ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

2010年12月02日 | ロクマル北米旅行 25/25

 アリゾナ州のツゥーソンの小高い丘の中腹を歩いている時に面白い物を見つけた、サボテンも茂るけもの道のような細い道だが丘の頂上に向かうこの短い道は今まで何千もの人が通過した事だろう、そこで私はものすごいものを見たのだ。



 何のことはないただの錆びたアキカン、昔誰かがポイ捨てしたのだろう、

けしからん!

 足で転がしてみた、




 ええっ、えーーーっ!!!


 これいつのー?こうやってジュース缶を開けて飲んでいた時代っておそらく60年代か70年代?


 40年もここにコロガットルのか…、

この缶指でつついてみたらまだしっかりとしていた、鉄が腐る時間がヒジョーに長いと感銘を受けたのだ。




 錆びに良い錆、悪い錆は無いと思うが錆の進行具合がアメリカの南西部はゆっくりだ、自動車の錆は癌のような物だと捉えている感覚とは少し異なる、錆と良いお付き合いをする、出来るのがこの地方の一つの特徴だと言える。




 SORのバックヤードのパーツの山には屋根がない所がが多いのも納得がいく、写真は40系の鉄フレームだがいつどういう状態の車でここ(SOR)に来たのかは不明だ、私ならこいつを手に入れてブラストをかけて部品を集め1/1 TOYを製作してみたい衝動に駆られるのだ、もしもこいつを手に入れて、部品と工具そしてノウハウを手に入れたとする、そしてもう一ついや二つ大きな必要な条件がある、それは場所と時間だ、もしもこの条件を満たしたならば、後はやる気と体力で楽しめると感じる、おそらくこれらの条件を満たしやすいリージョンがここサウスカリフォルニアなのだろう。

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SOR, Toyota Jeep BJR

2010年12月02日 | 北米ランクルビジネス

 自転車でヤードの中を走り回っていた従業員が、ここにあるものはエブリシング フォー セールだ、何か質問あるかい?とトランシーバーを片手に問いかけてきたので、ん、じゃーこのFJ45のテールゲートを部屋の壁にかけたいんだけどいくら? すかさずトランシーバーで中の別の従業員にこのラスティなゲートがほしいやつがいるが…、残念ながら既にソルドアウト(売約済)でした。




 トヨタジープをご存知でしょうか?わずか2百台程しか生産されなかった貴重な車だ、ランドクルーザーと言う名前がこの世に出てくる以前に戦後トヨタが製作した4WDはトヨタジープと呼ばれていた時代があるが、ずばりこの車の事だ、おそらくここに静かに置かれているBJRは世の中に数台と言われる生き残った原型車の1台であろう。


   
 1950年台の初期に製作されたもの、トヨタ4WDの原点


 同時にFJ25、これも売り物ですか?とは流石に聞きにくい。

カリフォルニアのブラックプレート付。




FJ45、ベンチシート11人乗り、サンドタイヤ




 オーストラリア?いや左ハンドルだから南米か中東あるいはアフリカ 三角窓付の60系、このハイルーフはアメリカにはない、国が違えば互いにない物を求める、アメリカではアメリカにない使用をクールだといい、日本ではアメリカ使用をかっこいいと言う、こういう現象って面白いと思う、実は俺の事なんだけどな(笑)。

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