Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

散財日記

2005年09月07日 | CD批評
会社帰りにお茶の水。DUジャズ館とプログレ館をハシゴするが、今回はプログレ館。ジャズ館とプログレ館の客層を見るに、ジャズ館がオジさん中心で、僕などもまだ若者の部類に入る年齢層が中心で比較的マナーも良いものの、プログレ館はやや年齢層が下で、しかもサラリーマンではない職業不詳のオタクっぽい人が多い(まあ僕もオタクですが...笑)。しかも店内でかかるフリー系のプログレが一層オドロオドロしさを醸し出しており、この独特の雰囲気に(さすがの僕でも)次第に足が遠のくといった感じ。
●KENSO「Chilling Heat 鬼気迫而暖 Live in Tokyo 2004」
KENSOの新譜(といってもお決まりのライブ盤)が出たのは知っているものの、最近はちょっと興味が薄れたのか、すぐには購入に走らなかったが、新メンバーとなってのCD(DVDは存在したような記憶)、しかもライブということであまり期待しなかったが、内容は意外に(失礼!)かなり良い。ドラム村石が抜けてどうなることか、と思っていたが、バンドとしては以前より一体感があり、その意味で新ドラマー小森啓介の採用は素晴らしい采配だったように聞こえる。バンドとしての完成度は、これまで以上かも知れず、なぜこんなに良くなったのかについては考えさせられる。現段階ではリハの回数が増え、練習できている、という説が個人的には有力。曲は定番が多いが、なにより演奏がしっかりしていて、これまでのライブ盤と違って非常に安心して聴く事が出来る。
●Soft Machine「SoftStage BBC in Concert 1972」
久しぶりのソフト=マシーン。依然として海賊版なのか、昔の音源復活か、多種なCDが出続けているが、どれもいつもながらの演奏で、ある意味で質が均一で非常に和(なご)む。ジャズロックとは言え、熱さがあまりなく、淡々とした比較的まだ哲学的な演奏をしていた時で、それがなかなか良いのだが、きっと普通の人が聴くと異次元な感じがするのだろうな~とも。