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著者は 順天堂大学加齢制御医学講座教授。
副題は 医者が教える、食欲に振り回されない食べ方
今年6/13にご紹介した「小麦は食べるな」という本の著者です。
この本の主張は、
どうして食べ過ぎてしまうのか
ダイエットに失敗する本当の理由を知っていますか?
以下に主だった目次をあげます。
カロリー制限ではやせられない! 脂肪を燃やせない”現代型栄養失調”
おなかがすいたからではなく、脳を満足させるために、食べていませんか?
がんばってるのにリバウンド……その理由は、脳の快感センサーの異常です。
あなたの食欲、来るっているかもしれません。
「太っていたって、えぇじゃないか!」という主張(生き方)もあり、
私の夫は「食べたいものを我慢してまで、長生きなんかしたくない!」と言っています。
私も、もちろん! 美味しいものをたくさん食べて、楽しく暮らしたい!!です。
しかし・・・・
<たくさん>という基準が問題です。
体重の何パーセントなのか? 脳が「もう、いっぱいだぁ」と囁いたらなのか??
お腹が苦しくなって、食べられなくなったらなのか???
P.31 食事をすると脳の中では、ドーパミン(快感ホルモン)などの
神経伝達物質が分泌されますが、まだその段階では脳は”快感”を感じていません。
側坐核にある「受容体」がドーパミンからのシグナルを受け取ってはじめて、
脳は”快感”を得ることができるのです。そして、快感を感じた脳は、
集中力が高まったり、やる気がアップしたりして、
さらにドーパミンの分泌が促されるという、とてもよい循環が生まれます。
P.32 ただしこれは、ドーパミンがちょうどいいくらいに出ているときの話です。
過剰に出ていると、かえって問題が発生してしまいます。
(中略)分泌される量が多くなりすぎたり、強すぎる刺激を受け続けたりしていると、
食べることで得られる"快感"を感じにくくなってしまうのです。
いや、むしろ、"快感"を感じる「受容体」のセンサーがバカになっていく、
と言ったほうがいいかもしれません。
こわいのは、この受容体がバカになることで、
それまでと同じ量を食べていても満足できなくなり、
食べる量がどんどん増えていくことです。
このあと著者は、この<正しい満腹感>のセンサーが、
白米や小麦によって 著しく狂わされていると、主張しています。