本日、10月31日はハロウィーンです。
今日は賑やかな一日になりそうです。
このハローウィンと共に今年の美しいニューヨークの紅葉もピークを迎えつつあります。ハローウィンとはHello Winter! で、これで秋は終わり冬を迎えますぞっ!という意味かも。
イカ(以下)は先週の日曜日のお話です。
近所のマーケットには地元で収穫された林檎などが安く大量に売られています。
料理の食材を求めて市場に足を運びました。
ハローウィン季節の室内の装飾に用いる奇妙でいびつなカボチャも大量に収穫されています。
収穫の秋ですね。休日の市場は季節が感じられて楽しいものです。
...実は、先週の土曜日の夜。
ある先輩に誘われてイカ釣りに行って来ました。
そのお方はニューヨークでナンバーワンの釣りキチです。三度の飯よりも釣り、仕事をするのも釣りの為、釣りをする為に生きておられる様なお方です。『先生と呼ばせて下さい』と僕が言うと、『僕は釣り馬鹿です』とおっしやられる。では、愛称を込めてBTB先生 (BOKUWA TURI BAKA) 先生と呼ばせて頂きます。
BTB先生とはいつも食べ物の話で盛り上がる。釣りたての新鮮なイカを刺身で食べると如何に旨いかという話を何度もされるので、そんなに旨いのならば是非一度、という軽い気持ちで出かけて行った。土曜日は仕事が終わったのが夜の7時過。それから3時間半クルマを飛ばしてアメリカで一番小さな州、ロードアイランド州のニューポートという街の港まで行き、そこでジェネェレーター(発電機)を回して照明を照らしてイカを集めて釣上げるのだ。
時間は夜の10時半。
辺りは暗く、港に停泊している船の周辺の薄明かりが港の海の水の上に光って揺れている。
あああああー
しまったぁぁー
ゴソゴソゴソゴソ...
どうかされましたか、先生???
ハロゲン(ライト)忘れたぁー :
という事で、暗闇の中でルアーを振る結果になってしまいました。
猿も木から落ちる、か。
釣名人もジェネレーターのライトを忘れる、か。(笑)
日曜日の朝の3時過ぎまで。
二人でヤリイカ15匹を釣りました。
ハロゲンを持参していたら一人50匹は超えていただろうとの事です。/
残念!
でも、楽しかったので良し。
新鮮な食材を得る事が出来ました。
さて、朝帰りです。
BTBさん、有り難う御座いました。
運転もご苦労様でした。
まずは、新鮮なイカを刺身で食しました。
新鮮なイカは胴体と足がなかなか丈夫にくっ付いているものなのですね。
ううーん、...甘いですねえ、
秋の新鮮なイカサシつーのは。
/
イカサシをつまみながら、市場で購入してきた野菜を直火で炙り焼きにします。
これはズキニです。小さいのでベィビーズキニと呼びます。
ピーマンも炙ります。
野菜は切ってから軽く塩を振り水分をとってあります。
きのこ、マッシュルームです。
秋なので、料理にきのこを使って秋を感じさせる事を意識しました。
えのき茸、
しめじ茸です。
炙りたての茸をそのまま醤油で食しても、なかなかいけますねぇ。
炙った野菜。
小ぶりのジャガイモを柔らかくゆでます。
イカは掃除してから軽くゆであげます。
イカと炙った野菜にパセリを混ぜてオリーブ油でマリネります。
塩と胡椒、そしてレモンで味を整えます。
秋を感じさせる地中海風イカ料理。...のつもり。
地中海から中東にかけて食されているピタというパンに、
刻んだガーリックとバターを敷いて軽く焼きます。
ガーリックトーストです。
サラダはグリークサラダを用意しました。
イカという食材を元にして休日のディナーを準備。
時々、無性に自分で作った料理が食べたくなる。
食事を準備する事は、よい気分転換にもなります。
手先と舌、そして臭いの刺激が嬉しいのです。
Happy Halloween!