WALKER’S 

歩く男の日日

第60回兵庫県吹奏楽コンクール 西播地区大会

2013-08-01 | 演奏会

 2日目の最後に聴いた姫路高校の演奏は2日間を通じて最高の演奏でした。この演奏を聴けただけでも2日間通った意義があったというものです。昨年まで7年連続で関西大会に進出、昨年は関西でも金賞を獲得した琴丘高校の方が審査員の評価は高かったかもしれません。でも、ぼくは姫路の方がはるかに好感が持てました。表現力が素晴らしい、音楽が何を言いたいか表現したいかが全てはっきり解ります。各パートのまとまりやバランスも申し分なくて、本当に上質の音楽を味わっているという感じです。姫路高校は昨年まで10年連続で県大会に進出しているものの、県大会では銀賞9回、銅賞1回で金賞は一度もありません。西播では完璧で県大会に行っても金賞は大丈夫と感じたことは何回かあるのですが、いざ尼崎で聴くと有力校に比べると聴き劣りがしたり弱さが目立つことになって金賞には届きませんでした。今回は、そのときとは明らかに違うように感じました。賞などはどうでもよい、このすごい演奏を尼崎でも思い切り聞かせて兵庫県の客席の度肝を抜いて欲しい、賞などは後からついてくる。