ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

グラベル通勤

2024年06月30日 | 日記

 とある自転車のパーツのパッケージの箱に、楽しみ (FUN) と自由 (FREEDOM) を追及する人々へ、という走り書きのメッセージが記されていた。いいメッセージだと思った。少しだけ説明を追加するならば、FREEDOM の意味の中に開放感という要素が含まれている。楽しみと自由を追求する手段として今のアメリカではグラベルバイクの需要が増えている。そういう時世に後押しされて、自由を形にし、その味わいを確かめるために、自称グラベルバイクなるものを組み上げた。消耗品のゴムやワイヤー類は別として、パーツ類は、もらいもの、ひろいもの、既にあるものを活用した。とりあえず形になったバイクは金を掛けなかった事と試行錯誤を繰り返した結果により、自由を体得する道具となった。
 
 写真は朝の出勤途中、森の中で出会った鹿に挨拶をし、シカとされているところです。出勤にかかる時間は、朝は70分。最近は野いちごのシーズンを迎えたので自然の恵みにあやかり、それを摘まみながら帰路につく故に帰りは2時間かかる。岩を越えて木の根っこを乗り越える、時々転ぶ。ふとした瞬間に、俺って何にやってんだろ?って思い自問する…。 この夏は週一のペースでグラベル通勤を実行している。
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スクリーンの中のディフェンダー

2024年06月17日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 チェックインしたホテルの部屋でテレビのスイッチを入れると、少し昔の映画かドラマを放送していた。刑事ものの様で、そこに登場する主人公の駆る車がディフェンダーであった事から暫く見入った。英語圏ではあるが場所は不明。趣味として、あるいは思い入れて扱う旧車ではなく実用の道具として使用されるディフェンダーの姿に魅力を感じた。肩の力を抜いて畏まる事もしない、道具として活用されるべく生産されたディフェンダーがディフェンダーらしく存在している。主人公がどんな車に乗っているかによって、その番組を観る観ないを決める視聴者の意識しない心境。また、乗っている車によって登場人物の印象も決まる。我々も各自が自分の人生の主人公である。どんなクルマを相棒として乗っているかによって、他人は地あなたの前でチャンネルを据え置くのである。
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オーバーランド文化の断片

2024年06月04日 | OVERLANDERS

 オーバーランドジャーナル誌の存在をバイクや4WDを駆った旅行情報誌と捉えているかも知れないが、それは正確ではない。オーバーランドジャーナルは出版当初から写真重視である。文章のみで経緯や詳細を伝えるという手法ではなく、選ばれた写真をベースに読者に感情を共有したいとする編集方針である。掲載された写真を見て何を感じるかは読者によって同じではないが、写真は関心を抱く者達の右脳を刺激する。誰もが携帯を持って写真を撮る手段と機会を持つ現在であるからこそ、一枚の写真のあり方が重要であると思っている。4/年発行のオーバーランドジャーナルは写真を重視した雑誌であるが、もっと厳密に表現すると文化である。雑誌を手にしてページをめくる時、我々はオーバーランド文化の断片に接しているのである。
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オーバーランダーの心意気

2024年05月21日 | OVERLANDERS

 五月に入ってから緑の光景が加速し初夏を感じる季節となった。北東アメリカの緑豊かな豊かさを感じる為に天候が良ければ週末は森に出かける。トレイルランニングから初めた森の愉しみは徐々に飛躍し、最近は自転車を駆って未舗装なグラベルや山道を走る機会を持つ様になった。4WDで森に入るのとは全く異なり自然を堪能する事には自転車に軍配が挙がる。自身の中でオーバーランドという概念には冒険心の追及が根底にある。そのあり方を構築する一つの行動が自動車と自転車の組み合わせにあり、そうする事によって充実感が深まる。自動車と自転車で自然の中に入って行くスタイルは既に成就した行程ではある。

 4WDに拘る事はなく自転車にも拘る事もない、誰でも気軽に実行出来るという敷居の低さを感じるが、そこには注意点がある。追求する姿勢が無かったり思考が曖昧であるとそれはレジャーという枠組みで終わる。ところが、追求(道)を求める姿勢を持つ事によってティストは全く異なる。オーバーランダーは冒険心を持っている。その冒険心をいかに行動に移して人生を凌駕していくかという課題を抱えながら生きている存在である。この冒険心の追求を持ってして取り組む自転車による楽しみは、その距離と時間に関係なく充実した時間を体得出来る手段となるのである。
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ラダーフレームの錆防止対策

2024年04月23日 | OVERLAND EXPO EAST 2019

 丈夫なランドクルーザーのラダーフレームは衝撃に強く耐久性もある。しかし、錆には弱い。錆の浸透はゆっくりと進行し歳月を掛けてフレームを蝕んでゆく。これが自然の有るべき流れの姿であり定めである。とは言え、その風化に委ねてしまう訳ではない。錆との付き合い、というのは自らの体を病気や怪我から守るような健康維持に似ている。フレームの防錆にWD-40の潤滑油のスプレーを散布する方法を取っている。アメリカではもっとも一般的で何処でも手に入り費用も安い潤滑油である事から、一番楽でコストが掛からないフレーム防錆対策だと思ってやってみているのだが、成果はまずまずであるように思う。結論から述べると、古いランドクルーザーにはこれでいい!!である。条件としては走行事情や距離によって定期的に散布する必要がある。僕の場合は年2回、一回に要する時間は5分程で細かく散布する事は無く、特に錆が発生し易い車体後部は覗きながらの散布である。しかし、フレームに触れると墨を塗った様に黒く汚れる。埃を拾いやすい。フレームの塗装にダメージを与える。等のデメリットがある事は理解しておきたい。フレームに対するメインテナンスを述べるならば、フレームの錆に対して定期的に関心を持ち続ける事であり、錆を見つけたら自分で出来る範囲で対策をする。これだけである。
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Command driving position

2024年04月01日 | OVERLAND EXPO EAST 2019

 ファーストカーであったブルーのロクマルが手元から去ってから、シルバーのロクマルが主人公となっている。
同じロクマルでありながら、いかせん、自身の中でセカンドカーという位置付けなので話題は少ないが、今の僕にとってはこの手間のかかるロクマルは愛おしい存在である。

 日差しが暖かく感じる季節になった。休日の早朝にロクマル維持の為に続けている街流しのランドクルージング。走りながらいつも感じるのは見晴らしの良さでである。フロントボンネットの端は勿論だが、面積の広い窓のおかげでサイドもバックも見切りがいい。窓のラインが低く前輪のラインを取りたい時には、窓を全開し頭を出すと前輪がそこにありタイヤの接地位置を確認出来る。このポジションをランドローバーでは、Command Driving Position 或いは、Command Seating Position と呼び、このドライビングポジションは現在もランドローバーでは意識され続けている。

 コマンダーというのは司令官という意味がある。車の見切りがいいことは目が行き届いている事、しっかりと事態を把握している事が条件となる。言い換えれば、コマンドドライビングポジションとは車体に対する把握性の度合いを意味する。同社が過去に論じた ランドローバー オフロード ドライビング テクニック の第一条は、自分が駆るクルマを知る、であった。この知るというのは捉える、あるいは把握する、という意味を含む。すなわちコマンドポジションというのはただ単に外的なシートの座高と視界の見切りの良さに拘る形態の事ではなくて、自身が駆る車両をある程度自信を持って知っている。経験と学習によって車両を構成している機能や機械的な仕組みを把握しており、人里離れた境地で何らかのトラブルが発生しても冷静な対応性や動揺しない精神、更にはサバイブする体力や知識を備えている。これを理想としている。コマンド ドライビング ポジション とは与えられるものだけではなくて、自身が築きあげてゆくエクスプローラーとしての理想であると感じている。
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FORD F-350

2024年02月20日 | PICKUP TRUCKS & 4X4


 アメリカを代表するモーターターサイクルであるハーレーディビソンやインディアンは、その根源に馬という存在がある。アメリカのモーターサイクルは本来馬から進化したのだといわれている。アメリカのピックアップトラックは馬を先頭にしてワゴンを引っ張る形がその原型となっている。その名残を継承しているのがピックアップトラックである。アメリカンピックアップトラックを運転する時、意識するしないには関係なくフロンティアな感覚がある。それがピックアップトラックという存在が持つ変え難い魅力なのである。ピックアップトラックはこのフロンティアスピリッツ無しでは存在しない。ピックアップの魅力の本質は今もここにある。

 全長約6、5メートル、V型10気筒エンジンを搭載している FORD F-350 , 別名スーパーディユーティと呼ばれるピックアップトラック。重機を牽引したり大型ボートを牽引する、そんな使い方をする為に存在しているトラックであるが、最もアメリカ、アメ車を感じる存在である。
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ランクルTシャツ

2024年02月11日 | LANDCRUISER
 暫くブログ日記が書けなかった。今までやっていたHTMLでの記入が突然出来なくなり、その理由がテクニカルな事なのか? 自分が使っているコンピューターに問題があるのか? が判明しないまま、気が付けば年を越え2月も半ばに近付こうとしている。今後はTEXT エDィターからの発信となるので、慣れるまで違和感を感じる事となりそうだ。



 仕事で昨年の終わりからディープサウスと呼ばれるフロリダ半島に通っている。冬の氷点下のニューヨークと対比して常夏のフロリダは有り難い気候である。マイアミ周辺で唯一目に留まったのが写真のランクル80であった。街にはラングラー、ブロンコ、ニューディフェンダー等の最新の四駆も沢山見かけるのであるが、なぜか印象に残らないのは見慣れてしまった事の悲しみと、自身の旧車びいきの嗜好のせいだと思っている。



 昨年のクリスマスに頂いたランクル80のTシャツ。このシャツをプレゼントしてくれた方は僕の中にあるアドベンチャースピリットを応援してくれているのだと想って大変嬉しかった。自分は古いランクルが好きなおっさんでしかないのであるが、それを応援してくれる人がいるって、どういうこと?と思ったりした。貰ったシャツを大切にするが故に保管しておくのは頂いた方に失礼な行為である。中国では春節、新しい年、春の始まり。春が待ちどおしいのであるが、もう少し狭めて表現すれば、ランクルのTシャツを着て窓を全開にしてランクルに乗って出かける日が待ちどおしいのである。
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ランドローバー専門店での想い

2023年11月26日 | 北米ランクルビジネス

 中古車のディラーを廻っている途中で、偶然ランドローバーの専門店を見つけた。週末という事もあり店は閉まっていたが、ガレージの前のあまり広くはない駐車場にはラダーフレームのデイスカバリー、デイフェンダー90、110、そして、ロングホィールベースの130等の馴染み深い顔が並んでいる。察するに修理の為のパーツの入庫とサービスを待っている様子。旧車を維持する事において近場に旧車の専門店が存在するメリットはとても大きい。それはランドクルーザーの旧車を維持する僕にとっては羨ましいインフラである。

 10年程の昔、ニューヨークの郊外にランクルのスペシャリストの工場があった。自身のランクル好きが高じての展開であったが、それだけではやっていけない現実があり事故車の板金修理施行との両立であった。時間の経過と共に板金の方が比重が重くなりボディショップと変わってしまった経緯がある。特定の車種に限定したスペシャリスト達は経営的に、世代交代や時代の変化への適合など既存事業に対する多難が生じる。

 カリフォルニアにあるランドクルーザー専門店、スペクターオフロードは1983年に自宅のガレージを改装して事業を展開し、創始者であるマーブ スペクター氏がこの世を去った後も、妻である同創始者のケイ スペクター氏によって遺志を継続し40年間の長きに渡って事業を継続している。もし、あなたが事業の経営者であるならば40年の期間事業を継続する事の難しさは実感される事であろう。今期のTLCAの発行誌Toyota Trail にはその記事が紹介されている。

 

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南中北アメリカ大陸一周の旅の途中のカフェで

2023年10月24日 | OVERLANDERS

 自転車トレーニングでの休憩中のカフェでブラジルからオートバイでやって来たギッバーナとアントニオの夫婦に出会った。夫婦は今年の3月にブラジルを出発して北上、中アメリカを抜け北アメリカの西側を南北に縦断し、西カナダを抜けてアラスカ最北端を目指しDelton HWY の終点ブルドー湾(北極海)へ。そこからカナダを西から東に横断しラブラドル半島の東の端まで。その後南下してアメリカ東海岸の街々を廻り、そして今日ここニューヨークの郊外にやって来た。この後アメリカの東側を南下しメキシコへ、その後パナマからコロンビアを抜けてブラジルに戻るという南北アメリカ大陸一周の旅の途中。使用しているオートバイはBMWのGS1300、GSは本来こういった目的の為に存在するオートバイであるので本領発揮というところ、バイクのオーラがそれを語っている。穏やかで紳士的な方々で訛りのある英語をゆっくりと喋る。旅の途中で出会うローカルの人々との何気ない会話が楽しいという、こういった夫婦の事をオーバーランダーと呼ぶのである。偶然とはいえこういった方に旅の途中でお会い出来た事を嬉しく思った。自身の中の冒険心が刺激される出会いであった。

Have a nice trip!

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