![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/dd/0f80f3f9b0146932bcec646f320e36bb.jpg)
Cross Cover Japan2023でのPino Corinaのライブは無事に終了、ご来場の皆さま、また配信をご覧くださった皆さま、誠にありがとうございました。無事、とはいってもいろいろあるのがライブの醍醐味。ここBlue Moodというライブハウスは初めてですが、ステージが映像で見るより狭く、出音が固めな印象があるもののバランスはよく、特にレコーダーに収録されないであろうローがキチンと出ている環境。嬉しいのはベースアンプがハートキーのヘッドとキャビでキャビはツイータ付。Ampegに駆逐されつつある中ではハイファイな音の鳴るアンプで、Ampegではンモンモしか鳴らないチョッパー(笑)もグゥー!
本番ですが、想定外の事態がいろいろあるのがライブであって印象深いのですが以下、備忘的に…。
①【絶妙な押し(開演時刻の後ズレ)】急遽出演できなくなったメンバーあり、その代役として旧メンバーが参加するも到着は本番前。さらに終了後には地方に帰るメンバーの終電時刻迫るといった具合で、13名全員のスケジュールが重なる時間帯が微妙だったのですが、結果本番が20分ほど「押して(=遅延して)」始まるという奇跡。本番はフルメンバーで演奏できて「神は存在する!」(カント)と久々に確信した瞬間でした。
②【マイクコネクタ、ポロリ事件】今回のライブは歌入りだったが、ボーカルが登場してマイクを持つとケーブルがポロリ…。キャノンでロック付の筈ですが、ボーカルは気が付かず、最前列のお客様が超優秀で拾って手渡し‼︎ 信号は活きていてキャノンでなければ「ボツ」という爆音ノイズが乗るところ無事に歌唱開始。こちらのマイクはスイッチ付きとあってかなりトリッキーでしたが、曲中にも一部接触が…。ちなみに前者のポロリ事件をモロに目撃したワタクシの瞳孔は驚愕のあまり完全に開いていました(映像で確認済)。
③【スピード感のある演奏】演奏はとてもスピード感、いや…実際にスピードあるものに…。いや、これがライブ!プロだって速くないライブは無い。特にThe Latin Man:BPM=140(スタジオ盤125)、Casanova Fun:BPM=143(スタジオ盤135、いずれも当方実測)。とくにCasanovaはイントロ部分で「速え~よw」という上手(かみて)側のお客さまの失笑の声がマイクで収録されていて感慨深し。アドレナリン?ドーパミン?テストステロン?各自いろいろ分泌されて高速ユニゾンもバッチリ弾き(吹き)きれていて結果オーケー!終電に間に合わせるべく巻き(マキ)で!というメンバーが一心同体となった演奏でした。
④【ホーン・セクション二段構え】ステージが狭い(というよりバンドメンバーが多い)ことを逆手にとったホンセクの2列構成。あとで映像をみましたが、ホンセク全員が一枚の画に収まって映(ば)える!
出音はステージ内外とも大きめですが、吉祥寺シルバーエレファントのような生命の危機を感ずる爆音ではないものの、終演後に耳はキーン…。週明けに人間ドックがあるのをすっかり忘れていた当方が、検査直前で一番気になったのは聴力検査。不合格ともなれば「加齢による難聴じゃなくてステージ上の爆音が原因なんです~(泣」と言いたいところだが、おそらく検査で鳴っていた400Hz、1000Hz、4KHzの4種類のうち、4K、しかも左がヤバかった…(なお、本場での左耳側にはドラム)。この帯域、TCT(バルトリーニ)のハイと同一でステージ上でも結構上げたものの、検査では超ギリで聴こえるかどうかという耳の回復具合にて、結果「異常なし」で無事終了(一部山勘あり)。ライブと人間ドックの日程はよく考えないと、と痛感。終演後はお客さま含めてその場で打ち上げ。懐かしいいろいろな方とお会いでき(日経おとなのバンド大賞でお会いした方々等)、お話しできたものの完全にエネルギー切れでした。最後になりますが、お客さま、主催者、他のバンドの方々、そしてPino Corinaの皆さま、ありがとうございました。最後がよい感じで今年のライブが終わりました。来年もこれ以上の調子で。