ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

道標

2013年09月13日 02時09分23秒 | Weblog
駅構内の改築により、最終ダンジョン感が一層増したと定評のある
大坂駅であるが、○○百貨店のような大きな目的地であったり、○○線
への入口のような交通機関だけを利用する分には、特に迷うこともなく
移動ができると感じている。

これはひとえに駅や地下街の各所に設けられている、案内板や地図の
おかげであり、路線と商店が複雑に絡み合う新宿駅や、高低差で惑わされる
渋谷駅などに比べても、あまりひどいと感じたことはない。
※ピンポイントで地図にも載ってないような店や場所を探す際には
その限りではなく、別のナビや地図がない限り、かなり迷うことになる。
余談ながら、池袋や上野はかなりシンプルなので、実に素晴らしい。

そこへ横浜駅である。先日の友人の葬儀の際に寄ったのだが、とにかく
案内板が見づらく、しかも不親切なため、そこまで複雑な構造でもなかろう
はずの駅構内でかなり迷わされた。

みんながみんな道や路線を検索できると思っているとでも言うのか。
そもそもあの駅に寄る用事自体がほとんどないため、気にしなければ
良かろうなのであるが、例えば他の大都市たる名古屋や博多などでは
どうなのだろうか。はっきり言って方向音痴の身空で、横浜駅のような
状況となると、中々きつい。
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瀬と淵

2013年09月12日 01時57分18秒 | Weblog
技術であるとか、文化とかの発展が加速度的であるという事実は、
もはや言うまでもないような状況であるが、そのような中でも旧来の
生活スタイルや技術、文化も確かに存在している。
問題なのは、その差がいつまで許容され続けるのかということだと、
個人的には考えている。
往々にして発展する技術は後ろを見ない。過去の反省は生かしても、
過去の資産を活かせるとは限らない。そうやって邁進していくことは
もちろん悪いことではないが、古いものが自然に廃れていくよりも、新しい
ものが生まれていくスピードが早いという状況は、いずれ破綻することを
予感させ、それを恐ろしいと感じている。

大体こういった、大きな改革にはカウンター的な勢力が形成されがちである
が、それすら生まれてないように見える。思うに、変化の波が早すぎて、
カウンター勢力の形成が間に合わないからではなかろうか。
同時にそれは、発展の速度がしばらく緩むと、大きなカウンターが
やってくる可能性を秘めている。

行き過ぎた急流が多少なりとも是正されるということで、個人的には
近いうちに来てくれと願ってはいるが、発展の速度が緩まないで欲しい
という願いもある。前者は安定を、後者は生きるための糧をもたらす
からである。

(足りない頭で)考えすぎなのかも知れないが、何ともままならない。
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肉分充填

2013年09月11日 01時49分15秒 | Weblog
『肉筆回覧板』という語を見て、なぜか美味しそうだと感じる。
栄養学的な肉分が足りていないのか、あるいは疲れているのかのどちらか
であろう。そう言えば、ここのところまとまった量の牛肉を食べていない。

まとまった量の肉を摂りたいと思った時、一番手軽なのが鶏肉である。
薄切りなどで供されることのほうが珍しいくらいで、実際最近摂取した
肉分のほとんどは鳥であった。
豚肉もトンカツなどのカツ類で大量摂取が可能であるが、やはりいかんせん
見かける機会が少ない。ハムなどのように加工されたもの以外を、コンビニ
などの店であまり見かけないのは、保存性に問題があるからなのだろうか。
そして牛である。昔は厚さが5ミリ以上の牛肉はご馳走という認識が
あったが、今もそれは特に変化がない。スーパーの特売を始め、生の
状態ではよく見かけるのだが、調理済みのものはまず見かけない。
やはり、これも保存や調理後の食味の劣化の問題があるのだろうか。

ともあれ、肉を焼くという自炊未満の行為すら億劫な身空には、
その辺のハードルの高さもあり、未だに牛肉はご馳走の座を維持している。
つまりそのような訳で、結局牛肉を最近食べていない。

そんな牛肉について、近所の肉屋で『特製ビフカツ』なるものが売られて
いるらしく、かねがね興味をそそられていたが、近所の肉屋のような
立位の一対一のやりとりからなる商店形式に、人見知りの体質が邪魔をして
手が出せずにいた。今もまだあるかどうかは分からないが、肉分補給の
ためにも、ここは清水の舞台から飛び降りる気持ちで『ビフカツください』
と言ってみようかと思う。多分土曜辺りに。
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選択と淘汰

2013年09月10日 01時48分41秒 | Weblog
美大という、絵を描く人間がかき集められた特異な環境にいたと、
卒業からもう十年以上も経つ今になって、ふと思い返す。
矜持とするものや、歩み、家庭環境が大体で共通するせいか、割と
偏った見た目というか、雰囲気の人間が多かったように思える。

いわゆる芸術肌の人間は実は案外少数派で、多くを占めるのは図書委員系
とでも言うべき、おとなしめの文系の人たちであった。
大変に偏狭かつ有り体に言って、何かしら屈折、もしくは鬱屈した人間が
多かったというのが、大学の油絵科という狭い世界を見たときの感想で
ある。(反してデザイン科は何か開放的な雰囲気を持つ人が多い印象)

ただ、当然少数派として、ノーヘルでハーレーに乗っているような、
休日は肉体労働系のバイトをしていそうな人や、金色で尖った頭の人や、
夜の渋谷からそのまま来たような人も居た。
ただそれでもごく少数どころか、大学、予備校を通じて全く目にしなかった
ようなタイプの人たちもいる。具体的には『肥満体』『美男美女』の
2者である。一見肥満のようで実は力士張りに筋肉が半分程度というのは
見たが、顎や首が脂肪で消失する程度の肥満体美術系人間は見た事がない。

美男美女も、一見して目が醒めるような、モデルのような美人というのは
やはり見たことがない。性格が男前な『いい男』『いい女』ならば、
むしろほかの環境より多いように思えるが、見た目の人間が意外にいない。

こうした下地もあり、今まで美男美女というものは『ウィザードリィ』で
40超のボーナスポイントを目にするレベルのレアさかと思ってきたのだが、
会社に入ってそうでもないのではないかと、疑問を抱くようになった。

肉体的な要因が画業(を志すこと)を遠ざけたのか、あるいはその逆か。

ともかく、天は二物をあまり与えない、ということの証左と言えよう。
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日常の風景

2013年09月08日 23時41分36秒 | Weblog
近所のスーパーで買い物をしていて、ふと思う。スーパーで日用品や
食材を購入して生活を営むという行為が、一体あと何年もつのだろうか。
この界隈は老人ばかりが住んでいるので、そう思うのかもしれないが、
明らかに同年代やそれ以下の世代の人間の姿が少ない。

彼らはどこで食材や日用品を手に入れているのか、そもそもスーパーで
それを調達するという概念自体が崩れかけているのではないか。
例えばコンビニなどではレンジで簡単に調理できる類の食品や、
そもそも調理不要の食べ物が多く並んでおり、若い人の姿をそこでは多く
見かける。

人を取り巻く環境というものは、多分思う以上に多彩で、多分に偏狭な
物の見方をしているのだとは思う。しかし、ここ最近の色々なものの
進歩を見ていると、こうした日常の風景や当たり前と感じてきていた
生活習慣が一体どれほどもつのだろうかという気持ちになる。

10年後は果たしてどうなっているのであろうか。
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現象

2013年09月06日 02時05分50秒 | Weblog
出社途中で見かける木が葉もまだ緑なのに、やたらと葉を落として
いたり、夕焼けが妙な色だったりというような、不安を煽る現象がここ
数日のあいだで起きた。

ただ、そういった現象は見る側がそのような気分であれば、どこからか
少なからず見つけ出してこじつけるものである。先日の友人の急死で
そういった出来事に予兆などなく、仮にあったとしてもそれを感知する
能力など持っていないことを改めて確信し、上記のような考えをより
堅くするに至る。

仮に予兆を感じたとして、準備するほどの余裕があったり、いつ来るのかが
はっきりわからない以上、出来る事などほとんどない。
ならば、いっそ『こんな事など起こるわけがない』と楽観を決め込むか、
『何がいつ起こっても受け入れる』ように、常に覚悟を決めていくか
していった方が、後悔や精神的なダメージが少なかろうと思う。
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つかわれ

2013年09月05日 01時53分05秒 | Weblog
最近流行りの、フェティッシュ系の写真集を買うが、写真の後補正
(Photoshopによるであろう加工)がひどく、必要以上に不愉快な気持ちに
なる。有り体に言って個人的な好みでしかないのだが、人物の写真で
やたらとソフトフォーカスにしているのを見ると、甘いものを食べ過ぎて
胸焼けを起こしたような感覚に陥る。
そこまで補正をかけた写真だったら、もう絵で良かろうに、と思う。

デジタルになって、写真も絵も、格段に補正がやりやすくなり、腕が
かなり未熟であっても簡単に“それらしい”仕上がりが実現できるように
なった。技術的な敷居が下がったことにより、半ば必然的に技術者の
人口も増し、教本などの情報も充実し、二次関数的な技術レベルの向上が
あるといっても良いような状態である。

20年くらい前であれば何も問題なかったような技術レベルであっても、
今では(プロであれば特に)出来ていて当たり前になってしまっている
ので、ダメなツールの使い方をしていると、より気になるのであろう。

とは言え、自分自身、未だにツールに使われている傾向があるので、
あまり大きなことは言えないのが実情である。件の写真集は
『人のふり見て…』の教訓として手元に置いておこう。
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受身

2013年09月04日 01時37分37秒 | Weblog
暑くなったり涼しくなったり、晴れたり雨が降ったり、よく分からない
ような天気が続く。かようにはっきりしない空模様は、感覚的には10月頃
であるのだが、まだ九月である。されどもう九月、でもある。

色々と焦りがつのるものの、気力が湧かずに動けない。甘えだと分かって
いても、やってくる現実をその場で待ち構えて捌くのが今の精一杯である。
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にじみ

2013年09月03日 01時25分17秒 | Weblog
先日衝動買いした万年筆を試してみる。もの自体は先週すでに届いて
いたのだが、折角ということでインクの色を他の物にしようという目論見
があった。果たしてそれを手に入れたのがこの前の休日だったので、
この通り感想が遅くなった次第である。

結論から言って、書き味は抜群である。手応えと実際の線の強弱の
感覚が非常に心地よい。ただ、紙質が悪い(100均の落書き帳)せいか、
はたまたインクのせいか、線がとにかくにじむ。早めに字を書く程度の
速さであれば、そこまでにじみが出ないが、絵などを描く程度の
速度だとかなりにじみが出る。さらに絵の場合は同じ所を何度も交差する
ように描く場合もあるから尚更である。
他にももう少し上のランクのスケッチブックにも描いてみたが、
やはりある程度はにじみ、下書きに鉛筆や色鉛筆の描線が存在する場合は
さらにそれが顕著に出る。と言うか、下書きをするとほぼアウトなため、
このインクを使用してまともに描こうとするならば、下書き無しの
一発勝負か、トレース台などを利用して描くか、下地処理を行っておく
以外ないと思われる。

インクはPILOTの色彩雫シリーズより『稲穂』という色を選んでおり、
非常に好みの色合いなのであるが、上記の点が残念と感じた。
また、どうでもいい事であるが、コピックの薄いピンク色を重ねると
青っぽい紫色になる。はっきり言って厄介であるが、何とも不思議だ。

個人的には、このインクの黄色みが強いセピア色(他のペンのセピア色は
総じて赤味や彩度が高すぎてやや苦手)が捨てがたいだけに、少々
残念であるが、まだ買って間もないため、色々と模索していこうと思う。
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人気の秘訣とか

2013年09月01日 23時30分28秒 | Weblog
アニメ版の『進撃の巨人』を見ている。なかなかに容赦のない展開と
言うか、少年誌的なお約束のあえて逆をやっている感じとかが、
人気の秘訣ではないかと考える。思えば、高校生の時分、『ベルセルク』が
やはりそんな容赦のない展開と、少年誌的でない主人公であったために、
大変に興味をそそられたものであり、類似性を感じる。
(当時としては)やはりお約束的ではなかった『エヴァンゲリオン』も
そんなひねくれた頃に、実に刺激的に感じたものだ。

…今の『ベルセルク』が少々ぬるく感じるため、もしかしたらその現状に
満足していない世代に対しての人気もあるかも知れないと考えるのは
邪推だろうか。

また、聞けば女性ファンも結構多いとのことで、劇中で全くありえない
ような、男性キャラ同士の絡みが展開されるといった、別方面の活動も
盛んであるらしい。

こういったファン層を獲得する漫画には、ストーリー中に進行とは
ほとんど関係のないエピソードを多く絡めてくるものが多いように感じる。
各キャラの、オフでの意外な側面に焦点を当てるとか、過去について
言及するとかそういった真面目なものではなく、それこそ、今まで殺し合い
をやってきた連中が、いきなりギャグパートに入り和気藹々とやりとりを
行うような、そんな要素である。

アニメにおける『お風呂回』のような息抜きであるが、女性人気を
出すには当然男性キャラの比重が大きくないといけない。
あとはサド目の無愛想、又はクールキャラの存在と実力者のオカマの
存在があれば磐石といえよう。
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