WALKER’S 

歩く男の日日

11月24日(月) 関西学院大学応援団総部吹奏楽部 第47回定期演奏会

2008-11-25 | 演奏会
 A Song for Kwansei      山田耕筰
 「スペイン狂詩曲」より      Mラベル
 Be Thou My Vision        DRギリングハム
 アルメニアンダンス         Aリード

 Extreme Make-Over
  ~チャイコフスキーの主題による変容~   Jデメイ
 交響詩「ローマの噴水」            Oレスピーギ

 アンコールはフィルモアのヒズオナー。正味の演奏時間は88分。アルメニアンダンスの全曲を聴くのは何年ぶりのことかと調べてみると、大阪経済大学の79年、近畿大学の82年以来だということが判った。26年もの間、生でこの全曲を聴く機会がなかったことになる。曲はものすごくいいけれど、やはり長さがネックになるのだろう。4楽章で32分、オリジナル曲としては長すぎるし、パート1だけで充分だと考えるのは全く自然なことです。パート1だけだと関大などは3回も定期演奏会で採り上げている。パート2の終楽章「ロリの歌」には忘れられない演奏がある。79年のコンクール、尼崎西高校の演奏、県大会で聴いたとき体中が震え上がるくらいのすごい演奏だった。もちろん県グランプリ、全国大会まで進み銀賞を獲得した。このときの印象が強すぎて近大の演奏がどうだったかほとんど覚えていないくらいです。今回の関学の演奏は、それに比べてもよかった。すごくよかった。各パートのバランスセパレーションがすごく良くて、声部の輪郭がくっきり聞き取れる、特にホルンの出所は全部きれいに浮かび上がってかっこいい。そして、ホールの特性でもあるのだろうけれど、吹奏楽の迫力が自然に、きれいに、うるさくなく客席に伝わってすごく盛り上がる。ロリの最後は、本当に久しぶりにぞくっとするくらいでした。