ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

我がランクル車検必要無し

2016年12月28日 | 日記

 州の陸運局(Motor Vehicle Commision)から一枚の手紙による通知が届いた。新しい車検に関するプログラムによってあなたの所有するランドクルーザーFJ60は車検の対象外となりました。速やかに窓に貼り付けられた車検ラベルを剥がしてこの通知を車内に携帯して下さい、という旨である。車検が無くなった事に対して嬉しいような疎外されたような複雑な気持ちではある。アメリカの幾つかの州において執行されつつある旧車に対する新しい法律は旧車所有に対する自己責任を追及するものでもあるが、同時に旧車所有に対する壁がより低いものとなった。だからかどうかは知らないが、以下のニュース記事は自動車メーカーの旧車に対する理解の流れである。

 

 

メーカーによる旧車復活がブームの兆し

2016  12, 17

100年以上に及ぶ歴史を持つ英国のプレミアムブランド、アストンマーティンが興味深いプロダクトを発表した。往年の名車「DB4 G.T.」を限定再生産するというのだ。同モデルは1959年から1963年まで生産されたモデルで、再生産されるのはそのライトウェイトバージョン。当時の生産台数はわずか8台で、現存する車両は300万ポンド、つまり約4億4,000万円を超える価格になっているという。

今年3月には、ジャガーが60年も前の名車「XKSS」を再生産すると発表し、11月にそのプロトタイプを発表したばかり。これは、1957年に製造工場の火災によって焼失した幻の9台を蘇らせるという、ロマンあふれるプロジェクトだ。同モデルはボディがマグネシウム製なのだが、これも完全に再現するという。

 

どちらも想像を絶するようなすごい話だが、しかしなぜ自動車メーカーが大昔のモデルをあえて生産するのかと、疑問に思う人もいたかもしれない。じつはいま、欧州のプレミアムブランドでは、ちょっとしたヒストリックカーブームが巻き起こっているのだ。

○ベンツ、BMW、ポルシェ、フェラーリ…続々とヘリテージ部門が誕生

いま欧州のプレミアムブランドでは、次々とヘリテージ部門が設立されている。ヘリテージとは「未来に伝えるべき文化的遺産」を意味し、そこでは古いモデルや資料を保存し、ユーザーの要望に応じてレストアするなどの業務が行われている。

その草分けは、1993年に「オールドタイマー・センター」を設立したメルセデス・ベンツだろう。同部門はユーザーの依頼を受けて、高い技術でヒストリックカーをレストアする。ヒストリックカーはパーツの入手が困難で、完璧なレストアのためには、入手できないパーツを作るところから始めなければならないなど、高い技術が必要になる。しかしメーカー自らが手がけるのだから、これ以上に心強い話はない。

 

しばらくの間、このメルセデス・ベンツの取組みに追従するメーカーはなかったが、2010年にBMWが「BMW クラシックセンター」を開設。やはりユーザーの依頼を受けてヒストリックカーのレストアを行っている。ポルシェも「ポルシェ・クラシック」を開設した。ポルシェの取組みは独特で、レストアを行うだけでなく、ヒストリックカーのパーツの供給、ヒストリックカーにマッチしたタイヤ、エンジンオイルの販売、さらにはクラシックポルシェに取付け可能なカーナビの販売まで行っている。

一方、イタリアでも同じような動きがあり、フェラーリは2006年に「フェラーリ・クラシケ」を設立した。レストア、メンテナンスサービス、技術的なアシストに加え、フェラーリのヒストリックカーに鑑定書を発行する業務も行っている。比較的に新しいブランドで未来志向なランボルギーニでさえも、2015年にヒストリックカー部門として「ポロストリコ」を設立した。

 

こうした「メーカーによるヒストリックカーのレストア」からさらに一歩踏み出し、往年の名車を再生産するという決断をしたのが、英国の名門ジャガーだ。

ジャガーのヒストリックカー部門である「ジャガー・クラシック」は2014年、数々のレースで優勝を飾った伝説の名車「Eタイプ・ライトウェイト」を再生産した。これが大きな話題を集め、冒頭に紹介した「XKSS」の再生産へとつながる。そして、アストンマーティンもこの流れに乗ったわけだ。

○なぜプレミアムブランドだけ? - ヒストリックカーの再生産は困難が伴う

カーマニアの間では、「●●をそのまま再生産してくれたら絶対売れるのになあ」といった再生産待望論がときどき話題になる。「ハチロク(AE86)をもう一度売ればいいのに」とか、「ハコスカをまったく同じデザインで復活させてほしい」とか、そういった話だ。

 

冗談でなく本気で再生産を熱望する人も多いようだが、これは無理な相談というものだ。自動車を生産するにはさまざまなルールがあり、現代はそれが非常に厳しい。かつての「ハチロク」そのままのボディを再現しても、衝突安全基準をパスできないから、公道を走ることはできない。パスできるようにボディを改造すれば、重量が大幅に重くなるので愚鈍な走りになる。

もちろん、エンジンをパワーアップし、オリジナルモデルと同じパワーウエイトレシオにすることは可能だ。しかし、そうすると乗り味は別物になる。1,000キロで100PSのクルマと、1,500キロで150PSのクルマは、パワーウエイトレシオは同じだが、乗り心地やハンドリング、クルマとしてのキャラクターはまったく別物になるという、当たり前の話だ。

ならばデザインだけでも……という人もいるかもしれないが、それも無理だろう。往年の人気モデルによく採用されているリトラクタブルヘッドライトは、現在の基準では認可が下りないし、衝突安全基準をパスする強度を実現するには、ピラーを太くしたりガラスエリアを小さくしたりする必要もある。

 

そうした問題を仮にクリアできたとしても、コストの問題がある。現代のクルマは部品の共通化でコストダウンを図っているが、古いモデルを復活させるにはプラットフォームもさまざまなパーツも専用に作らなければならない。

それほどまでにヒストリックカーの再生産が難しいなら、前述のプレミアムブランドはなぜそれが可能なのか。答えは簡単で、これらのモデルは公道を走ることを考慮していないからだ。「Eタイプ・ライトウェイト」と「DB4 G.T.」はサーキット向けモデルとして販売されるし、「KXSS」については詳細不明だが、現代の市販車としての基準を満たしていないことは明らかだ。

ただし、米国では25年以上前に生産された自動車と共通した外観を持つレプリカの車両には安全基準が免除される法律が制定されたため、「KXSS」が公道を走ることは可能だろう。ちなみに、この新しい法律のおかげで、デロリアン「DMC-12」が再生産されることが決定したという。コストの問題も、プレミアムブランドはこれを解決する必要がない。「XKSS」は100万ポンド(約1億4,100万円)前後の価格になるとみられるが、あっという間に完売することは間違いないだろう。

 

○日本メーカーもヒストリックカーの保存・展示は行っている

日本の自動車メーカーには、ユーザーからのレストア依頼を受ける部門はない。もちろん往年の名車を再生産した例もない。しかし日本メーカーが文化的な遺産であるヒストリックカーの価値を軽視しているわけではなく、ほとんどのメーカーは自社の歴代モデルをレストアや保存しているし、博物館のような展示施設を運営しているメーカーも多い。

最も大規模なのは、愛知県にあるトヨタ博物館だ。自社モデルに限らず、世界のヒストリックカーを約160台も保存・展示している。トヨタはクルマのテーマパークである「MEGA WEB」でもヒストリーガレージを運営しており、ヒストリックカーに対して非常に熱心だといえるだろう。その他にも、ホンダコレクションホールやマツダミュージアムも充実した展示内容で有名だ。

仮に日本メーカーが往年の名車の再生産に乗り出したとしても、庶民には購入不可能な価格になることは避けられない。それならば、博物館で名車を眺めるのも悪くないだろう。

マイナビニュース 提供

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1972 Toyota Landcruiser FJ40

2016年12月27日 | LANDCRUISER

 

1972 Landcruiser FJ40

 1972年型のランドクルーザーFJ40オリジナル。エンジンはオーバーヒートを起こすのでオーバーホールが必要で、ブレーキも危険な状態だというが外観の塗装や内装はオリジナルを維持している。ドアとルーフは無いがエンジンと足回りをきちんと整備したら最高のスリーパーとして日常の足となるはずだ。レストレーションされて高価になったランドクルーザー40の市場にあって、オリジナルで錆が少なく書類も整っている固体は希少である。まだまだこういった車体が残っており時々市場に出てくると言う事は希望である。準備資金と機会が合えば希少なノンリストアなFJを手に入れる事は可能なのである。但し課題はそこからで、きちんと整備して走らせ維持を継続出来るかが課題となる。つまり古いFJを購入する事は金の問題であるが、そこから先の未知の世界は生き方も問われる世界なのである。

 

  1972年はオイルショック(オイルクライシス)の起こる前年、当時の原油価格は$3であった。1973年の秋のオイルショックで原油価格は$12と高騰した。そんな背景を読みながら古いFJを観る、或いは古いFJを観ながら当時の情勢を想い浮かべる。原油価格$12は当時社会に暗い未来と混乱を招いた。しかし、今振り返ると何でも無かった様に時代は過ぎている。何時の時代も人の世は何でも無いような事を大事に捕らえているのかも知れない。きっと数年先には今の世相を人々は客観的な眼で見る事が出来るのではないだろうか。古い1972年型のFJは鉄の機械でありながらそういった近代の歴史を観てきており、それを我々に伝えている。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウインターコンサート

2016年12月18日 | 日記

 

 クラッシックピアノのクリスマスコンサートに行って来た。ピアノに近い席で腕を組んで目を閉じてゆっくりと呼吸をしながら音に集中して自分の中に広がる風景を楽しんだ(居眠りしている様にみえたかも知れぬ)。ピアノの音の世界に没頭していると自分が何処にいるのかが分らなくなった。その時の僕は近い過去に経験した幾つかのシーンと音が重なっていた。その光景は秋の落ち葉が舞う晴れた朝の森の中をロードレーサーを駆って力走している自分である。木々の隙間から照らされる眩しい朝日、そしてその朝日は横を流れるハドソン河の水面にも反射して眩しく照らし返している。その自然の恵みの中を息を切らせながら無になって(ランニングハイというのかも)走る自分、それは快悦な世界である。風や落ち葉や眩しい光はそれぞれの音を放ちながら調和している。そういった世界がピアノのガラスの欠片の様な音と重なった。音には景色があるのだと感じた。

 

 演奏された曲の名前は殆ど覚えてはいない。クリスマスソングだけは覚えている。ヨーロッパで生まれたクラッシックと呼ばれる類の音楽は四季の変化の中で生まれた。そこには森があり木々が茂り太陽が照らし、そして水があった。我々は音楽(曲)は誰か才能のある人物(作曲家)が創り出すものだと認識している。しかし、それは間違っている理解かも知れない。音楽はもともと自然の中(自然界)にあるものなのだ。音楽はこの宇宙の隅々に秘められているのだ。偉大な音楽家達は自然の中にある音楽を訊いていたはずだ。そして、それを取り出して音符を用いて楽譜に残した。その技には脱帽しかない...。

 僕はロードレーサーで森の中を力走しなら、実は五感を通じて音楽を訊いていたのだった。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロングアイランド エクスプレス 10

2016年12月13日 | LONGISLAND EXPRESS

 日中の最高気温が5度を下回り雪が舞い散る寒いこの季節。掃除を兼ねてモバイルに溜まったこの一年の写真の整理に励む。写真を削除する前にここにアルバムとして残したい。それぞれの写真を観ながらその時の情景を思い出すのは冬の長い夜を愉しむ術なのであろう。

 

おっ、

フェラーリ!

 

ゴールドメッキです。

眩しい...。

 

初代Toyota Tacoma は現在も多くのトラックが現役である。

このタコマの荷台はタイヤハウスの干渉を除外したスクエアカーゴ、希少車です。

 

新しいNISSAN TITAN なのですが、

このテールゲートのメッキ装飾は...何。

オプションかな?

 

トーイングトラックです。

車体のモデルは1980年代の8代目のF-250ヘビーデューティトラックです。

おおーっ!現役。

 

前方を走るキャリアートラックに乗っているのは、

ランドローバーディフェンダーの新車です。

アメリカには正式には入っていません、おそらく(2015年型)最後のディフェンダーです。

 

最近のPorsche 911 カレラ。

レーシーなサウンドです。

 

おっ!

おそらく1973年? 頃のナローPorsche 911 です。

ガス臭さに親しみを感じます。

 

ブリティッシュライトウェイト

Austin Healey です。

 

Japanese Sport Car ICON

Datsun 240Z です。

((

カリフォルニアナンバーでした。

 

これは、

 知る人ぞ知る、50年代の現役Studebakerです。

今はペプシに吸収されました。(冗談)

 

3代目フォードサンダーバード

1960年代の前半の型です。

 

フロントも個性的ですが、リアにはアイデンティティがあります。

左右のテールライトがロケットの噴射口の様です。

クwール!

 

おおっ!

アメリカでは希少なシトロエン。

 

1960年代のキャディラックです。

 

1960年代のGMC ピックアップトラック。

オーナーは他に仕事とプライベートで2台の赤いGMピックアップを保有しています。

 

更に、フィアットスピツファイヤーなんかも隠し持っています。

 

おぉ、これは...

ドカッティはよく目にしますがモトグィッチはあまり観ませんねぇ。

 

これを観てマクラーレンと直ぐに分る人は通です。

ランボルギニーだ、NSXだ、と隣人は騒いでいました。

 

おっ!

BMW i8

最近よく見ますが新車のランクル200が2台買える値段です。

 

近所に停まっている1960年代のフォードマスタングクーペです。

一度レストレーションを施した後がみられますが現役の足車です。

我がランクル60よりも20年程古い旧車です。

((

 

いつ、何処でどんな車に遭遇するか分りません。

それがドライブする事の楽しみの一つです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テールランプの欠け

2016年12月05日 | ロクマル日記

左後ろのテールランプのカバー、角が欠けたまま2年以上使用している。

 

中古品ではあるが、かなり状態の良いカバーを入手し交換します。

 

これで、誰にも文句は言わせません。...w

 

 先週の初め、夜の8時頃であったであろうか。仕事を終えて寂しい闇の道を帰路に向かう僕の後ろに眩しいライトを照らした一台の車が近づいてきた。闇の中でバックミラーを見ると屋根に電光装置を付けたポリスカーである事が確認出来た。ゆっくりと制限スピードを守って落ち度の無い走りではあるが、こうもピッタリと後ろから付いて来られると何かしら怖いと感じるものがある。ストップサインで確実に止まって右折して100メートル程走った所でポリスカーが赤青の光を放ち、僕はすみやかに路肩に停止した。

 

ハウアーユードゥイン!(やあ!)

このトラックは何年型なんだ?

 

1985年ス!

 

免許証と登録書を見せてくれたまえ。

 

...

 

...ところで、なぜ止められたか分る?

 

アイムノーアイディア!

な ん で、 な ん で ???

 

左側のテールライトのカバーが欠けとるぞっ!

 

ええっー!リアリー!!!

(白々しい...

 

今回は注意だけだ。

 

Thank you!

 

 ポリスも暇だな、とか思ったりしてはいけない事なのだろう。むしろこれは感謝するべき事なのだと思う。もしもポリスにテールランプの件で止められる外圧がなければ実用車としてのランクルは割れたテールランプを誇らしく使い続けていた事であろう。それは安全を最優先する我が方針に反する行為ではある。しかし、人間(自分)とは卑怯者だ。安全の為にテールランプを交換したのではなくて、もしテールランプを交換しなかったら近い将来またポリスに止められて今度はチケットを切られ罰金の支払い義務が生じる事を恐れての事なのである。ああー、なんて自分は小さく情けない、この程度の人間なのかと思った。たかがテールランプの欠け。しかし、テールランプの欠けは俺の愚かさの象徴であったのだった。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

樹精

2016年12月04日 | ロクマル日記

 先月の終わりに恒例のクリスマスツリーを買いに出かけた。店に向かった時間は一日の仕事が終わった後で時計は夜の9時を廻っていた。小雨の降る遅い時間と言う事もあり店の中は閑散としており店の野外に並んだクリスマスツリーを選択していたのは僕一人だけであった。臭いの豊かな一本のモミの樹を選んでボトムを切ってもらい清算して店から出てきた時は閉店前であった。今年のクリスマスツリーの購入時は静かで寒く寂しい境遇であった。ランドクルーザーの広いカーゴスペースに放り込んで帰路に就く。帰りの車内には針葉樹の樹精の香りが満ちる。この香りを自分一人で楽しむ事がもったいないと感じる程であった。このモミの樹の香りを楽しみながらいろいろな事を思ったりした。この樹はブロイラーの様なものだ。限定的な使命を持って育成され数年で切られた。何も文句を言わない樹は運命を人手にゆだね一月程で使命を終えて新しい年の初めにはゴミとして焼却されてしまう運命が定まっている。それでも樹は豊かな樹香を放つ事を止めない。だからこそ樹は美しい。

 今日このクリスマスツリーにはデコレーションが施されイルミネーションと共に我がリビングルームの一角を飾っている。今年は一人で夜中にひっそりと買いに行ったのが失敗であった。来年、もしクリスマスツリーを購入する機会があるならば誰かと一緒にランドクルーザーに乗って買いに行きたい。それは、そういった機会が共に良い思い出を残す事になると思うからである。いつか針葉樹の豊かな香りを感じた時にあの日の記憶が蘇る。ホリディシーズンに樹香に満ちたランドクルーザーに揺られながらの思い出が一つの宝物になってくれたらいいと思うのである。

 

 広葉樹は枯れ落ち冬を迎えました。今年は12月21日が冬至です。12月22日から日が長くなってゆきます、これは太陽の誕生日です。飾られたクリスマスツリーは静かな精気を放ちながら太陽の誕生を待っています。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする