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著者は東京大学・高齢社会総合研究機構・特任講師。
専門は公衆衛生学、老年学。
人々のつながりや地域の文化・風土が健康に及ぼす影響について
研究されているそうです。
新書版の表紙には、標記の、なが~いタイトルの他にたくさんの言葉が。
「つながり」と健康格差
・妻の幸福度は夫の定年退職で低下する
・50代の人間関係で、老後に健康かどうかが決まる
・定年前に始めたい、最新科学に基づく健康習慣
あ~ん、もぅ全てが私の活動の原点に繋がっているのです。
元気リーダー・イベント(10/10)の講演者が著者でなければ、
こんな重要な書籍を完全に見過ごしてしまったのかも!と思うと、
保健センターのイベントに大大感謝!です。
P.3 健康づくりの王道といえば、昔も今も食事と運動です。
しかし、、、
と著者は、この本で以下のことを解説しています。
第1章 喫煙、飲み過ぎ、肥満よりも、
「つながり」が私たちの健康を決める
第2章 「つながり」は、私たちの体と脳を守ってくれる
第3章 地域の「つながり」も、私たちの健康を左右する
第4章 不仲な夫婦関係は、独身よりも体に悪い
第5章 同僚があなたの寿命を縮める
第6章 人生100年時代のつながり方
さ~すが! 社会疫学の研究者さんですから、ちゃんとした論文の紹介、
解説があるのは当然として、説明が分かり易く、楽しい点が嬉しいです。
講演を聴いていても、冒頭で笑いをとり、(←気分がほぐれます)
難解な言葉を使わずに、聴衆の反応を見ながら喋られるのは、
さすがアメリカ帰り!?
私自身は、日常的にシェア奥沢などで「地域のつながり」を勉強し、
実践していますから、上記の目次を眺めただけで内容は何となく
わかりました。が、それらのエビデンスとか、出自が分かると、
余計に理解が深まり、やる気が起きるものなのだ、と実感しました。
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