WALKER’S 

歩く男の日日

帰宅して1ヵ月

2024-06-08 | 日記

 明日で帰宅して30日、最初の1週間は毎日四国を歩いている夢を見た。ふと目が覚めてここはどこの宿?と思ったこともある。実績の印刷も終わってクリアファイルに放り込んだ、20ポケットの新しく買ったファイルに今までの実績を入れなおすと満杯になった。最初の3回分はちゃんとタイムを記録していなかったから20巡分のタイム記録がきれいに収まったという次第。それにしても今回のタイムは異常だと見直しながらつくづく思う。逆の見方をすれば昨年までのここ数年の歩きは10年前15年前から比べれば確実に衰えていたのだとはっきりした。毎日10km歩いているからそれで十分、四国に入って40km歩いて足を痛めることもないからそれで十分だろうとずっと同じようにやってきたけれど、老いや衰えはほとんど目には見えないものの確実に忍び込んでいたということ。今年の正月からウォーキング以外の運動を加えたことによってその加齢ダメージを大分払拭できたと数字が物語っている。いつもと違う歩きができているという実感はあったけれどここまでとは思わなかった。ベストタイを出そうとすれば時速6.45~6.65kmで歩かねばならない。厳しいところと楽なところがある。厳しいところでは少し意識しなければならなかったけれどそうでないところでは普通に歩いてベストタイだった。足が自然に前へ前へと出てくれる感じ。股関節周りの筋肉の動きがより滑らかになったと実感する。大殿筋と中殿筋をしっかり鍛えると坂登りが本当に楽になる。焼山寺でも雲辺寺でも一度も立ち止まって息を整えることはなかった。最後の日も20km休みなしで歩いて全然疲れなかった。バランスよく筋肉がついてくれると本当に疲れないし関節を痛めることもない。
 それでも力の出せなかったところもあります。一番ひどかったのは下坂場峠とその先のひわ田峠、公式記録では24℃だったけれどそれでも暑さがこたえて水も塩も山道に入る前に切れてしまった。雨の足摺もひどいものだった、風も強くて9kmの区間でベストより15分も遅れるとは。そして天気がよくても調子がよくても絶対にタイムが出ない山下り、鶴林寺、峠御堂、横峰寺、雲辺寺。今回も完全にお手上げだった。 それぞれ5分以上の遅れ、それなりに体は動いているはずなのに全く太刀打ちできない。下りは経験を積めば積むほど怖くなって知らずのうちに慎重に及び腰になってしまうようだ。

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