自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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足についての本当の知識  水口慶高・著 木寺英史・監修

2016-09-04 05:47:07 | 図書メモ


副題は <痛みや悩みを解決する!>  2013/2

3年も前に、こういう本が出ていたのねぇ・・・と、溜息が。
ちょいとショックだったのは、


外反母趾の予防や回復に,
「ホーマン体操、タオル・ギャザリングや足指グーパー運動が
役に立つどころか、むしろ有害なのかも・・・」という記述。

私を含め、元気リーダーや健康運動に携わる人たちは
色々な本を読み、実践し、お伝えしていますが、
医学的エビデンスのあるものばかりではありません。


著者の主張の論拠は、
P.44 (これらの運動は)どれをやっても、
   拇指の根元の骨(第一中足骨)が広がるように運動しています。
   「つまんだ瞬間やグーを作ったときに足幅が狭まっているのでは?」
   と思う人もいるかもしれませんが実際にやってみると分かります。

   (中略)つまりこれらの運動は、過剰回内を助長している可能性がある。
   
   足は強い靭帯でそのフォルムを維持していますが、靭帯という組織は
   伸びたら元に戻りにくいという性質を持っています。

   わざわざ靭帯を伸ばしてしまった状態で、立って歩くという負荷を
   かけ続けることは、「外反母趾の条件である第一中足骨自体を
   さらに変位させている」という仮説も成り立ってくるわけです。


P.46 どんなに小さな筋肉も、全身にあるたくさんの筋肉と協調して働いています。
   歩くなら「歩く」という運動に見合った役割分担をして働きます。
   タイミングや力の強弱、時には主役になったり脇役になったりしながら
   さまざまな「動き」に対して筋肉は共同して働いているということになります。

   グーパー運動はグーパー運動のための筋活動であり「歩く」のそれではない。


   私たちが考えていかなければならないのは外反母趾が生まれた環境、
   つまり、日常生活でもっともベーシックな運動である
   「立つ、歩く、走る」という環境の中で、
   どのように改善していくかということではないでしょうか?


確かに、言われてみれば、その通り・・・・だと思いました。
筋トレの方法も、時代によって随分変わるのだなぁ~と思うと同時に、
「えぇ~っ だけど、これって元気リーダー仲間の中でも話題にならないし、
 知っている人って何人居るのかしらん?」
コメント
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