ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

車の隙間を流れる時代のエネルギー

2014年11月30日 | NEW YORK

マンハッタンの赤信号で停まっていると、

目の前に警察官(ポリス)が続々とやってきて、道の規制が始まった... 

信号が青になってもクルマは流れない。 

よくある、VIP の御通りでしょうか...?

 

...ん、

なにやら、騒がしいぞ...

 

人々が道にあふれています。

どうした???

 

げっ、

こっちに向かって大群が、

どどどーっ、と。

何だ、何だ?

 

道の隙間がびっしりと群集で埋まりました。

手にはプラカードが、

...デモの群集です。

 

ミズーリ州で起こった事件に対する事件の公正を訴えるデモ隊の群れです。

 昔、カリフォルニアでデモに遭遇した経験を思い出した。その群集は暴動を起こし、通りの多数のショーウインドウが破壊され、店の中の陳列物を抱えて持ち出していた。やがて盾を持った警察隊がやってきて街は険悪な雰囲気になった...。今回の事件も社会正義である警察官に対する司法の在り方を問うものだが、この事件の場合は特に人種という課題が大きくのしかかっている。

 こういった出来事に遭遇すると色々考えさせられる。批判を恐れずに言うと、人間社会には格差があり、不満もある。そういったエネルギーは小さなマッチで大きな爆発を起こし社会を矯正していく。そうやって国や社会は営みを継続していくのである。大眼から観ると、デモや集会が起こる社会は正常で、今現在も歴史が動き続けているということを教えてくれているのだ。

 

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サンクス ギビング 

2014年11月27日 | OVERLAND CAFE

 今年もまたサンクスギビング(感謝祭)がやってきた。4日前にカチカチに凍った河原の石のような七面鳥(ターキー)の肉塊をスパーマーケットで購入して冷蔵庫の中に置いてゆっくりと解凍させた。今朝、肉を押してみると弾力がある。今日は半日を掛けてこの肉の塊との格闘であった。

 

 一年に一度の七面鳥料理は意味のある事であるという旨は、以前ここに書いた。

今もその気持ちには変わりはない。

 

七面鳥をオーブンに入れて焼く時間は4時間にも及ぶので、

ついでに、オーブンの隅っこにジャガイモを入れてベークドポテトを作ります。

ターキーよりも副食のこのベークドポテトの方が人気だったりします(汗)。

 

今年も上手に焼けました。

 

死んで人間の一晩の食事の為に犠牲になった七面鳥に対して、いったいどういう言葉を送ったらいいのでしょうか?

 

私は愛している。

しかし殺す。

殺すが崇敬の念をもっている。

殺すものはなんであれ、

それは私の精神と肉体の一部になる。

 ... C.W. ニコル

 

 

 今年も無事にサンクススギビングを迎える事が出来た事に感謝です。

 

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ロングアイランド ドライビング 9

2014年11月26日 | LONGISLAND EXPRESS

 今日は積雪。朝の内は霙混じりの雨であったが午後になると雪に変わった。今年も寒く長い冬がはじまった。雪道の運転に対する会話を多く聞くようになり、その会話はスノータイヤに交換すべきかどうかとか、下り道でのブレーキの踏み方がどうのこうのなどだ。雪は決して悪いものでなく、排除するべきものでもない。むしろ、楽しむべきもの。そういった認識があると雪道に対する捉え方も変わる。不安と隣り合わせにある雪道の運転の心理は冒険的な心理でもある。

 

 今年の夏から秋にかけての写真の整理です。

 

アメリカの何処の街にもあるSUVのパトロールカーです。

こいつがあると雪道での活動範囲が限定される事はありません。

 

State Trooper

ハイウェイパトロールカーでもあります。車種は保守的なフォードクラウンビクトリア。

実は、アメリカの高速道路でもっとも速い車なのですよ。

 

カフェレーサーが飛ばしていきます、車種は把握出来ませんでした。

 

これは超レアな光景、フリーウェイを走るべスパです。

応援したくなりますね。

 

使い込まれたラングラーTJ RUBICON 。

見てくれのエクステリアではなくて、機能重視的です。

 

60年代のフォードマスタングです。

 

最後列の下にあるのは1980年代の 錆無しダットサンサニー。

好きな人がいるものですね。

 

911と200です。

ただ停まっているだけです。

 

007のロータスエスプリでしょうか。

流石に速いです。

 

コロナ ビーアー

 

バドワイザーです。

 

1950’sですね。

 

半世紀前のビートル。いい音出してますなぁ。

 

右ハンドルのSkyline,

オーナーはGTRだと言っていました。

アメリカでは超レア車です。

 

ニューヨークの街に似合う黒のUnlimited。

 

ディフェンダーです。

ランドローバーの広告塔になっていました。

 

ドライブスルーのポスト。

活用させて頂いております。

 

 冒険と言うのは無鉄砲な事を言うのでは無い。雪道では履いているタイヤに気を使い、公道を走るには他車との関係を常に考慮するべきである。雪道での運転は目的地に行けるかどうか試してみる的な感覚は無謀であり、決して冒険的であるとは思わない。安全なタイヤを履き、スリップしたらどうするのか!を様々に想定した意識と準備を持ってクルマを出す事。雪道での運転はそういった準備と緊張感があるからこそ冒険的なのである。

 

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時にクルマは人間の可能性を引き出す

2014年11月23日 | ロクマル日記

 ランドクルーザー60の面白さを語る時に2つの要素がある。まずは対象であるクルマから来る刺激。それは運転する感覚であったり、自然の中や好い風景の中にクルマを置いて鑑賞する事も含まれる。そしてもう一つの要素というのは、クルマが人間の中に眠っている要素を引き出す媒介となる時である。これらの2つの要素というのは対比.対象的な要素ではなくて人とクルマがちょうど心と体の様で、心も体も共に楽しい、そんな感覚だろうか。

 陽は既に暮れて、木枯しの舞う夜の8時半過ぎ気温は氷点下。仕事を終えて帰路に着く為にランクルのエンジンをかける。冷えた気温の為にチョークこそ引くが2Fエンジンは力強く始動する。

...が、

 

あれ、

ダッシュボードのライトが不灯?

 

ヒューズの問題か?

 

同時に、

サイドランプ、テールランプ全て不灯。

 

ヒューズならば部分的な事。 或いは一斉に球切れ、それは考えにくいし...

 

 

おそらく、電気系統の問題だ。

クルマを置いて帰ろうか...そういう選択もあるが、とりあえず。

暗闇の中で、ボンネットを開ける。

 

 実は、心当たりがあった。先週末にオイル交換と同時にバッテリーの交換と、一部のエンジンのベルトを新しい物に交換したのだった。その時に触れた部分に原因があるのであろう。

焦げている様な臭いはないな...。

 

 

ハンドホンの明かりを頼りにバッテリーの接続コードをまず確認する。

見るだけではなく手でたどりながら少し動かしてみる。

 

発見!

バッテリーから出た短いリード線の一部に触れると、

配線の一部が湿ったポッキーの様に、

ポキ、ポロ!

と、赤い銅線の一部が落下した。

 

ケーブルの劣化である。

 

 原因が分った事は嬉しかったが、30年という歳月は確実にケーブルハーネス(配線)の性能を落としている事を知って、少し怖くもなった。

 

 さて、問題はこれからである。

これにどうやって対応するのかである。

 

修理課題はとてもシンプルです、このコードを繋ぐだけですから、

 

しかし、工具が無くパーツもありません。

 

...今回は、タイヤ交換とは違います。

 

だからこそ、可能性の知恵を働かせるしかありません。

 

何とかなる、何とかする、

という気持ちが手と弱い脳味噌を刺激します。

 

手元のキーホールダーに使用されているリングの先を使って銅線のビニールを剥き、

室内からスピーカーに使われているコードの一部をねじり切りパーツとします。

暗い寒いの環境の中での細かい作業には時間が掛かりますが...。

 

焦る気持ちと忍耐との対話です。

 

こういった作業をよく考えてではなくて、臨機的にやっている自分に驚いたりします。

 

機能回復、

暫定的な応急処置ですが、サイドランプも点灯しこれで帰路に着けます。

手は汚れて寒さでガチガチです。

 

 自宅に向かうランクルの中で思いました。

 

 いやーっ!楽しかったな

 

ただ、簡単な故障の原因を見つけて対応しただけなんだけど、

自分で出来た事が嬉しかった。

 

 ランドクルーザー維持には色んな仕掛けがあるな、次は手に負えない故障も起こるであろう。しかし、そういった事態に対応する事によって、自分の中に有るであろう、色んな可能性を引き出してくれる。それは一つの思い出や経験となって蓄積されて行くが、実はそれこそがクルマを通じての本質的な楽しみではないかと感じている。良いクルマとは人の中にあるものを引き出して魅せてくれるものなのだ。

 

追加報告、

プロによって配線を直してもらいました。

ヒューズが追加されているのは、何のため?

念のため、だそうです。

 

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宇宙の輪廻

2014年11月18日 | TURTLE ISLAND (亀の島)

You shall ask. What good are dead leaves

おまえは訊く、なぜ、木の葉は散って死んでいくのか?

And I will tell you. They nourish the sore earth.

私は応える、それは、大地の栄養となるからだ。

 

You shall ask. What reason is there for winter

おまえは訊く、なぜ、冬が来るのかと?

And I will tell you. To bring about new leaves

私は応える、それは新しい葉を生む為だ。

 

...

 

- MANY WINTERS -  

名も無きプエブロインディアンの言葉

 

 宇宙の流れの中で、自分の位置を知っている者は、死を少しも恐れない。堂々とした人生、そして祝祭のような死。ネィティブアメリカンの哲学は、我々を未来で待ち受ける。

中沢新一

 

 同じ地上に生きる人間でも、ネィティブアメリカンの人生観というのは我々の人生観とは異なっている。我々はこの世に生まれた時から人生が始まり、死と共に終わるものだと人生を理解している。しかし、ネイティブアメリカンの言い伝えでは人の誕生も死も季節が変わる現象のように流れとして捉えている。これは、かなり大きな人生観の違いである。ネイティブアメリカン達は沢山の冬が来る度に、木の葉が散っていく光景からこの宇宙の輪廻を知った。自然が彼らに叡智を与えたのである。

 

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ウォール街の守護神

2014年11月17日 | NEW YORK

 ニューヨークのウォール街の11月の空、

 ここにはアメリカ及び世界の資本が集まり莫大な額のお金が動き続けるニューヨークのウォール街。莫大な資本が流れ込み莫大な資本が流れ出てゆく。人の体で言えばちょうど心臓の様、資本社会の経済(カネ)という血液エネルギーを巡回させている。

 

ウォール街から見上げる、ワン ワールド トレード センター

2001年に崩壊したワールドトレードセンターの敷地に建設されたニューヨークの新しい顔。

 2014年の11月3日に開業されたこの104階、高さ1776フィート(541メートル)の数字は、アメリカが独立した1776年にちなんだ数字。ビルのオフィスの敷地面積は東京ドーム6個分と言われている。このビルが開業となった事で現在のアメリカで一番高い高層ビルとなった。

 

 このウォール街に足を踏み入れると、ここは何か特別な場所である事を感じる。

何か大きなモノの鼓動と息使いを感じる。

ウォール街の守護神の臭いがする。

 

ウォール街はニューヨークの持つ一つの顔であるかも知れないが、

唯一無二の場所である事は間違いない。

 

ウォール街という場所はニューヨークのマンハッタン島の南の端、

この先は大西洋に広がり、少し離れた南西から自由の女神が見守っている。

 

旧新のビルが乱立し、トラデッショナルとコンテンポラリーが混ざる。

 

光と影、デザインの相克と調和、

ウオール街は街というより生き物です。

 

ニューヨークの白い息、

視線を下にやると、あちらこちらのマンホールから湯気がたっています。

 

ウオール街に置かれた英国製の自転車。

 

さりげなく、ハーレー デヴィソン。

 

この場所には特別な神気が宿っている事を感じます。

その神気の正体は、怪物か?

 

そいつは、このワンワールドトレードセンターに象徴される様に巨大な存在で、

威嚇的な強さを誇っています。

 

同時にマネーと呼ばれ魔物と呼ばれる存在かも知れません。

出来れば、生きている間にこいつを見方に付けたいものですなぁ。(笑)

 

おや?この人だかりは何でしょうか?

 

...参拝客です。

 

ウオール街の守護神ブルです。

市場が活気を持って上昇する事をブル(強気)相場といい、弱気はベアと言います。

この牛の銅像は市場の象徴です。

ウオール街の象徴です。

 

このウォール街の仏像的存在のブル様ですが、

そのブル様の人気のポイントは、その股間にある、

きんたま です。

 

世界の金融の中心がニューヨークのウォール街、

ウォール街の中心がブル様の偶像、

その偶像の中心がきんたまだという事です。

 

若いおねーさん達にも勿論大人気です。

子孫繁栄と財布が膨らむ事を願い、今日も参拝者が後をたちません。

(このタマの所だけは本当に眩しくゴールドに輝いていますぞよ!

 

今日も、ウォール街の神気は世界の資本を食します。

ウォール街の守護神きんたまは、世界を動かす。

 

きんたま、恐ろしや!です。

 

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Veterans Day 

2014年11月11日 | 日記

 毎年ベテランズディ(Veterans Day)は平日と変わりなく仕事に追われるのだが、今年は休日。久しぶりに朝のABCニュースをリビングのソファに腰掛けて、くつろいだ気分で観る事が出来た。

 今朝のニュースで心に残ったのが、赤ちゃんの出産時の奇跡のニュース。ある病院で出産の為に帝王切開を受けていた母親の心臓の心拍が徐々に弱くなりやがて止まってしまった。医師らスタッフは再生を試み続けたが、それから20分が過ぎても回復の兆候が全くなく、母親は亡くなってしまった。...ところが、心臓停止から45分過ぎた頃に再び心臓が動き出した。現在、母親は無事に生まれた赤ちゃんと共に退院している。

 医師らは、これは奇跡だと連発していた。更に驚いたのは意識を失い死んだと言われた母親の体験談である。母親は臨死状態の中で、昔亡くなった自分のお爺さんに出会っていた。そして、お爺さんが、『お前はまだこっちに来てはいかん、やる事があるだろ、帰りなさい!』と告げて自分を追い返した。と、インタビューの中で語っていた。臨死体験の実話であるが、ABCという権威ある朝のニュース番組でこの話題が取り上げられた事にアメリカの寛容性を感じた。

 

 さて、今日はベテランズディ、

 

 この日感じる事。それは、軍とか軍事、ミリタリーと聞くと対照的なある名詞が浮かぶ、それは平和という名詞である。平和と聞くと平和の象徴の白い鳩とか、家族団らんでの御花畑でのピクニックの様な光景を抱くと思う。しかし、軍とか軍隊と聞くと軍靴の足音がして恐怖心と不安感を隠せない。平和は是非我が家へおいで下さい、いつも近くにいていいよ。しかし、ミリタリーはあっちの方でやって下さいな的で、毛嫌いされる風潮にあり、軍事差別であるかも知れない。これが僕の様な戦後を生きる日本人的な平和の解釈なのかもしれない。しかし、アメリカ、アメリカ人は違う。平和という名詞の解釈にはミリタリー(軍)がしっかりと含まれるのである。

 

ベテランズディに思う四駆の機能美、

 

 

  ニューヨークの5番街では毎年ベテランズディパレードが開催される。これには多くの軍関係者やジープを含む軍事関係車両がパレードに加わる。そして、その車両を見て感じるのは四駆、ジープ、ランドクルーザー等の原点はまさにミリタリーである事を否定出来ないという事実である。ところが、軍やミリタリーに対して否定的な感情を持つ人々はジープラングラーの持つ攻撃的なデザイン(ミリタリージープの伝授デザイン)を受け入れ難い。よって、ジープ形状のクルマはミリタリーは悪者だ!的な感情によって社会から排除され、消えていったのかも知れない。

 そして、それらのデザインが消えて行った事に対しての寂しさ、具体的には何か物足りない感覚を抱くのは、本来の四駆の姿がミリタリービークルにあるという事を感じながら否定してきた矛盾の結果ではないだろうか。

 四駆の持つ機能美を追求するとミリタリー車両に向かう。オーバーランダー、或いはアウトドア、アドベンチャー等にはミリタリー敵要素が重なっている。それはそういう先祖を持っているが故に否定出来ない宿命であるのだ。

 ジープと向き合う、四駆と向き合うという事はそういった気持ちの整理が大切である。その気持ちの整理とは軍や軍隊、ミリタリーに対して平和を重ねる事。実はそれ、グローバルスタンダードの意識であると思っている。

 

 ベテランズディとはそういった姿勢(原点)を再確認する日である。

 

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再販 ランドクルーザー70 3

2014年11月08日 | LANDCRUISER

 ランドクルーザーに込められた、ランドクルーザーがランドクルーザーたるべき思想というのがチーフエンジニアの小鑓氏によって語られている。ランドクルーザーに乗るという事は即ち、この思想の恩恵を受ける事である。そして、車に込められた思想というのが他のどの四駆よりも現場(地)で実証された確かな物であるが故に、世界がそれを認めている。

 

チーフエンジニア小鑓氏のインタビュー

 

ランドクルーザーの耐久性の秘密

 ランドクルーザーという車の基本設計(外)とその理念(内)は、ぶれずに良いものを良い考えで造り続けた結果であるとも言える。刻々変化し、古いものが沙汰され新しい物の方が良い(正義的である)という風潮の中にあるそういう今日においても、往来の伝統を意識し良い意味でこだわっている。そういう姿勢がランドクルーザーをランドクルーザーとして存在させている理由である。

 

 ランドクルーザーは今後も変わらない。

これこそが安心の要。

 

 この思想的方針がランクルの持つ大きな安心材料なのである。

簡単な様で実は難しい事なのかも知れない。

 

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All Terrain Warriurs (ATW) Alpha Camper

2014年11月06日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 

 オーストラリアからアメリカに輸入されたのはトラックそれ自体ではなくて、そのノウハウと指向であった。ATW Alpha Camper はアメリカにおいてMitsubishi Fuso トラックをベースとして製作した本格的な4x4キャンピングトラックである。

ALPHA CAMPER

The ATW ALPHA motor home conversion is built to suit a range of different 4WD truck cab chassis and is by no means “just another camper”. Over two years of development and testing has resulted in what we believe to be the benchmark in 4×4 truck expedition vehicles.

Created from the ground up utilizing years of local and international 4×4 experiences, the ALPHA is just as at home in the mountains of Colorado, the Canyons in Utah, the beaches in Mexico and the deserts in the Southwest.

When fully equipped with the ATW Single Wheel Conversion, the ATW Parabolic Suspension upgrades and the integrated steep entry/departure angle, the ALPHA is capable of negotiating many challenges you may come across on your journey through long distance desert crossings, endless corrugations and washed out roads. At the end of the traveling day you can enjoy all the comforts of home. Hot and cold running water, showers, toilets, comfortable beds, cooking facilities, entertainment systems are all available in your ALPHA.

Staying for a while? The ALPHA will continue to deliver hot showers, hot food and cold drinks for as long as you have access to sun, water and diesel.

The ALPHA is a truly international vehicle that is easily containerized for overseas travel.

 

 アプローチ、デパーチャーアングルを見ただけで、悪路やモーグルでの走破性を考慮したボディ形状である事が分る。この外観はパリダカのサポートカミオンそのもの。

 

 

 製作の細部はオーダーメードであるが、このモデルで25万ドル(現在の為替で約3千万円)ですから、移動可能な家、或いはコンドミディアムを一軒買うという感覚でしょうか。アメリカでは新車のランドクルーザー200が3台買える値段です。

 

 このテール部分のスペアタイヤキャリーが大きな特徴です。ウインチを使ってキャリアーの上げ下げを行う構造です。

 

The FG4X4 is a cab-over design powered by the DOHC 4P10 inline 3.0 liter 4-cylinder diesel. The 4P10 (which has a variable-geometry turbocharger) produces 295 lb-ft of torque (1,300 rpm) and 161 horsepower (3,400 rpm). It also meets strict U.S. and European emissions regulations. Overall, the FG4X4 is modern, lightweight, efficient, and has a GVWR of 14,050 pounds.

expeditionpotal より、

 エンジンは3リットル、直4シリンダーのターボディーゼルです。トラック界のライトウェイトエンジンと呼ばれているようです。

 

Super Single Wheel と呼びます。

 

キャビンです。74ガロン(280リットル)の水を搭載する事が出来ます。

 

ベッドスペース、左がシャワーと御手洗いです。

 

テーブルと、フロントキャビン

広さには限りがありますが、快適仕様です。

 世界中を旅行出来る様に、カーゴコンティナーに(おそらく40フィート)ぴったりと収まるサイズに設計されている所なども、いいなって思う。

 

こちらには沢山の写真があります。

 

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ワイルド サハラ

2014年11月02日 | EXPEDITION

 

 今期号 (Fall 2014) のオーバーランドジャーナルに紹介されているのは、ランドローバーを駆ってエジプト深部の東サハラ砂漠地帯 (The Great Sand Sea) を走破した体験談である。この投稿を読むと、現在におけるエジプトでのサハラ砂漠の旅は依然として敷居が高いと感じた。

 

 

  エクスペデッションの旅に使用したのは5台のランドローバーディフェンダー110TDI, と1台の130である。面白い事に彼らが使用するランドローバーには全て ステラ とか レロイ などと愛称が付けられており、彼らはその名前で各自のランドローバーを呼び合っている。これは英国の風習なのだろうか?と思った。ランドローバーは66ガロン(250リットル)の燃料タンクを備えたヘビーローディングで総重量は約3トンに及ぶ。

 

 

  参加者は外国人を含む。エジプトに拠点がありサハラ砂漠の旅をランドローバーを駆って行うサンドローバースのメンバー達である。この2500マイル(4000キロ)に及ぶ数週間のエジプトとリビアとスーダンの一部を含むサハラ砂漠紀行の参加者は全員砂漠での自動車旅行の経験者達であるが、エジプトの行政機関から Desert Pamits (サハラ砂漠走行許可書)を取得する為に警察官とミリタリーエスコート(ガイド)そして10人の武装軍人(用心棒)を、2台のランドクルーザートルーパーと共に雇わなければならない、という負担がある。国の事情もあるが、サハラ砂漠内部地域では無法状態で、国境を跨いでの武器などの非合法な取引行為や人質を得て身代金を要求する窃盗団などが跋扈しているらしい。

 

 

 大砂漠で事故が起こる。夜間走行時に砂に足を捕られて3トンのランドローバーがロールオーバーを起こす。ドライバーは急遽カイロにある病院に送られ手当てを受ける事になった。

 

 途中でハイヤーしたトヨタハイラックスがパーティの最後を走っており、機関銃を後部に乗せた自警団の駆るランクル70系ピックアップの8人組に追跡され、威嚇射撃を受ける。サハラ砂漠の旅では実際に命の危険が伴う様子である。

 

 

  重装備のトルーパーは時に柔らかい砂に行く道を拒まれる。警察やガイドが同伴し、ミリタリーが護衛していたとしても何が起こるかは分からない。まさに東サハラの旅は現在も危険の伴う冒険である。

 

 サハラ砂漠の旅は金銭的にも精神的にも重いものであると感じる。勿論、肉体的にもキツイ事であろう。楽しい旅といったものではなく、何か大儀がなければサハラエクスペデッションは行動に移せない。世の中にいくら性能の好い四駆が存在したとしても、それはサハラを走る事とは無関係である。サハラ砂漠をなめてはいけない、と知らされる投稿であった。サハラの西側、モロッコアルジェリアはもう少しましかも知れない...が、いずれにしろ大砂原(サハラ)の旅は何が起こるかは分からない。

 

ただ、忘れる事が出来ない旅になった事は確かである。

 

 太古のサハラ砂漠は海であった。また8000年程前は緑豊かな土地であった。その時代の化石や人の文化の痕跡を見つける事もサハラ砂漠の旅の大きな魅力であるようだ。

 

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Man in Space

2014年11月01日 | FJ CRUISER

 

 Published on May 2, 2014

The 2014 model year marks the final stand for Toyota's feisty FJ Cruiser sport/ute. Before it disappears, host Arthur St. Antoine takes the burliest FJ ever—the all-new Trail Teams Ultimate Edition—into the sprawling deserts of the American Southwest, where he encounters Sahara-like dunes, missile-testing ranges, miles of wide-open trails, mind-boggling hardware straight from a Hollywood sci-fi flick, and a place few people have ever visited: Trinity Site, the original Ground Zero, where in 1945 America exploded the world's first atomic bomb.

 カリフォルニア州のロサンゼルスの南東ににYumaという乾燥した小さな町がある。そこに向かってロサンゼルスから2時間程運転するとサハラ砂漠の様な風紋のある美しい砂丘地帯が存在している。そのアウトバックをFJクルーザーを駆ってワイルドな運転を楽しむ。

 そこから更に東に向かってニューメキシコ州に入りThe Original Grand Zero を訪れる。オリジナルグランドゼロという場所は約70年前の1945年7月に核爆弾開発のマンハッタン計画で人類史上初の核爆弾の実験が展開されたその場所である。解説者は言う、

 

我々は今この場所に日本車を駆ってやって来ている...

 

 アメリカの南西部という地域は軍事(飛行機)そして天体(宇宙)など空と大きな関係のある場所。この地域で感じることはスペース(広大な空間)とサンセット(洛陽)であると言っている。この地域で広大な光景と夕日を眺めると誰もが自分が宇宙の中にいる存在なのだという事を感じる事が出来る。それが、人々がこの地域に惹かれる大きな理由だと述べている。

 2014年を最後にFJクルーザーの販売はこのアメリカでは終了する。FJクルーザーを駆るアントニー氏はこのFJクルーザー(トレイルエデッションだが)を Real SUV と評価している。FJクルーザーは人と宇宙を繋ぐクルマなのです。

 

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