自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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参考図書 「食べること、やめました」 ③

2013-03-29 21:48:54 | 健康法




P.138~139に「鍼灸治療」の説明があります。

   私たちの体には、「経絡」と呼ばれる
   「気(一種の生命エネルギー)」の通り道が走っています。

   その要所要所にあるのが「ツボ(経穴)」です。


   よく「経絡が”線路”だとすると、

   ツボは”駅”のようなもの」というたとえが使われます。


   
   「線路」の流れが悪くなると、病気や不調が起こります。

   そのとき、「駅」であるツボに働きかけると、

   流れが良くなって病気や不調が改善されます。


   それが鍼灸治療の基本ですが、

   「ツボへの働きかけ方」は流派によって違うのです。



   現在、行われている鍼灸治療の多くは、
   経絡上のツボに、深く長くハリを刺します。
   その刺激によって、滞っていた経絡の流れが、
  
   ムチでたたかれるように目覚めて動き出します。
   つまり「刺激」によって気の流れをよくする方法です。


P.140 この方法は、もともと「気」がある程度以上あって、
   流れだけが滞っている人にはいいのですが、
   「気」そのものが乏しくなっている人には向きません。

   深く刺して患者さんが「痛い!」と感じてしまうと、
   かえって「気」が抜けてしまうからです。

   (中略)私がS先生から教わったやり方は、
   ハリをごく浅く刺しておいて、そこから気を送り込みます。

   ハリは、気を送るための「導入管」のようなもので、
   刺激具ではありません。
   ですから、深く刺す必要ななく、痛みもないのです。


私自身は鍼治療を受けたことがないので、なんとも言えませんが、
「自力整体」ナビゲータとして、東洋医学の実態を垣間見る思いで、
とても参考になる本でした。

コメント
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