職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

古書店DAKAの書物から静謐さが失われたように感じるのは、この冬空との対比からかもしれない^^;

2009-11-23 14:48:25 | Weblog



◆わたしが小学校3、4年生の頃に、ある日、昼寝から目が覚めたら、視界が白と黒の世界になっていた……という話を、少し前にした。
 人生、最初に自覚した、いわゆるメランコリックな状態。
 暗い。
 悲しい。
 シンドイ。
 なにもしたくない……。
 子どものわたしは、これは、いったい、どうしたことだろう?と動転する。
 自分の気持ちを明るくするために、いろいろと、必死に、涙ぐましい努力を重ね、遂に「あっ、きょうは、朝潮(朝潮太郎・大阪太郎)と若ノ花の相撲がある」とつぶやいた時、視界が少し明るく彩られることに気づく……という話だ。

 この現象は、のちの人生でも、たびたびくりかえされるわけだが、それは、その都度、人生の大転換?ともつながっている。

◆たぶん、今、その白黒現象が起きているのだろう。

 2、3日前から、古書店DAKAの古書の姿が、美しくない……、静謐さが消滅しガサガサしている……、すべて廃棄すべき対象……に見える。
 以前とくらべて、古書店DAKAの内部の、どこかが変わったわけではない。
 以前とくらべて、散らかっているわけでもない。
 なのに、突然、ガサガサ、醜く……感じるようになった。

 自分のうちに、自分では気づかない変化が起きて、これまで見えなかったものが見えるようになった……ということなのだろうか?

◆このことについて、深い考察抜きに、今後の思考の踏み台として、2点述べる。

 1点は、最近、根を詰めてやっている作業に、(前にも触れたが)過去記事の、「Eduブログ」から「gooブログ」への、手作業による移動がある。
 この作業時に、魂が、ここ(古書店DAKAの中、あるいは、このHPページの上)から、いったん抜け出して、過去記事の中に移動して、その後、元にもどろうとするときに、きちんと元の古書店DAKAにもどれないということが、よくある。
 このことによって、これまでと違った視点、あるいは角度で、古書店DAKAの古書の姿を見てしまう……ということかもしれない。

 もう1点は、古書店DAKAのコンセプトの再確認。
 このことについての、ここ数年の思考の枠組みは、
(1)古書店DAKAの古書は、わたしの精神構造そのものである。
(2)この精神構造を整理して「商品」としてお客様に見てもらう(=精神構造の「露出」)
 ――となっている。
 しかし、なにかのハズミで(例=上記の過去記事の移動作業など)、精神構造と商品の陳列とにズレがあることに気づいた……ということかもしれない。

◆こういうことを書きながら、実は、既に古書店DAKAの改造作業をすすめていて(^_-)、わたしのイスの周囲に、書物の山がいくつもできはじめている。

〈古書の新分類〉
 【教育】
(1)現在、精神に初速度あるいは加速度を与えている書物
(2)過去に、初速度あるいは加速度を与えた書物
(3)精神に、どのような作用もない、あるいは、なかった書物

 【文学】
(4)現在、精神に初速度あるいは加速度を与えている書物
(5)過去に、初速度あるいは加速度を与えた書物
(6)精神に、どのような作用もない、あるいは、なかった書物

(7)堀辰雄&堀辰雄関連の書物
(8)江藤淳&江藤淳関連の書物

(9)【哲学・倫理学】

 いちばん先に、(4)から手をつけた。
 ぜんぶで、28冊だった。
 この28冊を、古書店DAKA内から、食卓(お好み焼き屋)付近の造り付け書架に移動する(*^_^*)。




◆古書店DAKAの窓から見る冬空の風景だ。
 古書店DAKAの書物から静謐さが失われたように感じるのは、この冬空との対比からかもしれない^^;^^;。


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