ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

にじみ

2013年09月03日 01時25分17秒 | Weblog
先日衝動買いした万年筆を試してみる。もの自体は先週すでに届いて
いたのだが、折角ということでインクの色を他の物にしようという目論見
があった。果たしてそれを手に入れたのがこの前の休日だったので、
この通り感想が遅くなった次第である。

結論から言って、書き味は抜群である。手応えと実際の線の強弱の
感覚が非常に心地よい。ただ、紙質が悪い(100均の落書き帳)せいか、
はたまたインクのせいか、線がとにかくにじむ。早めに字を書く程度の
速さであれば、そこまでにじみが出ないが、絵などを描く程度の
速度だとかなりにじみが出る。さらに絵の場合は同じ所を何度も交差する
ように描く場合もあるから尚更である。
他にももう少し上のランクのスケッチブックにも描いてみたが、
やはりある程度はにじみ、下書きに鉛筆や色鉛筆の描線が存在する場合は
さらにそれが顕著に出る。と言うか、下書きをするとほぼアウトなため、
このインクを使用してまともに描こうとするならば、下書き無しの
一発勝負か、トレース台などを利用して描くか、下地処理を行っておく
以外ないと思われる。

インクはPILOTの色彩雫シリーズより『稲穂』という色を選んでおり、
非常に好みの色合いなのであるが、上記の点が残念と感じた。
また、どうでもいい事であるが、コピックの薄いピンク色を重ねると
青っぽい紫色になる。はっきり言って厄介であるが、何とも不思議だ。

個人的には、このインクの黄色みが強いセピア色(他のペンのセピア色は
総じて赤味や彩度が高すぎてやや苦手)が捨てがたいだけに、少々
残念であるが、まだ買って間もないため、色々と模索していこうと思う。
コメント
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