ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

ランドクルーザー40 by TLC

2013年10月31日 | 北米ランクルビジネス

 I C O N で知られている カリフォル二ア のTLCは一つのブランドどして定着しつつある。そのブランド力というのは物とサービスという往来の常識的な範囲では捉え難い、それはTLCの付加価値にあると観ている。その付加価値は最初から創出されたものではなく、I C O N を展開していく過程で成長したのである。

 

This video depicts a customized FJ40 built by TLC for a client. We did not repaint the truck, as it was in fine shape. The client wanted an FJ40 with upgrades designed to enhance the ulitity vaule and drivability of the truck. So we fit Old Man Emu suspension, an LS fuel injected V8, updated the transmission and transfer case, power steering, A/C, enhanced the brake system with four wheel discs, improved seating, console, insulation, ICON front and rear bumper systems, and much more. The truck is now tearing up the roads in the southeast.

アメリカの南東部に住むお客さんの依頼で製作した(カスタム)1980年型のFJ40。ボディはオリジナルカラーである。

 

This video shows a nice vintage FJ40 with tons of charm, mostly stock. Runs and drives great. Just extensively serviced here at TLC. This truck is for sale for $22,000

1965年型、ボディはオリジナルペイントではないがTLCによって整備された後に販売された。

 

This video depicts a very nice FJ40 for sale at TLC, the nations leading restorers and caretakers of Land Cruisers. This truck features a V* with a five speed transmission, A/C, P/S, bucket seats and more. www.tlc4x4.com

1966年型、レストアされたオリジナルの外観を保っているが、V8エンジンに5速ミッション、エアコンも完備されたモダンな初期型FJ40.

 

 

This video shows off a TLC "barn find" FJ40 for sale now. It can be purchased as is for $10,500, or minus the hard top and doors for$8000. Alternately, you may decide to have us restore it Stage Two or Stage Three, stock or modified, to your liking. Excellent integrity, wonderful body. Runs and drives but ready for some love, ranging from light tinkering and service through to a complete overhaul, depending on your need. tlc4x4.com

 以前にここでも紹介した、1977年型の錆なしのオリジナルFJ40レストアベース車のビデオです。個人的にはこのまままで使いたい。

 

 TLCをランドクルーザーのレストア、カスタムショップとして捉える事以上に一つのビジネスモデルとして観てみると面白い事が分かる。I C O N は1千万円もする程に高価であり製作には依頼を受けてから長い時間も要する、年に何十台も売れる車ではない。しかし、TLCは I C O N ブランドを展開する事によって注目され憧れの対象となった。つまり差別化に成功したのである。(TLCの最初からの思惑であったとは思えないが)

 TLCでランドクルーザー整備をする、TLCから買うという事が多少他と比べて高く付いたとしてもそこにブランド力を感じる。そして嬉しく思う。

 

 アルミ二ウムボディにV8ラムジェットエンジン...等、

それがTLCの魅力の全てではない。

 

付加価値の創出に成功した事 ( I C O N ) が、

TLCの隠された魅力なのです。

 

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あれから一年

2013年10月30日 | NEW YORK

 紅葉が美しく感じる今日。今年の秋は穏やかな日々が続いている。

 昨年、ニューヨーク地域に歴史に残る程の深刻な被害を与えたハリケーンサンディ、あれから一年の歳月が過ぎた。昨日は、あの日から一年を迎えた日。一年前の嵐の最中は恐怖に震えていた。そして何よりも堪えたのはその後の約2週間という期間であった。停電をはじめとする生活インフラを失い、更にガソリンの供給が極度に不足した事で都市の機能は麻痺し、食料の入手にも困った。11月の外気の冷え込みが重なって、暗く寒い忍耐の要る時間であった。

 

 

あれから一年が過ぎた。

明日はハロウィン、昨年のハロウィンは流れてしまった。

 

平和な時間と環境、あたりまえだと思う事と時にこそ感謝がある。

 

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冬支度

2013年10月29日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 土俵の真ん中で勝負しろっ!とは、ギリギリになって(土俵際で)慌てる行為ではなくて、余裕を持って事態に備える姿勢の事。初雪がこのニューヨークの地域を覆うのは平均すると来月(11月)である。気温も下がり朝夕は冷え込みを感じるこの季節、室内は既に暖房が入り街の歩道にはコート姿の人々が忙しく歩いて行く。

二ューヨーク地域はこれから長~い冬を迎えるのである。

 

 準備完了!

 

いつでも、来い!

ピックアップトラックス、ウインター仕様(使用)です。

 

これが、この地域で使用されるピックアップの使命なのだ。

と、おっしゃるのはこの方(型)です。

 

おーおっー

あなたは...、

 

ランドクルーザーFJ40

雪掻き一筋30年? 現役です。

 

今年も燃えています。

今は、あるガスステーションの専属です。

 

1979年以降の後期型かな?

 

 降雪地方で使用されるアメリカのピックアップトラックはこの様に過酷に使用される道具としての使命を持っている。それは走リや、積載、トーイング、などの使用に更に加えての事だ。そこで生き抜いて使命を果たしながらトラックは評価をされる。タフでなけれは生存出来ないのがピックアップトラックの世界。

妥協無し。

 

...このシャベル結構重いんだわなぁ。

 

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白州次郎氏が今日生きていたとすると、彼はどんな車に乗るのであろうか?

2013年10月28日 | 日記

 白州次郎という人物について僕が知っている内容は、

インターネットの記述と幾つかの書籍の内容である。

 白州次郎 Wiki より、

 

彼が生涯を通じて車好きであった事はよく知られている。

 

* 神戸一中時代から車が趣味で、英国留学時代は油まみれで愛車をいじってはレースに参加したり長距離ドライブに興じたりしており、友人たちから「オイリーボーイ」と呼ばれていた。次郎の車好きは晩年まで続き、ベントレー3リッターやブガッティタイプ35、ポルシェ911Sなど数々の名車を所有していた。

* ゴム長を履き自らランドローバー・シリーズ1を運転して各地のダム建設現場を回り、土産持参で飯場に泊まり込んで土木作業員やその家族と親しく酒を酌み交わした。

 

 以下、(書籍)白州次郎占領を背負った男、北康利(著)の372、373ページより引用。

 

 若き日、オイリーボーイと呼ばれた次郎は晩年まで車を愛し続けた。生涯に乗った車は50台を下らないだろうと言われている。

 70年代、六八年型ポルシェ911Sに乗っていた。パワステもなくクラッチもブレーキも重いが、走りとスピードに徹底的にこだわった車だった。この年式のエンジンは一九〇〇CCだったが、わざわざ二四〇〇CCのエンジンに積み替えている。パワーアップしてブレーキディスクは耐えられるかなど細かいチェックを行ったあと、自分でアルミ板を2.4切り抜いてボディーに貼り付け悦に入っていた。ロビンから送られた赤いドライビング.グラブをはめてハンドルを握るのが最高の喜びであった。

...

 家族のすすめもあって、八〇歳をもってハンドルを握るのはやめにしたが、車に対する情熱が冷めたわけではなかった。

 

 トヨタの豊田章一郎社長からソアラの新型を開発しているという話を聞き、さっそく現行のソアラを購入した次郎は、気のついた技術的な問題を書いて送った。

 そこで豊田社長は、

『いつも車のことで文句を言うおじいさんがいる。私が聞いても仕方ないから、開発担当の君が行って会ってきなさい。』

 と、新型ソアラの開発責任者.岡田稔弘に白州次郎担当を命じた。 

 

一九八〇年、その岡田に ポルシェを目指せ!と激励し、

愛車のポルシェ911Sをぽんと提供した。

 

...以上引用終わり。

 

本を閉じて...、

この白州次郎について書かれた本の中で一番印象に残った言葉、

 

 

ポルシェを目指せ!

これは彼の遺言でもある。

 

 

 彼が愛用していたポルシェ911Sは1968年型である、それを彼は80歳の歳まで愛用した。彼が80歳の西暦は1982年であった。1970年代2代目ポルシェはモデルチェンジを行いパワーも性能も向上し市場には新型のポルシェが存在していた。

 

 しかし白州次郎氏は70年代も、

1968年のナローポルシェに乗り続けた。

 

 即ち、彼が『ポルシェを目指せ!』と言ったのは、

 

当時(1980年代初頭)のポルシェ930ではなくて、

ナローと呼ばれる初代の911であったのだ。

 

...と僕は思っている。

 

ドライビンググラブ(手袋)をはめて、細く硬いステアリングを握る。

これが最高の喜びであった。

 

もしも、現在彼が生きていたとすると、

彼は最新のポルシェのステアリングを握る事が出来るであろう。

レクサスSC(ソアラ)のステアリングも握るであろう。

Nissan GT-R さえも...。

 

しかし、

彼は今日もまだ言うのではないだろうか?

 

(ナロー)ポルシェを目指せ、と。

 

 そして、

 

彼は1968年型のポルシェ911Sを、

手にグローブをはめて乗っているのではないだろうか?

 

そういう気がする。

 

あくまで、これは僕の妄想だが...

 

なぜなら、それは、

Princeple (プリンスプル)

 

 

*「プリンシプルとは何と訳したらよいか知らない。原則とでもいうのか。…西洋人とつき合うには、すべての言動にプリンシプルがはっきりしていることは絶対に必要である。日本も明治維新前までの武士階級等は、総ての言動は本能的にプリンシプルによらなければならないという教育を徹底的にたたき込まれたものらしい」(「諸君」昭和44年(1969年)9月号)

 

 現在の車に無くて1968年のポルシェ911Sにあるもの、

それは、プリンスプル。

 

 

即ち、ポルシェを目指せ!とは、

プリンスプルのある車という事。

 

プリンスプルを備えた車の一つが、初期型ポルシェ911S。

 プリンスプルの形(実体)、それは1968ポルシェ911S。

 

と、理解してもいいかな?

 

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Land Rover Expedition America

2013年10月25日 | EXPEDITION

 The Trans - America Trail は1980年代にサムカレロ氏によって踏査されたトレイルであるが、このトレイルを初めて4x4で横断(エクスペデッション)したのは最近の事、今年の夏の事。(たぶん?)それは、ジープラングラーでもFJクルーザーでもなく、ランドローバーであった。この2013年の夏に3台のLand Rover LR4 を9人で駆って無事に走破したのである。

(注)ジープを使ってテネシー州からのスタート及び一部のコースの走破は公表されていないものも含めるとかなり存在するのではないかと思っている。とりあえず、公にされている実績から観ての事。

 

 それは、静かな記録だ。

ランドローバーがやらなかったら、誰も出来なかったかも知れない。

 

LAND ROVER EXPEDITION AMERICA: CROSSING THE USA OFF-ROAD FROM NORTH CAROLINA TO OREGON

Land Rover Expedition America

エクスペデッションポータルの投稿も参考に、

 

2013年 7月26日 - 8月21日(27日間)

約4000マイル(6436キロ)

 

チームを率いたのは、キャメルトロフィーの経験者でもある

Tom Collins 氏

Leading this expedition is Tom Collins, a long time off-road enthusiast and trusted Land Rover guide with his contribution to Land Rover’s many automotive programs. Most notably, Collins participated as a member of the 1987 U.S. Camel Trophy team and continued on into the 1990s as U.S. team manager of the famed international competition.

 

 

 ランドローバーLR4(デスコ)はフレームとボディが繋がった高級多目的使用車として存在している。

The Land Rover LR4 is a luxurious all-purpose, high-capability all-terrain SUV, available with three-row seating for seven adults. Distinguishing the Land Rover LR4 from competitive luxury SUVs is a blend of on-road comfort and off-road capability, bolstered by a permanent four-wheel drive system with a lockable center differential, an available locking rear differential, a two-speed transfer case with a low-range, height adjustable air suspension, and an array of traction-aiding technologies*. The LR4 uses integrated body-frame construction, featuring a steel unibody mounted on a rigid boxed steel full frame.

 

5リッターV8、375馬力、

The 2013 LR4 is powered by a 5-liter V8 engine that develops 375 hp and 375 lb.-ft. torque. Engineered for a balance of performance and efficiency, the all-aluminum alloy V8 delivers responsive power throughout the rev range, making it ideal for on-road and off-road performance and towing.

 

ランドローバーLR4は重くモダンなSUVではあるが、

ランドローバーらしさは失わない、たくない。

という気概を、

このエクスペデッションの活動で示した。

 

しかし、最新のランドローバーだからといって、

簡単に走破する事は出来ない。

 

故障も起る。

...どうしたの?

 

Axle(アクスル)内部の部品の破損です。

 

...おいおい、大丈夫かぁ~

 

正直で宜しい。

これも、ランドローバーらしさかな?

 

故障も起こらなきゃ面白くないな。

 

トレイルでの走破には、それなりの装備と経験が必要です。

車の性能に頼る姿勢ではなくて、

あくまでも、人が車を用いるのです。

 

...そうさせてくれないのが最近のSUV?

 

乗り心地の良い高級車でありながらも、オフロードの走破性が求められる。

ランドローバーも少数のオフロード目的使用者の為に大衆が求めるマーケットを受け入れた姿勢にならざるを得ない、事情があるのは致し方ない。

でも、

車は妥協しても、ランドローバーの持つ魂は譲れない。譲りたくない。

 

ゴール近くでは山火事が発生し、

予定していたルートの変更も余儀なくされた。

 

途中、トランスアメリカトレイルの開拓者サムカレロ氏と合流し、

彼の愛用のバイクでトレイルを先導する。

 

ランドローバーはまた記録に残るエクスペデッションの足跡を残した。

ランドローバーのこの姿勢が好きです。

 

Land Rover LR4: Driving the Trans-America Trail - Jay Leno's

 

付加価値というのはこうやって創出する。

 

工場から出たランドローバーの仕上げ(完成)は、

これらのエクスペデッションの記録というものが付いてくるのですね。

 

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The Trans-America Trail

2013年10月24日 | EXPEDITION

The

Trans - America

Trail

(ザッ  トランス ー アメリカ  トレイル)

 

と、呼ばれている道がある事を知った。

 

それは今日の偉大な発見だ!

 北アメリカ大陸を横断する Cost to Cost (海岸から海岸まで)の道は幾つか存在しているのは知っているが、5000マイルのこの トレイルコースは特別である。

 

なぜならば、 

オフロード! なのである。

(ほとんど、未舗装の道)

 

東のノースカロライナと西のオレゴンを繋ぐ5000マイルの未舗装の道。

ここを横断するのには約一月の期間のボリュームがあるとの事。

 

Mr. Sam Correro

 The Trans - America Trail

Hi, I’m Sam Correro. For years I passionately pursued my goal of charting a coast-to-coast, off-pavement motorcycle adventure. I studied reams of maps and surveyed thousands of miles to create what I believe is one great trip. Over time, I began to realize that a lot of people share my interests.

 このルートを踏査したのは サム コレロ 氏、オフロードバイクを活用しての作業であった。今日このルートはモーターサイクリスト(ツーリスト)の間ではよく知られているルートの様である。また、このルートを元に幾つかの応用ルートも存在している。

 彼の業績は賛美に値する価値がある。彼がこのルートを紹介するまで、誰がいったいこの広大なアメリカ大陸を終始オフロードで走破出来ると思ったであろうか?そういった意味で彼はフロンティアーなパスファインダーである。

 

There are sections of mud, sand, snow and rocks.
This Trail is not for everyone – it takes a rider with a “quest for adventure”
and a special “love” for a motorcycle.
It’s all of the above, but it’s for the Dual-Sport Rider.

泥、砂、雪、そして岩場、

トレイルは決して万民向けではない。

冒険を望む人向けだ。

 

モーターサイクルへの愛情を深く抱く、

真のスポーツライダー達の為に。

 

 今後もこの トランス アメリカ の発想は多くの二輪、四輪のオフローダー達に刺激的に感染して様々なルートが開拓されるのではないだろうか?と思っている。

 

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Earth Cruiser

2013年10月22日 | OVERLANDERS

 オーストラリアで日本製の FUSO や ISUZU の輸送トラックをベースに製作されているEarth Cruiser (アースクルーザー)。タレーンを選ばない走破性と、宿泊機能を供えた構想は大陸的なクルーザーである。更に海洋の容易な移動の為にサイズ的に船積のコンテーナー(おそらく20フィートサイズ)での移動が考慮されている。

 

コンテーナーがケースの様に見える。

トラックの大きさの規格というのは普段は気に停める事はない、

実は、国や大洋を越えるという概念を考慮して製作されていた事が分かる。

 

人の出入りにはダイエットとテクニックが必要かも?(笑)

 

FUSO Earth Cruiser

 

車両は全て,AUD$215,000 からのハンドメイド。

キャビンの内装は豪華ヨットのキャビンの様でもある。

 

長期に渡る旅と滞在を事を最も考慮している車両なので、

以外と無駄がなく実用的な完成度である。

 

オフロードの走りだって、なかなかのものです。

 

まさに、C R U I S E R です。

 

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Vermont Overland

2013年10月21日 | OVERLANDERS

 秋の深まる山間の州、バーモントで今年は Vermont Overland が行われた。これは近年アリゾナ州で開催されているオーバーランドエクスポの地域イベントの様な形で開催された。アメリカ北東部のオーバーランドを謳った四駆イベントである。

Vermont Overland ホームページ

Vermont Overland の写真 Expedition Portal より、

 

 オーバーランドという共通のテーマの基に車種や年式を超えて四駆が集まりキャンプを共にしながらのアウトドアイベント。

 

 

 

 メインイベントはこのトロフィと呼ばれるオフロード走行会です。

 

バーモントの美しい自然の中で四駆本来のDNAを再発見出来そうなイベント、

ここでの四駆は道具としてのアウトドアの必要アイテム。

 

そんな四駆活用が魅力的です。

 

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トラックの命はラダーフレーム

2013年10月20日 | ロクマル日記

 1996年製のトヨタT-100が近所で売りに出された。T-100はそのシンプルな外観と大き過ぎない体格が日常の足や仕事の荷物を運ぶのに適していると感じている。

 

 1000ドル(約10万円)で売りに出されたT-100、走行距離は14万マイル(22万キロ)外観の程度はそこそこ、ボディには目立つ傷や錆はない。年式と値段からみるとこれはお買い得と思うのである。

 ...が、

 

後部のボディマウントの付け根を見ると、フレームが錆に侵食されていた。

これはかなり、ヤバイ!状態である。

 このT-100はもはや部品取り車と思ってもいいだろう。

 

車の錆を癌と表現する人も多いのもうなずける。

 

ところで、

錆は他人事ではない。

 

我がロクマルの後部のシャックルをよーく眺めて見ると...。

少しハの字型になっている様子。

これはクレームの下部が年月と共に少しねじれてきている結果である。

 

 トラックのフレームは強度と共に時にねじれる必要もある。このフレームの耐久性や弾力こそがトラックの年齢であると思っている。普段目に付きにくい車輪の奥のフレームの状態に気を配る事が、トラックの寿命を左右する事になる。つまりトラックの寿命を測るにはこのフレームの状態が目安になると捉える事も出来る。

 

トラックのスペックの説明ではエンジンや機能に比べて、それ程重要視されないフレーム。

だからこそ、関心を持っていたいと思っている。

 

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タコマ ダブル キャブ 4x4

2013年10月17日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 仕事で良く訪れる会社の駐車場に今月より新しい仲間が増えた。

 社用車として2013年タコマが導入された。

 

Toyota Tacoma Double Cab 4x4 Prerunner Short Bed

このタコマの出現でここを訪れる楽しみがまた一つ増えたな。

 

近年、オーバーランダー達から高い評価を得ているのがタコマの存在。

それは、アメリカ市場に70系ランドクルーザーが存在しない事も理由の一つ。

 

 同時に実用的なピックアップ。道を走っている歴代タコマの数が多い事から人気の高いピックアップトラックである事が分かる。また中古車市場においてもタコマの値段が下がりにくい事からも人気が維持されている事が理解出来る。

 

隣のタンドラと比べて見ると、

その大きさの違いがよーく分かる。

タコマが小型トラックである事が分かる?

いや、タンドラの巨大さが分かるというものだ。

 

...現行タコマは決して小さくはない。(4L, V6

 

 

これからは二人(二台、タンドラとタコマ)仲良く会社にご奉仕する事になる。

 

TACOMA WINS!

シリーズです。

ENJOY! 

(演じ良い!)

(((

 

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メトロ クルーザー

2013年10月16日 | 北米ランクルビジネス

 ニューヨーク唯一のランドクルーザーショップ(だった)のホセ君の店を訪ねた。工場には以前と同じ様に METRO LAND CRUISER のサインが掲げてある。メトロクルーザーは古いランドクルーザーの修理、レストアの専門店として店を立ち上げたが、それだけでは運営が難しく現在は板金作業と塗装を兼ねたオートボディーショップとして存在している。店のランドクルーザー専門店という看板は消えたが運営中のボディーショップと同時にランドクルーザーのメインテナンスの依頼の仕事も時々入ってくる様子であった。

 

工場の敷地には作業中の40.60が数台駐車したまま。

...

しかし、建物の中では、

一般の板金作業と平行して、日本旧車のレストレーションプロセスが進んでいる。

 

3代目カローラクーペ、E30か?

あるマニアが再生を依頼してきた車だ。

 

同じオーナーの3代目カローラリフトバック。

アメリカの東海岸での日本旧車の趣味は決して多くはない。

 

ターボかぁ...、

こんな綺麗なカローラは見たことが無いと思う程の手の込み様。

 

お客さんがお金をかける対象が、燃料高騰のあおりで、

ランドクルーザーからカローラに変わったのであろうか?

 

とも、一瞬思ったりして(汗)

 

 残念ながらこの華ローラを製作したのはホセ君ではない、

お客さん自信である。

 

ショップ(店)というのはお医者さんと一緒だな、

病気を治すのは医者ではない、病人自身が治すのである。

医者の仕事はそれを助ける事。

 

では、専門店や整備工場の存在とは何だろうか?

それは、お客さんを助ける事です。

 

そういった考え方から、僕も姿勢を少し改めつつある。

軽作業は自分でやる事にした。

 

依頼するという姿勢から、

協力してもらうという姿勢への移行である。

 

長い目で観ると、旧車維持においては必要不可欠な姿勢であるのではないだろうか?

まあ、その姿勢が今後多少高く付くかも知れないが...(汗)

 

と、いう事で今後も宜しくね!ホセ君。

 

信頼出来るメカニックが廻りにいるからこそ出来る事だな。

 

何で...今までやってこなかったの?と突っ込まれそうだ。(汗)

 

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永劫回帰

2013年10月15日 | NEW YORK

 10月も半ばに差し掛かり肌に感じる風は既に秋の風であるが、都会のコンクリートの風景の中では季節の錯覚を招く。

 昨日はコロンバスディの休日であった。この週末は仕事も兼ねた私用でニューヨークの街を訪ねた。

 

 そこで、ちょっと不思議な出会いがあった。

 

 

夏程の蒸し暑さはないが、

照りつける太陽を木陰で感じるその時間はまだ夏であるかの様である。

 

不思議な出会い、というのは人物や物ではない。

 一冊の本である。

そしてその本は、書店や図書館ではなく、

実は、ゴミ袋の中であった。

 

都会に生息する樹木には秋の到来は遅くやって来る様だ。

 

そのゴミは誰かが(日本人)が引越しを終った後のゴミであった。

箒でゴミを集めて塵取りでそのゴミを放り込んだ透明のビニール袋の中から、

その声が僕に届いた。

 

拾いあげて埃を払い、中を開いて斜めに目を通すと、

『永劫回帰』

 

の言葉に目が留まった。

 

週末のニューヨーク、市内の交通はいつもよりも穏やかである。

 

永劫回帰(えいごうかいき)...?

というものの考え方、物語がある。


それは、どのような物語か。

それは、君が、この人生を終えようとするとき、その臨終のときの物語。

「永劫回帰」の物語だ。

 

...内容は、こちらにありました。

  

木を観て街を見る。

 

さあ、少し歩いてみよう!

 

目の前の景色はいつも異なっている。

ニューヨークはこれから急に寒くなり、あっと言う間に紅葉してしまう。

 

食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、

口と体を動かし、そして、心を動かす事がいい秋なのだな。

 

ゴミ箱の中からのプレゼントでした。

 

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FJ55

2013年10月13日 | LANDCRUISER

 写真はカリフォル二アのTLCによりレストアされ特別なペイントが施されたランドクルーザーFJ55。少年期をアフリカで過ごしたオーナーが当時を回想して、当時アフリカで使っていたFJ55をTLCの手を借りてに再現、製作した。

 

 実際に野生のシマウマの模様を丁寧に観察してFJ55のボディに再現した作品である。

 ...

 日本では販売台数の少なかったFJ55であるが、生産が終って30年以上の時間を経過した今日、アメリカの市場を静かに賑せているのである。

 

ランクルFJ55とはどの様なクルマなのであろうか?

ご存知であるとは思うが、おさらいを...。

以下、Wiki より、

55、56型(1967年4月-1980年7月)

 

乗用車ムードあふれるユニークなボディースタイル、4輪駆動車という特異な車であるにもかかわらず、乗用車を上回る安全性。 高出力エンジンと理想的な車両重量配分と抜群の高速性能、と当時の解説書にはある。

北米市場を強く意識したモデルでランドクルーザーシリーズとしては初めて、工業デザイナー(社内)によるスタイリングを採用している。

北米でムース(へら鹿)とあだ名されることとなったフロントまわりや大きくへこんだスライド式(電動、または手動の下降式)のリアウインドウなどそれまでの常識にとらわれない独特のスタイルとなった。
しかし現場経験の無い若手が担当したことから、パネル割りに不慣れな部分が多く、生産開始後もライン上でハンマーによる修正が必要となり、品質が安定するまでには多くの月日を要する結果となった。

北米の保安基準に適合させるため、インストゥルメントパネルは発泡ウレタンのパッドで覆われ、ステアリングホイール中央にも大型パッドが設けられた(その後40系と共通の小ぶりのものに変更)。

パワートレインは40系と全く同じで、125馬力のF型ガソリンエンジンと、オフセット式の2速トランスファーに、コラムシフトの3速M / Tが標準の組み合わせで、オプションでフロアシフトの3速と4速M / Tが選べた。ファイナルレシオ(デフの減速比)は3.700が標準とされた。3速M / Tは1速とリバースがノンシンクロであった。
その後、1969年にエンジン出力が130馬力に向上した。

  • 1967年7月-FJ45V(初代・4ドア)の後継車として登場。バックドアはスライディングウインドウ(パワーまたはマニュアルの下降式)を持つテールゲート(下開き)とスイングアウトドア(観音開き)の二種類が設定された。
    45(初代)で好評だった消防車用シャーシ(国内向け)も55ベースに代わった。
  • 1972年4月-ステアリングギアをウオーム&ローラーからリサーキュレーテッドボール(ボールナット)に変更。
  • 1973年2月-バックアップランプを大型化し、輝度も上げられた(安全対策)。
  • 1973年9月-エンジンを無鉛仕様に変更(環境対策)。
  • 1975年1月-排ガス対策に適合させるため、全モデルが4200cc、135psの2F型ガソリンエンジンに変更となり、3速M/Tが廃止された。エンジンの変更で、型式認定の都合上、国内のみ形式がFJ56Vとなった。又、フロントウインカーの形状が変更され、スモールランプも採用された。
  • 1977年5月-フロントドアガラスとサッシの前側の角の形状をR付きに変更(安全対策)。
  • 1977年9月-アウターリアビューミラー(バックミラー)が可倒式に、リアコンビネーションランプ(テールランプ)が縦長の大きなものになり、位置も低くされた(安全対策)。すでに60系の設計が始まっていたため、それに似た形状となった。
  • 1979年4月-ロッカーアーム、プッシュロッドを軽量化、ロッカーアームカバーを鋼板プレスからアルミダイキャストに、フロントワイパーをシルバーからブラックに変更。
    この改良は次期モデルの60系2F型を引き続き搭載するにあたり、騒音対策の一つとして行われたもの。エンジン音が乗用車風になったため、旧来からのファンを嘆かせることになった。

北米以外の仕向け地についても、トヨタは55型にディーゼルエンジンを最後まで与えなかった。その点にこのモデルのポジショニングが良く表れている。
より実用的なモデルが必要な仕向け地には、H型ディーゼルエンジン搭載のHJ45(1967年~1980年 二代目FJ45と同じ、ホイールベース2950mmで2ドアのモデル)の各タイプが用意され、それを補っていた。

当初の予定どおり、

生産台数のほとんどが北米をはじめとする日本国外へ輸出された。


国内では業務用として多くの納入実績を誇ったが、高価であったこと、小型車枠を超えていたこと、ディーゼルエンジンが無かったことがネックであったと言われ、個人向けの販売は振るわなかった。

  • まぼろしの50「系」

50「系」の開発計画は当初、ショートホイールベースの2ドアハードトップとロングホイールベースの4ドアステーション・ワゴンの二本立てであり、その時点では名実ともに50「系」であった。
2ドアモデルは1/10クレイモデルによるスタイリング検討まで行われており、このモデルが生産されていれば、FJ50型を名乗るはずであった。しかし、北米での販売が好調であったFJ40とのバッティングの可能性、販売価格、荒川車体の生産能力などを考慮した結果、2ドアモデルの計画は中止されることになった。
現在50番台の5556型50「系」ではなく、「型」と呼ばれる理由はここにある。

 

では、今日のランクルFJ55の 市場(アメリカ)を少し覗いてみると、

 

 1972

 1972

 1976

 1976

 1977

 1978

ここまではe-bay より、

 1976

 1969

 1974

 1973

 1973

  ?  

 1971

 1974

 1973

 1974

 1973

この様に沢山のFJ55がプロジェクトを待っている。

 

 美しくレストレーションされたFJ55は、今日のLC200とほぼ同額の値段で販売されている。部品の在庫状況や作業に掛かる手間と時間を考えたら、結果、誰も儲からないのかも知れない。と思ってしまう。

 

1977年ランドクルーザーFJ55

TLCによってオリジナルになるべく忠実に美しくレストレーションされたFJ55、

レストレーションの為の見本になるかな?

 

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ノブリス オブリージュ

2013年10月12日 | EXPEDITION

 NOBLESSE OBLIGE とは、何?

 ノブレス・オブリージュ(仏、 noblesse obligeフランス語発音: ノブレッソブリージュ)とは、直訳すると「高貴さは(義務を)強制する」を意味し、日本語では「位高ければ徳高きを要す」などと訳される。一般的に財産、権力、社会的地位の保持には責任が伴うことを指す。

Wikiより、

 

 

  ランドローバーの祖国英国ではこのノブリス オブリージュという思想が社会的に高いとされる上流階級に浸透している。そしてこのノブリスオブリージュという伝統的な思想こそが、実は最新のランドローバーを駆ってエクスペデッションを執行する英国人の根底にあるのではないだろうか?

 英国王室のチャールズ家の後継ぎ達も、時に迷彩服でマスコミに出たりするが、それは見せかけだけではないのである。いざ、戦争が起こると戦場で先陣を駆って行き、時に命を落とす事もある。それが英国貴族の伝統なのであり、そういう義務感を持ち合わせているのが英国紳士なのである。

 

 新しいランドローバーが世に出ると、その実力を示す為にランドローバー社が資本を提供して遠方へのエクスペデッションを執行する。云わばコマーシャル的な演出である事は間違いがないであろう。しかしそれだけでは無い、その根底にあるのは、

 

ノブリス オブリージュ!

高貴な人の義務

 

の伝統的な思想に従った、行為であると思っている。

そして、これからも英国人はこの行為を継続するであろう。

 

それがランドローバーを世に送り出す人々の責任であると考えているのである。

 

 

レンジローバーハイブリッド、シルクロード紀行

 現在行われているレンジローバーハイブリッドでの英国からインドへの10000マイル(16000キロ)エクスペデッションの旅は、社の資本家であるインドのタタ モタースへのお礼参りでもあるが、同時に彼らは使命感を持って走っているのではないだろうか?

エクスペデッションポータルより、

 

 ランドローバーの遠征を通じて英国人から学ぶもの、その行動哲学というか価値観の背後にこのノブリス オブリージュがあるっていう事が彼らの誇りである。ランドローバーの遠征は旅でもあり、セレモニーでもある。

 ランドローバー社のエクスペデッション(遠征旅行)はやってもやらなくてもいいのではなく、実はやらなければならない義務と責任感があるのである。

 

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2014 Lexus GX 460

2013年10月10日 | LEXUS

最近、街でで見かける巨大な2014 Lexus GX460 の広告と同じ写真。

 このGXを観てトヨタの自信を感じるが、性能よりもデザイン重視の意向も感じられる。性能は既にレクサスブランドの高評価の領域の得点を得ているので、モダンデザインを通じての更なるプラス感、そして時代と他社への差別化を意識しているのであろう。また、LX570(ランクル200)と比べて遊び心が許されている感じもする。

 

 2014 Lexus GX460, Lexus official page

 

ラグジャリーな内装。

ラグジャリーだが、オフロードで使えないなんて事はない...。

ただ、車内が埃だらけになった時、掃除がめんどくさい。

 

傷はまだ、似合わないな。

 

ニュー ランドクルーザー プラド、

ランクルらしさはありますが、都会派SUV。

 

 

新しいランドクルーザーがより豪華に、より高価になって進化して行くが、

古いランドクルーザー愛好家にとっても、関係無い事ではない。

 

ランドクルーザーの進化は古いランクルの価値を高めてくれる要素となる。

だから、応援しています。

指くわえて観ているだけですが...

 

 

...子孫が繁栄して先祖が敬われる、みたいな感じ。

 

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