自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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高山植物の名前

2007-08-26 13:51:04 | 登山&Trekking
 8/8カムチャツカ・アバチャ山トレッキングでキバナノアツモリソウを見ました。日本では既に殆ど見られないと云われている稀少植物です。若い女性ガイドのリュバさんが「ここにキバ、ナノア、ツモリソウがありま~す!」と叫んでいるけれど、この発音で「黄花の敦盛草」という言葉を連想するのは難しそう。もう一人のベテラン男性ガイドのパーシャさんはさすがに「黄花の、敦盛草で~す!」とフォロウしています。彼はとても綺麗な日本語を話すし、植物についても良く勉強している好青年。ロシア語名はもちろん、日本名も把握しているけれど、「それぞれの名前の持つ意味までは分からない」そう。
 私達、日本人だって植物の名前の由来まで知っている人は少数です。少なくとも漢字で表記されていれば、ある程度の想像はつくけれど、図鑑を見なければカタカナしか分からないことが多くてイライラ。とにかく植物の名前は、命名者の、とんでもない想像力と発想法で決めて良いらしく、驚いたりいぶかることが少なくない。それ故、解説書で写真と見比べながら、命名の由来を調べるのは楽しいことなのです。
 パーシャさんや若いガイドさんたちの勉強の一助になることを願い、少しずつ紹介していきたいと思います。それで今日は、
黄花の敦盛草:花の袋状の部分を、平敦盛が背負った母衣(ほろ:後からの矢を防ぐための膨らんだ布)に見立てた。<Cypripedium macranthum ラン科アツモリソウ属>

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