ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

FORD TRANSIT QUIGLEY 4X4

2023年09月23日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

Qリフト仕様のフォードトランジット

 横断歩道を渡るために信号が変わるのを待っていた時、目の前を通り過ぎた一台のフォードトランジット。ニューヨークの街中ではよく見かけるコマーシャルバンであるが、遠くから走って近付いてくるその姿は異なっていた。多くの人々は見分けが付かないであろうが四駆である。しかも、その仕様は目立たない。尚且つフォードが販売している純正の四駆仕様に思える程の装いである。この車両は50年以上の歴史を持つアメリカはペンシルバニアにあるQUIGLEY社が手掛けているQLIFTあるいは Q4X4と呼ばれるフォードモータースの太鼓判押しの四駆リフトキットを組み込んだ仕様である。フォードモータースの売れ筋であるF-150ピックアップトラックには四駆仕様は存在するが、バンにはその仕様がない為に社外パーツとなっており、QUIGLEYはQリフトとしてフォードバンのカスタムブランドの地位を確立している。世界の自動車メーカーを観るとサブブランドの力はマーケッテングに大きな影響を持っている。フォードは過去にF-150にハーレーデビィソン、エクスポローラーにエディバウアー等の成就されたブランド名を持つバージョンをコラボし展開したが、QUIGLEYはそれとは異なる質を秘めた魅力的な存在である。

 

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懐かしき相棒の面影

2023年09月19日 | ロクマル日記

 自転車トレーニングの休憩中に目の前に現れたのは茶色いロクマル。反射的に立ち上がり手を振ると停まってくれた。愛想のいい年配のおじいさんで車体のヤレ具合と爺さんの雰囲気がマッチしており、まさに人馬一体の装いである。1982年のFJ60でフロリダ州で長く使用していたとの事。茶色で目立ちにくいが各所に錆が発生しており、ボンネットの一部はザラザラの錆が占めている。錆とロクマルは互いに仲良く生存している様子で爺さんは全く気にしていない。手作り釣り仕様車で車内の天井にはフィシングロッドが10本程掛けられている、ロクマルのルーフの長さの強みを活かした配置である。フロントバンパーにはロッドホールダーが備え付けてある、フロリダの海岸の砂場をポイントを求めて移動していたのである。2Fエンジンの回転音や車体の発する匂いに懐かしさと親しみを感じる。爺さんは今フロリダから移住してここニュージャージー州の北部で100歳近い彼の母親と一緒に暮らしている。彼の家族からしてみれば82年型のロクマルは若者である。古いロクマルは親しんだフロリダを離れてハドソン川のほとりで新しい生活を営んでいる様子であった。元気なロクマルを観ると嬉しい気持ちになる、爺さんまた合おうネ!

 

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