ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

農産複合体

2010年12月23日 | ロクマル北米旅行 25/25

 各地のガスステーションで給油の度にフリーペーパーを集めてきた。

 意図的ではなかったが暇つぶしのために、しかし旅行中には暇などなく結局自宅に持ち帰りぱらぱらとページをめくっていると、少しはマーケッティングにも利用できそうな事に気が付く、クルマのフォーセールなどの広告は地方によって特色がある、ピックアップトラックのが多かったり、アメ車が多かったり、ページが多かったり少なかったりと、日本で人気のFJクルーザーの中古車なども地方によって値段の差が大きい、まあ中古車ですから同じコンデションは存在しないが。




 
 アメリカの中西部アイオア州から持ち帰った農機具のカタログ、

 新機から中古機あらゆる種類が存在する、そのページ数は250ページに及ぶ、私が持ち帰った小冊子の中では最もボリュームがある、そして驚いたのはその機械の値段。



 
 $$$ごっつい高い!

 新機のトラクターなどは日本円にして1千万円から、そして種まいたり、耕したり、収穫したりとその機械にかけるコストは他に、メインテナンス、パーツ、保険、燃料…、それだけの支出を収穫量でカバーするとなると、オーガニックとか土作りとか、そんな事は二の次、三の次、どうでもいいことなのかも知れない。





 当然トラックは必需品、写真はネブラスカ州の中古車情報誌、そして機械の運搬に必要なトレーラーも必需品となる。ここで私達一般消費者には見えないアメリカの農業ビジネスが見えてくる、農業者ー農機具業者ー農機具運搬(トラック、ビッグ3)、これに肥料とか管理、流通とかいろいろかかわってくると思う、アメリカの農業の実態は結果である農産物だけを見ていると解らないであろう、その根、幹であるインダストリアルが本質、本当の正体なのかも知れない。





 農場は四角形である必要はない、作物によっては多くの水を必要とする、半径数百メートルの水撒き装置を円形に動かして水を撒くシステム、円形の緑地が点在する。



 アイオア州のデスモー二スの高層ビル



 アメリカ農産物の需要者は私達だ、今朝口にしたパンや、お昼の立ち食いうどんの中には彼らのコストが含まれているはずだ。


 僕は思った、本当にアメリカの農業者は儲かっているのかい?勿論、穀物の値段が高騰すれば収益は上がるのかも知れない、生産性を上げるために必要な設備投資、そこから来る金利(ローン)の支払いもあり、結局お金の問題となってしまう、今年は地方銀行の倒産も多いと聞く、農業者、インダストリアル、金融、これらは別物であるが生命を共有する巨大な怪物といえるのではないか。

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マッドタイヤ

2010年12月22日 | ロクマル北米旅行 25/25

 早速、行き付けの整備工場にランクルを持ち込んだ、お願いしたのはオイル交換とタイヤのローテーション。


 私の元にこのランクルが来てから使用しているタイヤはマッドタレーンタイヤ、まさかこんな長距離をこのタイヤで走るとは想像もしなかったが、私の期待にそえてパターンノイズを発し、走っているんだ感を与えてくれた。



 フロント側の消耗が激しいのはなぜ?

 私自身、実は全くのメカオンチなのだ、

ボンネットを開けるのも整備工場のみという情けなさ。

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25/25 ラストスパート

2010年12月21日 | ロクマル北米旅行 25/25

 25/25の旅も最終日になった。

旅の足であるランクルは相変わらず快調、出発当初の不安は完全に何処かに吹き飛んでしまったようだ。




 ペンシルバニア州の酪農地帯で朝日を拝む




 クルマの寿命って言うのは実はオーナーによって決まるのかも知れない。

 諦めてしまえばそれっきり、修理し続ける気持ちがあれは、一生そばにいてくれる、燃費や修理の経済的負担や家族構成が変わるなどの外的要因は必ず誰にも訪れる、だからこそ古い車が街を走っていると応援したくなるのだ。




 ニュージャージー州に入る、木々の色は完全に冬景色に




 お先にどうぞ、




 ニューヨークのマンハッタン島が、視界に入ってくる

帰ってきたな。




 ゴールイン、ありがとう、おつかれさん!

 以上が10日間の旅の紹介でした。

 常にデジカメを2つ用意してランダムに写真を撮り続けた、へたな鉄砲も数撃ちゃあたると思った。

 クルマが揺れる度にカメラはコロコロと手の届かない遠くに転がっていく、またバッテリーがあがったりするので常時2機を手元に置いた。へたな文章よりも写真の方が記録を残すには良いのではないか、あるいは家族や知人ににも感動を分け合いたいという気持ちから写真を多く撮るように心がけた。

 さて、これで走行距離25万マイル(40万キロ)の25年前に製造されたトヨタランドクルーザーが、完全なノーマルのままで6000マイル(9500キロ)の距離を難なく走った事が立証されたのである。

 

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アパラチア縦断

2010年12月20日 | ロクマル北米旅行 25/25

 アメリカの東側の背骨地帯、なだらかな連続した丘が続く秋の景色を楽しみながら南のアラバマから北のニューヨークへ向かってアクセルを踏み続ける、途中小さな街はいくつか存在するが、総じて時間の流れがゆっくりと感じられる穏やかな光景が続く。

豊な緑から深まる秋へ、僅か数日で南から北に移動するランクルの窓からの景色。




 アパラチアへ、アラバマ州




 北へ、木々の色の変化を愉しむ




 フリーウエイが工事中、ローカル道を迂回する事になった




 テネシー州に入る




 アッパレ、アパラチア!

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ジャイアントコーク

2010年12月19日 | ロクマル北米旅行 25/25

 
 今回の唯一のおみやげ、

 テキサス州で沢山買い込んだコカコーラ、アメリカ広しといえどもテキサス州でしか売っていないジャイアントコーク3リットルの容量、一般的なアメリカのスーパーマーケットでは2リットルが最大、土地はでかい、クルマもでかい、人間もでかい、当然その胃袋もでかい、地元の需要に合わせてコークもでかくなってしまったのか? 一本$1.99(170円)ゲップ!!



 
 カーナビがあれば今どき不要だと思われるかも知れないが、...

 常時携帯し手元で方向を確認し続けたコンパス(方位磁石)、アメリカのような大胆な土地では意外と活用する、この磁石で示す方向感覚があってのデジタル(カーナビ)でなければ旅は全く質の違うものになってしまう、カーナビに導かれて旅をするのか、旅をするのにカーナビを使うのか、機械が人を動かすのか、人が機械を使うのか、時には道具に頼る事も必要であろう、ただ人の意識が常に道具の上にあったほうが楽しく満足感もあると僕は思う。




 ルイジアナ州を北にミシシッピー州へ入る、

旅は最後のアパラチア山脈越えに、再び秋の臭いが戻ってくる。

 大量のコークを積んで帰路を急ぐ。

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ルイジアナ

2010年12月18日 | ロクマル北米旅行 25/25

E.YAZAWAのトラベリングバスを思わす口ずさみたくなる、

ルイジアナー… 

いいねーこの空、この雲、そして水の溢れる大地。


 メキシコ湾はすぐそこだ、乾燥した砂漠からずーっと走って来たのでやたら緑がまぶしく感じられ、景色によって癒された、カリフォルニアの青い空とは別種の青い空、11月半ばだというのに秋の光景はない、別世界に生まれてきたような感覚だ。





 今までアメリカ中をクルマで運転してみて愉しかった場所は数多くある、その中でもこの晴れた日のメキシコ湾岸は景色が良く気持ちのいいものだ。

 アメリカの中西部の乾燥地帯、ロッキー山脈、フロリダのマイアミの先にあるキーウエストに向かう海上の道、そしてこのルイジアナの湿地帯。

ついでに最悪は、

 真夏のロサンゼルスの高速の渋滞、ニューヨークマンハッタンの平日の5:00PM、そして真夜中の吹雪のロッキー山脈越えはできれば避けたい(笑)。




 ミシシッピーリバーこの先はメキシコ湾へ




 昨日までの低木がここに来て高木の光景に、生命の成長に水がいかに大切かが解る。

日本の水に恵まれた環境をあたりまえだと思っていないだろうか、アメリカ中西部では水がないのが理由でそれらの広大な土地は非生産的、農業も牧畜も水が命。

今世紀水は既にガソリンよりも高い物になってしまった(ペットボトルの水など)。

 

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テキサス共和国

2010年12月17日 | ロクマル北米旅行 25/25

テキサスは別名 Lone Star State、

 この土地では実に多くのテキサス旗を目にする、その印象は星条旗以上、もしも合衆国の経済が崩壊し、かつてのソビエト連邦の崩壊のように中央政権が力を失ったら、待ってました、ではないが独立旗を最初に立てるのがここテキサスではないかと妄想する。広大な土地があり地中には原油が眠る、風力発電機も途中多く見かけた、大都市があり産業もある、トヨタのタンドラなどはMade in Texasだったりする、独立するには十分な条件を備えていると思った。



 ローンスター フラッグ




 油井を持つ州なのでガソリンも安いか?と思ったらそうでもない、

しかしカリフォルニアと比べると40セント/Gal安い、この差は大きい、ちなみに、ここの値段は$2.80/gal,カリフォルニアは約$3.20/gal



 大都市ヒューストンの光景、高層ビルが広範囲に存在する


 広大な未開発の土地がありながら、空に向かって敷地を伸ばすのは何故?





 無性に白いごはんが食べたくなった、

10日間を続じてお米を口にしたのはこの時だけだった、
 サンアントニオの中華料理屋で、四川牛肉を食らう。

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TEXAS EDITION

2010年12月16日 | ロクマル北米旅行 25/25

 カーボーイハットにブーツ、年寄りから子供までこの地方ではフォーマルなスタイルだ、

そして移動の足は必ずピックアップトラック。


 テキサス エデッション(テキサス仕様)と呼ばれる仕様があることに驚いた、外見上は丈夫な鉄バンパーが前後に取り付けられている仕様を多く見かけたが、正確には違いは解らないが丈夫でラフな使用に耐えるタフなトラックだと思われる。広大なサバンナを75マイル(120キロ)で何時間も走り続け、オフロードを飛ばす生活の足、実際にこの土地を走って見るとわかるが実用的な丈夫なトラックは必需品である。




 Ford F-150 TEXAS EDITION





Toyota Tundra テキサス仕様車、これがテキサスの荒野での一般的なピックアップトラックのスタイル、丈夫なフロント鉄バンパーは鹿をはじめとする野生動物の接触から人とクルマを守る。




 よく西部劇などで風で転がっている枯れ草、

この写真の枯れ草は大きい方だが、こんなのが突然運転しているランクルの目の前に現れる。


 当日はかなりの強風で砂嵐、このような枯れ草がフリーウエイの上をコロコロ転がる、その数は決して少なくない、当然クルマにぶつかるがカリカリに乾燥しているのでぶつかると一瞬で木端微塵に砕け散る、フリーウエイの上には刻んだ稲の藁を散らかしたような光景が続く、このコロガッテくる草にクルマをぶつけるのは最初は怖いが、そのうちゲーム感覚でオモシロクなってしまった。





 一瞬で眠気を吹き飛ばす光景が目に入った、よそ見注意!




 こっちもあっちも、油汲んでます。

原油も眠っているようです。

 

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自転車野郎

2010年12月15日 | ロクマル北米旅行 25/25

閑散とした荒野が広がるテキサスの西部

 

 

 テキサスの荒野を一人で旅するサイクリストをランクルで追い越した。


 もう二十年以上も昔の事だがアメリカを自転車で一周の旅(8ヶ月超)を計画して実際にロサンゼルスに自転車と共に降り立った、高校時代の将来の夢が冒険家になりたいだったので、その最初のステップがこの北米大陸一周の自転車旅行だった、とんでもないアホだという事で地元の新聞やテレビにも出た、同時に青春時代の心の不安定な状態だったので、具体的にはわからないけどキツイ旅を通じて〝なにか"を掴みたかったのだ、なにか解らないなにかを。

 準備に2年間費やし、毎日50キロを超える自転車走行で体を鍛えた、お金も自分なりに貯めた、問題は英語であったが結局最後まで上達せずに中一の一学期以下のレベルだった、最初は反対していた家族や周りの人々も諦めてしまった。

 そうやって全てを投入してロサンゼルス空港に降り立った時に何気なく見入った光景が人々が抱き合ってキスして再会を喜ぶ姿であった、その時に〝ハッ"と思った、家族の存在に気付いた、日本で一緒にいた時にはその存在に気付かなかった、ずぅーと一緒にいたのにね。


 その後の自転車旅行の事は聞かないで欲しい、

確かなのは一月後には行方不明になってしまった事、(笑)

そして今は家族を大切にしている事、

そして今も旅は続いているという事だ。

 

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オフロード

2010年12月14日 | ロクマル北米旅行 25/25

 メキシコとの国境に近い景色のいい荒野でオフロードを走ってみた。

 ランクルにはこういった道が良く似合う、マッドタイヤを履いた6000マイルの旅の中で1%にも満たないオフロード走行だ。車体をねじらせながら起伏を這う走行はランクルの製造目的でもあるのか、首輪をはずされた犬のような気分だった。

 後ろから黄色い砂ほこりを立てながら白いフォードエクスプローラーが追いかけてきた、ボーダーパトロールだ、追いつかれた所で職員が降りてきて、『ナイスジープだ!』『何年?… …。』

 前後のリジッドが起伏を超えるたびにキシム、中の荷物がいっせいにハネル、ハンドルががたがたユレル、俺の心はオドル。


 
 
 幸せな奴だなお前は、こんなとこ連れてきてもらって。。。・

どっちがどっちに言ってんだよ?(笑)




 インスペクション(検問所)、全てのクルマが止められ身分証明を求められる、

ここの職員もロクマルが気に入ったようだ。




 お先にどうぞ!

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リオ グランデ

2010年12月13日 | ロクマル北米旅行 25/25

 運命を分ける渓谷だといっても過言ではない、決して大きな川ではないがアメリカ合衆国とメキシコの国境線を描く長い川、リオグランデ、一つの長い川を境にあっちとこっちで生を受けた時から異なる境遇に置かれて人生を生きる事になる、その川をはさむ国境の町がテキサス州の中都市エルパソだ、街の中心には国境をまたぐ橋があり、その周りはメキシコからの来客を迎えるお店やファーストフウーズが集まっている、こちらの国ではジャンクフーズと呼ばれるこれらのファーストフーズも国境を渡って来た人々にとってはご馳走なのかも知れない。この街だけに限ると意外と国境の出入りは多く、例えば朝、国境を越えてアメリカに働きに来て夕方メキシコに帰る人も多いと聞く、一方メキシコ側には観光客を迎える商店街のお土産屋、そして裏通りにはなぜかブライダル衣装を製作するお店と、人口の歯を製作する店がずらーっと軒を連ねている、アメリカの需要によって経済が栄えている様相を感じる、アメリカ以上に貧富の差が激しく物乞いする人々も意外と多い。




 エルパソの空に虹色の雲を見る、

 同じ空の下、同じ太陽を仰ぎ同じ空気を吸いながらも川一つ隔てる事で人生に影響を受ける、別にアメリカに生まれたから良かったとかそういう事ではない、ここの空の下で生まれた人々は生涯〝国境意識"を捨てられないと思った、日本の隣国にもこのような環境がある、運命とは不思議な物だと感じた、島国日本って本当にいい国だってつくずく思った。




 ユッカ、ニューメキシコ州の州花

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古人情報

2010年12月12日 | ロクマル北米旅行 25/25

『おやすみ』、で夜シーツにくるまって寝ることが出来るのは、数時間後に夜が明けて朝が訪れてくれる事を知っているからだと思った。

 古人は大空を横切っていく太陽を常に意識して生活していたのだろう、エジプトのピラミッドは太陽系と地球を理解した叡智だと聞く。現代人は太陽ではなく時計を意識して生活しざるを得ない境遇にあるのは致し方ないが、見方を変えれば時間の奴隷となってしまったのではないか?


 たまーにでいいから、時間を忘れた自由もワルクナイな。



 

 砂漠に沈む太陽、闇の到来を知らせるムラサキ色




 おまたせ、始まりを知らせるオレンジ、

ニューメキシコの小都市ラスクルースの夜明け。




 生きていく事はすなわち選択の連続、

こっちに行かないとダメなんて事はない、

 とりあえず目的地が決まればどっちに行くべきかで悩む事はなくなる、しかし目的地(目標)に達した時、また次の目標を探す、いつか最後の夕日、最後の朝日を迎えるまでこの作業は続く。


旅も続きます。

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ツーソン の丘で

2010年12月11日 | ロクマル北米旅行 25/25

 15年ぶりかな?

 このツーソンの街の全景を見渡せる丘にやってきた、昔この街を旅していた頃毎日のようにこの丘に登り、景色と風を魂と体中で感じていた、当時はもうここに来る事はないだろうと思いながらも、全身で深呼吸を何度もしながら意識の片隅で、もし生きていたらまたきっとここに来ると決めていた特別の場所だった、まさか本当にこの地に立てるとは思っていなかったが、意志と行動で実現した事を嬉しく思った、あれから15年間いろいろあったが無事に生きてこれた事に感謝するだけであった。

 ふと思った、俺は誰と対話しているのだ?自分だとおもった、自分と向き合える場所、誰でもこういった場所を持っているのかも知れない、あるいは探しているのかも知れない。ニューヨークの人混みの中で何度も孤独を感じた事がある、自分だけではなくあの人もこの人も孤独なんじゃないかなーと感じていた、ところがこの丘の上にたった一人で立ってみると、孤独感を感じない、ただやわらかい風の音と、あたたかい太陽の光が、自分は一人ではない、そして一人で生きてきたのではなかったと、自分の心を代弁して語ってくれた。




 巨人が横たわるように見えるツーソンを囲む山脈



 この地の代表的な食べ物、タコス





 ツーソンの郊外には巨石が多い




 旅は続く...

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カクタスはカタル

2010年12月10日 | ロクマル北米旅行 25/25

 どこに行って住んでみても生活してゆく事は大変な事です。

 砂漠の中ではこのような形で植物は生きています、一見かわいくも見えます、ですが近くで観ると力強い生命力を伝えてくれます。山には木があって当たりまえ、谷には水が流れていて当たりまえ、梅雨の季節は嫌だとか、逆に日本は大変恵まれた自然環境の中にある事を教えてくれているようです、乾燥した劣地にありながら必死に生命を保つ事に美しさとたくましさを感じさせられます。

 人もさまざまな境遇にありながらも精一杯に努力し生きる姿こそが美しいのだと教えてくれているようです。




 語りかける砂漠の植物たち、

砂漠の劣境で生きる事で大切な事を人に教示していてくれる。

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スカイブルー

2010年12月09日 | ロクマル北米旅行 25/25

よくある会話;…さん、昨日 DokoDoko へ行ってたでしょうー、な、なんで知っているんですか?、だってあの青いクルマとまっていたの見たよ、とか、あそこ走ってましたね何処に行ったん?とか、良いのか悪いのか知らないがブルーのロクマルは良く目立つのだ、視界に入りやすいだけではない。くさい、ガソリン臭いにおいは他人にとっては鼻つまみかも知らない、うちのかーちゃんやコドモは、おやじが帰って来ると臭いで分かると言う、あぶらのにおいがする、と言う。そして音、現在の車に比べれば明らかにうるさい。目、鼻、耳で感じるクルマなんですなー、悪く言えば、くさくてヤカマシイめざわりな青い箱でしようか、乗っているおやじは清潔で物静かな目立たない(笑)紳士なのです。しかし乗っている本人は、心地よい音だなー、好いにおいだ、カッコイイだろ、へへへです。

 また、久しぶりに会った人などは名前は覚えていないけれども、あーあのあおいクルマに乗ってる(てた)人として思い出してくれたりもする、こういったことはいままで結構あったりするのだ、青いロクマルがいなければ、だだの影のうすいおじさんですね。




 大好きなプラントです、とても綺麗です、

赤い花には青い空と青いロクマルが似合います、今度名前調べておきます。




ロクマルを追い抜いて行ったブルーのトヨタピックアップ、

速い!

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