こうじ神父今週の説教

日曜日の福音メッセージをお届けします。

復活節第3主日(ルカ24:35-48)イエスを真ん中に迎えるとき、平和が与えられる

2024-04-13 | Weblog
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こうじ神父
「今週の説教」
2024/4/14(No.1292)
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復活節第3主日(ルカ24:35-48)
イエスを真ん中に迎えるとき、平和が与えられる
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復活節第3主日は、長崎教区の司祭が異動して、新任地で最初の主日ミサをささげる日です。中田神父も何度も経験してきました。福江小教区では洪助祭様が、初赴任の福江教会で福音朗読と説教をなさいます。前晩のミサでデビューしました。緊張したことでしょう。上手に話そうと思うのではなく、誠実に語ってくれることを期待しています。

今週の福音朗読を、説教する司祭や助祭に当てはめると、「イエスが彼らの真ん中に立ち」(24・36)という場面がどれほど大切であるかを教えてくれます。説教者によって、聞いていて飽きない説教をなさる人、7分から8分の説教が、10分にも15分にも感じる説教の人、いろいろだと思います。

その違いはどこから来るのか。私は、説教者の真ん中にイエスが立っているかどうか。そこが分かれ目だと思っています。いくら楽しい話をたくさんしても、ミサに参加している修道者・信徒の皆さんの目は節穴ではありません。「説教の中心で、イエスが語られているか」そこを見抜きます。いくら笑いの絶えない話でも、真ん中にイエス様がいない説教を聞かされれば、「早く終わってくれ」と思うに違いありません。

今週の福音で、イエスは弟子たちの真ん中に立ちました。場所としての「真ん中」という意味だけではありません。失意の中にあって、頼るもののない弟子たちの真ん中にイエスが立ってくださった。拠り所となる中心に、イエスが来てくださったのです。真ん中にイエスが来てくださるとき、私たちには平和が訪れるのです。

ただ避けて通れない事実もあります。イエスは私たちの真ん中に立ち、「手とわき腹とをお見せになった」(24・40)のです。手にはおそらく釘跡があり、わき腹には槍で刺された傷があるはずです。イエスを置いて逃げた罪、イエスが苦しみを受けても何もすることができなかった罪を、もう一度見なければなりません。人類の罪がイエス様を十字架にかけた事実と、しっかり向き合わなければならないのです。

イエスは御自分の死と復活を通して私たちを救ってくださいました。イエスは私たちにも、生活の真ん中に復活したイエスが留まることを期待しています。拠り所のない生活をしている人、社会生活の中で競争を強いられている人。どんな人でもイエスへの信仰を生活の真ん中に置くならば、復活したイエスがいつも「あなたがたに平和があるように」と力づけ、励ましてくださいます。

例えるなら、それは「芯の通っている人」です。信仰生活の真ん中に「復活したイエス」という芯の通った生き方をする人です。説教をするときに「復活したイエス」という芯の通った説教をする人です。私たちが、真ん中にイエスが立ってくださることを受け入れるなら、私たちの一つ一つの働きが復活したイエスを証しすることになります。復活したイエスへの信仰が私たちの中心にあるなら、証しの力が与えられます。「エルサレムから始めて、あなたがたはこれらのことの証人となる」(24・47-48)のです。

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‥次の説教は‥‥
復活節第4主日(ヨハネ10:11-18)
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ちょっとひとやすみ
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▼人事異動が完了し、これから新体制。頭のリセットが必要。年齢を重ねると頭のリセットはだんだん難しくなる。経験を積むと、経験を持ち込んでしまう。新しいことへのチャレンジも、そのための頭の切り替えも難しくなる。
▼「芯の通った信仰」を説教の中で考えてみた。芯の通った考え方があれば、貫いていける。私にとって、貫いていきたいことは何か。それが、「中心にイエスへの信仰がある」と証明する行動に繋がっているか。

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今週の1枚
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第899回目。下五島にも韓国からの巡礼団が増えてきた。案内を工夫したい。

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† 神に感謝 †
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