ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

マニュアルの悦

2010年12月07日 | ロクマル北米旅行 25/25

 


 
 クルマの運転を〝愉しい"と強烈に感じる瞬間がある、スタートしてからアクセルを踏み込みクラッチを切りながら 2、3、4とシフトするその時だ、この時にクルマの鼓動が自分の鼓動に共鳴するような感覚だ、この儀式的なプロセスで人とクルマが一つになるっていう感覚がたまらない恍惚感を与えてくれる、まさに人が心でクルマが体となる、この悦びを体験した者がクルマの本当の愉しさを知る者かも知れない。

 よくマニュアル車は不便だとか、渋滞はきついと聞く、まさにそのとうりの事実だと思う、私の別車はオートマだが、それはそれで利点も多い事は了解している、しかし本当に便利な物や高性能が人の心まで豊にしてくれるのだろうか? あくまでも個人の嗜好だが車はやはり不便?なマニュアルが好きだ、渋滞で足の筋肉を鍛える事も好きだ、窓の開け閉めもいちいち手でくるくるでいい、スピードも100キロも出れば十分(アメリカだとちとキツイな)、高性能=豊ではない、高級車=しあわせではない、人々が求める豊なクルマライフはどういったものなのか、本当は各自その答えに気付いているのかもしれない。



 レッツゴー… ONE




セコンド… TWO




THREE...




TOP, GO...........

...



確かに不便と感じる時もある、でもこれはこれでいい。

穴の事ではありません...こりぁなんとかせんといかんな。
 

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夜景

2010年12月07日 | ロクマル北米旅行 25/25



 カリフォルニア州でのクルマ道楽に区切りを打って今度は東に向かって走り始めた、来た道と同じではオモシロクナイと言う動機から最南を廻って帰路につくことにした(もう雪はごめん、寒いの嫌)。

 ロサンゼルス、この巨大な砂漠の街はクルマによって今日の繁栄を掴みアメリカを象徴する文化を築いてきた、人々の生活の中でクルマの位置付けはかなり大きく日本とは比べ物にならない、ある意味自動車によって自由を感じ、豊さを享受してきたのだ。今世紀の初頭からの原油の高沸でこの十年間にガソリン代は3倍近くになった、ここで生活してゆく限り、いくらガソリン代が高くなろうとも給油しなければ生きて行けない境遇にある、もしも全ての世界の人々がロサンゼルスの生活基準をもとめたら地球5個でも足らないと聞く、華やかなハリウッドの丘の住宅の行き来や、庶民のスーパーマーケットへの買出しもすべてはクルマなのだ、既に多数のアメリカ人が石油によって足を人質に捕られている事実に彼ら彼女らは気付いているのだろうか? 一度味わった豊な生活の質を落とすのは難しいかも知れない、しかし太陽は常に真上に輝くものではない、いつか地平線の向こうに消えてゆく。




 ロサンゼルスの東サンベルナンデーノの夜景


 晴れた日の夕焼けは美しい、自然は無言で多くを語る。

 

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