ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

ロクマルロクマル

2010年12月27日 | ロクマル日記

 実は今回アメリカ一周に使用したランクルは部品取り車だった。



 一般的な世の中の常識でクルマを購入する動機を考えてみると、型式が古くなって新しいデザインを望んだり、走行距離が増えて修理費がかかりそうだったり、対面を意識したりといろいろあるかもしれないが、車を買うたびにその年式が古くなるのはいったいどういった価値基準の持ち主なのかと首をかしげるだろう? 近年の自動車が嫌いな訳ではないし新車が買えない訳でもないのになぜこのおやじはロクマルに乗り続けるのか、特にクルマこだわっている訳でもない、特別な思い入れがあるわけでもない、ただ波動が合うというのがその答えだ。

 会計の深い知識が特別にある訳ではないが数字(コスト)からみてもロクマルはアメリカでは庶民の実用車である。しっかりと整備さえしておけば燃費以外の変動費はかからない。ただ生存している中古車の中から良い物にめぐり会えるには努力や忍耐が必要だったりする。

 5年程前に約1年間をかけてこちらのロクマルを探し当てた、1987年式、走行距離は20万マイル(32万キロ)、場所はアイダホ州、どうしても外せない条件が〝サビナシ”機械や内装は後でどうにかなる、ボディーはカサカサ、ザラザラの見た目はかなり使い込んだボロ車、誰も欲しくない、人間でいうとよぼよぼの爺さんって雰囲気、こいつに出会ってから眠っていたDNAが目覚めたのだ。




 
 ブルーのロクマルはこのクルマの部品取り車として手に入れた物だった、部品一つ一つ購入していると高く付くのでニコイチを考えた、ローカルにちょうどいい売り物が出てきたので早速購入して行き付けの工場に運んだら… こっちのほうがいいですよー』と、いう事で縁あって2台所有する運命になってしまったのだった。

コメント
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