ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

朝からコーク

2021年06月27日 | CAFE RACER

 時間は朝の9時を回ったところ。昨日の夕方の通り雨が路面を濡らし湿気の伴う初夏の朝。路上から跳ね上げたのであろう腕に張り付いたミミズを振い取り、マスクを付けないでいつものカフェへ。昨年から続いたコロナとそれに伴う都市封鎖やマスク着用義務等の本質が医療や健康の懸念以上にポリティカルイッシュー(政治対策)であったと理解されつつある今日、マスクよさらば!の展開に拍車がかかりコロナの終焉がやってきたかの様な兆しである。おそるおそるマスクを付けないでお店に入ってみると、店員をはじめ誰もマスクを使用していなかった。事態の急激な変化に躊躇するのであった。

 湿度の伴う暑さ故に汗が滝の様に流れる。太陽の下で男がギラギラと輝くというのはこういう現象の事なのである。冷えたコカコーラを手に木陰に休息の場を求める。最初の一口は精神に効き心の鎮圧を促進する。二口目は中学生時代の夏休みのプールの帰り道での道草を思い出す。そして、三口目から喉の渇きが癒される。コーラには中毒性があると言われているが、それは僕にとっては当たっているようだ。また、コーラは体に悪いとされるが、精神的にはいい飲み物だと納得している。今年の夏もコークを飲んで乗り切りたい。コークを美味しく飲む為に自転車に乗って汗を流しているというもの正解の内である。 

 

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原点

2021年06月13日 | LANDCRUISER

 写真から推測すると初期型のランドクルーザー40なので1970年位かな?とは思う。最近の四駆雑誌の1ページである。フロリダ州の VERO BEACH に住んでいる PAT CORRIGAN さんは2万エーカー(東京の山の手腺内よりも広い)の土地に3600頭の家畜を飼っており、そこには3台のランドクルーザーが活躍している。敷地内には唯一キャビンに続く道があるがそれ以外には道は無い。牧場の経営者という立場で3台のランドクルーザーを活用しているのは牧場に道を設定するよりもコスト面で有利であるからである。つまり、ランドクルーザーがあれば道などいらん!である。

 当時のランドクルーザー40がこの様な環境の中で需要を要していた証話。今日、もしもパットさんが現役で牧場を経営していたならば、彼はランドクルーザー200を牧場で活用しているとは思えない。想像するに、フォードのピックアップトラックと UTV  を活用しているのではないだろうか? アメリカを走ってみると各地に広大な牧地や農地が無数に展開している。そこでの主役はピックアップトラックである。嘗てその土地土地でトヨタランドクルーザーが活用されていたのであろう。もし、そうであるならば今日その記憶は抹消されている。これは同時に、アメリカにおいてランドクルーザーの原点が消滅している事になってしまっていると理解出来るのではないだろうか? 

 原点などに拘られなくてもいい、というのが大衆の感情なのかも知れないが、僕の中では原点を常に持っておきたいと思う。自動車はより安全に快適に発展してゆく存在なのだが、原点を失うと個性を失い魅力を失ってしまう。そして、存在感そのものが消えてしまう。ランドクルーザーがランドクルーザーである為にはその原点が非常に大切な要素となる。今日、ランドクルーザーのステアリングを握る時にその原点を時々思い出す事によって、原点という軸を守ってゆきたいと思っている。

 

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四駆に金を掛けるということの理解

2021年06月06日 | OVERLAND VEHICLE

 モディフィケーションの施されたランクル80が信号で停まっていた。オーストラリアのアウトバックの写真で見かける様な仕様でバランス好くまとまっている印象を受けた。モディフィケーションを充実させるとランクルはオフロード車、という潜んでいるDNAが開花する様である。

 四駆に掛けるバジェット(予算)を考えると2つの志向が見えてくる。アメリカにおける四駆雑誌の存在が分りやすい。今から10年ちょっと前までは四駆、そしてその媒介体の雑誌といえばオフロード走行とそれに伴うモディフィケーション(カスタム)が主流であった。しかし、アメリカでオーバーランド旅行が提唱されだすと、それと平行してもう一つの志向性が確立してきた。それは、車両に金をつぎ込み過ぎるな、その金で実際に旅に出て見聞を広めたり経験したり、家族や友達といい思い出を作ろう。という精神的価値観である。そこに趣きの中心を置いたのが、オーバーランドジャーナルやアウトドアーX4等の季節誌の存在等である。

 考えてみれば四駆のモディフィケーションの機能というのは30-40年昔と比較してもそれ程大きな変化はないと感じる、また、これからも大きな変化はないと考えられる。今日、メーカーが供給する車両自体は大きく変化してきている事もあり、四駆に金を掛けるという意味が一昔とは異なってきている様に感じている。四駆に金を掛けるという意味には仕様と機会が存在するが、今日そのバランスが問われる時代になったという事は、過去10年位の四駆世界の発展とは内的世界の向上であったといえるのではないだろうか。

           

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