ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

Overland Expo East

2016年10月29日 | OVERLANDERS

 2016年のオーバーランドイースト(Overland Expo East) が10月7日から9日に掛けてノースカロライナ州のAshevilleで開催された。私自身はそこに足を運んだ訳ではなく、また参加者の証言さえ聞いてはいない。イベントの主催者のエクスペデッションポータルには今回のイベントが複数の写真と共に掲示してありその場の雰囲気などを感じる事が出来る。それらの写真を観ながら感じる事なのだが、近年アリゾナ州のモルモンレイクで毎年開催されているオーバーランドウェストと比べて東海岸で開催されるイベントは規模が小さく、どこかローカルイベントという気がしてならない。アメリカで多くの人口が集中している東海岸よりも人口密度が少ないコロラド以西の西側にオーバーランダー達の関心が集まり集客もあるというのは、アメリカ西部のロッキー山脈の裾野とそれに隣接するグランドサークル周辺がアメリカにおけるアウトドアーのメッカであるという証明なのであろう。

下は東と西のイベントの写真です。

 

 Overland East 2015

 

Overland West 2016

 

 豊かな大自然と国立公園(ナショナルパーク)に恵まれているコロラド以西のアメリカ西側は実際にランドクルーザーで走っても刺激的で、アウトドアイベントに似合っている地域である事に疑いの余地は無い。それに比べてイーストでのイベントはウエストとは異なる空気に包まれている。この二つのイベントを互いに比べる事には意味が無く馬鹿馬鹿しい事だと思う。なぜならば東でのイベントはより大きなチャレンジであるからだ。将来もしオーバーランドエクスポイーストが盛況を記録したならば、その時は世界中にオーバーランダーというカルチャーが定着する時だと思っている。ウエストは総本山、そしてイーストは伝道所である。イーストでの取り組みは日本なんかにおけるオーバーランダーカルチャー普及の先駆けになる可能性も秘めていると思う。昨年はハリケーン到来の為に中止になったイーストであったが今年は無事に成功してなによりであった。

 

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再びオルタネーター

2016年10月21日 | ロクマル日記

 クルマに心が有るというと怪訝な感じがするものだが、それは人間の様な意思や感情の有る心をクルマに期待するのではなくて、人と道具(クルマ)との愛情関係から物語が発展し、普段の何気ない生活が使う道具(クルマ)によってちょっと刺激的な体験が出来るという実際の物語である。

 

 ランクルを大切に乗っているか?と問われると、???である。洗車はしない。路上駐車、生活の足、錆びは寂びである感。などが自身のランクル達に対する態度である。しかし、いつも乗り込む度に話しかけ、ランクルから離れる時には、お疲れさん有難う!と感謝の気持ちを伝えている。僕はランクルに対して2つのコミニケーションがあると思っている。一つは機械的なコミニケーションである。そしてもう一つはランクルに宿っている物魂とのコミニケーションである。そしてコミニケーションは互いのギブアンドテイクで始まるがやがて一体化となりランドクルーザーが自分の体の一部となる境地こそがランドクルーザーを駆るという喜びの形容である。

 

 今週の火曜日の夜中、仕事仲間を送り届けてから一人で暗い夜道を走っていた。FMラジオからはラブソングが流れている。その時一瞬ほんの短い時間音楽が途切れた。スピーカーの接触かなと思ったが振動がある道を走っている訳ではなく、ここは整備されたアスファルトの道だ。ふと何となくメーターの周りのランプが微妙に暗いかな?と感じた。直ぐに電圧計に目をやると、電圧が落ちている。...これは何時かのロッキー山脈での出来事の再起ではないか(汗)。

 

やばい、

もうすぐ止まる!

どうしょう...

 

ラジオを止めて、室内を暗くし出来るだけ電力を使わない様に...

でも、ヘッドライトは消すわけには行かない。

 

帰宅するのは止めて、メカニックのいる2マイル程先の修理工場を目指せ!

 

頼むロクマル、

止まらないでくれー、

お願い!

 

そして...

 

...なんと、

 

ロクマルはちょうど修理工場の前で止まった!(激汗)

まじ、

 

これって奇跡、凄いぞロクマル!

最後はヘッドライトも消して走った。

 

オルタネーターの内部のリビルトの為に3日間の時間を要した。

バッテリーも何故か?分らないが充電が十分に出来ずに交換する事にした。

バッテリーの寿命は最長4年と理解していたが、今回はまだ2年であった。

 

 オルタネーターのリビルトとバッテリーの交換を済ましてロクマルを引き取りに修理工場へ行った。請求書をもらって内容を確かめるとバッテリー代が請求されていない。あれっ、バッテリーって交換したんですよねぇ? そう、新しいバッテリーだよ。そうそう、今回は運が良かったねぇ。えっ? バッテリーの保障期間というのがあってそれは25ヶ月以内なんだけど、ちょうど今月一杯までだったんだ。

ラッキーだねぇ、

新しいバッテリーがただだよ。

 

 オルタネーターもバッテリーも消耗品であり使っていれは必ず不調な時がやってくる。そして、その時が何時かは容易には分らないが、今回はビミョーなラジオの音の途切れから兆候を感じる事が出来た事。修理工場までの道をランクルに、頼む!頼む!頼む!止まらないでくれーっ!と頼み込んでいた。そして、ランクルはその頼みを聞き入れてくれて修理工場の前で息絶えた。もし、この現象が起こるのが後一週間か10日遅かったら懐に掛かる負担はより大きかったのだ。

 

ランドクルーザーには心があって、

オーナーを気遣ってくれている。

 

人間がランクルに愛情を注ぐという事は理解しやすいが、

ランクルも人間に対して愛情を持ってくれている、

気遣ってくれているのだ。

 

嘘みたいだが本当の話。

 

以前ロッキー山脈でロクマルは大難を小難に導いてくれ、

更に今回は小難を更に少々難にしてくれた。

 

だから、ロクマルに乗るのは楽しい。

 

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Bill Burke 4-Wheeling America

2016年10月19日 | OVERLANDERS

Bill Burke 氏

人々が彼に付けた肩書きは、

Trail Teacher and Super off-road master

 2016年の10月16日コロラド州のグランドジャンクションにてBill Burke氏のBB4WD(Bill Burke 4-Wheeling America's)の30周年記念イベントが行われた。彼はBB4WDというビジネス名称でオフロード走行に関するアドバイス、トレーニング、そしてガイドを続けてきた。一つのビジネスが30年間継続すると言う事は簡単ではない。それは時代の変化に伴って人々の思考が変化するからである。30年という時間は一つのビジネスの名で商いを行っていても当初とは異なる収益対象が存在する結果となっているのが多くのビジネスではあるが、BB4WDにおいては四駆走行に関するテクニックやリカバリーに対する需要が大衆の中ではないが一部の人々から常に継続して求めららえてきた故に30年という時間が経過したのである。そう思うとBurke氏の様なエクスパートはこれから先においても求められる存在であろうと理解する事が出来る。

 

 今期の4WD Toyota Owner誌の中で4WD Training Editorを勤めているBurke氏のBB4WA30周年が伝えられている。その紹介の中で、なぜ自分が4WDアドバイザーとして生計を立てて生きて行こうとしたのかが紹介されている。(以下)

In 1985 I sent an application to enter into the competitive global adventure called Camel Trophy. The '85 tryouts were for the '86 event in Australia. I was selected to try out with 19 other guys for the Us team during the weekend at Sears Point Raceway in California. There were about 2.5 million applications worldwide for 30 seats- 2 people per country! I worked my way into inclusion of the 4-person provisional US team, 2 alternates and 2 competitors. We were sent to the Land Rover training grounds in Herefordshire, England for final evaluation. That included being tested and metored by the Land Rover (UK) driving instructors, a truly professional group who were known for training SAS, embassy details, sheiks, and royalty. I was fortunate to have been assigned to Roger Crathorne- literally Mister Land Rover. It was an honor to be evaluatedby him! It was then that I saw my future as an "off-road" driving instructor!

 1985年に86年に開催されるキャメルトロフィーオーストラリアでのイベントの参加選手に応募しその中で20人の候補に選ばれ選考試験を受ける事になった。当時キャメルトロフィーは参加者30人を選出するのに世界中から250万人の参加希望があった。その為に我々は英国のHerefordshir にあるランドローバートレーニンググランドに行きランドローバーのドライビングインストラクター達から直接指導を受ける事になった。このランドローバーのドライビングインストラクター達は英国軍の特殊部隊に指導する程の真のドライビングプロフェッショナル集団である。そこで出会ったのがMr.ランドローバーと称されるRoger Crathorne 氏であった。彼に対する尊敬心が高まって自分が将来オフロードドライブインストラクターとして活躍する未来を描いた。

 

 後にBurke氏は1991年のキャメルトロフィーの代表選手となりアフリカを走った。彼がCrathorne氏から人生を決断する程の刺激を受けたのは事実であり、アメリカにおける4ウィールドライブの発展の背後にMr.ランドローバーの存在があったというのは驚きである。Mr.ランドローバーは一体彼にどの様な指導をしたのだろうか? 

 

...それらを知り学ぶ事は今後のこのブログのテーマである。

 

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幾つになっても前倒姿勢でいきたいという希望

2016年10月18日 | 日記

先週末もスカッ!と朝からコカコーラ。

 人々がインデアンサマーと呼ぶ秋の中の夏が訪れて終末から日中の気温が25度を超す暖かい日々が続いている。しかし、この温暖な気温は今週末までは持たず週末には雨が予想され気温は下がるとの事。コカコーラを美味しく飲む事が出来る時間(条件が揃う)っていうのは幸せな事なのだと思ったのが今年のインデアンサマーの収穫。コカコーラは走行後半のカロリー補給でもあります。

 ロードレーザーで飛ばしながら多くの場合頭の中は空だ。しかし、時々『なんで俺はこんなに一生懸命走っているんだ?』と自問する事がある。思いっきり走る事が楽しいから走っているのだ。というのが即答の心の声ではある。中年期を迎えてからロードバイクを始める人々には健康維持という共通の理解も有るようです。具体的に掘り下げて言うと、高額なアメリカの医療費を憂いて『今後の健康の為に医者や薬に高い金を掛けるのは馬鹿らしい、それだったら多少高い自転車に金を掛けた方がいい。』という計算的な思考です。始めるには金銭的敷居が高いと言われるロードバイクですが長い視野で健康を考慮すると自転車の値段というのは高価ではないという理解。高価なバイクを購入するための巧妙な家族への説得理論だとも思う(笑)。僕はただ、コカコーラが楽しく飲める事を重要視してロードバイクを楽しんでいる。ロードレーサーに乗っていると体力的な欲が出てきます。その一つが息子達と一緒に走りたいという欲。そして、どうやらその欲は近い将来に生きていれば叶える事が可能であると最近感じてきている。そうすると更なる欲が出てきて、今度は孫と一緒にロードレーサーで走りたいという気持ちが出てくる。自らの体力を過信しているのも事実ですが、細く長く健康に生きる為の一つの目標として頭の隅に軽く置いて置こうと思っている。

 前方から一台の青いタンディム(二人乗りロードバイク)が近づいてきます。すれ違う時にその姿を観て、おおーっ!と驚きました。前に乗っているのは青年。そして、後ろで必死にペダルを漕いでいるのは80歳を超えているだろうと思われる御爺さんだった。

 

 ...ああいうのも有りだなと思わされた機会でした。

 

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Landcruiser Restoration

2016年10月13日 | 北米ランクルビジネス

 ノーマルの凛々しさ、冒険心が沸き立つモディフィケーション。ランドクルーザー60系には時間を越えて惹きつけられる魅了がある。カンザス州にある Landcruiser Restoration ではその魅力をレストレーションという手段で表現している様に感じる。ランドクルーザー60は40に続いてレジェンドとして理解されその存在はランドクルーザーという名を憧れの存在として位置付ける。アメリカの中央にランドクルーザー60系のレストレーションビジネスが生まれてきた事を知っておいて欲しい。

 

 

こちらには沢山のビデオ動画があります。

ロクマルの魅力を再確認させられます。

 

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ミディアム ブラックカフィー プリーズ!

2016年10月08日 | ロクマル日記

 夏が終わり季節の変わり目を感じるのは日照時間が短くなったからだ、当然日の出も遅い。朝6時過ぎ、空には星がまだ散らばっており、オリオン座はまだ上空から僕らを眺めている。東の空にはこれから朝焼けのオレンジに空が染まろうとする気配を感じ、オレンジと黒が混ざった見事な紺色である。ランドクルーザーのドアを開けて座り込みイグニッションを回す。キュルキュルキュル…ブオーン!2Fエンジンが調子良く眠りから目覚める。横の歩道を近所の住人がゆっくりと犬の散歩で通り過ぎようとする、視線が合うと顔と手で挨拶を交わす。ヘッドランプを点灯してギヤを1速に入れて路肩から出ようとしてバックミラーを覗くと後方ににヘッドライトの明かりが見えてそれが近付いて来ている。黒いレクサスのセダンが静かにランドクルーザーの横を通り過ぎテールランプの赤い光を残して走り去って行った。もう一度バックミラーを確認しアクセルを踏み込む…今日もここから一日が始まる。

 5分程走った所にマクドナルドがある。ドライブスルーのレインに入って前の車の後ろに付く。オーダーの順番が廻ってくると、グッモーニングハウワュー、ミディアム ブラックカフィー プリーズ! コーヒーを受け取って走り出す。運転席の窓は全開したままだ。FMラヂオからは朝の静寂な空気には不似合いな最近のヒット曲が流れている、我に返ってラヂオのスイッチを切る。

 

 途中、空が徐々に明るくなり東側の空には橙色の朝焼けがせまる。今日は晴れだね、仕事でつぶすには勿体ない一日だな。などと思いながら走る。ランドクルーザーは色が染まりかけた広葉樹の森の中の道を飛ばす。先ほど買ってセンターコンソールのホールダーに収まっているブラックコーヒーはまだ暑くて口を付ける気にならない。眩しいヘッドライトを発しながら前方から対向車がやってきてはすれ違っていく。...目先にある信号機が黄色から赤に変わった。信号で止まると動時に腕時計を観て時間を確認する(我がロクマルには時計無)。暑いコーヒーを一口すすろうとカップを片手で持ち上げて両手で持ってふたを開けて口を付けてすすったと同時に信号はグリーンに変わった。コーヒーを置いて走り出す。森を抜けて街に入る。街の交差点ではハンドルを大きく切って幾つかのコーナーを曲がり、一部工事中の粗い道をガタガタと音を立てながら走る。キンとかパチとか跳ねた小石が下回りの金属に当たる音がする。最後のコーナーを曲がってオフィスの駐車場に入り所定の場所にランクルを停めパーキングブレーキを引いてライトをオフに。車内にはコーヒーの香りが漂っている。ふたの隙間からこぼれたコーヒーがカップを包んでいたペーパーナプキンに染込んでいる。キーを抜いてランクルから降りドアを開けたまま、明るくなった空を眺めながらコーヒーのふたをはずしてブラックコーヒーに口を付ける。今日はこれからコネチカット州まで出かける。

今日もいい日になりそうだ...。

 

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