職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

はなむけ号は宇宙空間を疾駆。ついに、なんと、臥牛山まつり会場に到りぬ。

2008-06-09 20:42:28 | Weblog
◆ひとりサマータイム2週目スタート。
 1週目=先週は、①目覚めはいいが、電池切れ状態が早くやってくる。②起床はごくごく自然だが、就寝はギクシャク。
 きょうは月曜日、ひとりサマーを1週間やってみて、土曜日・日曜日をはさんで……さあ、どうだろう?というところだ。

 ひとりサマーで獲得した2時間を「せっかく獲得した時間なのだから、がんばらなければ……」と、執筆にガツガツするのではなく、お湯を沸かしたり、机を水拭きしたり、校舎内外を散歩(←「巡回」でなく)したり……と、ゆったりやろうと思っている。
 
◆昨日(6/8)の画像とメモ。(画像はW61CA)

    

★午前7時からPTA環境委主催の草取り大会。
 範恵T「7年間、雨で流れたっていうことが、一度もありませんよ。」
 7年×2回(6月と9月)=14回
 世の中には強運の人というのがいるようだが(ちなみに、わたしはその反対)、14回連続お天気に恵まれるという、この草取り大会は、いわば最強運の行事だ。


 
草取りのために、午前5時50分に、折りたたみ自転車(はなむけ号)で家を出る。
 平中→長者山下→片町朝市→吹上→みどりと彫刻のふれあい散歩道→塩入→四本松交差点……。
 7段変速の3段or4段で、ユルユル走行。
 長者小付近で、自転車に乗った八戸市レクリエーション協会代表の田島博氏とすれ違う。
 幸の湯温泉付近で、ウォーク中の阿部憲行ご夫妻とすれ違う。
 午前6時40分、みなみ中着。


    

★草取りと並行して、花壇の整備。

    

★草取り大会。がんばる3年生たち。

    

★みなみの巨大ひまわりが完成した。
 外側(中庭のテニスコート)から眺める。
 この「ひまわり」が、夏の最後の光輝を浴び、ひと夏の終末を告げるまでの3ヶ月間。
 これが、わたしの最後の季節だ(^O^)。


    

★草取りの後、はなむけ号で新井田川の土手を走る。
 初夏の青空。草いきれ。階上岳。宇宙空間と存在の存在。


    

★はなむけ号は宇宙空間を疾駆。ついに、なんと、臥牛山まつり会場に到りぬ。ここで、大館中時代にお世話になった掛畑さんにバッタリ会ひけり。

    

★臥牛山まつり。ラム焼肉コーナー1セット800円。隣の野外ステージからカラオケ・三波春夫の俵星玄蕃。歌というのは時代の象徴だ。三波春夫はキライだったが、ラム肉を食べながら涙ぐむ。

    

★帰路、階上登山口→松館間(10㎞のゆるい下り)はなむけ号、爆走。友人の網君が勤めている学校に立ち寄る。だれもいない校庭で「網く~ん!!」と呼んでみる。「(1971年に別れたきりの)網く~ん!」「網く~ん!」また涙ぐむ。(←酔っぱらっているのかな?)

◆4校時主任会。
(1)中途半端な知性を脱する。
 八戸の教師には、断定しないで、(反発を極度におそれて)あいまい表現をするクセがある。
 それを全面的に否定するわけではないが、断定すべきところは断定しないと(ここは敢えて断定しておくという場合もある)、いい加減なヤツという印象を与えてしまう。
 「~ようです」→「~です」。
 「~したいと思います」→「~します」。
 主任が範を示してほしい。
(2)同じく、教員というのは、公全体がそうかもしれないが、危機管理に弱い人種だ。
 平気で「部活動中、ケガをしたので、お母さんに来てもらって、お母さんに病院に連れて行ってもらいました」という人がいる。
 今、本校にはこういうことはないが……。
 公としての危機管理の基礎・基本を習得しよう。
 ①(念には念をいれて)予知・予防(対策)の徹底。
 ②ベストの対応(覚悟を決めて正面突破)の徹底
 ポイント=事があったとき「こうすべきだったのでは? こうしていれば起きなかったのでは?」と問われ、立ち往生することがないように。
(3)集団行動等のときの指導者の指示の仕方・指示内容が、不適切。
 ああいう指示の授業だと、1学期間ももたない。
 要するに、そんな危険な授業があるということだ。
 研修の見直し。
(4)髪の指導の徹底。
(5)窓の開閉ルール(開けるときは真ん中に)をとおして、知性を育てる。
 空き教室時の整理整頓、戸締まりも同じ。
 「ルール」を、すぐれた「教育思想」に。
 関連して、体育館・音楽室が常に、隅々、整理整頓されている。
 この「常に」というのと、「隅々」というのが、スゴイと思う。
 こういうことが、学校の安定と品格につながる。
(6)卒業生の高校生活の状況。
 ①順調→順調
 ②不調→順調
 ③不調→不調
 ④順調→不調
 これらの分析をして、わたしたちの指導の仕方をチェックし、③④の生徒への具体的な対応策を検討する。
 また、その分析結果を、現生徒への指導に生かす。
(8)週報の校長コメントの詳細説明(ここでは省略)

◆経営の重点について。
 経営の重点は、学校要覧にもあるように、次の5つだ。
(1)学びの喜びと確かな学力の保証をめざし、知的で楽しい授業を創る基礎・基本の修業を徹底する。
(2)学校・家庭・地域が協働できる教育システムづくりをめざし、小・中PTAを核にすこやかみなみネット事業を推進する。
 ~ 保・幼・小・中の連携(垂直軸)に依拠した学社連携・融合(水平軸)の推進 ~
(3)自他のよさや可能性を認め、互いに高め合う生徒の育成をめざし、生き方の原理・原則を重視した心の教育を充実する。
(4)安全・安心な学校をめざし、危機管理の基本を踏まえた安全管理と事故防止を徹底する。
(5)朝、起きたとき、どの生徒も「行きたい!」と思う学校をめざし、豊かな教育環境の創出に努める。

 ズバリいうと……、
(1)「知的で楽しい授業」については、2月の2学年(現3学年)模擬試験結果と、4月の1・2・3学年NRT結果をみて、一定の成果を確認することができた。
 これはほんとうにうれしい。
(2)「学校・家庭・地域が協働できる教育システムづくり」については、(1)の2倍くらい荷の重いターゲットだが、(1)を5とすれば、3.5くらいの成果が上がっている。
 PTA幹部、地域リーダーにめぐまれた結果だと思っている。
 なお、念のためにいえば、すこやかみなみネット(八戸型教育コミュニティづくり)と、市教委が展開しつつある「地域密着型」とは、似て非なるものである。
 教育思想が異なっている。(詳細は、後日、記述。)

 こういうことを書き出したのは、(1)と(2)の成果を自画自賛したいからではない。
 これらにくらべ、手つかずになっている(3)と(5)について述べたいのだ。
 経営の重点(3)と(5)は、わたしの力不足から、ずっと見通しが立っていない状態だった。
 「生き方の原理・原則を重視した心の教育」は、ずっとお題目。
 また、「朝、起きたとき、どの生徒も『行きたい!』と思う学校」についても、歌声が響く学校という財産に甘えすぎていて、次の手が打てなかった。
 これが、今年度になって、かすかな光が見えてきた。(詳細は、後日。きょうは、これで終わり。)


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