仕掛けが多用されているだけに、そこは当然時間の経過と共に機能に障害が生じてくるが、その辺りは計算済み、折込済みなのであろうか。車を短期間で借り(リース)たり買い換える事が出来る人にとっては好い車である。つまり、お金持ちにはいい車であり、そういう人々をターゲットにしているプログラムを感じる。

 

 ランドローバー車(社)を観ているとある意図を感じる。それが、2台体制の奨励である。つまり、新しいディフェンダーは現在旧型ディフェンダーを持っている人に乗って欲しい、それは古いディフェンダーから新しいディフェンダーへの乗り換えの奨励ではなくて、古いディフェンダーを長く維持して頂く為に新しいディフェダーに乗って欲しいという事だ。古い型の良さと新しい型の良さを共に楽しんでほしい。そんな声が聞こえてくる。乗り換えではなくて2台所有するという理解である。もしも、この理解に正当性があるとするならば車に対する所有姿勢は既に新しい時代に入っているのである。ランドローバーニューディフェンダーの存在を通じてそんな事を感じている。

 

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