ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

感謝しな祭のディナー

2017年11月25日 | OVERLAND CAFE

  

 感謝祭(サンクスギビング)がやって来ました。アメリカ人にとってクリスマスよりも重要度が高いと言われる特別な日であり、離れて暮らしている親族が集まりオーブングリルで焼かれた七面鳥(ターキー)を共に食する時間を持つ。毎年この日を祝う為に4500~4600万羽の七面鳥が生産され食卓の大皿に盛られるのである。大勢の人々は生活の中で間接的に他動物の命を奪いその肉片を食しているがその事について真摯な意識を持つ機会というのはそうあるものではない。それだけではなく、自分が生きている事とか地球という環境や生活など実は全て奇跡の連鎖なのであるが、それら全てを総括するのが感謝というフロシキである。

 

 46,000,000羽の中の1羽の七面鳥が我が家にやって来た。七面鳥をオーブンで焼く料理の過程時間は4時間である。その料理の待ち時間というのは、油が溶け出して肉汁(グレービーソース)が滲み出て家の中に七面鳥の焼ける独特の臭いが広がる。僕はこの伝統的なアメリカの料理をいつも儀式と呼んでいる。七面鳥という肉塊のサクリファイス(犠牲)によってこの日、この時間に人々は何を想うであろうか、感謝な気持ちを抱いた人々は幸いな人々である。肉魂は見事に焼かれ、グレービーソースも絞り取りました。

 お腹が一杯になってくると現実に戻る。またこの1年時々七面鳥の肉魂料理を思い出して、感謝しな祭!という意味のある特別な日でありました。

 

 

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寒空下のスリーホィーラー 2

2017年11月24日 | 日記

 BMW R/5 シリーズのサイドカーである。時代は不明で70年代の様でもあるし、ホィールとデスクブレーキを見ると80年代型の様でもある。サイドカー自体走っている数が少ないので廻りの人々は素直にクラッシックBMWのサイドカーとして認識してしまっている様だ。しかし、この車体はちょっとユニークである。オートバイはBMW R/5 だがサイドカーはおそらくそれ程古くは無いウラル製ではないかと思った。もしそうであったとしても色合わせといいよく出来ている。オーナーが戻って来たら確めようとも思ったが止めた。ランドクルーザーだって同じコンセプトがある。40シリーズなどはアルミ製のボディだったりブラジルの Bandeirante のパネルを流用していたりもする。今の時代、これからの時代こうやって乗り物を楽しむ選択が広がっている。寒空下のライディングもそうだが、マシンの製作やメインテナンスも含めてだ。晴れた休日の朝に手掛けた愛車に乗ってカフェに乗り付けて一杯のコーヒーを飲んで帰って来る。カリフォルニアのアーバインではカーアンドコーヒーは休日のクルマ好きな輩のイベントであるが、ここニューヨークの郊外のカーアンドコーヒーはこんなスタイルで静かに展開しているのです。

 

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寒空下のスリーホィーラー

2017年11月22日 | NEW CARS

 寒気の冬こそオープントップでヒーターを全開にしてマツダロードスター (MAX-5) を駆るのが最高に楽しいと語っていたある方の事を思い出した。しかし、このイーグルVトゥィンエンジンを搭載しロードスターの5速マニュアルを組み込んだモーガン3ホィーラーには室内暖房は無く走行風を遮るフロントウインドウは小さい。クルマというよりもオートバイに乗る感覚で搭乗者達はヘルメットを着用していた。安全で快適な自動車に慣れた現在の人々に対して、形にして放つ個性と主張は半世紀の時代を継続して現在に至っている。変わらないことを主軸に生き続けてきたモーガンならではである。3ホィーラーにはスポーツカーを走らす本当の楽しみが秘めらている。希少な事もあり非常に注目される存在であるがゆえに駆るには勇気が必要だが、このクルマでなければ得られない世界があるのだという事は一目瞭然である。

 

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ランドローバー ブリティッシュ アーミー トレーニング その2

2017年11月19日 | ASAP and AFAN

Land Rover British Army Training Part 2 (Off Road)

 その2、ではオフロードでのドライビングテクニックの解説である。日本ではオフロード走行をよくクロスカントリーという呼び方をするが、その呼び方は英国的である。アメリカでは一般的にオフロードという呼び方をする。そしてプロフェッヨナルのオフローダーは保守的であり安全第一を常に考えている、同時に環境に対して気使う気持ちを持っているのでタイヤのスピンなども極力避けようとする。また経済的な(エコノミー)な概念をもしっかり持ち合わせており、車両のダメージや無駄な吹かしを嫌う。しかし、ギアの選択、エンジンブレーキの活用。あるいはブレーキとクラッチの切り替えを避けて走り抜ける状況などオフロードにおいて安全で経済的な走りこそが実は障害場所をスムーズに走破する事の出来るテクニックなのである事を理解する事。また、オフロード走行においては1、Anticipation (予測、予期)2、Preparation(準備) 3、Control Technique (運転技術)の3つから成る事を理解しておく事。なぜならば、多くの場合オフロードドライビングテクニックといえば3、の運転技術のみに関心が集まり、1、と、2、に趣が置かれない状況が多い事を警告している。

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ランドローバー ブリティッシュ アーミー トレーニング その1

2017年11月19日 | ASAP and AFAN

 Land Rover が陸軍仕様の Defender を用いて英国陸軍運送学校(The Defence school of Transport Normandy Barracles Lecomfield)の Wolf Sankay 氏の運転によって製作した基本的運転技術の解説。このビデオがリリースされたのが一昔ではなくて最近の2014年の10月である事に注目した。それはランドローバーが今でも基本的オフロードテクニックを大切にしており、運転の基本を教え広める使命を秘めているのだと感じている。デフェンダーは2016年の1月29日に生産を終了して米国においての現行のランドローバーはオートマチックの高級志向車ばかりであるが高級車は売っていてもランドローバーとしての魂は売っていない(失わずに持ち得ている)感がある。

 

British Army Training Part 1, (On Road)

 舗装道路、一般道を対象とした運転のテクニック。ハンドルに乗せる手の位置、親指の位置、回し方に注目。安全なコーナーでのラインのとり方。ドライバーの認識としてはSpeed (速度)、Condition(状況) Unexpected (不意、思いがけない状況)Drive Defensively(確実な安全)の4つである。アメリカのストップハンドサインは多くの場合グゥーだが英国の場合はパーであるなど違いなどがあって面白い。公道でのドライビングテクニックとは別名 Safe Driving Technique(安全運転の技術)だと断言している。

 

 

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The Long Road Home

2017年11月17日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 今週は仕事でフロリダ州のマイアミに滞在していました。一日の仕事が終わったある夜に滞在先のホテルでTVを廻していると National Geographic の番組で The Long Road Home というドラマをやっていました。チラッとだけ観て直ぐにベットに潜り込むはずだったがそのリアルな映像に取り組まれてしまった。その理由は戦闘のフロントラインで活用されるハンビー (HAMWV, Humvee) の存在であった。

 

 2004年の4月、イラク北部の街 Mosul でインフラ整備の護衛に当たっていた米陸軍のハンビーの小隊がその帰路で民兵組織の激しい奇襲に合い負傷し包囲されてしまった。その小隊を救出する作戦の為に連帯が組織されハンビーからなるコンボイを連ねて Mosul の市内に入って行く。そこで待っていたのは更に激しい銃撃戦であった。兵士はハンビーの車中で次々と撃たれ負傷してゆく。実話に基付きその有様を実際に伝えようとする意図を持って製作されたドラマだけに真摯に迫るものがあった。この出来事は後に Black Sunday (暗黒の日曜日) と呼ばれて語り継がれ、この Mosul での出来事を機にアメリカから成るイラク暫定政権のイラク統治は泥沼化に向かった。米軍が使用する軍用車ハンビーの弱点が隠さずにさらけ出される事によって戦争というそのものを上手く表現していた。

 

 マイアミ空港近くのホテルの部屋から朝日が昇るマイアミのダウンタウンを展望する。

 

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木枯らしと焚き火

2017年11月12日 | 日記

 ベテランズディの連休最後の日曜日、朝夕は氷点下まで気温が下がり冬の様相である。空気は乾燥して木枯らしが舞っているが幸い空が好く晴れているので陽が出て暫くしてから自転車のトレーニングに出かける事にした。外気が冷えると気分は億劫になり出発時は葛藤があるが、走り出して20分もすれば気持ち良くなり背中の辺りが汗ばんでくる。寒い季節に防寒して走っている奴らは数こそ少ないが気合の入っている連中が多い。

 

 無心で走るという事に集中する。目の前の景色や流れる展開は記憶に留まる事は無い。ドロップハンドルの下部を握って目は前方を捉えているが自身は心を持たない機械の様である。しかし、時々寒さで鼻水が垂れてくるのでその時は我に還る。こちらの人々は片方の鼻の穴を抑えて走行中に鼻をかむのが上手いが僕は腰に持っているペーパータオルでその都度拭いている。

 

 折り返し地点の休憩所のカフェでは焚き火が準備されていた。エスプレッソコーヒーを片手に焚き火に入れてもらう。暖かい火を眺めていると焚き火は人を癒す効力があると思った。一杯の暖かいコーヒーと伴って最高にくつろげる。このままここで焚き火にあたりながら一眠りしたい気分だった。...再び木枯らしの中を帰路に向かった。自宅に帰って熱いシャワーを浴びながら、走行中の景色は全く覚えてはいないが、焚き火の感触は音も臭いも熱も覚えている。今朝の体験から今後の自分に焚き火というテーマが憑依したのかも知れないと感じている。

 

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4x4 SEMA 2017

2017年11月10日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

Landcruiser FJ62, SEMA 2017, Expedition Portal より、

 今年も Nevada 州の Las Vegas においてSEMA 2017 (10/30-11/2) が開催された。Expedition Potal Four Wheelers Network などの媒介ではオフロードビークルを中心とした一部が 紹介されている。SEMAは 一般人を対象としない報道機関と審査をパスしたB to B (企業間取引)関係者を対象とした商用イベントである事から会場は交渉の場所としての特殊性を持っている。今年の SEMA には全世界から7万社が訪れている。その規模の大きさから世界には自動車で飯を食っている人々が多いという事。そして自動車への感心は減ってきているどころか増加している、新しいアイデアや物に対しての貪欲な関心や追求はそれ自体が自動車業界を前に動かしている正体である。自動車産業の未来はカッコエエクルマが欲しい、…に、乗りたいという人々の求心が継続されてこそ存在する。ここに持ち込まれた一台一台はそうした各業界の華。上の写真の美しいディケールを持つFJ62は隙間なく手が入れられている。僕が注目したのはルーフラックの低さ、これは何処のものなのだろう?、こういった関心事が次の検索へそして興味へと繋がって行く。

 

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エンジン熱の散逸性を考える

2017年11月07日 | ロクマル日記

 クルマのオーバーヒートについて調べていたらエンジンの熱の散逸性(さんいつせい Dissipative)という知識に触れた。今まで自分自身があまり意識しなかった知識であるが機械エンジニア達にとっては常識的な事なのであろう。簡単に言ってしまえばエンジンを冷やす為にはエンジンの色を黒にするのが好いという事だ。黒い色をしたエンジンは中に篭った高熱を外に散逸する作用がある。そう言えば僕のパソコンもスマホも黒色だが、中に篭った熱を外に発散させる為には黒色という色が機材の冷却に一役かっているのかもしれぬと思った。黒色は他の色に比べて熱を吸収し熱が篭るのだとばかりに一方的に理解していた自分にとっては目からうろこである。ただこれは素材その物を黒にするのか、表面を黒く塗れば良いのかは不明ではある。エンジンを冷却するラジエターの色も黒が一番冷える。黒いラジエターは既に普及している。ランドクルーザーのラジエターも黒いが、これらは設計時に散逸性を考慮された結果であろう。今まで、時に黒く艶消しに塗られたクルマのボンネットを観て、それはボンネットに当たる光を吸収してドライバーの視界を好くする為だとばかり思っていたが、それだけでは無いという事が今になって理解出来た。クルマのタイヤが黒いのもその為なのだろうか?ラジオ周辺機器やエンジンのホース類が黒いのも意味が有っての事なのだろう。黒いパーツを散逸効果で眺めると製作者達の知恵が観えてくる。

 

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非日常車両の日常

2017年11月05日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 今から5年前、2012年の秋にハリケーンサンディがニューヨークを直撃した。その時の苦い経験を機に我が街の自治体は緊急事態に備えての準備として特殊な車(軍用車両)を備えるに至った。また、これらはニューヨーク及びその近郊で武装したテロリストなどによる事態が発生した時にはその対応として活用される車両でもある。街のポリスステーションのビルの横に室内駐車場があって、その横のドーナツ屋から買ったコーヒーを片手に車両を見学してきた。そこにはバンビーが2台、そして6x6のカミオンが配置されている。車両はやや埃っぽいがタイヤの空気などは充填されており定期的にコンディションを確認されている様に感じた。これらの車両に出動命令が出るのは10年に一度?あるかないか、かも知れないが、それでも自治体はその10年に一度の為に車両をキープして常に出動出来る態勢にして置くのだ。10年に一度使うかどうかの車両であっても常時メインテナンスが必要な事を思うと車体の仕様は非日常的であってもその存在は日常の延長にある。我々がミリタリービークルに対して性能や機能美を語る時、それは氷山の一角的な事に過ぎないと静かに時を待つ車両を観ながら感じた。

 

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ウィンチバンパーへの指摘

2017年11月01日 | OVERLAND VEHICLE

Winch access . . . please? Pretty please?

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