ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

ガレージ 2

2018年01月28日 | ロクマル日記

 ガレージが出来上がるの首を長くして待っているのだが今年になってから工事は中断している。施行を依頼しているのが自分では無いのでただ受身的に待つしかない。冬の期間は氷点下の気温が続いたり雪が積もったり凍ったりで、もし自分が工事を受け持った立場だったとしても天候の具合によって計画変更の余地は避けられないであろうとは思っている。今年は春の到来よりもガレージの完成の方が待ちどおしい。

 普段からランドクルーザーで街の中や郊外の住宅街を流す時に意識して住宅に隣接するガレージを観ている。特に郊外に行くと広いガレージが住宅の敷地内にあり、中にはクラッシックカーが停まっていたりする。また、ガレージの中で大工仕事をやっていたり買い込んだ食料や生活グッズを積み上げていたりとガレージの空間は個人のライフスタイルに合わせて多様に使用されている。

 

 ではさて、沢山有るガレージの中で自身のランドクルーザーを駐車するのに相応しいガレージとはどんなのであろうか? という絞った課題が頭の中にある。上の写真は昨年の夏にニューヨーク.マンハッタンの西を流れるハドソン河に面した小さなボート付き場で見付けた管理用の倉庫である。建物は古く半世紀は経っているであろう。一部屋根は崩壊しており建物は2件に分断されている様に見える。おそらく後ろに生えていた巨木が倒れて建物を2つに裂いたのではあるまいか? 柱には太い木材が使用されており、この建物は作業場材料置き場、倉庫として現在も使用されている。個人的には丈夫で飾らないこんなガレージが自身のランドクルーザーには似合うと思って、このガレージにランドクルーザーを停めている風景を妄想する。この建物に少し手を加えて修正し駐車は勿論、作業やレストレーション。そして人を集めてBBQなどにも活用出来るかな。クルマ好きな男にとってガレージは男の夢!とは聞くが、その通りで、確かに夢を見させてくれる。そして未完成な状態のガレージこそが夢を観るのに一番好い状態だという事だ。

 

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MIAMI CAFE CUBANO 3

2018年01月27日 | OVERLAND CAFE

 今週は仕事でフロリダのマイアミに滞在していました。仕事とはいえ氷点下の冬のニューヨークから南国マイアミに行く事は気候面において嬉しい事です。しかし、ニューヨークに帰って来るとその気温のギャップが辛く感じます。マイアミ滞在の毎日は仕事のスケジュールに追われますが夕方の8時頃には反省会と明日のエネルギー補給の為に行き付けのキューバレストランに向かいます。自分はマイアミに来たのではなくて、ここに飯を食いにに来たのだと何時も思っています。店の中の人々の会話の声やテレビニュース、食器の移動が起てる雑多な雑音が様々な料理の臭いと絡まってとても居心地が良く、毎日でも来たい! というリピート性を植え付けられてしまっている様です。

 

 ここでの食事の最後は何時もクバーノショットと呼ばれるエスプレッソコーヒーです。時計は夜の9時を回っていますがここに来てこれを飲まなければ何か忘れ物をした様な感覚が付きまといます。御陰でマイアミ滞在中は何時も夜中まで目が冴え良く寝付けません。しかし、それでいて翌日の仕事に支障が出る事はありません。御陰で帰りの飛行機の中では意識不明の熟睡が出来ました。

 

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ALLOY + GRIT

2018年01月23日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 ALLOY + GRIT 誌が創刊してから1年が過ぎた。誌のサブタイトルは North America's Independent Land Rover Journal であり、Independent (独立系)という名詞が使われているが、それがランドローバーの祖国英国からの独立心なのか、既存のSUV やクロスオーバーなどの新型四輪駆動車との違いを強調しているのかは定かではない。古い英国製ランドローバーに対する新しい価値観(ORIGINAL) を共有伝道するランドローバー再発見的な機会を提供している媒介誌ではある。名前の ALLOY はアルミ製ボディを持つランドローバーのシリーズ系とディフェンダーを意図し、GRIT はそれらを未舗装地で使用する事を意味している。誌の構成はクラッシックランドローバーやデイフェンダーだけではなく、モダンなレンジローバーも対象となっているがモダンなレンジやスポーツだけでは誌そのものがしらけてしまうので泥と錆と油臭さのシリーズの伝統と、栄華な象徴でもある最新ランドローバーを同時に捉え現代のランドローバーの愛好家を取り組む努力をしている。アメリカではウィンテージ四駆に対するポジティブな価値観が形や数字となって表れてきている。ALLOY+GRIT 誌もその波に乗った一つの現象であるがランドクルーザーよりも少数派であるクラッシックランドローバーの愛好者が支える誌が今後どの様に道を開いて発展するのかに今後も注目して行きたいと思う。

 

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冬の風を切る

2018年01月21日 | 日記

 今週末は天候も好く日中の気温が10度近くまで上がったので久しぶりに自転車トレーニングに出かけた。他の走者が地面から拾って撒き散らす雪解け水のしぶきが冬の太陽の光を反射して虹色の空間を生みだす。雪解けの濁った水は全身を覆い体も自転車もかなり汚れる。乾燥したアスファルト上では路上に捲かれた凍結防止の塩の塊が車のタイヤで摩り下ろされてパウダー状になり埃となって舞っている。路上の環境はタフだが背中にはしっかりと汗を掻き気持ちの良い走りであった。2時間半程の走りであったが最後は足が攣りそうな状態をこらえるのがやっとで冬季間の運動不足を痛感させられた時間でもあった。

 

 自宅に帰る途中でバイクショップに寄った。エスプレッソコーヒー以外に買うものは何もないのであるが最近の自転車のトレンドを時々確認する意図を持って店内を彷徨う。自転車は移動の道具だけではない。自身の内部にある思いというエネルギーをスピードに変換し風が自身を包んで吹き抜けていく時に様々なストレスを開放する装置だと理解する。だから自転車は体に良いよりも心に好い。ケツが泥で濡れて冷たく、足が攣ってしゃがみ込んだまま動けなくなったとしても、それが痛楽しいと思えるのは自転車が気持ちを開放してくれるからである。

 

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雪の日のスープラ

2018年01月20日 | VINTAGE CARS

 

 フロントエンジンリアドライブのトヨタスープラが僕の横に駐車した。道は雪がかかれているとはいえ滑りやすい状態。この人はこのスープラしか持っていないのだろうか? それとも、あえてこのスープラを雪の日に運転しているのだろうか? という素朴な疑問が瞬時に浮かぶ。考えてみればランクル60とて雪の日にリアドライブで普通に走り特別な状況時のみ4x4を活用する。雪の引き締まった道をFRでテールを多少滑らせながら走る事はエキサイティングな事なのだ。その事をこのスープラの運転手は体得しているに違いないと思った。ドライバーの男性は40代位で車を降りるとサッと去ってしまったが、もし少し話す機会があったら 『 ちょっと交換してみませんか? 』 と、是非尋ねてみたかった。

 

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FJ Cruiser Final and Next?

2018年01月19日 | FJ CRUISER

 2010年より日本市場に投入されてきたToyota FJ Cruiser はもう直ぐ日本市場での販売が終了する様子で、昨年の秋よりファイナルエディションと証するベージュ色の特別仕様車が販売されているとの事。それはアメリカで販売されたトレイルエディションの持つ外装の特徴である前後ブラックバンパーを備えている。写真のFJは日本の有る地方で毎日の通勤に往復40キロ以上使い込まれている一台だ。スノータイヤ用に往来のオリジナルホィールこそ装着しているがUS トレイルエディッション仕様の左ハンドルのFJである。オーナーの手入れも良い事もありドライブは頗る快適で一般公道を走行する時はクルーザー、クルージングという表現が相応しく、FJクルーザーに乗っていると独特の感覚が楽しく感じられる。

 

 Toyota is acting eager to get a vehicle back into the 4x4 enthusiast market, especially since it's 4x4 crowd pleaser the FJ Cruiser hasn't been revived yet. Speaking to Motor Trend at the 2018 Detroit Auto Show, Toyota Motor North America CEO Jim Lentz said, “There’s room for an authentic small off-road SUV. Everyone moved out of that segment because of truck CAFE ratings. But we’re getting a lot of requests from folks who want another FJ or some variant.”

 “There is room on the lower end, in terms of price or authenticity, for an off-road, frame-based SUV,” Lentz said. “This would be for people going outdoors, but truly going off-road. This would not be all-wheel drive for safety, this would be four-wheel drive with ground clearance.”

 

 上記はこの一月に開催されたデトロイトオートショウで TMNA の CEO.JIM LENTS氏 が言葉を選びながら語った興味深い内容である。(記事はFour wheeler Network より引用)要約するとトヨタは新しいFJタイプの四駆を北米市場に出す事を検討している、という事だ。それはRAV4の派生型や4RUNNERとも異なる。期待からするとJEEP WRANGLERに対抗するラダーフレームを備えた機能的な四駆である。FJクルーザーは日本市場において近く幕を閉じるが、それはFJクルーザー2を市場に出す為の過程なのだと肯定的に捉える事も出来る。いずれにせよラングラー、FJを越えるという課題はとても難しい。それを考えると四駆の機能を技術的に電子化したり四駆に快適さを追求する姿勢は四駆好きな消費者から見ると四駆に対する本質的な挑戦から逃げている様に感じてしまう。次期FJに期待される打倒ラングラーとは技術やデザイン、性能の優位だけでは太刀打ち出来ない課題であるからこそトヨタにとっては挑戦しがいのある課題だ感じている。

 

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Legacy Overland

2018年01月14日 | LANDCRUISER

 古いランドクルーザーの価値を認めて高く評価しているのがアメリカである。そして、その基盤は揺らぐ事がなく強固に成りつつある。ランドクルーザーレストレーションとそれを兼ねての製作事業がゆっくりと増えている。Legacy Overland もその中の一つである。約1年前に創業された?この会社ではランドクルーザー40系とクラッシックローバー、デイフェンダーシリーズのみを扱っている。サイトの中のプロモーションビデオもモデルの女性を多用しセンス好く纏め上げている。美しくレストレーションされた40はコレクターアイティムそのものだ。これらから40の課題が見えてくる。それは40の価格を押し上げ実用車としての40がエレガントなコレクターアイティムに変わるその間を体験する時代でも有り、40は多様性のある車種となった。こういう現象が続くことからしても40はオフロードアイコン的な存在である事が確定しつつある。

  

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坂道でのマニュアルランクル制御

2018年01月13日 | ロクマル日記

 マニュアル仕様のロクマルを坂道の途中に路上駐車する機会が多い。ギアを一速に入れてサイドブレーキをしっかりと引いてからイグニッションを戻してエンジンを止める。動き出す時にはクラッチを踏んでギアを入れてハンクラの状態でアクセルを踏んでハンドブレーキを戻す。常にハンドブレーキを活用するという所に運転技術みたいなものが必要となる。アクセル、ブレーキ、クラッチ、ステアリング、そしてハンドブレーキを巧みに操作し坂道発進をマスターすれば坂道路上駐車は鮮やかである。先週から風邪で体調は正常ではないがなんとか仕事は続けている状態。体調が優れないと坂道路上駐車という一連の連鎖作業がビシッと決まらないものだと感じた。(風邪薬や熱冷ましは飲んでいない)クルマの持つ機能は気温や体調で変わるのだ。今朝も氷点下10度の朝日の中で不調な体調でちょっとそこまで出かけるがロクマルは運転する主人の体調は考慮してくれるはずはない。普段は何気なく行っている一連の操作を今日は少し緊張感を感じながら行った。

 

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冬のアラスカの大地にフランク安田の人生を重ねる

2018年01月10日 | 日記

 アラスカ物語は明治生まれの小説家新田次郎氏の手により資料調査、現地踏査、そしてそれらに基づく創造(想像)力を交えた編文によって1980年に世に出た作品である。物語の中心人物は1868年生まれの日系アメリカ人でフランク安田と呼ばれ別名“ジャパニーズモーゼ"と称された男で作品は彼の北部アラスカにおける波乱な人生を描いている。この本を再読したのは2017年の夏の終わりだった。旅の準備にもいろいろあるが、アラスカ物語をじっくりと再読したのはフランク安田が愛したアラスカの大地を敬謙な気持ちで詣す心の準備であった。

 

 ニューヨークを発った国際線は進路を西にとって広大なカナダの冬の凍て付いた大地の上空を横断する。機内から機下の光景を愉しむ訳だがその為には幾つかの条件を要する。まずは座席の位置が飛行機の羽の位置ではなく機下が見下ろせる窓側のシートである事。そして、航路が目的地の上空近くを飛ぶ事。更に重要な一つが運である。雲が遮って機下の大地が見えない事も有る。ニューヨークを飛び立ってから暫くは機下の大地は厚い雲に覆われていた。

 

 カナダの中央北部に広がるノースウェストテリトリーという無人の原生の大地が暫く続く。辺りは薄暗くなったがこれから夜に向かうのか、それとも、白夜なのか、考えると億劫になる。幸い雲一つ無い乾燥した凍て付いた台地で機下の眺めはとてもクリアーである。

 

 機内に映しだされるルートマップを確認しながら飛行機が現在アラスカ上空を飛んでいる事を確認。光が見える方向は南。大地は恐ろしい程に無人で原始的で美しく輝いている。

 

 ユーコンテリトリーを抜けて山脈が続いている。この南の先にあるのがアラスカ中央にあるフェアバンクスという小さな町だ。目下の河はなんであろうか?ユーコン河かポーキュパイン河か?曖昧な地理感覚では判断は難しい所だ。同時に一本の道が見えたが、あれがPrudhoe Bay に続くDalton Highway かも知れないと思うと興奮する。

 

 目下に広がる山脈がフランク安田がエスキモーの衆を率いて北極海のポイントバローから新たな生存の為の糧を求めて民族移動を成す時に越えたブルックス山脈の南端である。谷の渓谷を観ながら彼が築いたビーバー村を探した。正確に何処かは断定出来ないので、その場所は観たが断定出来なかったという事にしておこう。

 

 ブルック山脈を越えてアラスカ西のノームの港町に近付く頃には再び雲が目下を覆い、その後明確な大地の景色を観る事は無かった。アラスカの上空を通過する数時間はフランク安田が生涯を送った大地アラスカの自然の造形や厳しさ、そしてゴールドラッシュから太平洋戦争。エスキモー、ネイティブアメリカン、白人、日本人、それらをひっくるめた大きな感情の世界に心は浸っていた。

 

 ベーリング悔を南下すると太平洋に出る。太平洋は明るく輝いていた。この飛行機の右側の向こうにはフランク安田の生誕の地宮城県石巻市がある。彼は晩年においてユーコン河を北上川に例えるなど故郷石巻の話をよく家族に対して話していたという。彼は北米の地に渡ってからその生涯で故郷の土を踏む事は無かった。今年の師走と来年の正月は故郷日本でお過ごし下さい、Happy New Year Mr. Frank. と心の中で伝えてこの太平洋の上空で彼と別れたのであった。

 

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今年もランクルライフが始まった

2018年01月07日 | ロクマル日記

 2週間振りにニューヨークへ帰って来ました。昨年の暮れから強い寒波が東海岸に停滞しており今朝は氷点下20度近くまで気温が下がっている。この寒波と吹雪の影響で飛行機と空港は混乱し本来ならば2日前にはここに還っているはずではあった...。

 ニューヨークのJFK空港のロングタームパーキングの敷地内に2週間程放置した我がランドクルーザー80は長く低温にさらされておりエンジンが始動するかどうかさえ懸念であった。暖房の好く効いた空港の建物を出、広い駐車場の遠方の片隅にあるランクルに向かって歩いている途中は荷物を持った手は凍え露出した顔は痛んだ。冷え切って凍て付いたランクルは晴れた早朝の冬空の下で僕を待っていてくれた。凍える手でドアを開けてランクルに乗り込み早速イグニッションを回す。始動ランプが点灯し、幸いエンジンは一発で始動した。感無量、エンジンのサウンドと共に心配した懸念事はふっとんだ。室内は外気と同じく冷え切っており吐く息は白い。5分程して少し暖かい空気が吹き出しから出始めたので凍えた手を当てて暫く温めていた。車内が暖まって来ると同時に感情が戻り自分が本来の位置に戻ってくるようでもあった。言い方を変えれば自分を取り戻すみたいなランクルとの人馬一体感が復活。ハンドブレーキを戻しギアをドライブに入れ踏み出した。積もったパウダースノーを蹴散らし、氷の砂利を踏み潰しランクルは駐車場の出口に向かった。こうしてここから2018年のランクルライフが始まったのである。

 

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