100年ほど昔。まだ自動車が普及していない頃、今の時代の様に夏休みに車や飛行機で遠くまで出かける機会は存在しなかった。そんな時代にニューヨークの市民達は夏休みに避暑地を求めて近場であるロングアイランド等の砂浜に出かけて非日常を楽しんでいた。パリセイドインターステイトパークはマンハッタンの北西に位置するニュージャージー州のハドソン川に沿ったクリフの森で、2500エーカー(東京ドーム217個)の広さを誇る。現在こそ公園内を高速道路や自動車道が走っているドライビングコースだが、一世紀前はニューヨーク市民の避暑地として知られていた歴史がある。この公園内を南北に走るサイクリングコースと複数めぐらされているトレイルコースの存在によって公園は僕にとっても庭となった。最近公園内を管理し巡回するピックアップトラックが入れ替えられた様子である。フォードレンジャー4x4、写真は2ドアだが4ドアも走っている。自然に恵まれた公園に機能美なトラックの存在が似合うというか公園とトラックは一体的存在。大自然の中では四駆が似合うと思っているが、似合うというマッチングを超えて、なくてはならない、有ってあたり前の存在感に嫉妬を感じる。ここで働きたいとする誘惑が起こる程に自然と4x4ピックアップトラックの一体感が感じられて嬉しい光景である。