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大往生

2008-03-30 11:28:34 | 猫物語
          大往生は魂の旅立ち 

 この20年、家族の一員だった雄猫トニーが天国に帰っていきました。
マリアという美しいお嫁さんが来て、可愛い4匹の子育て時代は絶頂期。
新居は居間の壁に「猫の事務所」という小屋をつけてもらい、床から
組み上げた楓の木を登って入り、遊んでいました。

 気の強い小姑(先住の雌猫)との葛藤や嫁の出奔(!)にめげず、
「君子、危うきに近寄らず」に徹したせいか、綺麗な姿の最期でした。
まさに大往生と言える、その最期に学ぶものがたくさんあって、
今は「悲しいけれど、感謝!」の気持ちに満たされています。
その様子を少しお伝えしましょう。

 一ヶ月前から食欲がなくなり、最後の2日間は水しか飲んでいません。
6kgもあった体重は2kg程に減少。顔を近づければ必ずゴロゴロと喉を鳴らしてくれたのに、
しっかりした目つきで横たわるだけです。時々、意外な強さで起き上がり、水を飲んでは
また横たわり、静かにお迎えを待っています。その眼差しからは、「十分に生きた。
色々あったけど、頑張った!さようなら!」というメッセージが読み取れます。

 結婚して39年、常に猫がいて色々な出会いと別れを経験してきましたが、
こんな濃密な最期を共有できたことは初めてです。一緒に横たわりながら、
走馬灯のように巡る思い出をたくさん楽しみました。生き物に寿命がある以上、
必ず訪れる別れの時ですが、お互いの年齢と関わり方で、受け容れ方がこんなにも
違うのだ!と感じています。

 それは私自身の20年後の姿かもしれない、という親近感のような気もします。
確実に言えるのは、交通事故で安楽死させざるをえなかったリサちゃんや、
天寿を全うできなかった他の猫ちゃんたちに比べて、飼い主としての安堵感、
満足感は計り知れないということです。

 不慮の事故や、事件に巻き込まれる心配の多い時代ですが、一生懸命、
やりたいことをやって、良い思い出をたくさん作って旅立ちたいものです。

ホームページのアドレス http://home.a01.itscom.net/komaria/index.html

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