WALKER’S 

歩く男の日日

出会いの旅 9

2019-05-20 | 日記


 大洲のときわ旅館は14年から6年連続でお世話になっています。ぼくの中で絶対外せない、外したくない四国の宿が5軒ほどあるのですがそのうちの一軒です。5年前最初に泊まった時、ご主人とはもちろん初対面だったのですが、ご主人はぼくのことを知っていました。顔は知らないけど存在は知っていた、9年ほど前、四国を歩けなかったときに6番の手前のヘンロ小屋に宿案内を勝手に50部ほど置いて日帰りしたことがあった。あるお遍路さんがそれを手にして四国を巡った時、ときわ旅館で夕食の時に見せたらほかの人が欲しがってご主人が全員分コピーしてくれた、とその時居合わせた京都のATさんに直接伺いました。その時以来ご主人はぼくのブログもホームページも見てくれていたようだし、何よりその数日前に泊まった知り合いのお遍路さん二人のの話題にもぼくのことが登っていたようでした。食事の時に正体を明かしたら、ご主人はすごく喜んでくれて本当に会いたかったと言ってくれました。以来毎年宿案内を書き換えて届けています、神谷さんなどはあまり多くの人にいい宿を知られると自分の予約が取りづらくなると言うし、たしかに外の宿に良い影響を与えないことがあるかもしれないけれど、全体からすればごく一部だと割り切って、いくらかでも喜んでもらえるならと続けています。
 最初に泊まった時はぼくひとりで,その分ご主人といっぱいしゃべることができてすごく良かった、2回目は神谷さんと二人でこれも今年につながる良い出会いでした、以降は同宿の人もいたのですがあまりしゃべれなかった。今年は男性の歩き遍路さんばかり7名、その中で23回目と聞いて、すぐ、金子さんですかとこちらから声を掛けました、昨年四万十を渡ったところのヘンロ小屋でお札の交換しました。昨年そのことを当日のブログに書いたら阿佐美さん(4年前うまめの木で同宿だった)からメールが届いて、金子さんとは小豆島を一緒に歩いたと、四国に入ってから別行動になったということでした。二人は小豆島のファンで、今年も小豆島を歩いてから四国に入った、ぼくが昨秋初めて小豆島を歩いたと言ったら、はまったでしょ、と金子さんがいうけれど、ぼくはまだそこまでの余裕がなかった。はまるという感じはすごく理解はできるけれど、ぼくの場合日程がきつくて、忙しすぎたし、レポートもしなくてはならないし、タイムメモも書かなくてはいけないし、楽しむ味わうまでいかなかった。それに姫路から近すぎるというのもあったのかもしれません。金子さんは夕食の後阿佐美さんに連絡をしたら、なずなでぼくと1日違いで泊って残念と言っていたそうです。
 金子さんとは翌日出石寺でもいっしょでうどんをいただきながらゆっくりお話しできました。彼の古い感じの東京弁(江戸弁)が耳に心地よくて聞きほれてしまいました

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1 コメント

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Unknown (靴の寅さん)
2019-05-20 18:40:34
へんろ友達がリヤカーを引いて津軽海峡まで向かって

いたのですが山形、酒田で体調を壊し四国へんろから

帰ったばかりの金子さんを引っ張り出して車で

迎えに行きました。帰りに三人でステキな温泉宿に

泊まりました。へんろ友達はいいです。