WALKER’S 

歩く男の日日

外国人お遍路

2017-08-21 | 日記

 英語のへんろ地図の編集者で徳島文理大学の講師でもあるデビッドモートンさんの調査によると、前山のお遍路交流サロンを訪れた外国人お遍路は、07年=70人、12年=150人、15年=400人、その400人の内全部歩いてお遍路大使の任命証を受け取ったのは184人、
 ぼくが1ヶ月歩いて出会う歩き遍路さんは1年間に歩く人の7~10%、これは上の外国人の数ともほとんど符合しています。12年から3年間で2.5倍というのは驚異的な増加、15年から2年後の今年は少なく見ても1.5倍は増加していると見ていいでしょう。モートンさんの調査によるとフランス人が20%でトップ、次がアメリカ人の15%、オーストラリア、ドイツと続きます。お遍路は全部歩くとなると少なくても1ヶ月半はかかるから、長期休暇が当たり前のヨーロッパの人でもなかなか踏み切れる人は少ない、先ずは日数が短くても行ける高野山や熊野古道へ向かう、でも割合はともかく増加していくことは間違いはない、モートンさんは世界遺産登録は絶望的だと考えていますが、それでも、歩いた人のネットでの発信力は決して侮れるものではないでしょう。とくにヨーロッパ、その他での痛ましい事件を考えるとなると、最も平和な国の最も平和な島を歩くことに安らぎや喜びを感じる人はますます増えていくかもしれません。

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