ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

グッドラック! 4 Wheel Drive & SUM

2014年07月31日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

  FOUR WHEELER ネットワークの一つである、4WHEEL DRIVE & SPORT UTILITY MAGAZINE が2014年の10月号をもって終了する。この最後のマガジンはこの7月の終わりに既に店頭に並び、Collector's Edition のサブタイトルを付けている。

 

4 Wheel Drive and Sport Utility Magazine

 最後の4WHEEL DRIVE 誌の表紙を飾ったのはユタ州のモアブの赤岩を走破する赤いランドクルーザー40のクローラーであった。

 廃刊の理由は利益の減少にある。と編集長のAli Mansour は語っている。そもそもFOUR WHEELER ネットワークはアメリカの4x4の情報を総括しており、FOUR WHEELER, MUD LIFE, JP MAGAZINE, OFF-ROAD, PETERSN'S 4WHEEL, などの4x4雑誌を傘下に収めているので、雑誌の数が多ければそれだけ話題が重複する傾向にある事もあった。よって4WHEEL DRIVE誌の廃刊は鳥の目から観ると整理整頓、ビジネスの再編成の為の決断という感覚である。廃刊になってしまって残念だと落胆する次元ではない事を感じているが、それでも創刊から(1984年~)30年間に渡って今日まで多くの層の読者達に支持されてきた事は事実である。30年間継続したものに終止符を打つ事は、運営(経営)の決断であったと思う。企業でも30年間という継続のターム(期間)は事業の完結を示し、よくやった!という気持ちで拍手を送りたい。

 もう一つの廃刊の理由として、印刷物の終焉ではないか?という意見もある様子。

 確かに世はネット社会である事は否定できない。しかし、ここに来てはっきりとしているのは印刷物は印刷物として今後も残るという事である。はっきりとそう言えるのは使ってみての事。ネットの情報と印刷物の情報は質が異なります。印刷物が主(メイン)でネットが副(サブ)であると感じているので、今後も本当に興味のある人は必ず印刷物を手元に置くことでしょう。

 

 4WHEEEL DRIVE誌 の廃刊は4x4の衰退ではなくて、

次なるステージへの出発です。

 

なぜ、そう言い切れるかって?

それは、今年(2014年)のジープラングラーの販売台数を観てるからです。(笑)

 

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AQUALU INDUSTRIES INC.

2014年07月29日 | 北米ランクルビジネス

 カリフォルニアのTLC、ニューハンプシャーのCruiser Solutions など、ランドクルーザーのレストレーション及び、カスタムの為のクラフトマテリアルとして、アルミニゥムボディを活用している。そのアルミ製のボディタブ、及びその周辺部品を製造しているのが、カナダにあるAQUALU INDUSTRIES INC. である。AQUALUでは主にランドクルーザー(40系)、ジープ(ラングラー)、及びスズキサムライ(ジムニー)のボディタブをアルミニウムで製作し続けている。今年で20年を迎えた事を思うと、アルミニウムボディタブの需要はそれなりに有るのだと言う事が解る。

(写真は全てAQUALUのホームページより)

 

 

 近年ヨンマルの値段が向上したのは、このアルミニウムボディの存在の影響も有ると思っていいだろう。車の素材としてのアルミ二ウムの大きな長所は軽量化にある。鉄よりも錆び難い。但し、欠点は鉄に比べて脆く、大きな事故に遭うとちぎれてしまう事もあります。

 

ボディを軽くする事で車の操作性能を高める。

AQUALUでは4ドアの40系ボディも製作しています。

しかし...、

これは、ランクル40系用に製作したのではありません。

 

ランクル80系のシャーシーを使って4ドアのヨンマルを製作する為のボディキットです。

これは新製品のようです。

 

ぱっと見た目、鉄かアルミかは分かりませんが、アルミです。

 

時が経つ程に新しくなるのがヨンマルなのです。

 

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一杯のコーヒーに至る

2014年07月28日 | 日記

 

暑い夏に熱いコーヒーを飲む。

...しかも、熱い車内で、

 最近はアメリカにもアイスコーヒーが浸透してファーストフードのチェーン店では1ドル(100円)でビックなサイズのアイスコーヒーを提供してくれる。しかし、僕が初めてアメリカに来た1980年代はアメリカ人はまだアイスコーヒーを飲んでいなかった。アイスコーヒーが飲みたければベトナム人のカフェに行って独特の製法で濃いコーヒーを落し、シロップとコンデンスミルクを混ぜて飲むベトナミーズコーヒーが夏の嗜好であった。90年代にスターバックスが広まって、それからアメリカにアイスコーヒーという飲み物が浸透してきた。

 

 さて、先週の一杯のコーヒーに至る道。

それには少し物語があった。

 

先週の初めに、

10年以上使用しているコーヒー豆のクラッシャーが壊れた。

 

壊れたのは中のプロぺラの様な部品で豆を直接砕く所。

モーターの回りは良好なのだが...。

しょうがない、捨てて新しい物を購入しょう。

 

...しかし、

近くの日用品のお店に行っても、このようなシンプルな商品が置いてありません。

要らん機能が付いた高価な物しかありませんでした。

 

ところが、後日、

おおーっ!

ぬあんと、ゴミ捨て場に(捨てて)あるではないか。(汗)

...同じ物が、

 

で、持ち帰りました。

ゴミなので躊躇しましたが、

蓋はないが、色違いの同じ機械です。

 

またそれは、

この中のこのプロペラのような部品を外してやろうと企んだからです。

このタイミングといい、

これは、まさか!

神様からのプレゼント(慈悲)か!

も、知れん?と思った。

 

動きません...やはり、

しかも、

中のプロペラが外せません。

 

結局、神様からのプレゼントかも知れんと思ったのは、

やはり試練でした。(汗)

 

結局新しい物を購入。

やや遠い所の別の店に足を運んで...。

 

車と同じで、シンプルな物がいいんですよね。

思った程安くはなかったが...。

 

コーヒーの甘い香り、

いつも飲んでいると感覚がぼやけるが、

ひさびさだと、とても嬉しい感覚だ。

 

ゆるい、試練を経験したの後の一杯のコーヒー。

極上でもなく、フツーのコロンビアンコーヒーです。

 

一杯のコーヒーを入れるのに6日を要しました。

 

試練を経験した後の自分で入れたコーヒーの方が、

店でお金を出して出されたコーヒーより旨いと感じる。

 

人生の局面も、この一杯のコーヒーに至る道か?も。

 

今週も暑さ(熱さ)を楽しんで行きましょう。

 

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光を呼び起こす

2014年07月25日 | ロクマル日記

 太陽の眩しい季節である。ランクルで道を走っていると対向車のウインドウが太陽の光に反射してギラギラと輝く。最近の新車、特に高級指向車はエンジンの始動と共にLEDのフロントサブライトが点灯し、その形状で存在感を示す。ジープチェロキーなどのSUVもその流行に乗っている事から、自己存在を示すLEDライトは今後も増える傾向にある様子。

 路上には多くの光が存在する。LEDライト、そして新車の流れる様な塗装の光と反写、そしてウインドウガラス。プラスチックにメッキを施したロゴや社名、窓枠や、アクセサリー的な装飾グリルなどである。

 我がランドクルーザーも光の恩恵を受ける事にした。(受けたい!)

 

一年以上振りに、コンパウンド入りのワックスを掛ける。

(ボディではなくて、メッキ部に)

 

鉄にメッキ処理を施された、使い込んで錆の浮いているホィールだが、

磨き込むと、生命力が蘇える様に光出した。

 

他人には分からないだろうが、自分にははっきり分かる。

 

鉄のバンパーは光ますねぇ。

ボディはぼこぼこですが、バンパーはキラキラです。

 

こちらも、

ボディはかさかさですが、バンパーはキラキラです。

 

 気が付くと、世の中にある新車や比較的新しい車にはこういった鉄のメッキ部品というのは存在しない。メッキで覆われた、スチールバンパーやスチールホィールというのは希少な存在になってしまった。もともと光る物や装飾系が嫌いだったのだが、ここにきてやっと、これらのメッキ処理はただ単なる見た目の美しさの為では無い事に気が付いた。30年前に製造されたランドクルーザーのバンパーやホィールが簡単な処理で驚く程に光り出すのは、ただ単にその美しさだけではなく、手入れのし易さや、30年後の感動も織り込まれていたという事になる。これらは最も実用的で耐久性のある処理であった事を知った。

 高級新車以上に光るんですね。使い込んだロクマル(の一部)は(笑)

 

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ポルシェのある生活

2014年07月24日 | 日記

 昨晩はまた帰宅が遅くなった。家の前で隣人のK君とポルシェを前に話し込んでしまったからである。今朝は少し寝不足です。クルマ好きというのはなかなかいい根性をしている。三度の飯より、寝る時間より、ポルシェと共にいたい。恋に落ちたという状態で、ポルシェと常に一つになっていたい。クルマに惚れ込んだ男が共通して通過する思春期である。

 

 

マフラーを変えたんだ、音を聞いてくれ!

時間は夜の12時頃。

 K君は幼い頃からポルシェに憧れていた。成人して大人になり、実際に職に就いて働き出すとポルシェ(911系)の新車はいかに高価な品物であるかが分かった。彼はポルシェの所有を諦めてはいなかったが、どおーしても、という執着心ではなく、自分の中に優しい夢としてその所有欲を仕舞っておいた。ところが今年になって、中古ポルシェ売り、の掲示を観て眠っていた所有欲が目を覚ました。値段も乗用車を買う程の値段だったので即決!金の掛かる消耗部品の交換や整備は本とネットで独学し、友達ネットワークを使って部品を入手、片道3時間かかるペンシルバニア州の知人がやっている修理工場に、リフトを使う為に往復する根性を持っている。その結果、彼は今、理想とする足回りと理想とする音を手に入れた。彼の中に有る、理想のポルシェ、ポルシェらしいポルシェ、が現実となってきた。そしてポルシェを駆って天気の良い週末の朝に走る、っいうのが彼が描くポルシェのある生活である。

 実は、不思議だと思っている事がある。それはまず隣の家(ほぼ、くっ付いています)にクルマ好きなクレージーがやって来た事。そして、彼が求めているポルシェのある生活っていうのは実は憧れとして僕の中にもあった。その理想を僕に変わって実現させてくれているっていう感じがするからである、ガレージにあるポルシェを見る度に理想が消化された気もする事。

 ただ、一つ苦手な事がある。『今度、隣に乗せてあげるから走りに行こう!』これには、NO THANK YOU, です。実はスポーツカーを運転する事はいいのだけど、助手席に乗るのは超苦手なのです。(汗)

 

 ...それ故に、昨晩は睡眠不足かも、(笑)

 

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1965 Land Cruiser FJ45 Pick Up

2014年07月22日 | LANDCRUISER

 広大な土地を誇るアメリカの地方にはまだまだ希少なFJが眠っている。眠っていると表現したのは、その存在の希少性をあまり知らずに納屋の奥や庭の隅に、あるいは広い解体屋の草むらに放置された様な車体。同時にその希少性を理解して再生を試みたが、時間や体力、そして経済的な負担苦に関心を失ってしまった車体も含む。近年においてビンテージランドクルーザーが高価で落札された事も含めて、古いランドクルーザーへの関心は高く維持されている。

 ランドクルーザーに限らず、特に中古のクルマには価値と価格が存在する。古いランドクルーザーをレストレーションすれば高く売れるであろうという思考はその価値から来る。しかし、そう考える大衆が増える時は同時に警戒する時でもある。レストレーションには多くの時間と労力が伴い、技術的な心労や部品の有無の試練もある。レストレーションのプロジェクトを完遂した暁にそろばんを弾くと、想定外の高額な負担に驚き、その元を取るために高額な価格を表示する事になるが、今度は価格という市場のふるいに掛けられるので、売る為の試練がやってくる。

 ビンテージランドクルーザーの市場というのはそういう風景を含んで成り立っている。

 希少なFJ25はほとんど市場に出て来る事は無くなった。しかし、希少と言われるFJ45のピックアップはまだ出てくる様子。以下は全て1965年製のFJ45ピックアップ。半世紀(50年)前のトラックです。

e-bay motors, old toyota land cruiser より、

2014年7月21日、現在

 

北東部のペンシルバニア州より、

 

北西部のワシントン州より、

 

中央部のコロラド州より、

 "用の美"と言って、本当に美しい物は 無名の職人衆が民衆の生活の為に作った物の中に有ると言う。ランドクルーザーの美しさというのは生活の為に使っている中にある。FJ45の魅力は、まだまだ生活の為に使える所。古いトラックですが、使い続けたいという魅力のある存在です。

 

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長閑(のどか)な光景の中で

2014年07月21日 | ロクマル日記

 

 朝日を十分に浴びた後は少し散歩を(うろうろ)してみる。空気が清々しいのは定期的に雷を伴う大雨が降ってどよんだ空間を清めてくれるからである。夏は日射と夕立の共存する季節。

 

夏の朝の涼しい時間というのが、一日の内のベストタイムである。

 

ランドクルーザーを綺麗な景色の中に置いて観る。

 

街の景色と融合するであろうか?

 

自然の景色とも融合するであろうか?

 

そして、自分の景色とも融合するであろうか?

 

自分の中に眠っている野性を刺激する存在。

 

クルマではなく、ランドクルーザーである。

...などと思いながら、観て愉しむ時間を楽しむ。

 

さて、もう一つ定期的に行っている儀式があります。

 

全てのドアを開けて、空気を通します。

清々しい空気を好むのはランクルも同じです。

 

雨が降った後というのは水気がドアの下に溜まったりします。

ドアを開けて下部を確認し、しばらくそのままに。

 

川岸の道を犬の散歩をしている歩行者が一人二人と通り過ぎる。

 

ランドクルーザーとのお付き合いも、

まさに、犬の散歩みたいなもんだねぇ。

そういう感覚を抱いた夏の朝のひと時であった。

 

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長閑(のどか)な光景

2014年07月21日 | ロクマル日記

 忙しさの先端にある街ニューヨークシティも、週末の対岸から眺めると、客観的に街を見る事が出来る。しかも、時間は週末の朝。人々のざわめきもなく、交通量もまばらだ。ニューヨークの街を跨ぐハドソン河の脇の駐車場にロクマルを止めて、バックドアを開けてテールゲートを降ろして腰掛ける。両足をぶら付かせて、しばしの間昇ってくる朝日に照らされながら何も考えない時間。こんな貴重なひと時の為にランドクルーザーという車と付き合っているのかも知れない。

 

 

さて、玉手箱を開けましょうか。

 

テールゲートは、こうやってこんなところで開けて座る為にある。

ここに座ると嬉しい気分、ファーストクラスの席です。

 

朝の陽光は気持ちが良いです。

それはおそらく、新しい新鮮な気分を感じるからだと思います。

 

人工都市マンハッタンが朝日によって目覚める。

 

河原に咲き乱れる白い花。

 

長閑な光景を愉しむのは、時間と場所、そしてテールゲートの腰掛。

 

...コーヒーでも持ってくりゃ良かった。

 

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亀を助けてシルクロードの古都へ

2014年07月19日 | 日記

 亀を助けた事がある。それは今年の5月の事であった。週末の早朝の道をランドクルーザーで走っていると、道路の真ん中にどす黒い大きな石が落ちていた。スピードを落して、その石を避けて通り過ぎようとした時...、『おっ、亀じゃん!』黒い塊は石ではなくて、アスファルトの路上を彷徨う亀でした。

 

 路肩に車を止めて駆け寄り、その亀を両脇から掴んで持ち上げた。甲の長さが30センチ程もあるその亀はずっしりと重く、持ち上げた瞬間におしっことは思えない程の大量の水がザァーッ!と足元に落ちてきた、これには驚いた。とりあえずこの亀は何処から来たのか?と思って道の脇を検索すると、道路から少し入った森の中にひっそりとしたテニスコート2つ分程の広さの沼があった。『お家にお帰り』と言って、その沼の脇にそっと亀を置いた。『じゃーな』と言って分かれた。車に向かって歩く途中、50メートルはあるであろう、その距離を何を目的に亀は移動したのかな?などと考えを巡らし、とりあえず車に轢かれなくて良かった。と思った。

 ただ、それだけの事だった。

 その事は忘れてはいなかったが、その記憶は日々の忙しさの中で埋没していた。

ところが、昨日。

一匹のどす黒い大きな蛙がぴょこぴょこと現れた。

その場所は水気が全く無いコンクリートの倉庫の中。

蛙は僕の目の前で止まった。

『おまえ、こんな所におったら死ぬぞっ!...ったく。』

 

 手の平に蛙を乗せて、建物の外に連れ出した。近場の水気のある場所を探してかがむと、蛙は勢いよく手の平から飛び出して草むらに帰って行った。

蛇に食われないで、蛙生を全うしろよ!

その時、思った。

『そう言えば、あの時の亀は元気にしているだろうか...?』

 

草むらに消えた蛙は言った。

『今度、遊びに来てね...』

 

 一日の仕事が一段落付いて、時計は夜の8時半を過ぎた頃。太陽は西の彼方へ沈み、闇が支配し始める時間。ランドクルーザーを路肩に止めて闇の始まった古沼に向かって森に足を踏み入れる事にした。流石に不気味だったが、行ってみて後悔するのか、行くのを止めて後悔するのか、どっちぃ?

 

 亀の住む古沼に向かった。

直ぐそこだから。

...夜の森の直ぐそこは、えらい長く感じるもんだ。

 

森の木の下は既に暗いが、足元がまだ確認出来る程の明るさはある。

 

静かな古沼に着いた。

水面を水草が覆い、トンボ達が運動している。

 人間の世界から離れた妖怪の世界がそこにはあった。人間が干渉していない自然の光景と、人間が接する時に感じる至福と畏怖の世界が妖怪(界)の世界、あるいはゲゲゲの世界と言う。

そしてその世界は優しくも怪しい、ちょっと怖いが面白い。

...

 

そうこうしている内に陽が落ちた。

辺りは闇につつまれた、亀も蛙も姿を見せなかった。

 

姿を魅せたのはホタルの群れ、

近遠を舞うホタルの光の演出は、線香花火の末期現象の光、

それはとても、優しい光だった。

 

そして、音。

姿の見えない蛙の合唱が始まった、

その演奏の音色を耳にした時に脳裏に浮かんだのは、

ぬあんと、

“シルクロード″

まさに古い琴(緩い感弦楽器)を撫でる素朴な音。

なんか、こう、懐かしい憧憬を感じる。

 

遥か彼方の、遥か昔のシルクロードの都ホーヤンの黄昏の光景を観ることが出来た。

 ...勿論、行った事はありませんよ。

 

むかし、むかし、亀を助けたうらしまたろうは龍宮城へ行った。

先々月、亀を助けた砂漠のおじさんはシルクロードに行った。(気分)

ノンフィクション、ストーリーです。

 

亀の住む古沼が遥かタクラマカンに繋がっているとは、驚いた。

蛙の鳴き声のフアンになりました。

 

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H U M M E R H‐1

2014年07月17日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

The Hummer H1 is a civilian off-road vehicle based on the M998 Humvee, which was created by AM General. The vehicle was produced from 1992 through 2006, and was the first of what became the Hummer line. It was initially known only as the "Hummer"; however, in 1999 in a joint venture between General Motors and AM General, GM began marketing the Hummer H2, which was built on a heavily modified GMC 2500HD chassis. It was at this point that the original Hummer was given the H1 designation. For collectors, the most desirable model is the H1 Alpha, produced in the final model year of 2006. It had the most powerful engine and the best fuel mileage of the H1 vehicles. Overall, the H1 was a very limited production vehicle.

"Originally designed strictly for military use the four-wheel-drive utility vehicle was released to the civilian market due to popular demand. Boasting 16 inches (40 cm) of ground clearance as well as super-aggressive approach and departure angles, the Humvee could clamber over a 22-inch (56 cm) high obstacle, handle a 60 percent grade and wade through up to 30 inches (76 cm) of water. 

 Wikiより、

 

 1992年から2006年までの14年間に渡ってAM General により製造されたハマーH-1。1999年にはGMC の資本参加を受けハマーの名でGMCのトラックシャーシーを使ってH-2が製造販売された。H-1はミリタリービークルのHUMVEEがベースとなっているだけあって、その走破性や機能はH-2とは全く異なる。車下40センチのクリアランス、56センチの高さの障害物を越える事が出来る。オフロードの機能とは何かを示す象徴的な存在。次期ラングラーはこの足回りを意識しているのかなぁ?

 

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ATV

2014年07月15日 | 日記

 先月、6月3日のウォールストリートジャーナルにATV(オールタレーン ビークル)の公道での走行についての記事が載った。スポットが当てられたのはコロラド州デンバーの北西に位置するリオブランコ郡というロッキー山脈の一部の地域である。アメリカの幾つかの州とその自冶体ではATVの公道走行が認められているが、2012年よりリオ ブランコ郡ももその中の一つとなった。ATVは主にオフロードで使用されるが、その現場に移動するにはどうしても公道を使用しなければならず。その度にトラックやトレーラーに積み込む必要があった。

 

 リオ ブランコ郡は広大なロッキーの環境をATVで満喫出来るようにと言う事でUS フォーリストサービスと共に、125マイル(200キロ)のオフロード自然散策区間を設ける事が出来た(ワゴンホイール トレイル システム)。このオフロード区間にはオフロードとオフロードを繋ぐ為に公道を使用する必要があったのだが、それがATVの公道走行が認められた事によって、長距離のATVコースの設定が可能となったのである。

 

 このATVの公道走行を条例を改正して整えた結果。ATVのイベントが多く開かれ、ロッジなどの宿泊施設においては予約が増加し、観光収入が期待されている。ただ、この地域の全ての人々がこの新しい乗り物に賛同している訳でなく、安全性の懸念などの課題もあるが、ATVオフロードの世界にあっては最初の一歩というよりも、助走付きの大きなジャンプではなかったかと感じている。

 

 アメリカはただ広大な国土を誇っているだけではなくて、法の改正やスピード、そしてオフロードビークルに対する理解も含めて、オフロードの世界ではやはり先進国であると言わざるを得ないと感じた記事であった。

 

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AMERI感サバイバルビークル

2014年07月14日 | LANDCRUISER

When the world goes to hell in a hand basket,

let's hope you have a bug-out vehicle like this

 Toyota Land Cruiser.

 

世の終わりがやってきても、ランドクルーザーがあれば大丈夫さ。

 

サバイバルというキーワードが今日のアメリカにおけるオフロードビークルに多大な影響を与えている。

 

Off- Grid 誌は季節事に発行されるサバイバル誌。

Grid の意味は電力などの供給の事、

off- grid はそれらの供給が途絶えた状態、つまり非常事態を形容しています。

 

アメリカで “サバイバル” と言えば一般的な日本人の持っている感覚とは異なります。

では、何が異なっているのであろうか、大きな違いとは何か?

それは、ディフェンスに関する意識である。

 

自分の身と家族は自分で守るという開拓時代からの伝統があり、

アメリカでサバイバルと言えば銃の存在を無視しては語れない。

当然サバイバル誌には本物の銃の広告がガンガン出てきます。

 

その流れの中で、サバイバルをキーワードにして紹介されているのが、

トヨタ ランドクルーザー80である。

この1994年型のハチマルに3万ドル(約300万円)を費やして、

エンジンこそノーマルであるが内外共に多くの改造がなされている。

 

ダブル、プラスαの大型ガスタンクが装備されており、

ノーマルは25ガロンのガスタンクに対して、69ガロン(260リッター)の容積を持っており、

重いランドクルーザーだが途中給油無しで、フリーウェイならば1200キロを走破出来る。

実際にハリケーンなどの被害時はガソリンの供給は途絶える。

 

冷蔵庫は勿論、水や食料をも積み込み、野営に対応する。

災害に襲われた時にそこから脱出する事を意識している。

 

こうしてみると、

アメリカではオフロードビークルの要素の中に、

サバイバルの意識が込められている事を感じるし、

アメリカ人はそれを期待している。

 

(オーバーランドビークルとサバイバル使用車の共通点も多い) 

 

アメリカ人の持つ、自分の身は自分で守る、というサバイバルの姿勢が車の選択にも現れている。

 それは、ジープラングラーの人気の髄にも繋がっているのであろう。

銃は普段使わなくとも保有している事での安心感。オフロード機能も銃の保有感覚に似ている。

 

アメリカ人は今日もこれからも、この視点でオフロードビークルを捉えていくであろうと思っている。

 

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ローディングに対する考察

2014年07月10日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 自動車を使って生活していると、時として大きな荷物を運ばざる機会に遭遇する。その機会とはソファやベットなどの家具類を購入した時や、洗濯機や冷蔵庫などの白物など。勿論業者に依頼すれば自宅の中まで届けてはくれるが、それは有料だったり、アメリカの場合はチップなどの支払いなども生じる。

 

 アメリカの大きなホームセンターなどにはそういった人々の為に、どうやって安全に大きな荷物を持ち前の車( DIY) で運ぶのかを記した表示がある。

 

 セダンの常用車ならばバランス好く真ん中に物をそろえて乗せる事。上が悪い例で下が良い例です。そして、前から後ろにロープを通します。

 

 そのロープのかけ方にもインストラクションがあります。斜めにXを描く様にロープを張り、更に車の窓を開けて横に2本のロープを張ります。

 

 ピックアップトラックならば運搬は容易ですが、やはり注意点があります。荷物はキャビンの近くに、そしてデッキの上で積荷が動かない様にロープ等で固定する必要があります。

 

 そして大きさだけではなくて安全の為に、車のサイズによって運送可能な重量がある事も知っておくべき事です。

...

 

先週は仕事でニューイングランド地方のコネチカット州まで足を伸ばしました。

 

 専門店ではないですが、ランドローバーの修理が多く依頼されるサービス工場を訪れました。古いランドローバーをきちんと直せる工場は少ないです。写真はクラッシックと呼ばれる1996年までのモデルです。最近は路上であまり見る機会が少なくなりました。

 

 

外にはサービス待ちのディフェンダー90が3台。

 

 そして、希少な110が1台サービス待ちです。

 

うむっ!この110には銃弾を打ち込まれた(ような)後が...

映画の撮影に使ったのかも?

 

 ディフェンダーを眺めながら、RL社の荷物に対する設計思想を思った。それは暫定的(一時的)ではなくて常時荷物を運搬する事を前提として設計されている唯一無二の存在ではないだろうか。ヘビーローディングに耐え、スピードはあまり求められていない。乗り心地もまさにトラックで風きり音も含めて消して静かではない。

 

そして更に、RLディフェンダーだけが常用として唯一持っている特長の一つが、

人が車の上に立って移動する事を考慮している事。

(フロントボンネットとルーフ)

それは、

アフリカのサバンナでルーフに立って遠方が見渡せる為の考慮。

野生動物に追いかけられた時の非難所。

水没時の休憩場所。

ルーフ生活指向者。

...など、いろいろ考えられる。

 

このモデルのディフェンダーも、もう直ぐ生産が終わる。

荷物を積む事は多くの車で出来るが、

歩きまわれる車が無くなるのはやはり寂しい感じがする。

 

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Shinji Kazama

2014年07月09日 | EXPEDITION

  英国で販売されている最新の(22号)アドベンチャー バイク ラ イダー 誌 の一番最後のページに、"忘れてはならない人物" として紹介されているのが、日本人のShinji Kazama(風間深志さん)である。そこには風間氏のバイク来歴も記述で紹介されているが、実にスサマジイ来歴である。

 

風間深志氏

以下は、wikiより引用。

  • 1972年~1980年 モーターマガジン社に入社。「月刊オートバイ」誌の編集に従事する。
  • 1980年 アフリカのキリマンジャロ(タンザニア-5,895m)のバイク登攀に挑む。
 バイク用品専門店、風魔プラス・ワンの第1号店を練馬にオープンする。
  • 1982年 第4回パリ・ダカールラリーに日本人初参戦。インターナショナル500ccクラス6位、2輪総合18位。
  • 1983 ヨーロッパのピレネー山脈のバイクトレッキングを行う。
 メキシコのBAJA1000マイルレースに日本人初参戦。
  • 1984年 フランスのル・トゥケ・エンデューロレースに出場。
 ヒマラヤのエベレスト(ネパール-8,848m)にネパール側からバイク登攀に挑む。プモリ南稜でバイクによる高度5,880mという世界記録を樹立。
  • 1985年 エベレストに中国側から再度挑戦。北壁直下で高度6005mを達成し、世界記録をさらに更新。
  • 1987年 4月20日、史上初めてバイクによる北極点到達に成功。(史上13隊目)
 ファラオラリーに出場、250ccクラス優勝。
  • 1989年 アンデス山脈の最高峰アコンカグア(アルゼンチン-6,965m)のバイク登攀に挑む。積雪に阻まれバイクでは高度5,880m、徒歩で6,750を達成する。
 南極大陸のビンソン・マッシフ(5,140m)を徒歩により登頂。(三浦雄一郎に次ぐ日本人第2登)
  • 1991年 史上初めてバイクによる南極点到達に成功。同時に世界初のバイクによる両極点到達者となる。
 東洋工学専門学校(現:学校法人東京環境工科学園東京環境工科専門学校)の講師に就任。
  • 2004年 ダカール・ラリー参戦中に転倒、リタイア。左足に重傷を負う。
  • 2007年 3年ぶりに冒険ライダーとして復帰。250ccスクーターによるユーラシア横断に挑戦。

 

 まさに、アドベンチャーモーターサイクリストです。2007年のユーラシア1万8千キロは走破し、2008年にはアフリカ大陸の2万キロを完走破されています。風間さんの様な人物を知る事は、我々日本人に冒険心のDNAが宿っている事を認識させられます。

 

 ...

 

これは、子供が学校から持ち帰ってきた、バジルです。

数週間、この小さなプラスチックの鉢で水をちょろちょろやりながら育っています。

が、

どーも、これ以上大きくなりません。

バジルは賢いようで、鉢の容積を知っている様子です。

 

そこで、

 

庭にある大きな植木鉢に植え替えました。

周りの他の雑草との共存共栄、競争の中で思いっきり根を伸ばせという事。

大きくなったらちぎって食ってやるかな、という意図と共に...。

 

 同じ様な感覚が日本人のモーターリストにはある。

自国で生産された優秀なバイクや自動車を駆って世界の大陸を走る機会(大きな植木鉢)が欲しい。

 

風間氏の来歴はその可能性を示してくれている。

 

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ルーフカラーに対する考察

2014年07月07日 | OVERLAND VEHICLE

 2014年8月号のJPマガジンには面白い記事がある。Beating The Heat! (暑さを乗り切れ!)と言って、なるべくお金をかけないで、いかにジープに涼しく乗ることが出来るかを考察した特集である。ジープのクーラーを修理(強化)したり、涼しい風を送り出す方法などもあるが、目に付いたのはジープのループを白く塗るという手段であった。

 

 灼熱の太陽の下を運転しながら、屋根でも白く塗ってやろうかぃ!

と、誰もが一度は妄想した経験がないだろうか?

 

 実際にジープマガジンでは1998年の黒いジープチェロキーを使って実験を行った。ループのペイントを剥離し、ルーフ全体を艶のある白(glossy white)に塗装した。その結果、外気の華氏90(摂氏32℃)の環境下での閉切った室内温度の最高が塗装前は華氏147.8(摂氏63℃)であるのに対して、塗装後は華氏120(摂氏49℃)まで下がった事を確認した。湿度に関する記載はないが、シンプルな観測ではあろうが最高華氏28(摂氏14℃)の差がある事が分かった。

  注:窓の大きさと角度も室内温度には影響があります。

 

 この実験を機に、他の参照も調べてみると、

 ジープラングラーアンリミテッドルビコンの黒いルーフを白く塗装した例もあった。

具体的な室内の気温に対する数値は記載されてはいないが、

それまでクーラーを入れても涼しくなかったラングラーが、ルーフを白く塗る事で、

クーラーの効をコントロール出来る様になった、との事である。

 

よって、夏の室内の温度とルーフの色は大いに関係がある事が分かる。

 

では、もっと詳細に突っ込むと、

艶消し白と艶の有る白、どちらが涼しい?

光を反射するシルバー塗装はどうなの?

それに対する参照はこちらです。

 

Reflectance of Roof Materials

 


Material

Solar Reflectance
(%)

Temperature of Roof over Air Temperature (°F)

Bright white coating (ceramic, elastomeric) on smooth surface

80%

15°

White membrane

70%-80%

15°-25°

White metal

60%-70%

25°-36°

Bright white coating (ceramic, elastomeric) on rough surface

60%

36°

Bright aluminum coating

55%

51°

Premium white shingle

35%

60°

Generic white shingle

25%

70°

Light brown/gray shingle

20%

75°

Dark red tile

18%-33%

62°-77°

Dark shingle

8%-19%

76°-87°

Black shingle or materials

5%

90°


Source: Oak Ridge National Laboratory, Lawrence Berkeley National Laboratory, and the Florida Solar Energy 

 

  黒が光の熱の吸収力が一番高いです。シルバーは白の2/3の効果かな、艶の有る明るい白が一番吸収率が低いです。

 

  白いルーフを装着する事は、

暑い地域では大きな意味がある事が分かった。

 

  ロクマルも涼しく乗りたいです。塗ろうかなぁ...勇気いるなぁ。

 

コメント (2)
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