ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

洗車は自然の恵みで

2016年02月29日 | ロクマル日記

今年の1/6が過ぎ去り、今日で2月は終わりである。

 

冬の雪道の走行で塩を浴びて白さが眩しい我がロクマル。

北国の冬はチョークを引いたり、寒さに耐えたりと、特に古い車にとっては厳しい季節です。

 

 ロクマルのボディを近くで見るとザラザラです。

ゆで卵を剥いてボディにこすり付けて食べたら...

などと妄想を誘う程の塩加減です。

 

先週のニューヨークは低気圧に覆われ、嵐的な大雨と強風でした。

 雨はあらゆる方向から降りかかってきます。

 

この大雨は冬の終わりを告げるものであろうと思った。

雨は残雪を溶かし道に蒔かれた塩化カリュウムを洗浄してくれた。

 

嵐が過ぎると空気は澄み渡り、新生な気持ちになる。

 今年の冬は終わりか?

 

ランクルもすっかりと洗われました。天然です、自然にお任せ。

 冬が過ぎ去ってもう雪が降らないと確信したら洗車場に出かけて車にこびり付いた塩を落とそうと思うものです。しかし、大雨でランクルが綺麗になると、そういう気持ちが薄れてしまいます。理想的なのは雪道を走ったら直ぐに下回りを中心に汚れを流すのがいいのであろうが、そういう時は寒過ぎてなかなかそれを執行するのが難しかったりする。なぜなら、水はボディを洗浄する以前に氷付いてしまうからだ。そういう言い訳もあり結局大雨に助けられるハメになるのだ。

 

毎回、毎年これで安心してしまうのです。

春の準備が整いました。

 

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FRNCH CAFE

2016年02月26日 | NEW YORK

 車でニューヨークのマンハッタンを移動中、午後の最初の約束の時間まで30分程時間の余裕があったので路肩にパーキングスペースを見つけて車を停めた。横を見るとそこにはパリを拠点としたフランスのカフェのチェーン店であった。暫くエンジンをかけたまま暖房の効いた車の中から店の様子を眺めていた。店のフロントのガラス越しにエスプレッソのコーヒーバーがあり白黒の筋模様のユニフォームを着た二人の男性が休む事無く忙しく動いていた。白いコーヒーカップにコーヒーを注ぐ姿を見ていると窓を閉め切った車内にも入れたてのエスプレッソの香りがしてくる様な感覚を覚えた。

 先程から店内を見ているが客足が耐える事がない。ジャケットの襟を立てた人々が店のガラスドアを開けて次から次と入って行く。店のカウンターの辺りには人々が大勢並びそこで焼かれたパンやスイーッを購入したり店内の席が空くのを待っている。客足を見ているのは理由があった。店内がすいたら、サッ!とコーヒーを買ってテイクアウトしようと考えていたからだ。...しかし、その期待は今はかないそうにない。なぜならば時間が迫っており、もうすぐ約束の場所に向かわなければ遅れてしまうからである。コーヒーは次の機会に、その時は紙コップではなくて白い陶磁器のコーヒーカップと皿で頂きたいな、スイーッと一緒に。と思ってその場を離れた。

 そして、車を走らせて直ぐに腰に付けている携帯が鳴った。約束をしている当人からだ、『ごめん、後30分程遅く来てくれないかなあ。』...だと。

 

 こうやって次の楽しみが生まれたのであった。

 

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ランドクルーザーとオフロードドライビングテクニックはセットであるという理解が基本である

2016年02月23日 | LANDCRUISER

 ランドクルーザーのモデルが二桁の時代には、オフロードを安全にそして確実に走行する為にオフロード走行の基本を知っておくべき事という認識が現在よりも強かった。これはランドクルーザーを購入する人々にとってはアウトバックを走る事が前提となっており、ランドクルーザーと基本的オフロードテクニックやそれにまつわる知識というのはセットであった。そしてそのランドクルーザーと基本的オフロードテクニックというのは道具とその使い方という形で基本的にセットであると理解している。即ち、ランドクルーザーを駆るなら基本的オフロードテクニックを学ぶ必要があるという事だ。そういう理解が1980年代のトヨタにはあった。

 

 Toyota Landcruiser Training Video

 基本的オフロードテクニックは現行の70系200系ランドクルーザーを駆る人々にとっても必要な知識である。ランドクルーザーの性能が快適になったから知識は不要だとは言えないのである。ランドクルーザーに乗るという事はただ単にランドクルーザーを所有しているという形的な事ではない。ランドクルーザーに乗るという事は、ランドクルーザーの維持と基本的オフロードドライビングテクニックの知識を学習し続ける事だと思っている。時代は変化し続けるが、この基本的な理解は夜空の北極星の様に常に定位置で静かに輝いていて欲しいものだ。

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ウィンチワークスエンターテーメント

2016年02月22日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 ランドローバーシリーズⅠが1200フィート(約360メートル)のダムの壁を登ります。ランドローバーは車体の後部にウィンチ用のエンジン (?)を搭載した特別仕様車です。ウィンチワークによるエンターテーメントは以前ここで紹介した、おやじ達の運動会シリーズ 的 な楽しみながら学べる講習から、この様に大掛かりなものまで幅が広いです。結果、壁を登りきる直前まで来たランドローバーはウインチを引く角度の調整が利かない為に上部に到達出来ず、再び降りて行く事になった様です。シャックルに掛かった一本のウインチロープに人とランドローバーの命がぶら下がります。流石に2トンを超えるレンジローバーを使わず、ライトウェイトなシリーズⅠ。そして小柄なドライバーを起用してはいるが、こういう企画をよく実行したな。と感心します。

 

Climbing Dam in Land Rover by Top Gear BBC

 

よい子は真似しないでね

 

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Land Rover Heritage

2016年02月21日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 

 ランドローバー社では今年ディフェンダーの生産に幕を閉じた。しかし、ランドローバー社の中には古いランドローバーの存在価値を知りその伝統を継続したいという勢力(DNA)が存在する。その意向がランドローバー社で具体的な形となって現れたのがLand Rover Heritage Parts 部門 である。これは昨年2015年の4月にドイツで開催されたオートショウの開催中に公式に宣布された。今後ランドローバー社はディフェンダーの生産は終了する。しかし、1948年から生産が始まったシリーズの1、2、3。ディフェンダー、レンジローバークラッシック、そして初代ディスカバリーにおいてはその維持の為に我々がパーツのラインナップを揃えますよ。というランドローバー社の古いランドローバー車に対する取り組み姿勢と理解を具体的に示した形となっているのである。更に今年の春からは初代フリーランダーもヘリテージに加わる事になる様子。過去に生産したランドローバーを将来においても継続して維持する事を奨励する為にランドローバーはヘリテージパーツ部門を車内に設けて本気でそれらの車両の部品提供を行う方針である。ランドローバー社ではランドローバーの古い新しいモデルは共に現在という時に一列に並んだ。

 

 John Edwards, Managing Director of Jaguar Land Rover Special Operations, said:

We are delighted to launch Land Rover Heritage, which perfectly complements the recent introduction of Jaguar Heritage. It is estimated that 70% of all Land Rovers manufactured since 1948 are still in existence so there is a large and very passionate owner base to support through Land Rover Heritage.

John Edwards Managing Director, Jaguar Land Rover Special Operations
 

  ランドローバーの正式なヘリテージパーツ部門の設定はジャガーのヘリテージサービスを取り入れたものではある。1948年から生産されたランドローバーの70%は現在も生存しているとの事だ。ランドローバーというクルマを理解する為にはランドローバー社を理解する必要がある。これでランドローバー社は躊躇する事無く、エアロダイナミックスな電子ローバーを売り続ける事が出来る切符を手に入れた形となったのだ。

 

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Toyota Landcruiser TRD Edition

2016年02月19日 | LANDCRUISER

 

 昨年の11月に開催されたSEMAで紹介されたNew Landcruiser SEMA TRD Edition。2016年のランドクルーザー200のTRDバージョンである。これはあくまで試作車であり、このモデルが発売される意図は現在の所未定である。アメリカで販売されている新車のランドクルーザーの基本価格は約8万5千ドル。もしも、TRDバージョンが追加となるとその値段は10万ドル(一千万円超)になるであろう。新型ランドクルーザーTRDでオフロードを駆るのは一部の人間にのみ許された事なのであろうか。

 

以下は、CAR AND DRIVER からの引用である。

Here’s a stat that will likely make you feel old: The Toyota Land Cruiser has been on sale in the U.S. since 1957. Number of years it missed due to model changeovers or regulatory hurdles? Zero. Comparing the raw-and-ready early models to the current Land Cruiser, however, is a bit like comparing a box cutter to a modern multi-tool. To prove that the modern Cruiser still has some grit, Toyota’s TRD arm plucked a 2016 model from production and prepped it for active duty on the display floor at this year’s SEMA show.

Officially and cleverly named the “SEMA Edition TRD Land Cruiser,” the SUV gets a two-inch front-only lift, TRD front skid plate, and front TRD adjustable remote-reservoir coil-over dampers. The rear suspension stands pat at production ride height but gains a set of TRD adjustable remote-reservoir dampers and springs that are more in tune with the off-road objective. TRD 20×10-inch performance wheels wear 285/55-sized rubber front and rear.

A TRD brush guard keeps overeager SEMA attendees at bay, and LED driving lights replace the stock units. TRD tubular running boards stretch from wheel to wheel, and a roof-mounted cargo pod offers additional storage while putting people on notice that the driver is an active type. Custom Silver Pearl exterior paint and TRD embroidery address the cosmetics, while a TRD performance off-road air snorkel (it’s functional) and cat-back dual-tip exhaust actually manage to lend an air of rowdiness to the otherwise refined proceedings.

Slapping on a few items from the TRD catalog is a nice diversion, but what we’d really like to know is what plans Toyota might have in store for the old girl. We know changes come slowly in the Land Cruiser world, but with the FJ out of the way, it seems the opportunity for fielding a Cruiser variant that people can actually afford is here. We aren’t getting any younger, and neither is the Land Cruiser.

 

TRDエディションは主にエクステリアに特徴がある。

 

アンダーガードにバンパープロテクション

ウインチが装置出来る程の丈夫さはない。

 

シュノーケル、

これはオーストラリアのアウトバックでも活用されているものだ。

 

虚栄心をくすぐるTRDシート

 

ロックスライダーを兼ねたサイドステップ。

 

 個人的にTRDオフロード仕様車には、もっと軽量化、カラーの差別化、そして、タイヤやアウトフィッターパーツは中途半端でアクセサリー的な都会のオフローダーの域を脱出して欲しいと願っている。しかし、それを執行するとキングオブオールロードではなくなってしまうのかも知れない。北米のランクルラグジュァリー路線にはLEXUS LX570があるので、200系にはこの際思いっきりTRDを目指して欲しいと期待している。

 

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氷点下摂氏10度の中でのバイクトレーニングで冒険のリスクについて考えさせられた

2016年02月16日 | OVERLANDERS

 真冬の乾燥したアスファルトの小さな隙間に浸透し、道の脇にはビッシリと挽き敷かれ太陽の光でホワイトシルバーに輝く塩化カルシウムの散蓄。そんな真冬の道をロードバイクに乗って飛ばす。体の心肺機能維持のため自己に規したトレーニングとはいえ寒気を激しく吸い、防寒をしているとはいえ手先と足先の感覚が麻痺状態になる。いつものコースの半分辺りでこのまま継続したら危険であると判断し帰路に向かった(引き返した)。帰宅して自転車から降りたら手足の先は凍傷寸前で感覚が無い、体は体温維持の為に多くのカロリーを消耗したらしく激しく疲労していた。いつもよりも長く温水を浴びて意識と神経が正常に戻るのに時間がかかった。氷点下10度以下での路上自転車トレーニングは危険であり無謀な行為であり行うべきではなかった。お湯を浴びながら反省し、これを今後の教訓にしておこうと思った。

 

  4x4を駆っての極地旅行は ADVENTURE(冒険)である。その冒険にはリスクが付きものだが、冒険におけるリスクとは生きるか死ぬかの境地に挑戦する事ではなくて万全の準備と行動計画に基づく非危険的な行為であって欲しいものだ。想定外の危うさや無理は禁物なのである。その無理や危険のレベルを感知するのは意外と初期の段階ではないかと感じている。そしてその初期の段階で安全の為の行為を選択するか、あるいは無理を執行するかが運命の分かれ道となる。

 氷点下10度での自転車トレーニングは走り出してから15分頃に体の一部の感覚が麻痺し、このままでは危険だと思った。しかし、人間は思っても直ぐに行動に移せない弱さがあるのだ。あの坂の上に到着したら...とか、どこかにポイントを置かなければ決断出来ない優柔不断な所がある。プロの冒険家とアマチュアの冒険家がいるとする。プロの冒険家は危険だと感じたら直ぐに安全な行動が取れる人。アマチュアの冒険家は迅速な行動が取れず危険に遭遇する可能性が高まるのかも知れない。

 

冒険というのは安全策を持って万全を規して危険だと思われる行為に臨む行為。

だから、安全策や万全性が少しでも歪んだり欠けたりした時点で冒険という崇高性は消えるのである

 

 たかが一時間にも満たない寒気の中での自転車トレーニングであったが、その悲痛な経験が大きな事故や遭難を避けるために考える機会となったように思う。今は暖かく暖房の効いた部屋でこの日記を書いているが、指先はあの寒さの中での痛みを覚えている。あの痛みの悲痛は忘れたいが、長く記憶しておいた方が自分の為になるんじゃないかとも思う。

 

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2017 Toyota Tacoma TRD Pro

2016年02月14日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 Overlanders' Handbook の著者 Chris Scott はその著書の中で、オーバーランド旅行において、まず行き先と目的を決めてからそれに相応しい車両を決める事が大事だ。というアドバイスを記している。冬の極寒のニューヨークの日常では30年落ちのランドクルーザー60でも充分に活用出来る。しかし、氷点下30度を下回る冬季アラスカの原野を走る事は古いランドクルーザーではリスクが大きい。もし自分が冬季アラスカの北極圏に入って更に北上し北極海を目指す旅を行うならば迷わず、信頼性と走破性の高いトヨタ製の新しいトラックを選ぶ事だろう。以下は今年のCicago Auto Show でベールを脱いだ Toyota Tacoma TRD Pro である。地球上の厳しい環境の中でのプロモーションビデオの撮影の背後にはトヨタトラックの極地における使用性と信頼、そして耐久性の自信の程が感じさせられる。

 

Arctic challenge Toyota TRD Pro

 氷点下30F(摂氏マイナス35度)のアラスカの北極圏でプロドライバーの駆るTacoma TRD Pro。冬の氷と雪に覆われたアラスカの大自然を背景に走るその姿は冒険的なオーバーランド旅行を計画する者達の目を捉えて離さない。Tacoma TRD Pro は厳しくも美しい自然を堪能する為の必需品なのである。

 

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今夜は記録的な寒波

2016年02月13日 | 日記

 ニューヨークでは今夜から明日の未明にかけて更に気温が下がり、予想最低気温は氷点下20度近くになる。この冬一番の危険な寒さとなるとの予報。今日の日中は寒波と強風で街を歩くのも辛かった程だ。寒波は既に夕方の街に襲いかかり、厳しい寒さの中でガソリンスタンドで接客をするおじさん。スーパーマーケットの広い駐車場で乱雑に置かれたショッピングカートを集める若い青年。そして道端の歩道でバスを待つ婦人。彼ら彼女らを帰路で目撃しながら心配な気持ちになったものだ。空気が乾燥した極寒の夜は空の星と半月が綺麗だった。遠くに見えるニューヨークの街の明りも、いつもよりも明るく鮮明に輝いていたように感じた。

 

 夜、ロクマルを路肩に停めてエンジンを止めて車から降りると辺りは静かであった。ドアを開けると冷たい外気が押し寄せ世界が変る。しょぼいとはいえロクマルの運転中は車内に暖房が効いているのだった。その時、隣接する雑木林の中でガサゴソと何かが動いている音がした。目を凝らして見ると2匹の野鹿が元気に走って移動しているではないか、すぐに鹿は道に飛び出して道を横切り向こう側の雑木林に姿を消していった。何処にいくのだろうと瞬時に思ったが、それ以上に、この寒さは大丈夫かい、と心配した。極寒の月明りの下、人も機械も野生動物も厳しい寒さを忍んで行くのだ。寒さよ早く過ぎ去れ!どうやってこの寒さを超えて行くかだが、我がストラテジーは早く寝よっと、そして遅く起きよっ!これで極寒の未明は夢の中に相殺されるハズだ。

 

...お休みなさーい!

 

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真冬の モーガン オープン スポーツカー

2016年02月10日 | VINTAGE CARS

 寒い冬の午後。ノーザンニュージャージーのスカイラインドライブをLX450で流していると、後ろから一台のビンテージカーがぐいぐい追い上げてきた。ちらちらとバックミラーを覗きながら、あれはMGかなぁ、それともトライアンフかなぁ?と思いながら車のイメージと自分の脳裏の中にあるデーターをマッチングさせていた。英国車である事は間違いないが、車種の確信が欲しかったのでウインカーを出して路肩によって後続するビンテージカーを前に行かせた。

 

おおーっ!これは、

モーガンではないか。

 

 Plus 4 か?氷点下の真冬に年寄り夫婦がオープンカーに乗っているぞ、渋い!などと、暖房が効いた車内で気持ちが踊った。登り坂での加速や静かな走りから、これは近年に生産された一台ではないかと感じた。伝統を重視するモーガンは基本デザインは当初から変っていないので年式を見分けるのは至難の業である。途中で道は渋滞となり、車内でゆっくりと半世紀以上の歴史を持つモーガンを観賞しながら進む、色々な思いが頭をよぎる。

 モーガン+4とはどういう車なのかThe Morgan Plus 4 (or +4) is an automobile which was produced by the Morgan Motor Company from 1950 to 1969. It is a more powerful and, in the case of the earlier cars, slightly longer version of the company's 1950 4/4 model. The Plus 4 was revived in 1985 and filled the gap between the 4/4 and the Plus 8 until 2000; it was again revived in 2005. モーガンプラス4は1959年から1969年にかけてモーガンモターカンパニーにおいて製作された。1985年から2000年まで再び生産が行われ、その後2005年より再度(3度目)の生産が始まり現在に至り、現在も当初と同じモデルが生産されている。

 

 おおっっと ! 

 

渋滞にしびれを感じた爺さんが U ターンを始める。

運転していた爺さんと目が合って手を上げて挨拶を交わす。

横に座っていた婆さんも寒楽しい感じであった。

モーガンは太いエンジンサウンド、ロングノーズの勇姿を残して後方に消えていった。

 

最近の高性能なスポーツカーにはほとんど関心が無いのだが、

モーガンという最近のスポーツカーには心を魅かれる自分。

 

歳を取ったらなおさら、真冬こそ快適なセダンではなくてビンテージオープンスポーツカーを駆りたいものだ。

 

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冬の森の息吹に触れる快感

2016年02月09日 | 日記

 

 この季節、外でいくら自転車を飛ばしても汗はほとんど流れる事はない。体も自転車も泥水に濡れてつま先や指の先は特に冷える。しかし、最高に気持ちがいいと感じるのがトレーニング後の熱いシャワーだ。冷えた体で熱いシャワーを浴びると体が痒みを感じる程に刺激的で、ああーっ!生きているっんだ、って思う。お風呂に入れる事って食べれる事、寝れる事の様にしあわせな事なのです。

 

先週の道路状況です。

 

冬の森の中の道というのは多くの木々の枝が落ちているものです。

細いタイヤでバリバリボコボコと枝を砕きながら走破します。

 

おっと! 落石です。

減速、減速!

 

  

おやおや!

 道をふさぐ倒木です。

 

写真とっとこ!

意外とでかいなあ。

 

よっこらしょ!

自転車は担いで超えるしかありません。

 

  

おおっー!

巨大な落石が...

 

上を眺めると、

がけ崩れですね、自然の力って怖!って思った。

 

写真とっとこ!

 

 森を走り抜けながら思う事は、森は生きている、自然は生きている、地球は生きているんだという実感である。人間は時々こうして地球自然の息吹を感じる機会を持つことが大事だと思う。体を動かす事によって呼吸は激しくなるが、冬の冷たい冷気を激しく吸ったり吐いたりすると、この体がこの辺の自然の気と一体化する様な感覚になる。風を切って走っていると自分が森を移動する妖精のようになった気分がする。その感覚がたまらなく嬉しいと思えるので、寒かろうと泥を被ろうと、どうってこたーない!と思ってしまう。

 

 走り終えて熱いシャワーを浴びると、再び現実に戻る。

その、現実に戻る瞬間というのがまた快感であり、止められない!

 

...俺は中毒者かもしれん、

 

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夕方のガスステーションにて

2016年02月07日 | ロクマル日記

 ロクマルの給油をする度に感情が付きまとう。その感情はガソリン価格によって影響を受けるものだ。ガソリン価格が安くなると得をした気分になるのは、おそらく多くの人にとって共通の感情ではないだろうか。これは消費者にとってのメリットであり、それは全体的に見るとガソリン価格が低下した分消費が他に周り、近未来は個人消費が増える事を予見している。特に近年の車に比べて燃費の悪い古いランクルオーナーの僕にとっては有り難い現象である。

 

 2014年から始まった原油価格の下落は現在も続いている。下落の原因は米国におけるシェールガスの開発だと言われているが、100ドルから30ドルまでの幅は大きい、高値の3分の1以下である。これはつまり、当初100ドルの領域の値段は需用と供給のバランスから外れた異常な値段であったと思われる。今日の結果を見ると近年のアメリカにおけるシェールガス開発は世界の油産国の力をバサッ!と切り倒した。この結果がシェールガス開発におけるアメリカの国家戦略であったのかどうかは分らないが、返り血を浴びて自らも傷付いたアメリカにおけるエネルギー業界は今後統制されていく事になる。今後の近未来の原油価格は需用と供給のバランスに近い値段に成る事を期待している。

 

この一本の給油口が自分と世界が繋がる機会であることを感じる。

 

1970年代に起こったオイルショックの変動は当時の原油価格が約倍になった。急にそうなった事もあり世間では相当あたふたした現象が起こった。近年の原油の高騰はBRIC’sの新興で需用が増加し、その内原油は枯れるであろうという危機感が背中合わせにあり、低燃費と省エネがファーストプライオリティに掲げられていた。今は原油価格が一年半という期間で当時の3分の1以下という価格まで下がったにも関わらず、世間は意外と静かにしている様に思える。原油を支配する者は世界を制する。これは産油の事だけではなく、その価格の制御とコントロールも含む。

 ランドクルーザーにガソリンを満タンにしながら原油は現在の人の心や感情もコントロールする事が出来る物質であると感じた。つい最近までは50ドルでも足らなかったランクル満タンのガソリン代が今では50ドルで御釣りがくる。その金でスタンド内のグロッサリーでコーヒーやエナジーバーを買ったりすると、単純に僕は支配される側の人間だと思った。レジの後ろに並んでいる大型ピックアップに乗ってきたおっさんも同じような気分なんだろうなと思ったりした。

 

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冬の雪道の装備と安全知識

2016年02月03日 | ランクル ドライブ

 ジムさん一家はネバダ州からアイダホ州に自動車に乗って向かっていました。途中、大きなフリーウェィから降りてマイナーなローカル道に入って走っていた所雪原の雪道で道に迷ってしまいました。当時は車のGPS(カーナビ)はまだ普及していません。道に迷ってあたふたしている内に車は雪でスタックしてしまい身動きが取れなくなってしまいました。主人であったジムさんは辺りを探索し小さなケーブ(穴)を見つけ妻と小さな子の為にシェルター(簡易避難場所)を準備し自らはバックパックを背負い近くの村まで歩き助けを求めました。ジムさんの足は凍傷になってしまいましたが、家族は助かる事が出来ました。

 ジェームスさん一家は冬のオレゴン州の森の中で車がスリップして路肩に突っ込んでしまいました。後に、主人であるジェームスさんは森の中で、そして奥さんと子供達は残された車の中で無くなりました。これらの話は1993年の冬に実際に起こった雪道での遭難事故の一部です。

 

 

 それらを紹介しているのはこの冬号のAmerican Survival Guide 誌です。

 誌の意向はそれらの例を出す事によって冬の雪道の運転は特別な事であり決して甘く見てはいけないという警告です。天候、道の選択、それでも何が起こるかは分らないので、車と人に対する十分な準備と知識が必要である事を強調しています。以下はその記載の中から実際に冬の雪道で参考になり役立つ知識として知っておくべき事を貼っておきました。

 

まずは、装備。

毛布、シャベル、チェーン、トーイングストラップ、厚手のグローブ、トライアングルリフレクター、なぜか消化器?

他にも救急箱に基本的な解氷払雪用具。目的と場所に合わせて食料とキャンプグッズ等。

 

道の選択と天候を考慮する。リスクの高い道は選ばない事。

燃料を十分に保ち、途中何かがあったらどうするのかを多角的にシュミレーションしておく。

 

雪上での対向車とのすれ違い時、

自分はよくても対向車がスリップして突っ込んでくるかも知れないという危機感を常に忘れない。

 

野生動物との遭遇時は特に注意!

瞬発的な急ハンドル、急ブレーキは事故の元です。

 

トライアングルリフレクターをそんなに近くに置いたら意味がありません。

危険を知らせる為に離して置きましょう。

 

この男性の様に自分の車が突っ込んだ場所に立っていてはいけません。

同じ様な状況で他の車も同じ場所にスリップして突っ込んでくる可能性があります。

 

 準備や知識があったとしても冬の雪道では予期せぬ事が起こるものです。

しかし、その備えが有った故に助かったという事態もあります。

冬の安全運転とはこういう準備と知識が前提となるものなのです。

 

 

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ランドローバー社黄金時代の終焉とニューディフェンダーの課題

2016年02月01日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 デイフェンダーの生産終了がランドローバー愛好家達にとって大きな失望となっている。それは最近のランドローバー関連雑誌の幾つかの記事から伺う事が出来る。LRO (Landrover Owner International) のシリーズ-ディフェンダー記念誌のある一ページには以下のタイトルに有る様に If this ia end...  What's Next と題してディフェンダーの次に来るもの(ニューディフェンダー)に対する問いがなされている。ディフェンダーファンにとって次期デイフェンダーと呼ばれたLand Rover DC100はあまりにも不評であったが故に、ランドローバー社はDC100とは異なる新しいディフェンダーを発表する用意がある事を公にしている。

 

それを語っているのはランドローバー社のチーフクリエィティブオフィスのGerry Mcgovern氏である。

彼はニューディフェンダーについての構想について以下の3つを揚げている。

The next Defender

ニューディフェンダーの構想

 

1、モダン的

2、エアロダイナミックスを取り入れる 

3、経済的でなければならない(燃費も生産コストも)

 

 これらの要素を念頭に置いて想像する新しいディフェンダーは保守的で伝統的なデザインの往来のディフェンダーとは異なるものであると推測する。ディフェンダーがどの様に新しくなるのかは想像の範囲でしかない。では、ランドローバー愛好家達は(ここではレンジローバーや近年のディフェンダー以外のランドローバー愛好家を除く)いったいどの様な新ディフェンダーを望んでいるのであろうかについてLRO 誌がまとめている。以下はその記事の中から、時期ディフェンダーに対する期待の声を幾つか箇条書きに挙げてみた。

 

Rakish looks leading to poor visibility. especially when driving off-road.

オフロードにおいては軽快に見える近代のエアロフロントウインドウは

視界が良くないので採用して欲しくない。

 

Easily dented body panels that don't wear damage well. The same goes for the interior trim....

オフロード車は丈夫であるべきだ。

ちょっとした事でボディが凹んだりチリがずれたりするのは勘弁してほしい、内装も。

 

Needless complexity that compromises reliability and durability in the field.

フィールドにおける信頼性を維持する為に余計な電装品は不要だぞ。

 

Minimum price tag fora basic commercial variant.

あまり値段が高いのは困る。適正な値段で販売して欲しい。

 

 これらを総合すると理解は乖離的で、おそらくニューディフェンダーはランドローバー社からは出てこないであろう。もし、ニューディフェンダーと名乗る車が出て来てもランドローバー愛好家達はシリーズ、ディフェンダー系の後継という枠には入れないのではないだろうかと思う。ランドローバー社が現行ディフェンダーの生産を止めた事でDefender is dead (ディフェンダーは死んだ)という声を聞くが、これは真摯に受け止めたい。正確にはランドローバー社がランドローバーを生産出来なくなってしまったという事なのだと理解している。

 

 

組み立てラインを移動する最後のディフェンダー

 

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