自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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ポリアモリー 2

2020-05-16 05:58:53 | 推薦図書


P.30 ポリアモリー実践者は「パートナーになること」と
   「所有すること」は異なることと考える。さらには、
   パートナーを所有しようとする行為には、
   互いの成長を邪魔する危険がある
という。


たとえば、
   「二人の子供がいる親が、一人の子供を持つ親より
   愛情を注いでいないとはいえないだろう。
   愛は人数によって分解されるものでも、有限なものでもない。」   
   
   つまり、愛は無限だからこそ、排他性に拘る必要はなく、
   互いを束縛する意味もない
のである。

P.31 ポリアモリーは一夫一妻制のアメリカで誕生した性愛スタイル。
   ポリアモリー実践者は<1対1>の性愛を自明とする社会において
   あえて複数愛を生きている。

   つまり、ポリアモリーには、「社会規範に囚われない愛」
   「自らの意思と選択に基づく愛」という側面がある。
   (中略)
   彼らの強調点は、
   「社会規範や婚姻制度を漫然と受け入れるのではなく、
    自分の意思で付き合う相手の人数を決めることが大切だ」
   ということである。

アメリカ生まれ、、、などと聞くと、

「知らんわけだ!」と思いますが、P.31には日本の有名人の例が。
紹介されているのは、岡本太郎の父母である岡本一平と岡本かの子。
へぇ~~~っと思いますが、古今東西、芸術家や有名人の間では、
「あったり前」のことらしいです。

岡本一平の妻・かの子に対する考え方が面白いです。
P.32で妻の不倫相手から「奥さんをください」と言われたとき、一平は
   「かの子をぼくから奪わないでくれ。(中略)ぼくにとって
   かの子は生活の支柱だ。いのちだ。(中略)世間の道徳や
   世間の批判など問題じゃない。きみたちがどんなことをしてもいい。
   ただ、かの子をぼくの生活から奪い去ることだけは許してくれ」

P.33 一平は自分以外の者を愛するかの子をかけがえのない
   存在としており、他方、かの子も茂雄や亀三が現れても、
   夫である一平との関係を絶つことはなかった。   

岡本太郎氏は、そんな両親の生き方を誇りに思っているそうです。
コメント
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