ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

生ものという非日常

2024年10月10日 23時46分20秒 | Weblog
出し抜けに実家からシャインマスカットが送られてくる。
生ものは勘弁してほしいと前々から伝えていたが、そこそこ保存がきき、
ものぐさでも完食できると踏んで送ってきたのであろう。
しかしそれでも平日に届くように指定してくる悲しみ。
残業が当たり前の身の上だということも、再三話してきたのであるが、
残業で夜八時以降に帰宅することが年に数日程度だった両親にとって、かかる
世界はにわかに想像がつかなかったのであろう。そして残業が無いとは言え、
楽でもない仕事を家庭のために早々に切り上げて来ていた親への畏敬の念は
さらに深まるという寸法。

それは置いておいて生ものの話であるが、皮をむかずに食せて種もないという
ふれこみの通りで、実際ものぐさの身空にとっても軽いデザート感覚で頂ける
チョイスで、10年以上前に送られてきた巨峰と比べると隔世の感があった。
それでも一人で完食しきるには時間のかかる量が来たので、保存法を調べて
実行することにする。曰く、軸を数ミリ残して粒だけにして袋やタッパーに入れる
とのことであったが、ハサミだとどうにも切りにくい。
そこでまさかの活躍を見せたのがプラモ用のニッパー。これが実に具合が良い。
どうでも良いレベルで切り口まできれいと来た。
勘弁してくれとは言ったが、要らぬと送り返すのも仁義にもとる。せっかく
頂いた以上はおいしく最後まで頂くのが礼儀ということで、少しづつでも
食べていくこととする。
最終手段の冷凍も、今の家の冷蔵庫では使えるという点も大きい。
これが前の家だったら冷凍が不可能な上に、スペースも全然なかったので、
色々と運が良かった。(昔の冷蔵庫の狭さを知っている両親が、一人暮らしの人間の
冷蔵庫の狭さを知らないとは思えないのだが、そこはもはや突っ込むまい)
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