ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

Fort Lauderdale

2017年04月29日 | 日記

 

 仕事でフロリダ州のFort Lauderdaleという街にしばらく滞在していました。マイアミからクルマで40分程北上した大西洋に面した近代的な美しい街です。この街の北にはトランプ大統領の別荘がある Palm Beach があります。今回は仕事での滞在重視、ホテルと現場との往復のみでコバルトの海を眺めながらグラスを傾ける云々などは無縁でした。仕事が終わって直ぐにニューヨークに帰って来ました。

 

 

 アメリカの東海岸は北から学術とテクノロジーのボストン。そして金融と商事のニューヨーク。更に政治と軍事の中心ワシントンDCが連なり合衆国の主要な機関がベルトの様に存在している。そしてそのベルトは更に南方に伸びてフロリダのマイアミを中心とした海岸保養地と連なっている。東海岸南の北部と南部は対照的で北部あっての南フロリダ、南フロリダあっての北部である。北に住む人々にとってフロリダは年中暖かいリゾート地。フロリダに長く住む人々にとっては季節が温暖で変化が少ないので退屈、北部の都会に刺激を求める様です。

 

 コンドミディアムの下にはクルーザーが停泊しランボルギニィが走り廻っている。お昼になると繁華街に行って食堂を探す。街にはイタリア系のサンドイッチのショップを沢山見かけた。味はアメリ感ではあるが街のオープンカフェで PANINI を食べながら陽気を浴びて道行く人々を眺め仕事仲間とどうでもいいような話を繰り返した。ニューヨークと比べるとせわしなさがなく時間がゆっくりと感じた期間であった。

 

存在感が際立つ総メッキ塗装のFORD F-150に遭遇。

なんとなく、トラックが透けて見える様な感じだ。

 

 ニューヨークに帰ってくるとまた春の続きが展開していた。

桜のシーズンが終わって広葉樹は一斉に緑に輝いている。

 

今年もランクルの窓を開け放して走れる季節がやって来た。

 

それだけで、嬉しい!

 

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雑誌という情報媒介体の位置付け

2017年04月20日 | 日記

 自分の書斎にある多くのハードカバーの本を処分した。そして今度は溜まった雑誌を処分の為に分別した。経済誌とか時代の世相誌などはためらう事無くどんどんと処分出来るのだが、20年前のCar and Driver 誌とか四駆関係の雑誌などは今見ても、また何度読んでも面白いので結局書斎に留まっている。過去にもそういう過程をちょくちょく通過したので結果的に我が書斎の本棚にはクルマ関係の雑誌が乱雑に溜まっている。そしてそれは時々ランダムに引っ張り出して読む。そういいう読書のやり方こそが自分にとって楽しいやり方だと感じている。

 ネットが普及して書店が閉鎖されつつあると聞く。人々は手に持つモバイルの電子活字を追い動画を流しそれで多くの知識を得られると理解しているかも知れない。こんなに情報があふれる環境の中にる今だからこそ知識という事について整理する必要があると感じている。そして、その知識の整理のやり方は一本の樹木を頭の中において、その樹木の葉の部分の知識はネットから、枝の部分の知識は雑誌から、そして幹に当たる部分は本から、更に根に当たる部分は自身の心から得られると僕は理解している。

 

2017年の2期(春)のオーバーランドジャーナル

雑誌には本では得られない洗練された写真が多く登載されている。

 雑誌は知識の枝の位置付けではあるが、どの様な雑誌を手に取って読むかという事は樹木の生長の為には大切な事なのだ。例えば世界には不必要な人はいない、全ての人は必然的に生きているのだと言われても納得し難いのが現実だ。しかしある人がランドクルーザーを駆ってアフリカやアジアの奥地のリモートエリアを訪れそこで触れ合った人々の質素な生活や表情を写真に収めて雑誌の中で紹介するとする。そしてそれを観た(多くの場合先進国という地域に住む人々)はその一枚の写真から何か感じる物があるはずだ。その感じた物は知識であったり時として上手く言葉では表現出来ない感覚かもしれないがそれは自身の根(心)に繋がる要素となる。結果、アフリカの奥地に住む名も知らない他人が雑誌という媒介を通じて自身と繋がる現象となる。これらは勿論ネットでの写真や動画でも起こる事ではある。

 現在、個人がこれ程多くの情報、知識に触れる事が出来る機会は歴史上過去に無かったはずだ。しかし、人々は常に更なる知識を求めてネットの中を彷徨っているように感じる。知識は樹木を意識してバランスを考えながら摂取するのが最良です。雑誌が増えたらもっと本を読んだ方が良いし、ネットで得る情報や知識を増やしたいと思ったら自分の金を出して雑誌を購入して目を通すのが良いと自分は感じている。

 

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オフロード アイコン

2017年04月16日 | LANDCRUISER

 先月のミシシッピーではランドクルーザー60系を4回目撃した。一台は綺麗な紺色のFJ62でこれは路上を走っていた。そして他の3台はテレビのドラマとコマーシャルでだ。特に UTAH 州の観光誘致で流れている TV コマーシャルにはランドクルーザーFJ62の走行シーンが登場しこれは毎日の様に観ていた。ランドクルーザー60系は古いとはいえ静かに活用され続けているのが分る。僕が感じるには古いランドクルーザーは今後も終わり無くテレビのスクリーンに映し出され人々の関心をくすぐり続けるのであろう。古いランドクルーザーの存在は企業の商品イメージの表現に使われたり、古いランクルに乗ると楽しいなっ、というイメージが生活スタイルの表現として置かれるという位置を獲得していると思っている。即ち今日、古いランドクルーザーは ICONIC 的な存在なのだ。

 

以下の企業とTV コマーシャルは男心を上手く突いている。実際にオールドFJ40が欲しくなる。

 

Hankook Tire, Landcruiser 40

 

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FJ COMPANY

2017年04月10日 | 北米ランクルビジネス

 We build 'em like they used to.

 

 現行のランドクルーザー200のライバルはトヨタが過去に生産したランドクルーザーである。現在のアメリカにおいて旧車のランドクルーザーが再認されて来ている。それを示すものが値段という数値(バリューを示す)であり、そして新たなランドクルーザーレストレーションビジネスの誕生である。

 FJ COMPANY はフロリダ州のマイアミに拠点を置いて主にランドクルーザーFJ40のレストレーションを行っている。レストレーションとは言っても詳細なオーナーとの打ち合わせで一台一台仕様に合わせて組み上げていくので正確にはオーダーメードみたいな感覚である。外観も性能もFJ40が市場に出た時以上の仕上がりを持って提供されているのであろう。FJ COMPANY はオリジナルFJの美しさを理解しているな、と彼らのサイトから感じる。

 ここで一つ明確にしておくべき事がある。近年ランドクルーザーFJ40の価値が上昇しているのでその気流に乗ってFJ COMPANY がFJ40のレストレーションビジネスは儲かるな、としてビジネスを立ち上げた様に感じるかも知れないがそれは間違っている。ビジネス設立の動機はCalle 兄弟の亡くなった祖父が生前に所有していた1968年と1982年の2台のブルーのランドクルーザーFJ40の存在にある。彼らは祖父が他界した後でこのランドクルーザーをレストレーションした。そしてFJ40の魅力に取り付かれてしまった事がFJ COMPANY を立ち上げた動機なのである。つまり彼らは真のLAND CRUISER LOVER なのです。

 そして彼らはもう一つ別のレストレーションビジネスを行っている。それは主に空冷初期型のナローと呼ばれるポルシェ911のレストレーション(STRAAT)である。世界には数多くのクルマが存在するが四駆ではランドクルーザーFJ40、スポーツカーではポルシェ911を選んでいる。これらの選択は現在と未来において本当のクルマ好きな人々が下す選択なのではないかと感じている。

 

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INTERSTATE 55

2017年04月04日 | 日記

 Interstate 55 (55号線)は北米大陸のイリノイ州シカゴからルイジアナ州のメキシコ湾まで南北に走る幹線道路である。55号線は最高速度の規制が75マイル(約120キロ/h)で多くの車は80マイルで飛ばす。ランドクルーザー60にとって時速120キロの巡航というのは車がその様に設計されていない事もあり苦しい環境ではある。しかし、今回はフォードやダッジの大型カーゴバンを用いてミシシッピー州を南北に走る55号線を何度も往来した。

 

 平坦な森とのどかな牧場が展開する景色の中で時々ゴジラでも暴れたのか、と思うような景色に遭遇する。現地の人の説明ではトルネード(竜巻)が通った後の光景と言う事だ。アメリカ南部においてこのトルネードの襲撃というのは恐怖でしかない。

 

 今年もこの地方を訪れるにおいて関係する幾つかの本を再読した。

ミシシッピー州において特に日産自動車の進出と存在は大きい。

全米一の貧困な州で5000人を超える就業者を雇用しその家族を助けている。

ゴーン氏と日産自動車はミシシッピーのメサヤ(救世主)的なアイコンなのである。

 

 余談ではあるが、NISSAN が北米における生産工場の拠点は MISSISSIPPI TENNESSEE であるが、州名のスペルの中にある SS (ダブルエス)が州と日産を繋いだ因縁なのではないかとも妄想した。

 

ミシシッピーの北部にはトヨタ工場静かに存在しています。

ここでは2000人の人々が働いています。

50万台/年 のトヨタカローラが生産されています。

 

55号線では出来立ての新車がデストリビュートされているのであろう光景をよく見ます。

 

55号線周辺の街々にも多くの日本ブランド車があふれています。

 

470Zもよく見かけます。

しかし、これは Made in Japan ですね。

 

州都 JACSON の北にある CANTON には55号線に沿って広大な敷地を誇る NISSAN の北米自動車工場が存在します。

 

その工場に続くルートは NISSAN PARKWAY と呼ばれる大きな道です。

周辺では新車のNISSAN 車が走り回っています。

 

...

さて、前置きはここまでです。

 

この55号線を何度も上下に走り通しながら通り過ぎる車、すれ違う車を観察しながらある事に気が付きました。

 

それはピックアップトラックの数が多いと言う事です。

車道におけるピックアップトラックの比率が高いです。

僕の中ではニューヨークと比べてはいます。

 

そして、アメリカンブランドのピックアップトラックの比率が高いです。

そこで実際に紙とペンを持ってすれ違うピックアップトラックの数を数えてブランド別に統計を出してみました、以下です。

 

FORD 100 (40%)

CHEVY 72 (26%)

DODGE 35 (14%)

GMC 26 (10%)

TOYOTA 18 (7%)

NISSAN 5 (2%)

OTHER 1 (1%)

 

 FORD が一番人気がありますが CHEVY と GMC は同じ会社(GM)です。ビック3と呼ばれる3社はピックアック市場の90%を押さえています。ピックアップトラックは自動車市場において収益の利益率が高い商品ですが、そのピックアップ市場を抑えているのはアメリカのブランドです。アメリカでは日本ブランドの小、中乗用車は普及していますがピックアップ市場はまだアメリカは日本製ブランドに主流を譲ってはいません。この統計はランダムで同じ事をやったらカリフォルニアや東部の都市部では異なる数値となるはずです。しかし今回この数字を拾った場所は NISSAN TOYOTA が生産工場を構えるミシシッピー州で行った結果です。

 

NISSAN TITAN (2016-)

 2代目 NISSAN TITAN は2016年に発売された。しかし、今回2週間以上の滞在期間に新車のTITAN を目撃したのはわずか2回だけだった。他のNISSAN の小型車は沢山見かけるが NISSAN のピックアップとなると音を潜める。3トンを越す巨大な存在は現行のアメリカンピックアップに引けを取らない。メーカーにとってクルマのサイズが大きい程市場におけるリスクは大きい。よって NISSAN にとって TAITAN の存在は大きな賭けであるはずだ。もし来年もこの55号線を走る事が出来たら、期待を持って路上で TITAN を探すと思う。

 

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DEEP SOUTH 2

2017年04月03日 | OVERLAND CAFE

 アメリカ南部ルイジアナ州というと一年を通じて湿気のある暖かい地方というイメージがある。実際にそこに行ってみると四季がはっきりとしており今年の3月には降雪があった。とはいえニューヨークの様な厳しい寒さはなく気候はニューヨークで感じる5月の初旬の様だ。多くある森には広葉樹と針葉樹が混ざり野鹿が駆け回りフリーウェイの脇にはアルマジロが跳ねられて転がっていたりする。

 

 三月の初旬には桜の花が咲いていた。山桜の様な花びらの小さなこの桜は森の中でも見かけるしフリーウェイの脇に沢山植えられている。明るい日差しと淡い赤や緑の混ざった森の木々の風景はこの地方に春の訪れを教えてくれる。気温も日中は25度を越す暖かさである。夏は暑く湿気が多い事から3月4月の気候はこの地方にとって大変過ごしやすい期間なのである。

 

 おそらくこれはフジの花の仲間であろう。モクレンが咲き、桜が咲き、ツツジが咲き、そしてフジの花が咲く展開はどこか日本の春にも似ている。アメリカ南部 (Deep South) の春は以外にも情緒のある景色である。

 

旅はこのミシシッピーリバーから始まった。

旅の目的は仕事ではあるが、決して楽しむ事を忘れてはいない。

そしてその楽しみとは、ズバリ!

食事です。

具体的にはアメリカ南部料理の一部です。

 

 しっかり働いてしっかりと食べる事は僕の行動意識なのだが、ほぐして説明すると一生懸命に働くという事と食事を美味しく食べると言う事はイコールの相対関係にある。それはバランスの取れたものである。仕事をいい加減にしておいて食事を美味しく食べる事は出来ない、即ち特に夕食はその日一日のサラブレーション(祝い)でもあるからだ。そういった意味も含まれているのが美味しい食事という事なのだ。

 アメリカ南部料理というのは広く色々ある。そして、そこには大きな2つの流れが存在していると僕は理解している。まずは、フランスの植民地であったルイジアナ(ルイ国王の国)の様に当時の統治国の料理の分母に現地の食材が多用された料理。そして、もう一つはアメリカ南部にアフリカ大陸から多くの人々が奴隷として送り込まれて苦役と苦悩の中で培ってきた調理方である。現在はそれらが混ざっていると理解してよい。

 

 さて、現地の人々から料理の説明を受けならアメリカ南部料理と呼ばれる物の一部を楽しんだ。

 

スパイスが効いてカリカリに揚げられたフライドチキン

コールスローと煮豆と一緒に食します。

フライドチキンの歴史は白人が食べ残した鳥肉の残りを何とか美味しく調理して食べれないものか?

という黒人の人々の試行にありました。

 

ポークリブ(豚のあばら骨)

ポークリブの歴史も黒人の人々が白人が食べないあばら骨の部分をを焼いて食べていた事が起源。

 

ナマズ料理

養殖ナマズは白身肉で泥臭さはありません。

この地方のナマズ料理の起源も黒人の人々にあります。

白人が食しない泥臭い魚をいかに美味しく食べるか。

 

 チキンもポークもナマズも現在では南部を代表する食事です、現地の人々に当地の代表的な料理屋に案内されて行って来ました。さて、この3つの料理にある共通点はなんだと思いますか? それは、これらの料理にはビールがよく合うと言う事です。ワインではなくてあくまでもビールです。ビールと合う事が南部料理を南部料理と呼ばせるのかも知れません。ちなみにテネシー州には有名なウイスキーが存在しますが、この地では良質な水とそこに生息する木から出来る木樽が良い香を熟すそうです。

 

他所に出かけてどこかで食事をしょうとした時に、

現地の人々の案内無しだと容易に美味しいお店を見つける事は出来ません。

私自身も長期滞在時はトライアンドエラーの連続です。

 

昨年そのトライアンドエラーの結果、よい店を見つけました。

メキシカンレストランですがここに昼食時に可能な限り通い続けました。

ここは NISSAN CANTON 自動車工場の近くです。

 

安い、早い、旨い、

メキシコ人に紹介出来るメキシコレストランです。

 

 料理の国フランスでは大事な話とか深い話をする時には良い食事を取りながらという習慣があるそうです。仕事仲間や友達そして家族とする食事の機会を貴重な時間だと理解したい。そういった食事という機会を有意義にするのは何を食べるかと言う事も勿論大切だが、食事をしながらどんな話をするかという事も大切なのである。そしてその話題を豊富にするのが料理です、料理を食べて栄養とエネルギーを吸収すると同時に食材や料理方など話題の種も吸収する。そして食べた物は後のおやじの男の料理としても活きてくる(はず)。

 

 ...本当は食事を楽しむ為に仕事をしていたのではないかと思ったりもしている。

 

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