ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

オーバーランドビークルへのアドバイス、その5

2014年01月31日 | OVERLAND VEHICLE

アドバイス(戒律)その5、

Isolate and Minimize All Electrical Modification

電装に手を加えるのは最小限に、そして確実に

 

5) Isolate and Minimize All Electrical Modifications:
  Electronics are the bane of all travelers, taking more time and requiring more “fiddling” than any other system. The reality is that most modern travelers do use and often need electronics to enhance their experience, including digital cameras, GPS units and laptops to record their story. However, miles of wiring and fuses and connections are some of the most common failures. As a result, completely isolate all “house” electrical systems from the factory harness and use a dual-battery system and auxiliary battery to protect starting voltage. Spend the time or money necessary to ensure the wiring is 100% correct, including quality components, weather-tight connections and proper fusing. Electronic gadgets are so appealing that they often waste tons of time and create major distractions to the driver. Save the flip down monitor and triple iPad infotainment system with surround sound for Hollywood.

 

電装のモディフィケーションは特に慎重に確実に

 全ての旅行者にとって電気は災いの種である。電気系統の装備については他のどの装備以上にも増して慎重に行う必要があります。近年の旅行者達はデジタルカメラやGPS、或いはラップトップを使って行程を公表したり記録を記したりと電気製品の使用度が大きいですね。その為にクルマの始動時に充分な電力を確保する為に二重バッテリーを必要としたり、既存のワイヤーハーネスに配線を追加接続したために電気的な不具合が生じるのはよくある現象です。

 配線の絶縁や防水、及びヒューズの追加の取り付けには信頼出来る部品のみを使用して、時間とお金を掛けて100%確実に配線を施す必要があります。実際に配線の不具合は運転手にとって気持ちが滅入る原因となり、その修復には更に多くの時間を要する事になるからです。

 フリップダウンモニター(頭上テレビ)を複数取り付けて、ハリウッド的なサウンドシステムを楽しむ事は慎みましょう。

 

エクスペデッションポータルより引用

 

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オーバーランドビークルへのアドバイス、その4

2014年01月30日 | OVERLAND VEHICLE

アドバイス(戒律)その4、

Keep the Engine Stock

エンジンをオリジナルに保つ

 

4) Keep the Engine Stock:
 This is the most common mistake we see with vehicle preparation, dozens of little modifications to the engine, including changes to the ECU, headers, cold air intakes, aftermarket superchargers, etc. These all seem like a great idea until you need to repair one of those items in the middle of the Gobi Desert. Certainly, there are proven or even mandatory upgrades that address known failure modes of the factory components, but otherwise, leave the engine mods to the tuner crowd. If the environment you are traveling in demands a certain amount of power (like sand) then buy the right truck, with the right engine to start with.

 

エンジンの改造は薦めない

 今まで私が観てきた失敗の中で一番多かったのが、オリジナルエンジンにあちこちと手を加えた後に起こった故障である。社外品のスーパーチャージャーやエンジンコントロールのユニットなどを追加したり取り替えたりすると、結果、それに合わせて他の部品をも交換する必要性が出て来る。それらを装備して普段に使う時は問題なくとも、一たびゴビ砂漠の真ん中でエンジンが故障したとなると、お手上げとなってしまう。よって、メーカーからの指定以外でのエンジンに関する変更は薦められない。

 時として砂地などの向う先の環境に対応する為に、更に強いエンジンパワーを求められる時がある。こういう時はエンジンに手を加えようと考えるのではなくて、必要なパワーを備えたエンジンを搭載したトラックに買換えるのが正しい選択である。

 

エクスペデッションポータルより引用

 

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オーバーランドビークルへのアドバイス、その3

2014年01月30日 | OVERLAND VEHICLE

アドバイス(戒律)その3、

Suspension Paerformance

安全で丈夫な足回り

 

3) Suspension Performance:
 The suspension system, geometry, and handling with a load are a reflection of proper design. The vehicle must perform just as well on pavement as it does on the dirt. A suspension serves several critical roles, including emergency handling (think avoiding a deer or child that runs into the road), load carrying and technical terrain performance. Who cares if you can achieve a 1000 in the ramp travel index if the truck rolls on a dirt road. The suspension must also be robust, with quality shocks and durable components. There is no excuse for a modern vehicle that cannot handle like a car on the road and still perform with articulation and stability on the trail. The amount of lift is less relevant than how it performs. There are vehicles with no lift that are easily outpaced by a proper suspension with four inches of lift. Remember to tune the suspension with your travel load. 

 

 サスペンションのパフォーマンスについて

 サスペンションのシステムの設定はクルマの安定性とハンドルの操作性に影響します。それはまず舗装道路でのパフォーマンスが良い事が大切です。そして、そのパフォーマンスの良さはダートな道にも反映します。

 同時にサスペンションには技術を駆して困難な道を走ったり、多くの荷物を運んだりするために目的に合わせてセッテングを行いますが、セッテングで一番大切な事は安全性です。突然、子供や鹿が道に飛び出して来た時に衝突を回避する必要性も考慮する必要があります。

 また、サスペンションのコンポーネントには起伏に富んだ1000マイルの距離を走りぬく為に、機能の強靭さと耐久性も求められます。

 最近販売されている四駆の多くの車種は、向う道の状況に合わせてのサスペンションのセッテングには限界があります。しかし、中にはサスペンションに手を加えなくても、タレーンに会わせて容易に車高を調整出来る車種もあるので、向う目的に合わせてクルマを選択する事も可能です。

 

エクスペデッションポータルより引用

 

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Toyota FT-1

2014年01月29日 | NEW CARS

 次期スープラではないか?と噂されている Toyota のスポーツカーFT-1 。現時点ではまだコンセプトカーである。複雑系のボディ形状を持ちエイリアンのスペースクラフトを彷彿させる最先端のデザイン。内部もかなり凝った造りであり、最新のトヨタの技術を集結したスポーツカーである。

 

 FT-1 デザイン

 

 

 FT-1 走り

 

 シルエットフォーミュラ的なデザインはGT-R、ステングレィを意識しているが、

フォーミュラーカー( F-1) を意識している様に見える。

 

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オーバーランドビークルへのアドバイス、その2

2014年01月29日 | OVERLAND VEHICLE

アドバイス(戒律)その2、

Weight is the enemy of performance

車重は軽く

 

2) Weight is the enemy of performance:
 Keep the vehicle as light as possible, removing heavy items that provide limited value or are never used. The goal should be 90% of GVWR or less, which will ensure the best performance in technical terrain, particularly snow and sand. “Stuff” is always a reflection of experience and training. The more experienced and well trained the traveler, the less stuff they carry, and the fewer modifications they need.

 

量が重いのはパフォーマンスの敵

 車をなるべく軽くするように心がける事。雪道や砂地でも良いパフォーマンスを保つ為に、使用しない不必要な装備はなるべく外し、自動車メーカーの指定する車両総重量 (GVWR、ガソリンや水なども積んだ状態) よりも重量を少なくする。(最高GVWRの90%を超える事がないように) 

 積荷の量と重さというのは、経験とトレーニングの量が反映されます。即ち経験とトレーニングを重ねる事によって装備に無駄が少くなるという事です。

 エクスペデッションポータルより引用

 

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オーバーランドビークルへのアドバイス、その1

2014年01月27日 | OVERLAND VEHICLE

アドバイス(戒律)その1、

Complexity is the enemy

クルマはシンプルに

 

1) Complexity is the enemy: Keep the vehicle as simple and reliable as possible, minimizing the number of systems and variables that can fail in the field. Adapt only as required for the vehicle to perform in the environments and conditions expected in your route, for example, 44" tires on a vehicle used to cross a glacier. Consider the engineering performed by the OEM manufacturer, and how all of the factory systems interrelate. The vast majority of failures we see to 4wds are aftermarket modifications, and of those, electrical and engine system modifications are the most prone to failure.

 

 複雑さは敵である

 クルマを可能な限りシンプルに保つ事でフィールドにおいての失敗を防ぐ事が出来ます。向う場所の環境に対応する為に信頼のおける必要な装備を絞り備える事が大切です。

 氷河を走る為に44インチの大型タイヤを装置したとしても、メーカーの技術的なアドバイスを考慮して装着し、車の持っている本来のパフォーマンスを失わないようにする事。今まで観てきた中では、エンジンシステム及び電気関係の社外品 (Aftermarket) の装着による失敗が多く観られた。

 

エクスペデッションポータルより引用

 

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オーバーランドビークルへの10のアドバイス

2014年01月27日 | OVERLAND VEHICLE

 オーバーランドジャーナル誌の発行人であり、実際にランドクルーザー78を駆ってエクスペデッション7を企画し冒険的に世界を走り続けている(まだ途中、今年2014年は南米)スコット ブレディ氏(Scott Bredy)は現在のアメリカにおけるオーバーランダーの中心的人物である。そのブレディ氏が今までの自らの貴重な経験を基にして、オーバーランドに使う車はどうあるべきかを論じた内容が最近のエクスペデッションポータルで 10 Commandments of Modifying on Overland Vihicle という題目で紹介されている。

 

 十戒(10 Commadments) とは日本語では10の戒律。そう、旧約聖書の出エジプト記に記されているあのモーゼの十戒からきている。即ちこの内容が特に大切と実感したからこそ、ブレディ氏は強調する意味で“戒律”として表現しているのである。

 そして Modify という言葉。これは調節とか修正、或いは変更という意味だが、ずばり目的によって仕様を合わせるという事。つまり車の装備に対して必ず目的が前提となっている、そして Modifying Overland Vihicle というのはグローバルに国と国との国境を越えて冒険的な自動車の旅を行うという目的に絞られている。

 

 その内容はとてもシンプルで確かな的を得ている。

 

 ...ので、少しずつ噛み締めながら紹介します。(続)

 

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Al rub' al khali (The Empty Quater)

2014年01月24日 | NEW CARS

  ルブアルハリ砂漠(the Rub' al khali)は、アラビア半島南部の3分の1を占める世界最大級の砂砂漠。サウジアラビア南部、オマーン、アラブ首長国連邦(UAE)、イエメンの4カ国に広がる。アラビア語では、アッ=ルブア=ル=ハーリー(al-rub' al-khali )と呼ばれ、英語では「空虚な4分の1(一角)」(the Empty Quarter) と訳されたが、何も無い所というのが本来の意味に近い

 ルブアルハリは、長さ1000キロメートル(600マイル)、幅500キロメートル(300マイル)。最近まで大部分が探検されていなかった。ベドウィンでさえ、その辺縁を移動するにすぎない。にもかかわらず、この砂漠へGPSを装備したツアーを提供する旅行会社は存在する。1931年にバートラム・トマス(Bertram Thomas)が、史料に残る最初の西洋人としてこの砂漠を横断した。

 夏の気温は、夜は氷点下、正午には摂氏55度に達する。エッフェル塔 (324m) より高い砂丘もある。ルブアルハリは、地球上で最も近寄りにくい環境の一つともいわれる。しかしながら、この砂漠には生命が繁殖している。いたるところにクモ類、げっ歯類、植物を見出すことができる。

 砂漠化は、この1000年間に進行した。3世紀頃までは乳香交易のキャラバンがこの地を横断していたが、砂漠化がこの地をキャラバン交易路が横切るのを困難にした、現在では不毛の荒地が広がっている。

以上、ルブアリハリ砂漠とは、Wikiより引用

 

 

 アラビア半島の南部に位置するルブアリハリ砂漠の特徴は世界最大の砂地(Dune)であり、一日の気温差が摂氏50度にも及ぶ。地元の人々も近づかないこの大砂砂漠にランドローバー社は市販車のレンジローバースポーツ一台を駆って万全の準備と体制の基で528マイル(約825キロ)の砂漠の横断に挑んだ。伴走車無し。(ヘリコプターか?)

 

 ダカールラリーの2つのステージを一日で走り切る過酷な運転にはスペイン人のベテランラリードライバーのトララードナ氏が起用された。ラリーカーとは異なる市販車で起伏のあるソフトサンドに足を取られながら、灼熱の砂漠を休む間もなく走り続けた。結果、10時間22分と3秒でこのルブアリハリの大砂砂漠を駆け抜けたのであった。

 

Land Rover, UK

It’s 4am on a cold desert morning. Drivers, technicians and production crew go through their final briefing ahead of an immense challenge – to cross the Empty Quarter on the Arabian Peninsula, one of the most inhospitable places on the planet.

Intensely hot by day, with temperatures exceeding 50°C, the Empty Quarter covers 400,000 square miles of dangerously arid and ever-shifting terrain. Which makes it the perfect challenge for the all-new Range Rover Sport.  

Behind the wheel is Land Rover driver, Moi Torrallardona, a Spanish off-road racer with extensive experience of the Dakar Rally. In his opinion, the challenge of the desert is like nothing else.

 

 レンジローバースポーツの販売促進の為のイベントの一環である事は分かっているが、この地球上にランドローバーが無くなったら、それはそれは寂しい世界になるであろう。

 ランドローバーは車と一緒に夢も売っているのが分かる。

 

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仮想北極体験

2014年01月22日 | ロクマル日記

 昨日は最高気温氷点下9度、最低気温氷点下16度の寒い一日であった。一般的に雪が降ると気温がそれ程下がらないと言われているが、北極の寒気は容赦が無かった。この冬の続く寒気で寒さに対して少し慣れたかな?という気持ちがあったが、寒気の中での風にあおられると、とてもそんな事は言ってられない。極寒の中では風というものに対しての対応が必要であると、身に沁みて感じた日でもあった。

 

1月21日、午前9時過ぎ、北極圏からの強烈な寒波を共なうストームがやって来た。

光る粉雪、降っても溶けない雪は見る見る辺りを白く染めて行く。

 

道は真っ白に変わる。

除雪車の対応は追い付かず、車の移動スピードは下がる。

 

午後二時半、気温摂氏ー9度

仕事で郊外へ足を運ぶ、駐車場へ停めて建物の中へ。

多くの職場が積雪の為に早締め、帰宅の為のラッシュであった。

 

午後9時半過ぎ、仕事が終わり建物から出て凍て付くロクマルへ。

よーっ!元気か?

寒さの為に雪は軽い。

 

ドアを開けて、エンジンを掛ける。力強い始動。

あー良かった、エンジン掛かって!

車内にはスムースジャズの音楽が流れる。

4WDのH(高速)にギアを入れ、車内はあまり暖かくはないが、動き出す。

頼むよ、ロクマル君!

タイヤが雪を掴む音、ワイパーが窓を擦る音、

途中の街街は静まりかえり、何時もの活気は無く、行き来する車もほとんど無い。

今日は音楽がクリアーに聞こえる感じ。

 

一夜明けた朝、昨晩はお疲れ様。

へばり付いた氷は容易には取れそうにないな。

 

 アメリカの北東を覆っている寒気団はこれから数週間に渡って停滞する(らしい)。昨日は良く知った方のSUVが、車を運転中に暖房を上げて室内の空気の流れをDEFに切り替えた所、フロントガラスに一直線のひびが入ったとの事。寒さの為に日頃予期しない出来事が起こるようだ。

さあ今日も、ロクマルで行こう!

 

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ランドクルーザーで北極験を走る?

2014年01月21日 | ロクマル日記

 今朝は朝早くから幾つかの電話が鳴る。本日よりニューヨークに Janus と名付けられた強い寒波が北極(Arctic)より到来し、同時に積雪をもたらすという事で多くの日程に変更が生じている。

 これって、考えたらランドクルーザーで北方の北極圏まで出かけて行って走らなくても、北極圏の方から出前でやって来てくれるって事だな。天の特別な計らい。今日もランドクルーザーで出かけるが、北極を走る体験が出来ると思っている。

 

 大変ありがたい!

ビッグサービスイベントディ(笑)か?

 

...安全運転で行きますよ。

 

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O U T D O O R S

2014年01月20日 | OVERLANDERS

オーバーランダーの分母はアウトドアである。

アウトドアの基本があって、その延長にオーバーランダーは存在している。

オーバーランダーは即ち、アウトドアーズマンである。

...

 

豊かで平和な環境で育つ時代の子供達には、野外体験は必要項目です。

 

 ある幼稚園(アメリカ)で食事のボランテアをやっている方から、そこで実際に目にして体験している一つの証を伺った。現在のアメリカの事情を少し深く知るには好い機会であり、一緒に考える機会だと思っている。

 給食(ランチタイム)が始まると担任の先生に連れられて食堂に小さな子供が一斉に入ってくる。自宅からサンドイッチ等のお昼ご飯を持参している子供達はそのまま席に付くが、そうではない子供達は(約半数)親がお金を渡してランチを子供に買わせるのである。

 

 本日のランチメニューはマカロニチーズ、そしてブロッコリーにヨーグルト。これを全て食べた人はクッキーが貰えますよ。

 

 あのー、わたしこれ嫌い!

ぼく、おなか空いていないから要らないよ!

 クッキーだけ頂戴!2個ね。

 

 ダメですよ、もらってもらわなきゃ、あなたたちの親からお金もらっているのですからね。

 担当職員が、食事をあげなかったなんて事があなたの親に知れたら大問題になるわ!

 

 大盛りよ、いいわね...。

 そんな感じで、子供たちには食事がやや強制的に支給される。

 

与えた後は知った事かい...(汗)

 子供達はその食事を持って席に付くが、数分間お友達とおしゃべりをして、支給されたその食事に全く手を付ける事なくそのままゴミ箱に平気で、ポイ!

 わっー もったいネェー!と思うが、

 衛生上の理由で一度捨てたものを拾ってはいけないという決まりがある。

 

この光景を観ながら、

ビジネスの為にとにかく食事を与えなければならないスタッフ達。

欲しくもない食事をもらい、食べ物を罪悪感無く捨てる子供達。

お金を与えてその事情を知らない、知ろうともしない無関心な親。

その光景を観ている先生。

 

この光景が毎日ランチ時間になると展開するのだ。

 何か、間違ってるんじゃない?と思わない人々が不思議。こんな価値観の中で育つ子供達の将来は大丈夫か?この国の将来を憂う。というのが正常な人の心情だと思う。何時からこういう価値観が定着したのかは知らないが、これが豊だと言われる国家の深部の一つの影でもある。

 

...この話を聴きながら、ある方を思った。

 

先週(1月16日)に(享年91歳)亡くなりになった小野田寛朗(おのだひろお)元少佐である。

1974年にルパングより任務完了し帰国された小野田氏、彼にとっての終戦。

 

 ジャングルでの30年間で悲しかった事は何でしょうか?

戦友が亡くなる事です。

 

 嬉しかった事は何かありましたか?

...ありませんでした。

 

小野田氏の人生はそこから始まった。

 

  戦争体験とその証、平和な時代であるからこそ必要な話題ではないだろうか?

そういった意味で、小野田さんの存在には使命があったと思っている。

 

「生き抜く」最後の日本兵・小野田寛郎 NHK

(小野田さんの生涯、ドキュメンタリーで長いですが、力を貰えます)

 ...その後、「凶悪な少年犯罪が多発する現代日本社会に心を痛めた」として『祖国のため健全な日本人を育成したい』と、サバイバル塾『小野田自然塾』を主宰。自らの密林での経験を元に逞しい日本人を育成するとして、講演会や野営等を行い、高齢ながらも日本とブラジルを往復していた。Wikiより、

 晩年、健全な人間の育成の為に小野田さんは自分が出来る事をされた。それは自然塾(アウトドア、サバイバル体験)であった。アウトドアの体験には人間を逞しくする要素がある事が何となく分かる。ルバングのジャングルで30年、そしてブラジルでの開拓で30年、その生涯で小野田さんが示してくれたもの。

それは、

生き抜く力

である。つまりアウトドアの本質はここにあるのです。

 

  昔の(太平洋戦争時代に生きた)日本人は戦争を経験しているから、現在の人よりも精神的にも肉体的にも強く逞しい。とはよく聞く内容で、戦時下に置かれた人々は生きる為に必死となり、食事も粗食であった。平和で飽食な時代となると、人間が生きる有り難味を忘れてしまい、食事も粗末に扱ってしまう。誰かがふとその光景を観て思って言う。戦争体験が必要じゃないのか!ってね、その気持ちはよく分かる。戦争体験が人間を強くする、あるいは、人間が強くなる為に戦争が起こった?でも、そこには逆転の発想がある。つまり、人間が強くなれば戦争は起こらない。という事である。生き抜く力というのは、つまり平和の要でもある。

 

小野田さん、これからも日本人の心に生き続けて下さい。

 有り難う御座いました。(礼)

 

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ローバー ジャケット

2014年01月19日 | ランクル ドライブ

 Rover Jacket と呼ばれるアウトドアウエアがある。実際にランドローバーの愛好家達がいかにも好みそうで、それは四輪駆動のクルマを駆って野山を駆け巡る時にチノパンツと共に着る、最も適したジャケットと思われている。

Rover Jacket, ランドローバーの英国では人気のアイテムである。

しかし、このデザインのジャケットはクルマの運転には全く不向きなのである。

 

こちらはアメリカのLLBean のフィールドジャケット。

 これは現在僕が愛用しているジャケットなのだが、フィールドジャケットとしてローバージャケットと同じ特徴を持っている。アウトドア指向のランドクルーザー乗りには長ズボンとブーツそしてこのジャケットにブッシュハットというのが、いかにもそれらしい雰囲気を持ち合わせているように見えるが、クルマの運転時(室内)には裾が邪魔、体を動かし難い、シートベルトを着用するとサイドの外ポケットから物が取り出し難いなど、使い辛い特徴が多いので、こういうフィールドジャケットは運転には向かない存在だと結論付ける事が出来る。

 クルマに乗るときは脱ぎ、車から降りた時に後ろのドアを開けて取り出してはおる、そいう使い方をするのが正解である。実際、ローバージャケットというのはこれを着て愛用のランドローバーと一緒に写真を撮るための装備の一つだと思っておくのがいいのかも知れない。

 

では、一体クルマを運転する時はどの様な服装が適しているのであろうか?

それは基本的に、乗用車も4x4も同じだと思っていい。

お奨めは、

これが、ベストですね。(笑)

 

或いは、

レーシングジャケット、

 体が曲がる部分を締め付けないものが良いです。ポケットにはなるべく物を入れない様に、また内ポケットに財布などを入れた時に心臓に当たる感じがするのは良くありません。

 

...以外と、ジャージがいいんじゃないかと思う。

 

快適で安全な運転は、運転するに相応しいジャケットを着用する事。

思いと雰囲気だけでアイテムを選ぶと快適ではありませんよ。

 

...更に、快適を追求するなら、

ズボンの後ろポケット入っている財布をコンソールに収めてね。

 

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自動車じゃなくて自働車なんだよ、本当はね

2014年01月18日 | 日記

 なぜ?僕らおっさん達は今でもダットサン(Dutsun)が好きなのだろうか?その答えは Z Car の育て親と言われるその中心人物、片山豊氏が持っている。ダットサンZに込められたこの思い、これが我々の心を捉えるのだ。

 

Zの育て親、片山豊氏に訊く、

 

  自動車ってものは馬なんだよ。

 馬に乗った時の爽快な気持ちを感じさせてくれる、そして自動車は自分で走らせるものだってことを忘れちゃいけない

 いつの間にか自動車は物を運んだり、人を運んだりするだけの箱車になってしまった。本当の意味での自動車は、人間が動かすから『ニンベン』を付けて『自働車』って書かなきゃいけないんだ。それが今のクルマはラクチンになりすぎて、人間が動かさなくてもいいんだから『ニンベン』がとれて『自動車』になっちゃんたんだ。動かすという気持ちがあれば安全に運転出来るはず。そうすれば、ほとんどのクルマが使う事のない安全装置を山ほど付ける必要もなくなるんだから。そういう意味でZは馬でなくてはならないと思うね。

2008年5月 J's Tipo 片山豊氏とのインタビューより。

 

 

Love life, Love Cars.

 

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トレージャーハンター

2014年01月17日 | VINTAGE CARS

 昨日の午後はトレージャーハンターのMr.BW(ミスターベー氏)に付き添ってニュージャージー州の山中にある一台の車を観に行って来ました。フリーウェイを一時間程飛ばし、のどかなワインディングロードの続く牧場地帯を抜けてなだらかな山並みの渓谷へ、やがて路は未舗装となり、少し湿った砂利道を小石を跳ねながらぐんぐんと進んでゆきます。車のナビゲーションが示す場所で左右往来しながらある一台の車の主宅へたどり着く事が出来ました。

 

今回観に来たのは一台のZ Car、1977年のダットサン280Zです、

アメリカ東海岸の山中ですがが、錆の少ないカリフォルニアカーなのです。

 

 車を詳細にチェックします。この時 Mr.BW氏の頭の中のコンピューターは極短時間でこの車を評価します。それは状態は勿論、可能性やレストレーションに掛かるコストや手間時間、部品の有無しなど、常日頃からダットサンに目を光らせているが故に出来る神業です。同時に売り人の人格や動機なども旧車を購入する時には大切な要素となります。

 

 

本当に価値ある車を見極める目、

それを持ち合わせているのがトレージャーハンター(宝探しの達人)です。

 

さて、このZの運命はいかに...。

 

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ラングラーは進化するのか、それとも妥協するのか?

2014年01月15日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 時代の変化は容赦なく4x4の世界にも大きな波として襲い掛かり、好むと好まざるを問うことなく、四駆のモデルは時代的合理性に当てはめられて行く。自動車生産企業のCEO(最高責任者)の一番大切な仕事は会社の利益の追求と利潤への貢献であり、そしてその方向は消費者よりも自分を責任者として任命してくれた株主(資本家)の方向を向いている。これが現在の資本主義のシンプルな現実であると観ている。よって、末端にいる消費者達はそういった生産企業の事情の環境の中で生産された商品を受け入れるのだが、嫌嫌な気持ちで受け入れるのではなく、有り難く受け入れて欲しいとするのが起業のマーケッテング戦略の本質かも知れない。

 

そういった環境の中でジープラングラーの存在が揺らいでいる。

 

 今、話題となっているのは次期ラングラーのサスペンション構造である。往来(現在)の車軸懸架(リジッド)から独立懸架(インディペンデント)へ構造が変わるかも知れないとの事(おそらく前輪)。しかし、ジープの愛好家達(ジープ右翼とでも呼ぼうか、ジープをオフロードで本格的に使う人々)の間では、もはやジープではなくなる。というはっきりした意見が持ち上がっている。リジッドはシンプルな構造で、その足回りをいじる幅が広く、その為の部品も豊富にある。それもリジッドジープラングラーが持ち合わせている大きな価値と魅力なのだ。

 軽くなる事によって燃費が良くなる。と言うのが企業経営者の独立懸架への変更の一番大きな理由であるが、走破性や機能ではなく、燃費がうんぬんと謳う所が悲しい。ジープラングラーはジープでなければならず、合理性によっての妥協は似合わない。

 

 ...ラングラー以外なら OK だ。

 

参照の一つ、最新のトラックトレンドの記事

One of the most-tradition-bound vehicles on the road today, the Jeep Wrangler, has many cues linking it to its ancestral forebear, the Willys MB, including a vertical-slat grille, round headlights, and front and rear solid axles. Aside from some heavy-duty pickups, the Wrangler is one of the only new vehicle sold with front and rear solid axles. Although seen as antiquated and outdated by many in the automotive industry, solid axles are beloved by Jeep enthusiasts for their simplicity, ruggedness, and ease of modification. But Jeep is not offering an iron-clad assurance that the next-generation Wrangler will retain solid axles, according to a report from Automotive News. Although more efficient frictionally than independent suspension, with fewer joints, solid axles are substantially heavier than independent suspension, with weight reduction being the primary focus of automotive manufacturers in the quest for greater efficiency.

There is a huge aftermarket built around the Wrangler's solid axle suspension, offering everything from heavy-duty locking differentials, differential covers, and lift kits. Although somewhat counter-intuitive, the solid axle also has an advantage over independent suspension in an off-road setting, in that the differential moves with the suspension, keeping it out of the way of rocks and obstacles while articulating, whereas independent suspensions have a fixed-position differential that can potentially be more vulnerable.

Jeep brand CEO Mike Manley acknowledges the importance of the Wrangler to the brand, and says the pressure to get the next-gen Wrangler right is "absolutely massive.” He adds, "Frankly, I know that if I screw up the next Wrangler, then I probably wouldn't be able to leave my house for a long time." Although independent suspension is one way to go toward increasing the Wrangler's fuel economy, another option, and one we're a little more enthusiastic about, is a diesel engine option, which could potentially increase the Wrangler's fuel economy by up to 30 percent.

 

 

  現在のラングラーJKは既に往来のタブ構造を捨てた、それはジーパーの需要に応えて4ドア UNLIMITED をそのラインに加える為だったのではないかと勝手に思っているが、そのこだわりを捨てた故に、ジープの人気が高まり売り上げが伸びた。という否定出来ない実績もある。ジープラングラーは現実の車環境の中でどこまで妥協を進めて行くのか?

リジッドアクスル(車軸懸架)はラングラーの砦なのだと思っている。

 

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