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玉肌日記

2011年12月06日 | 玉肌日記
郷緑温泉(岡山県真庭市)
岡山県の米子自動車道の湯原ICから程近い温泉。田圃の中に一際目立つ城のような旅館があるが、外見はまさに八ツ墓村の舞台となったような旧家で高い石垣の上にある(近くにはこの八ツ墓村の着想を得たと言われている事件のあった津山があるので、よりそのイメージが強い)。ここは足元湧出で浴槽底にある岩の隙間から湯が湧き出てくるという具合で、この手のタイプの温泉にしては湧出量も豊富で贅沢にも源泉かけ流し。無職透明無臭のアルカリ単純泉ながら、湯温度は35℃と温いため、隣には加温した浴槽があり、寒い季節は上がり湯をしてから出るという具合。確かに足元の岩の割れ目は暖かく、時折気泡があがることからもここから湧いていることが分かるも、ここの名物は温泉だけでなく、スッポン。この温泉でスッポンを飼育しており、前の池に大人のスッポンが2千匹、裏手には子のスッポンが2千匹いるというが、通常は3~4年で大きくなるものが、ここではこの温泉で飼育されていることから冬眠せず、1.5年程度で成長するとのこと。さらに肺呼吸するスッポンは通常の飼育では臭みが出てしまうが、ここではスッポンにも源泉かけ流しの温泉を使用しており、そのような環境で育ったスッポンはまったく臭みがなく、お刺身やホルモンまで食すことのできるほど。締めのスッポン鍋も臭み消し野菜等は一切不要にて、スッポンの濃厚エキス十分。岡山にあるのがあまりに惜しいが、関東近郊にあれば一年に数回は訪問して温泉+スッポンを堪能すること必至。
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