自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

空白の、もったいない時間

2023-10-01 06:13:34 | 介護
大学病院は、困っている症状を取り除く治療の場所ですから、
①腸閉塞の治療として、絶飲食を続け、高カロリー輸液で
  体力回復を目指しました。

②でも、体力は落ちる一方で、向上が望めないまま
  一旦帰宅して、家で養生することに。
  (=他に手術待ちなどの患者さんがたくさん居るので)

そして、ここからが大問題で、、、、
大学病院の腫瘍内科の先生は、
「自宅療養で体力がついたら化学療法を検討しましょうね。」
「ついては、退院1週間後の9/28に予約を入れておくので、
来てください」と。

この時点では、ドクターも私も本人も
「家に帰って、美味しいモノを少しずつ食べて、
  少しずつ元気になれるだろう。」と思っていました。

でも現実は、退院翌日には自分で立ち上がれなくなり、
食事も水も殆ど受け付けず、弱る一方でした。
自分で歩けないのに、どうやって1週間後の受診に行けるの?

と、疑心暗鬼になりましたが、病院に相談すると、
「救急車を呼んで、乗せてきて貰えますよ」と。
つまり、大学病院は「あくまでも治療を行うために予約を入れ、
その検討結果が出るまでは、主治医は腫瘍内科のドクターです」
というスタンスだったのです。

私は「本人が自分で立てなくなった瞬間に」、
かかりつけ医の先生に主治医を変わっていただき、
すぐに緩和ケアに入って欲しかったのです。

ところが、包括支援センターによると、
「主治医の引継ぎがなければ、
  かかりつけ医の治療は始められない」



私は色々な書籍で緩和ケアについて学び、万全の準備をし、
上手く運べるだろうと信じていました。
でも、この障壁はクリアできず、夫は丸々1週間、
モルヒネ治療や必要な処方を受けられず、苦しみました。

大学病院の先生はマニュアル通りに動かれたのだし、
かかりつけ医の先生も、「先走っては動けないんだよね~」と。
誰も悪気はないけれど、こういうことが起こり得るということ。
切ないです。


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