ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

重鎮

2010年01月18日 23時43分22秒 | Weblog
先日『次世代ワールドホビーフェア』に行った時の話。
ドラえもんの劇場版が30周年を迎えるという事で、今回のそれ(タイトルは失念)を
多いに推していたのだけど、もうそんなになったものかと、感慨を覚えたものです。
今も普通に原作版第一作たる『のび太の恐竜』が変わらず子供たちに読まれており、
わずかながらに時代を感じさせるものの、そこまでの古臭さがないというのは物凄い事だと
思う次第です。

今回、件のイベントをふらりと見て、少年少女の好むものは昔と実はそんなに
変わっていない事を考慮しても、単純に彼らの心を掴むのがまず難しい訳で、ドラえもん
の恐ろしさを肌で感じました。
なお、余談ながら女性など、年齢を聞きづらい相手に対して、それを聞き出す手段の一つに
子供の頃に見た(“好きな”劇場版タイトルではない事に注意)劇場版ドラえもんの
タイトルを教えてもらうという技があります。
そのタイトルの発表年に5~7歳であったと仮定すると、大体の年が分かるというカラクリ。
ただし、効果の精度とその後の事に関しては一切責任を持ちかねますので、ご了承下さい。

ちなみにぼくの年齢(30歳)だと『宇宙小戦争』か『鉄人兵団』あたりです。
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物の怪

2010年01月17日 23時25分28秒 | Weblog
現代妖怪 『黒大蛇』

人智を超えた、往々にして自然の驚異を古来より人は“龍”として畏れ敬ってきた。
この項で述べるそれは、人が生み出したものではあるが、人の手に負えるものでは無く、
さりとて壊滅的な厄災をもたらす訳ではない事から、龍に次ぐいわば“亜龍”たる存在と
して“蛇”と呼ぶべきであるとし『オロチ』の名を贈るものとする。

さて、この妖怪は別名を『長蛇』ともいい、季節の別なく現れるが、その出現地域には
偏りがあり、巨大催事場周辺が住処ではないかという説が有力である。
その体は別名の示すとおり長大を極めるが、その頭は多くの場合、何かしらの“モノ”
で(余談ながら尻尾には立て札が)ある。
正体は別の妖怪“黒山”という研究もあり、生息地域や生態に多くの類似点が指摘されて
いるが、件の妖怪はそれの別の姿で、ヒトの良識が、綿より糸をつむぐが如く長大な蛇体
を形成すると言う説がある。その説を信用するならば、人の良識やモラルが却って現代妖怪
を生み出すという、何とも言えぬ皮肉な話である。或いは、かの黒山がそれらの良識や
モラルをもってしてようやく“蛇”としてニギミタマ化する程、強大な存在なのかも知れない。

実際、この黒大蛇は人に対する直接的な害を持たない。知らずにこの妖怪に取り込まれた
人々が、『不和』という心の毒を打ち込まれたという報告もあるが、致死量には至らず、
大人の場合の死亡例は殆ど無い。しかしながら、体の小さい子供となると話は別で、症状が
重篤化し生涯に渡る心的後遺症(トラウマ)を残す例が散見されるため、大人は子供の
状態から目を離さず、危険を察知したなら直ちに手当てを施す事が望ましい。

                       ―民明書房刊『現代妖怪の系譜』 より抜粋

…異常に長い前置きでしたが、結論から言って『次世代ワールドホビーフェア』に
気まぐれで行ってきました。そんなに大した事無かろうと高を括っていたら大火傷。
入場だけで一時間くらい並ぶ事に。並んでいる最中にひそかに目当ての『神羅万象チョコ』
の先行販売分が終了。やや暗い気持ちになるが、会場限定配布のカードは余裕で貰えたので
一安心する。何だか四月から『ゼクスファクター』という名前で、学園能力ファイト系の
お話になるとか何とか。キラカードとほのかなエロス漂う女の子が出る限り買うので、
個人的にはとても楽しみです。
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石橋を叩く前に

2010年01月16日 23時45分20秒 | Weblog
ようやくと重い腰を上げ、買い物に行ったが目的の物は売り切れていたり、
まだ出ていなかったりで成果なし。ついでに買ったものもダブりばかりで本当に成果なし。

もう少し情報を事前に仕入れたり、通販でどうにか出来ないか調べてから行くべき
だと思った次第です。ただでさえ寒くて、何をするにも億劫になるのに。
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あの影に、確かに、

2010年01月15日 23時21分38秒 | Weblog
久し振りに胃が痛くなり、飲んだ胃薬はコーララムネの味がした。
さっきまでの効き目が切れたのか、また今になって痛みがぶり返してくる。

話は変わり、最近からやってる『女神転生 ストレンジジャーニー』で出てくる
魔王マーラ様を使って
“ちょっと俺のDSを見てくれ こいつをどう思う?”
というネタをやってみようと思ったのだけど、通じる相手が殆どいない事に気付く。

そもそも不用意にこのネタを披露する事で“ゲイ疑惑”という透明な爆弾を背負わされる
リスクを考えると自重せざるを得ない。人選は慎重に慎重を期すべきだと思った次第。

その他にも『ロリコン疑惑』や『フィギュアオタク疑惑』という爆弾がセットされて
いるのだけど、これはもはや業であると最近思い至るようになったので、心中する事に
なっても是非に及ばず。だってこれは本当の事だし。

ただ、ムキになって否定しようとするものこそ、その人の本質の輪郭と見る向きもあるので
本当に本当の所は解っていないのかも知れない。気が付いたら女の子のような少年の
エロい状態を描いていた事もあった(実際に、別に有りかなと思う時も多い)ので、
確かに案外油断ならない。
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理想

2010年01月13日 23時42分44秒 | Weblog
偉そうな事を言えた身ではないのだけど、またもや何となく思った事をば。

例えばキャラデザインの仕事を貰ったとする。
納期や依頼者からの要望はもちろんとして、他に考える事としては最終的に
手にする人達にどう思わせたいか、だと思う訳です。
従ってデザインするにあたっては、その“ねらい”から要素を導いていく事が
必要になり、依頼者の要望を織り交ぜつつ、時には一部を壊したりしながら、
『一目でねらいが分かりつつもパンチの効いたデザイン』を目指すのだと思います。

もちろん、以上に挙げたのは理想であって、ぼくはそこに至れていないし、
プロであってもそれを毎回クリアできるかどうかは分かりません。
プロであっても上記の“ねらい”を後付けするような作り方をする人もいますし、
それでうまくいってる人もいます。

ともかく問題は、そういった一連の流れで往々にして失敗の元となる、ノイズの
ようなものがあり、それの正体が雰囲気とか物語なのではないか、と。
何となく日本人が大切にしそうな部分で、なればこそ、それが弱点になってしまって
いるのかな、と思った次第です。アメリカとかの場合だと、逆に風情が
無さ過ぎて、塩を直接舐めさせられているかのような気分になるのですが。

…と、そんな事を気に出来るくらいには精進したいものです。
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タダより

2010年01月12日 23時32分15秒 | Weblog
土曜深夜に『聖痕のクェイサー』というアニメがやっており、本誌の方で
ちょっとだけ読んだ事があるので見てみたら、話が良く分からなかった。
後でお色気シーンが軒並みカットされていたせいと知る。いくらDVDが
収入源だからとは言え、この売り方はないと思う。

でも、よくよく考えてみると、料金無料のネットゲームにおける有料ダウンロード
コンテンツの展開方法とやり方が同じで、最近流行の売り方なのかも知れない。
そのうちデジタル放送の強みで、録画そのものが有料化したり、テレビの機械
単体では利益を出せないが、受信する局の数、或いは視聴時間に応じて課金して
利益とするような、ゲームとかプリンタでやっているような売り方をし始める
かも知れない。
でも、これらの売り方って性善説的というか、間抜けな消費者から生かさず殺さず
吸い上げたり、弱みに付け込むような仕組みで、個人的な印象は良くないというのが
本音。
さりとて、完全版を最初に出すと買ってもらえなかったりで、むしろ出す側が
今までお人好し過ぎたのかも知れない。ともあれ、世知辛くなってきた感じ。
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根が張る

2010年01月11日 23時13分16秒 | Weblog
連休という事で、恒例のやる気の減退が極まり、三日間で殆ど満足に外に出る事
が出来なかった。必要以上に寝てしまったり、そのせいで夜眠れず、昔の
出来事を時系列に沿って整理していたら空しさに襲われたり、実にろくでもない。
過去の悪い事を思い出すと悲しくなり、過去の良い事を思い出すと心が臆病になる。
どう転んでもろくなものではない。

やっておいた方が良い事や、やるべき事も全てどうでも良くなるこの状態に、
本格的に危機感を覚える。欲しい物だって、山ほどある。しかしながら体が動かぬ。
どうにかして自分のやる気スイッチを見つけなければ。
缶コーヒーでも常備しておくか、アッパーになれる薬を処方してもらうか…。

そうこうしている内に、『女神転生ストレンジジャーニー』の二週目をクリアして
いたり。二の次にしようとしていたものばかり先に進んで行くと言う、おかしな状態。
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生存競争

2010年01月10日 23時45分31秒 | Weblog
本屋のエロ漫画コーナーに行くにつけ、いつも思う事。
とにかく肌色とピンクが多い。写真主体の、普通のエロ雑誌については
そのような事は無く、むしろ色味を極力排除しているような印象を受ける。
背景色で言うと、白か黒かそんな感じで、総合的な色の印象としては茶色といった
感じ。

ともかく、エロ漫画の表紙がやたらと高彩度なのは、トレンドなのか、他の
商業的な理由があっての事なのか、そこが分からない。お陰で目的のエロ漫画を
探すのにもひどく苦労する有様。みんな同じに見える上に目がチカチカする。
さりとて、写真主体のエロ本をその中に置いたならば沈んでしまう訳で、
(おそらく)ジャケ買いが圧倒的に多いエロ漫画の生存競争の結果なのかも知れない。

そんな中、町田ひらく氏の最新の漫画の表紙が、色や構図的に一つ抜けた
印象を受け、いたく感心した次第です。ただ、もはや名前だけで買ってもらえる程の
大御所ならではの業であるとも言え、問題はそう簡単なものではなさそうです。

エロ漫画コーナーのカオスっぷりを見ていると、昔友人に連れて行かれたちょんの間
の風景が浮かんできます。逞しいと言うべきか、言葉に窮します。
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誰がその輪を押したのか

2010年01月09日 23時42分59秒 | Weblog
先日食べたカレーの具にコーンが入っていた。
その他にも賽の目切りの人参等、いわゆるミックスベジタブルが入っており、
彩りを増す効果を狙ったものと思われたが、同時にあるものを連想してしまい、
ひどく嫌な気持ちになる。

※なお、その“あるもの”についての詮索はやめておいた方が良く、出来れば
その場で忘れる事を強くおすすめします。今回のテーマ的にも。

もちろん、これを作った人からすれば先の彩りを与える為にやった事で、
悪いのはそんな連想をしてしまった自分にこそある。ただ、一度想像の車輪が
回り出したのならば、行き着く所に行くまで止まらない。それが人間。
そして、それによる記憶もしばらくは消えないし、消せもしない。それが人間。

(より柔らかい)例えとしては、とても可愛い同級生(同僚)の女の子の
左の薬指に指輪がはまっていた事に気が付いてしまった…そんな感じかと。
この場合においても、相手は全く悪くなくて、気が付かなかった、或いは
必要以上に想像を働かせてしまった側が悪いと言う事になる。

でもやはり、連想という位に想像は止めようが無く、それのみで言えば悪くもない。
むしろ良い事でさえある。せめて要らぬ記憶を任意に消せたなら、と思う今日この頃。

それはそれとして、ウェブ拍手にメッセージがありましたので、お返事をば。

>ゑのさん初めまして。以前より絵を拝見しております。
ゑのさんの淡い雰囲気のある絵が大好きです。わがままではあるとは
思うのですが、是非もう少し大きなサイズで見たいな、とは思っています。
それでは、これからもゑのさんの絵を楽しみにしています!失礼致しました。

ありがとうございます。大変な好感を頂けて嬉しい限りです。
全ての絵に対して、大きいサイズ(と言っても元でさえ1024×800ピクセル
程度ですが)の掲載も出来ればやりたい所なのですが、本家で使っている
ウェブサービスの容量限界が50Mしか無いために『質よりも量』とも言える体制を
とっている状態です。中には数枚オリジナルサイズで表示しているものもありますが。

そのため、大きいサイズをすぐに常時表示させる事は難しいと言わざるを得ません。
ただ、高解像度版で欲しい絵を幾つか指示して頂ければ、それを別の場所に
アップする、或いは個人的に送付する事は可能なので、ご検討頂ければと思います。
ともあれ、今後ともよろしくお願い致します。
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欲のままに

2010年01月06日 23時43分46秒 | Weblog
またもや雑記。

例えばラーメン。普通に目にするだけでもピンからキリまであって、味も様々。
ただ、値段に関しては特別な理由がない限り1000円以内に大体おさまる。
そういった娯楽というか、人の感覚を刺激するものには批評が自然発生的に
行われ、元々が大衆向けであるためにマニア層が生まれる。
そしてそういった人々が、誰もが情報を不特定多数の人々に発信し得る環境に
あって、それが一般論であるかのような権威を持つ場合すらある。
(無論実際そんな事はないのだけど、声がやたらにでかいので無視できない)

そういった層を満足させる為に、たまに高級ラーメンなどが生まれたりするが、
本来の存在意義である大衆向けの親しみ易さを捨てる事となり、当然廃れる。
しかしやっぱり舌の肥えた連中は居なくならないので、どうにか工夫して
値段を抑えて供する事になり、一時の大成功をみるのだけど、マニアでなくても
欲には限りが無いので『もっと美味しいものを』という要求が当然のように生じる。

技術や方法論もそれに応じて飛躍的に進化を見せるだろうけど、何せ相手が
無限に進化する上に形の無いものの為に、修羅の巷と化す事は必至。

血みどろの仁義無き戦いの中でこそ生まれるものもあるのだろうけど、
昔ながらのものを維持し続けて(完成度を上げて)いくのも一つの道ではないか。
ラーメンで言うならカップヌードルのような。生物で言うならアメーバのような。
進化に取り残されたのではない。もはや進化の必要がないのだ、と。

基本がしっかりしてなければ出来ない業ではありますが。
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