ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

ロクマルの寿命を受け入れる

2022年06月22日 | ロクマル日記

 ニューハンプシャー州にあるランドクルーザーレストレーションを手掛ける Cruisersolutions のオーナーであるテッド君にブルーのランクルロクマルのフレームの件で相談した結果、ロクマルはその寿命を全うした。という結論に至った。想定はしていたが、ロクマルフレームの修理はフレームのみに収まらず多額の予算と時間が必要となる。ランクルの持つ強さと信頼性の軸は丈夫なフレームにあり、そのフレームが朽ちる事はその軸を失う事となる。フレームの寿命は即ち四駆トラックの寿命であるとする観方である。アドバイスを受けて、ロクマルのオーナーとしてやるべき事はやり尽くした感があり、むしろスッキリした気持ちでいる。

 

 ロクマルを2台所有してきた経緯を振り返ってみる。アメリカと言う広い国土の中で中西部は乾燥地域である。その乾燥地域で使用されてきた車両は平均的に錆が少ない、但し走行距離は多く埃っぽいところがある。また、東海岸で使用された車両は平均的に走行距離は少なく内装は綺麗であるが車両は錆びる傾向にある。よって、当初のプロジェクトは中西部から入手したロクマルに東部から入手したロクマルのパーツを組み込むという二個一計画であった。ところが、パーツ取り車として入手したブルーのロクマルのコンディションが車体の下は錆びてはいるにも関わらず調子が良かった事から、しばらく使ってみようか、という事になり今日に至っている。その、しばらくとは2006年からの出来事なので今日まで16年が経過した事になる。部品取り車であったブルーのロクマルは結果的に部品取りそこね車となってしまった。ブルーのロクマルの前オーナーはカーペンターであり20年間に渡って仕事でロクマルを活用していた。彼は走行距離が20万マイル(32万キロ)を超え、車体の錆が目に付く様になり、そろそろ寿命だとしてロクマルを手放したのであった。その後、僕の所にやってきたロクマルは、その後更に14万マイル(22万キロ)を走破し、総合計34万マイル(55万キロ)の時点でフレームが朽ちて寿命を迎えるという物語となる。これは、耐久性に関するランドクルーザーの実用使用実験として非公式な記録の一つである。

 

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ラダーフレームの寿命 2

2022年06月18日 | ロクマル日記

 スペクターオフロードのパーツカタログをメカニックに渡す為にショップに立ち寄った。夕方の7時半を廻った時間でショップは閉店前であった。作業場に行くと確認の為という事でランクルはリフトアップされていた。ラダーフレームに手を伸ばし手の肉圧で表面を握り占めると、腐って蓄積した錆くずがめくれてボロボロと下のコンクリートの上に落ちてくる。フレームの錆は車体の中央より後ろに集中している事が確認出来る。初期型タンドラがフレームの錆で車体が折れる現象があるが、この中心より後ろはラダーフレームが錆に犯されやすい場所なのである。フロント部分はオイル漏れ等が影響しているせいであろうか?錆の侵食は少ない。という事は、トラックのラダーフレームにエンジンオイルを吹き付けれれば、黒くべト付くがフレーム寿命は伸びるのではないかと思ったりもした。ランクルの左右に縦に走るラダーフレームの断面は丈夫な口形となっている。コ形のフレーム形状で発生した錆は少し叩くと剥がれて下に落ちるが、口形の状態では表面の錆は落下しても内部の錆はフレーム内に留まる。口形フレームのサイドに指が2本程入る3センチ程の四角形の穴がある。その中に指を入れてフレームの中の状況を確認すると、そこには錆の体積物が沢山溜まっているのが確認出来た。頑丈に造られたトラックの口型ラダーフレームが折れるという致命的な現象が起こる原因は、内部で剥がれ落ちた錆が湿り気を含んだ状態で蓄積する事によって起こるのではないかと推測した。この錆の蓄積物を排除する為にはラダーフレームを執刀修理するかフレーム交換という選択となる。今週も終わろうとしているが、執刀医はまだ見つかってはいない。

 

 

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ラダーフレームの寿命

2022年06月13日 | ロクマル日記

 走行中に振動が加わると車体後部のタイヤの付け根辺りから異音がするので、そろそろリジッドのブッシュがへたってしまいサスペンションの交換時かと思って相談の為にショップへ持ち込んだ。メカニックがリジッドの付け根のブッシュのセンターが明らかにずれているのを見て、足回りのチューニングが必要であるとの結論を得た。翌日メカニックから連絡があり、見せたいものがあるから寄ってくれという案内であった。同日ショップを訪れてメカニックと一緒にランクルの下にLEDの懐中電灯を持ってもぐり込だ。そこで見た現実は衝撃的であり、我が目を疑った。

 

 懐中電灯の光の先に照らされたその現実は、ランクルの左右に走るラダーフレームを繋ぐガスタンクの前を通るフレームパイプが侵食した錆によって両サイド共に切断されており、更にその辺りの部品が解けてしまって完全に分離されショックアブゾーバーは車体のフレームに支えられているのではなく、ボディに当たって持ちこたえている大変危険な状態である。その他にも2箇所の錆によるフレームの亀裂が確認され、このまま乗っていてはいけない、という認定が押されてしまった。ショップのアドバイスではフレームが寿命を迎えている、このランクルはもう諦めろ。であった。丈夫なランクルのフレームも錆の侵食には勝てない、修理が可能かどうかという事で検討と見積もりをお願いしている。

 

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4ランナーのパッシブドライビング

2022年06月06日 | 4RUNNER

 投資の世界や自動車の安全機能、その他沢山にアクティブとパッシブという言葉が使われている。これから夏に向けて車の運転時にいかに涼しく過ごすかという観点でパッシブとアクティブを考えてみる。アクティブ技術というのは電動力を用いるやり方であり車の窓を完全に閉めてクーラーを作動させ室内を快適に冷やす技術となる。それに対してパッシブ技術というのは電動力を使わないで、明けた窓や蹴飛ばしから車内に入ってくる風の流れや夏の太陽が当たるボディの素材や色等を考慮した自然志向の技術となる。そもそも、このアクティブとパッシブは本来対立する技術ではなくて同時に進めて発展するべきはずであったはずであるが、今日の多くの車はアクティブ技術に囚われパッシブ技術の発展を重要視していないのではないかと思わせられる。

 4ランナーのいい所。この季節、全ての窓を全開し後部のハッチの窓も全開すると風がすり抜け爽快なドライブが楽しめる所にある。4ランナーはアクティブとパッシブの両方の機能を備えている。天候のよい暖かい日に4ランナーの全ての窓を開けて風を感じて走る事を4ランナーのパッシブドライビングと呼ぶ。路上では沢山の4ランナーが走っているがパッシブドライブを楽しんでいる人はほとんど見かけない。風を受けて走るという事には慣れが必要であり、長時間となると疲れやすくなる。しかし、風を感じて走るのは楽しい、たとえそれが買出しで荷物をたくさん積んだ状態であったとしても。風を感じて走っている時に生きてる感を感じる、それがいいのである。

 

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気持ちのいい休日ドライブのために

2022年06月02日 | ランクル ドライブ

 ロクマル維持の為に行っている休日の早朝のドライブであるが、いつの間にかロクマルは僕の中で実用車からドライビングカーへと存在位置を変えてしまった。最近そう感じ出した時に、もう一つ内面的にロクマルに乗るための心得みたいなものが存在している事に気が付いた。それは、旧車であるロクマルのドライビングを週末の早朝に愉しむ事によって、一週間のストレスから解消されて気持ちを入れ替える事が出来る、という概念に異議を感じる結果となっている。自身の中で休日の早朝にロクマルドライビングを愉しむための心得というのは、一週間のストレスを保持したままロクマルを駆ってはいけない。これが条件となっている。ストレスを溜めない為には毎日やるべき事をやりきる、仕事も私事もその都度小さな結果を積み重ね、負債を残さない終日のあり方が問われる事となる。これを簡単に説明すると、休日の朝にロクマルドライビングを愉しむ為には平日のあり方こそが重要であるという事で、これが本質なのである。

 

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