ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

最終日は過酷な耐久ドライブと嵐の祝宴

2011年10月14日 | ハチマル(LX450)北米旅行

 最終日の走行スケジュールはキツイ。テネシー州のナッシュビルの郊外Goodlettsville という町からニューヨークの見える自宅まで900マイル(1450キロ)もある。平均時速60マイルで走り続けても15時間はかかる...。

 もう一日あれば...と思うのだが、

旅を締めくくる意味でも最後は自分に難題を課す、これも定めか?

 

眠くなったら運転交代を約束して、我が家にしては珍しく朝の6時に出発。

(いつもなんだかんだで9時前に出る事はない...)

 

テネシーの森林地帯を走り出す。

40号線を北東に向かって、数時間走ると、

なんか空の色が重いぞーっ、来るかな?(雨)

 

来ました。

かなり強い雨、サンダーストームです。

今は朝の9時過ぎです。

車中では皆良く寝ていますが...。

 

砂漠の埃も、西部の未練もこの大雨ですっかり流れてしまいそうです。

旅行を通して、最初で最後の大雨、

最初で最後の早起き、

 天気と景気は西からといいますが、西から流れて東に向かう雨雲の下を平行して走行している事になります。 

 

午後になっても嵐は止む気配がありません、スピードも出せません。

そろそろ運転交代を...、大奥殿

ダメ、雨の日は怖い!がんばって!

と、言われてガムを差し出してくる。

 

 目覚ましに、豚の皮を揚げたスナックを買って食べてみる、2.3個口にしたらもういいや...という味だ。

...過酷な一日になりそうだな、なっているぞ、既に!

しかたなく、豚の皮をちびちび口にしながら。

...

 

嵐の中、嵐を聞き(聞かされ)ながら、とうとう自宅に着いた。

8月7日0時50分着

19時間もかかったのか...。

 

目がちかちかする、ヘロヘロです。

子供達は車の中で良く寝たみたいでイキイキしている。

御陰様で無事に帰って来れました。

さぁー、寝よ!

 

箱一杯に溜まった郵便物を見てなぜか嬉しくなった?

...

ありがとう!ハチマル

 

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憂鬱な帰路、頼むよタフなハチマル君

2011年10月13日 | ハチマル(LX450)北米旅行

 サンタフェを最後に旅は終わった。

助手席に座っている我が家の大奥殿の御指示は...急いで帰れ!である。

少しでも早く!

 これからニューヨークまでの2000マイル(3200キロ)を走る、ただ走る。行きと比べて帰りの気分は憂鬱でさえある。そこには現実が待っているからである。

 

 ロッキー山脈を抜けて285号線を走る、再び平らな平原が始まる。

 

フリーウェイ40号線を東に向かって走行中

 ランクル80は実に快適なクルーザーである。外気は真夏の熱波でも室内にはクーラーが効く。制限速度75マイル(120キロ)の地域を80マイル(130キロ)で走ってもストレスを感じる事はない。

 これがロクマルならば、エアコンは念のためにあまり使いたくない。75マイルの表示でも65マイルでやっとだな。 ...それでもロクマルで走りたい。

 

かわいそうに...ボンネットの隙間にトンボが引っかかってしまった。

 

途中ミリタリーの車両も何度か見かける。

 

オクラホマシティーを抜けて...

 

アーカンソー州へ、この辺りの農作物には大豆と稲を多く見かける。

 

働くピックアップ、フォードF250

 こうやってピックアップを使って仕事をするライフスタイル、都会に住んでいると憧れてしまうが...甘いかな。

 

食えや、走れや!

朝から晩まで...ただ走る。

過酷に使われるランクルだけどその期待に堪えてくれる。実にタフな奴だ。

自分の生涯でこのランクルを使いきる事が出来るのだろうか?と思っている。

 

ミシシッピー河を渡ってテネシー州、メンフィスに入る。

...

どんどん行ってよ!

はい、大奥殿 

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どしっと 爽やか コカコーラ

2011年10月12日 | ハチマル(LX450)北米旅行

 旅行の土産はこれ、テキサス州のみで販売されている3リットルコカコーラ。

 定員8人、荷物パンパンのランクルにこんな重いジュースを更に買って乗せるなどとは狂気の沙汰としか思えない。

仕方ない...今回は少なめに、...10本にしておくか。(汗)

 一本、$1.99(160円位)と安い、テキサスの人間がでかい理由がわかる。

とにかくこの3Lコークはアメリカ人さえ WOW !!! なのだ。

 どこに積むの?

膝の上に乗せといてくれい。(笑)

 

わ~お、スーパーサイズのスイカ 

これも買おうとしたが...、悪い冗談(笑)

 アメリカの野菜はでかくて味が繊細でないものも多い。しかしスイカは意外とでかくても甘くおいしい事が多い、でもたまに、はずれをつかまされると...でかい分だけ失望も大きい。

 

旅で見かけたコーク

 ビショップ CA 、 フォードF-150 PU

 

ラスベガス、コカコーラ VS ペプシコーラ

 

自動販売機、グランドキャ二オン

 

ヨセミテ公園

 

ロズウェル、コークは宇宙の飲み物(笑)

 

 旅を通じて沢山のコークを口にしてきた、別に飲みたくて飲んだのではないが、ファーストフードに寄る機会が多かったので...仕方ないかな。

  ...

でかいコークはお土産にはいいと勝手に思っている。

他にいい土産って...なかなかない、思いつかないんだよなぁ、ここアメリカでは。

 

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古都 Santa Fe

2011年10月10日 | ハチマル(LX450)北米旅行

 本日は10月の第二月曜日、アメリカではコロンバスデイの休日である。コロンバスがアメリカ大陸を発見した記念日...しかし、それを祝う事が出来ない人もこの国には多い事を知っておいて欲しい。

 僕はこの日は祝日だとは思わない。決して歴史の表舞台には紹介されないが、コロンバス以後、ヨーロッパからの白人の入植によって圧迫と残酷な征服により、尊い命を奪われて逝った無数のアメリカ大陸の原住民達の魂の冥福を祈る日であると思っている。

 

... 祈 ...

 

 

...現在のサンタフェは美しい街だ。

 感覚的にはアメリカの京都かな?原住民、スペイン(カソリック)そしてメキシコ、と複雑な歴史がある。サンタフェは約400年前に付けられたスペイン語の名前。

そこには光と影が共存している。

 

 サンタフェの街全体がAdbe (アドベ)と呼ばれるこの地方の原住民プエブロ族の建築様式を保存している。

 

 これが本来のプエブロ族の家、この様式にスペイン風のレンガと漆喰が加わり街全体が独特な雰囲気を持つ街並みとなった。

 

温故知新

この地方独特の雰囲気、街そのものが芸術的である。

この土の色、光物の少ない建造物が街に落ち着きを漂わせる。

 

街のメインストリートにある150年以上の歴史を持つカソリック教会。

 当時のスペイン統治において、カソリック教会は植民地の拡大に大きな貢献をした。

 

観光はこの街にとって大きな収入原である。

 

路上の上にも 古い物と新しい物が混ざる、

イーグルとスバル、共にクラッシック4x4。

 

芸術の街らしくギャラリーや民芸品も豊富にある、おしゃれなレストランやカフェも多い。

ウインドウショッピングも飽きない。

 

街の中心の小さな公園広場のど真ん中にあるオベリスクの塔

僕はこれを見て不思議に思った、

プエブロもスペイン(カソリック)もこの象徴は使用しない。

 先端にピラミッドをかたどったこの塔は合衆国の首都ワシントンDCのホワイトハウスの前にある、巨大なワシントンモニュメントと同じ象徴である。

現在のこの地の統治者が誰であるかを静かに示している。

 

街の角に置いてある木製のベンチ、歩き疲れたらここで一休み。

この椅子一つにしてもシンプルで芸術的、

 疲れていなくても座ってみたくなる。

 

ロッキー山脈の裾野にあるサンタフェの街は今回の旅行の最後の目的地であった。

 ロッキー山脈の裾野コロラドスプリングから始まったランドクルーザーの旅はロッキー山脈以西を縦横に駆け抜け再びロッキー山脈の裾野サンタフェで終る事になる。...つまり気持ちの上ではこの旅はゴールを迎えた。

しかしゴールはいつも出発なのである。

ただ次の出発はニューヨークに還る事ではない、と思っている。

(...もちろん自宅には帰りますが...)

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R O S W E L L

2011年10月09日 | ハチマル(LX450)北米旅行

Roswell UFO Incident (ロズウェル事件)をご存知でしょうか?

1947年の夏にニューメキシコ州ロズウェル市の近郊に異星人の乗るUFOが墜落した。その破損したUFOと中にいた地球外知的生命体(宇宙人)を政府と軍がひそかに回収した。

それは嘘か、本当か?

嘘だとすると、誰が何の為に...。

本当なら、その真実を知りたい。

 

*注意、警告

これから先は(下にスクロールすると)怖ーい宇宙人の写真なども出てきます、夜おしっこにいけなくなったり、夢に出て来るかも知れません。怖いと思う方は退場して下さい。

覚悟が出来た方のみ、自己責任でどうぞ!(笑)

 

少し遠回りになったけど、ロズウェルの町にやってきた。

いやーっ、町はUFOでもり上がっているぞー。

 地域復興の為ならUFO様我が町へ...是非落ちて...なんては言えないが、実際にUFOの墜落事件がこの町を盛り上げ、知名度を上げたのは事実。

(上の写真の街灯にも注目)

 

International UFO Museum Research Center

国際未確認飛行物体調査研究展示館、という実に立派な名前でクールだ。

...

かーちゃんと子供達は、怖くて入れないと震えていたが。

この場所に来ると...おもしろそう、早く入ろう!となった。

 ...

それはこの博物館が...

ちょーアナログだからです。

1/2はハロウィンの乗りですね。

中では少し不気味な音楽が聞こえてきます。80年代のスターウォーズのような...

いや、はやっていないゲーセンか、

...

いい雰囲気(演出)です。

 

UFOの絵に時代を感じます、これらのUFOは真空管を使用していました。(嘘)

 

ロズウエル1947の報道記事、当時はアメリカ中が振るえあがった...みたい。

 

モデルは日本人でしょうか?

おそらく古代日本人は時空を自由に飛んでいた...んなはずないな。

地底人か?明らかに地球産の顔だな。

...いや、ハリウッドか?

 

当時の新聞と、異星人?

 無限に広い宇宙に地球外知的生命体は確かに存在するかもしれない、地球の環境に最も近いといわれる惑星グリーゼ581Gでさえ地球から20光年も離れているが...。

計算すると、わずか 113,529,600,000,000 Km です。

他の星にも知的生命体はいるのか? もしいるとしたらおそらくそれは人間だろう。

...

 

あ、あのーっ、すみませんちょっと!!

...

 

^^:...、

んーーー

 

 レプテリアン?さん (爬虫類進化型人間)

子供どもが...ひとつ

しつこく...

質問してくるんですけど...

あなたは 男(雄)女(雌)

どち、らさ、まで...しょうか?

 

><

すみません、余計な事を聞いたりして。

卵から生まれた両性類としておきますか。(笑)

...

このての質問は館長に聞くか、...まあ解らない事が多いのはミステリーへの貢献だな。

 

古代の人間が装置(機械)を使っている様相を描いたもの、

体勢から見るとバイクかな?

プラズマジェットバイク、コスモ零か、トロン、あるいは木炭車?

 

んん~ん、このトイレの標識がこの博物館の全てを表している気が、

しないでもない。

...

この博物館に来るとなぜか、宇宙人やUFOの真実を知って驚くというよりも、

宇宙人? あれは冗談だよ...ははははは!

という感じで好感だった。

しかし...真相は闇のままである。

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ニューメキシコ州

2011年10月08日 | ハチマル(LX450)北米旅行

 アメリカの中西部州の境というのは広げた地図にきちんと定規を使って線を引き、はいここらかは...州、と決めてしまったのか?適当と言ったら失礼だが、だいたいこの辺でって感覚で統治者が州を分けたのかも知れない。

 それでも州を隔てるとなぜか空気が違う...なぜか?それは解らない。

 

ニューメキシコ州では州の州花であるユッカがそこらじゅうに生息してる。

 

この先砂嵐に注意のサイン

車の中は嵐ですが...嵐のCDを耳にたこが出来るほど聞かされています。(笑)

 おやじは黙って聞いていろーって、事です。

 

カメラのシャッターを押した直ぐ後に、通り雨がサッと、あっけなく。

雨雲の下を通りすぎたのだな...。

雨がかかる植物はラッキーなのかな?と思った。

 

 

 何処までも続く地平線だけど空が綺麗なので飽きない。空、雲ってこんなに綺麗だったのかと思った。

ニューヨークでは空を見て綺麗だと感じた事がなかった。

広い空に覆われていると、

 うーん、地球を駆けてるのだな、と感じる。

75マイル(120キロ)で走っていても周りが広いのでゆっくりと走っているという錯覚に陥る。

 

 

この地を走る車の特徴である赤土の汚れ。

 

車で走っていると気がつかないが車を止めて見れはそこいら中に花が咲いている大地。

 

この土地にもこういった車がよく似合う。

 

オリジナルだと思うが、1950年代物かな?

 

ニューメキシコのお土産物屋さん

なぜか店の前にはKOI(鯉)が飼われている、クマちゃんはカリフォルニアの象徴なのだけど、...グローバリズムの影響か...。(笑)

 

これはビンテージトラックか?

おそらく1馬力。

そして風力発電ではなく、風力地下水汲み装置。

 

ピスタチオ(ナッツ)の実、初めて見た。

大好物なので嬉しい。

 

何もない広大な草原、人もいない。

この時サンルーフを開けて立ち上がると、

あっ、帽子が...

風と共に草原に吸い込まれていった。

なにもない草原の中で思い出が一つ出来たという事にするか...。

 

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White Sands National Mon.

2011年10月07日 | ハチマル(LX450)北米旅行

 8月4日の日記で砂漠の銀世界で紹介したニューメキシコ州のホワイトサンド公園。

最高に美しかった場所

 

そこは期待を超える美しさだった。

まさか、真夏に雪景色が観えるとは思わなかった。

おそらく...真冬に訪れたらしらけるかも?ね。

 

 

どう見ても雪道としか見えない...銀世界。

北風、ヒューヒュー(寒)

 

石灰石の粒の小さな砂です。

非現実的な物や場所には感動する。

ここも地球の別世界です。

 

何かみえますか?

 

子供たちは雪だと思っているようです、雪遊びの感覚で砂遊び。

 靴を脱いで裸足でしばらく歩いてみる、幸い太陽が西に傾く時間だったので暑い砂が気持ちよく感じた。あの海の砂場を歩く感覚と同じ。

空を見ながらしばらくぼーっと出来る場所。

何も考えない、自分も見つめない、ただ目の前にある空と砂の光景に酔う。

普通何もする事がないと時間が過ぎるのは長く感じるが、ここではそうではなかった。

 

そろそろいこうか?

...で、

そのそろそろからそろろそろ2時間程経っていますが...。

 

もっとここにいたいと思った。

美しい景色の前には子供も大人も関係ないね。

いや、僕が子供に戻ったのかな?

本当は心はガキのまま、おそらくジジイになってもそうなんだろうと思う。

...ジジイになってもガキとして生きるのも悪くない?

 

夜の雪道

...にしか見えない、

本物の雪よりこっちの方がいいかも。

夏に雪が降ったらいいなぁ、と思う幻想の世界でした。

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フリーウェイ

2011年10月06日 | ハチマル(LX450)北米旅行

  何処までも続くアメリカのフリーウェイ、そのフリーウェイは良く整備され快適なドライヴを約束してくれる。車を移動の為の手段のみと捉えず、移動する事を億劫に考えないでドライブを楽しもうと思えば、窓の外を流れる景色はもちろん、路上をはしる車を見ても、おっ!と思う事がある。

つまり刺激に満ちているという事なのだ。

眠くなった時にはありがたい!!!

 

大陸を駆け巡るトラック野朗、彼らはいつも何を考えてこの広大な台地を走っているのだろうか?

きっと同じ様な事を考えている...。

 

8輪のトヨタPU

 

フリーウェイで怖いのがこれ、

ちぎれたトラックのタイヤの破片が転がっている。これを踏んでタイヤハウスに巻き込んだりすると事故に繋がる。

 

フリーウェイはトレーラーのために存在している?

つまり、生活のために。

全てはトレーラーサイズで。

 

トラックによるトラックのデリバリーです。

搭載数6台かな。

 

この中西部で家を買うというのはこういう事なのです。

家を建てるではなく、家を買う。

家は工場で作るものなのだ。

 

時計が一時間戻ります、パシフィックタイムからマウンテンタイムへ時差をくぐる。

 夕日を背に受けながら...車の中では今日は何処で泊まろうか?とか、晩飯は何を食べるか?とか、昼間の明るい景色が闇に包まれると共に心も巣に戻って来ます。

 

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なぜか?懐かしさを感じるツーソンの丘

2011年10月05日 | ハチマル(LX450)北米旅行

  ツーソンの街が全望出来るツーソンの丘に登ってみた。

昨年11月に訪れた時は一人で、そして今回は家族で、息を切らせながらワイワイと。

 誰でも一人になって何か物を考えたり自分の内心を見つめたりする場所があると思うが、僕の場合その場所が自宅から2500マイル(4000キロ)離れたこの丘の上なのだ。

Sentinel Peak Park

 今までこの丘に名前がある事を知らなかった、このサインの前を何度も通り過ぎながらも、...上ばかり見て足元を見なかったのだな。

 

丘の上から眺める砂漠の街ツーサンの光景

 中西部の水気のない乾いた山々には木が生えていない禿山である。山に木が茂っていると山の表面の様相は緩和され穏やかな丸みをつくる。しかし砂漠の山々の表情はストレートである。

 こうして山々を眺めて観ると何処となく人の顔が色んな表情で存在していると感じる、つまり無数の巨人が静かに横たわり、空を横切る太陽が作り出す陽陰がその表情を創作し生命を吹き込んでいる様に見える。

 こういう土地的現象からこの辺りに住む人々は、この広大な土地に人知を超えた神秘的な力を畏怖するようになったのではないか?と感じた。またその眠る巨人達はこの土地を静かに守る守護神達であるとも思った。

 

静かな光景、頬に当たる優しい風。

そして、頭上に輝く眩しい太陽

静かに心の声を訊く

心はなぜか、なつかしい、と感じている。

10年前や昨年以来の懐かしさではない。

もっともっと遥か昔の、僕がまだ生まれていない時代の...

有史以前の

そう、母性的ななつかしさを感じる。

...ここは僕にとってそういう場所なのです。

 

しかし、僕の家族にとっては、...はいはい並んで~写真んー。

あてはまらないようですな。(笑)

 

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Organ Pipe Cactus National Mon.

2011年10月02日 | ハチマル(LX450)北米旅行

 オルガン パイプ カクタス ナショナル モニュメント

ようこそ!サボテンの楽園へ

ここはアリゾナ州の奥地(南部)合衆国とメキシコが隣接する国境に接した自然公園。

 アリゾナと言えば、やはりサボテン。この感覚は夏と言えば海、春と言えば桜、そういう感覚である。

 

 入り口のゲートをくぐるとカクタスが迎えてくれる。遥か向こうに見える山脈はメキシコである。評判のよいレストランで人気のメニューを注文して、その料理がテーブルに運ばれてきた...そんな感覚かな。

それでは頂きます...

...観させて頂きます

 

それでは美しくもかわいいサボテンを観賞してください。

 

この大きなサボテンはSaguaro Cactus, (サワロ カクタス)といいます。

サワロ(触ろう)です。注意!

 

これがこの公園の名前になっているオルガンパイプカクタス。

 

プリックリーペア と バーレルカクタスの実と花

日本名はうちわさサボテンと、たるサボテンです。

 

 

大きなサボテンは硬い木材のようです。。

サボテンはお互い距離を保って生息しているが、まるで会話をしているようでもある。

 

公園の中を走る85号線を南に行くと...

メキシコとのボーダーライン(国境)、とても静かでした。

ここで U ターンです。

 

すると... 

アリゾナの州の旗、ウェルカムアリゾナです。

 眩しい太陽、同じ空の下、同じ風、そして地上の国境を考えると厄介な気持ちになる。

...

光と影がこの世界なのだ、

昼と夜、生と死、そしてそれは常に流れてゆく...

ならば

今を楽しむとしょうじゃないか!

...という事で、帰り道はプチオフロード。

これこそが...贅沢な楽しみ。

この感覚が理解出来るのはおそらく少数派?だな。

 

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ヨンマルからの哀願

2011年10月01日 | ハチマル(LX450)北米旅行

うう~ん、なんとも哀感を感じる目付きだな~、ちみは...。

 

アリゾナ州の85号線を南下する。 

 ここは砂漠の町AJO,

 これなんて発音するのかな?アホとも読めるが...失礼なのでアフォと呼ばせて頂きます。実に覚え易い地名である。

外は40度を越す暑さである。

 このアフォの小さな町を通り過ぎようとしていると...通りの横から視線を感じた。見たのではなく勝手にちらっと視界に入っただけだけどあの固体は...ヨンマル!

 と、思った時には通り過ぎてしまった...ううーん、やっぱり気になる。

...

いきなりUーターンする。

どうしたの?とかーちゃんと子供たち、

わからん、と答える。

皆???

 

 1972年以前のオイルショック前のヨンマルだと思うけど...売りに出ていました。

...

僕を呼び止めたヨンマル

$2500. で、全塗装も含むと謳っています。

 エンジンなし、ミッションなし、おそらく内装なし、欠品多数。...しかし錆がないボディーは大変魅力的だ。

 東海岸にはこのコンディションのボディーはない。

これって、高い、安い?

 こんなくず鉄!と思うかも知れないがこんな状態になっても買手がいるのがヨンマルなのだ、特に錆の少ないボディーは魅力的だ。塗装は不要だからと言って$1000~1500に値切れる可能性もある。

 こんな車が欲しいと思ってしまう自分は...なんなんだろうか?

 

将来...時間と、場所と、金に余裕が出来たら引き取りにくるからな。(笑)

待ってろよ!

 

次の町の名は WHY

これも覚え易い名前だな。

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荒野を颯爽と走る T O Y O T A FJ

2011年09月30日 | ハチマル(LX450)北米旅行

  アリゾナ州フェニックスに続く10号線を東にただひたすら走る。帰り道では空を流れる太陽の軌道が全く逆になる。西日を追いかけていた数週間前と違って西日を背に走り続ける。

...

 

後ろの追い越し車線から白い...SUVが勢い良く追い上げてくる。

現在の巡航スピードは...

 

80マイル(120キロ/時)

...

 

バックミラーがTOYOTA の文字を捕らえる、FJクルーザーだな。

 

速い!

おいつけん...

FJクルーザーはオフの走破性だけではなく高速の巡航性能も高いと感じる。

やはりクルーザーと名乗るだけの事はあるな、と思った。

...

..

おっと、見えて来ました。

僕が勝手に名付けたロクマル山(笑)です。

 

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Joshua Tree National Park

2011年09月29日 | ハチマル(LX450)北米旅行

 ロサンゼルスの東側に広がるMojave Desert (モハべ砂漠)の中にあるジョシュアツリー国立公園にやってきた。

 40度を超える砂漠の低地から前方に見えるそれ程きつくない山岳地帯に繋がる登り坂をアクセルを踏み込んでしばらく登っていく。

 

ジョシュアツリーナショナルパーク、別世界に入る入り口であった。

 

 標高1000メートル近い高原地帯に差しかかる、まばらな砂漠の植物が我々を迎えてくれる。サンダーストーム(雷)が通り過ぎたのか大きな水溜りが道のあちこちに出来ていた。

 標高が高い事もあり、外気は意外と涼しい。ただ、真夏という事もあり爽やかな涼しさというよりも40度の低地から登って来たのでその暑さが緩和された涼しさである。

 

 この公園の名前でもあるジョシュアツリーが視界に入ってくる。モハベの砂漠ではよく見かける植物だが改めてこの植物の不思議な枝並みには感動する。

 

こいつらはまさに異界のいきもん?

 

よく見るととてもユニークでもある。

(大きくして観てください)

 

太陽の眩しい光、そして静かな大地、そしてそこに横たわる巨石達。

 この岩を見てここには太古の時代は水があったのだと感じる。歳月という表現を超えた時間の長さを観る事が出来る。

 

Cholla Cactus (チョラサボテン)があちこちに生息している。

美しい薔薇にはとげがあるというが...こいつは全身とげしかない。

よって、美し過ぎる?

 

チョラカクタスのみが生息する、チョラカクタスガーデンに足を踏み入れる。

なんじゃいここは...

ここはまさに別世界、地球にこんな所があるのかと思った。

 不思議の国のジョシュアですなー。

 

2011年宇宙の旅という感じ、異星に降り立った気分。

 

Ocotillo (オコティロ)という砂漠の植物

 

日が暮れるまで公園を楽しんだ、意外と公園内は静かでほとんど車を見かけなかった。

 この公園に来るのは初めてであった、真夏の砂漠の中にあり暑いイメージがあったので実はあまり期待していなかったが来てみて大正解であった。

期待していると裏切られ、期待していないところに感動が隠されている。

これが人生(旅)の醍醐味であると教わったようだ。

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出LA、再び砂漠へ

2011年09月28日 | ハチマル(LX450)北米旅行

ロサンゼルスの郊外、フリーウェイを外れて、緊急事態!

イマージェンシー だーっ!

我慢できなくなった息子に付き合う...

 

ロサンゼルスで過ごした一周間はあっという間であった。

帰る事が少しめんどくさい、一週間はかかるからな...行きはよいよい帰りは怖い!

現実から少しでも遠くにいたい...甘い!

そう、甘い感覚にいつまでも酔っていたい。

 

美しい太平洋を横目に見ながらロサンゼルスを通る5号線を南下する。

そしてサンディエゴに向かう途中の海岸にある大きな建物は、

なんと、原子力発電所!

フリーウェイの直ぐ脇に、しかもこんなに近くにあるとドキッとする、じゃないか!

時世が時世なだけに...。

 

...

 ロサンゼルスから東に10号線を走って、砂漠のリゾート地であるパームスプリングスに向かうフリーウェイの周辺に見えてくる光景は旅する者を楽しませてくれる。

多数の風力発電機が一生懸命に動いています。

 

 

その数があまりに多いので圧倒されます、

荒野の有効利用かな、風力発電は時勢の後押しを感じます。

 

さて、次のターゲットは何処でもいいからキャンプしたい!です。

砂漠の中で星空(天の河)を見たい...です。

さて、その願いは叶うのか?

 

おっと、Lexus LX450!

全く同じ車ではないか...しばらくくっ付いていってやれ。(笑)

...と思ったが、

ぶっちぎられました。

 

アウディのデリバリーです、完全包装ですね。

このビニールを挽き破る時は快感だろうなー。

 

 

再び爽快な青空と褐色の大地が広がってくる。

 

INDIO という砂漠の町にある巨大なスーパーでキャンプ用の食料の買出し。

...しかし暑いな...気温は約40℃。

キャンプよりクーラーの効いた部屋がいいなあ!

この暑いのにビニールのテントは...ぞっとする、 

...なんて思っていても、 言えない...事はない。

何気なく、マジー、キャンプする~ ???

暑いからやめようか!と、あっさり、かーちゃんが...

食料の買出しが終った後に...

 

NISSAN TITAN エクスペデッション、

かなり迫力あります。

四駆の性能どうのこうのよりクーラーばっちり効きそうな所が、

うらやましい~。

 

まだ見ぬ未来に向けて出発です。

それにしても、暑っ

帰り道も楽しむ予定です。

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天使の街、 ロス エンジェルス 

2011年09月26日 | ハチマル(LX450)北米旅行

 一人旅だと絶対に訪れないけど、家族を伴う旅ならばとりあえずロサンゼルスを訪れたという証が必要。という事で...観光コースを一回りする。

家族に告げる。

いいか良くみておけよ、これがロサンゼルスだ。

...窓の外にはパームツリーの町並みが流れる。

 

 ロサンゼルスという街には寛容性と包容性を感じる。外から人が入って来ても直ぐに受け入れられる。それは土地の広さと乾燥した気候が人の気を外に向ける性質を持っているのかも知れない。

 

ハリウッドの丘からロサンゼルスの街を見渡す。

これが原始LAの光景

この景色からは水気を感じない。人の住む広い盆地が太平洋に続く...

 

 

HOLLYWOODの文字が見えますか?

かなり近くまで来たのだけど...

 

ビルはビルでもニューヨークのビルとは明らかに違う。

 

ハリウッドの街並み、意外と渋滞にはならない。

...フリーウェイはいつも渋滞なのに。

 

ハリウッド道りを探索する。

皆下を向いて歩いています。

 

B'z

ギターを弾くのに手の大きさは関係ないようですね。

 

バブ(ビバ)リーヒルズの中もぐるぐると、

有名人には会えませんでしが...

ここは80年代の方が良かったと思っているのは僕だけだろうか?

なぜかというと...クルマだ、

当時はメルセデスやフェラーリの天国、60年代のアメ車やオープンも多く見かけた。

ところが...

今は?

...

プリウス

 

ナンバープレートが...DRTYWYF 、

かなり危ない雰囲気がする。君子危うきに近寄らず...だな。

運転している奴の顔が見たい...なんてね。(怖)

 

LAの街は実に広い、何処に行くにもフリーウェイを使う。

クルマがなくては困る、クルマを使用する事を前提とした街である。

もちろん散歩もクルマでという事になる。(なった)

コメント
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