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‥‥‥†‥‥‥‥
こうじ神父
「今週の説教」
2023/12/25(No.1271)
‥‥‥†‥‥‥‥
主の降誕(夜半)(ルカ2:1-14)
にぎやかな場所から少し離れてお生まれになった
‥‥‥†‥‥‥‥
主の降誕おめでとうございます。中田神父にとっては初めて、福江教会でクリスマスを迎えます。夜半のミサでは、宿屋ではなく家畜小屋で生まれた救い主を強調したいと思います。
朗読では次のように記されています。「ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。」(2・6-7)
住民登録で自分の町に戻っていたヨセフでしたが、宿屋に恵まれませんでした。マリアのことを考えると、宿屋を見つけられなかったことはどんなに辛かったでしょう。けれども、ヨセフとマリア、もうすぐお生まれになるイエスに泊まる場所は与えられなかったのです。
しかし、イエスの誕生の場所は確保されました。「布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。」家畜小屋に、誕生の場所が恵まれました。ここは、人々でにぎわう真ん中ではなく、にぎやかな場所から少し離れた場所でした。私はこう考えます。神様の計画は、人々でにぎわう真ん中ではなく、そこから少し離れた場所で、始まっていくのです。
救い主誕生の知らせが、まず羊飼いに知らされました。羊飼いも家畜を飼っているので、人々の真ん中には住みません。家畜が、少し離れた場所で飼われているように、羊飼いもにぎやかな場所から少し離れたところで暮らす人々です。救い主誕生は、この「にぎやかな場所から少し離れた人」に、まず知らされたのでした。
ご降誕夜半のミサが示していることを、私たちもよく考える必要があります。クリスマスがやって来る、そう言って世界中の人々が浮き足立っています。クリスマスの飾りを用意しましたが、豪華なものはほかにもあるでしょう。しかし私たちキリスト者は、そのにぎやかな場所から少し離れた場所に、目を留めなければなりません。
中には、「それは私の人生と重なる」と考えている人もいるかも知れません。これまで、にぎやかな場所からは少し離れた、あまり目立たない場所に置かれていた人もいるでしょう。自分の居場所がないまま、何とかその日その日を暮らしてきた人もいるでしょう。
そうしたにぎやかさから少し離れた人生だった人には、救い主の誕生は強く心を惹きつけるはずです。イエスは、あなたと同じようにして生まれました。にぎやかさから離れた場所、あなたのような人生だった人のすぐそばで生まれた。飼い葉桶に眠る幼子は、それを全身で伝えようとしているのです。
福江教会で今ご降誕のミサをしています。同じ時間に、私たちよりも商店街は人が集まっているかも知れません。にぎわっているかも知れません。私たちはお生まれになった救い主を、そのにぎやかな場所に探すのではありません。そこから少し離れた、この聖堂に、救い主を探しに来たのです。
闇を照らす光を、まぶしい光に満ちた場所に探し求めるのではなく、ほかに頼る光もない私たちは、静かな場所に探しに来ました。そして、暗闇を照らす唯一の光を見つけたのです。この光は、私たちから決して奪われることのない光です。救い主誕生を、正しい場所で確かめたので、私たちの喜びは決して奪われることがないのです。
天使から救い主誕生を知らされた羊飼いは、直ちにその姿を確かめに急ぎました。この夜半の朗読にはそのことは書かれていません。そう考えると、現代の私たちこそ、救い主を最初に礼拝する人ではないでしょうか。
私たちは降誕節のうちに、いただいた喜びを出会う人に届ける必要があります。にぎやかな場所から少し離れた人々は、私たちの受けた光、受けた喜びを今の時代にも必要としているのです。
‥‥‥†‥‥‥‥
‥次の説教は‥‥
主の降誕(日中)(ヨハネ1:1-18)
‥‥‥†‥‥‥‥
‥‥‥†‥‥‥‥
ちょっとひとやすみ
‥‥‥†‥‥‥‥
▼福江教会のイルミネーションはかなり派手だ。質素でも派手でも、メリットはあるだろうから特に意見はしない。マリア様のルルドで、お祈りができるかちょっと心配したが、天の大軍が賛美を唱えている姿と思うことにしよう。
‥‥‥†‥‥‥
今週の1枚
‥‥‥†‥‥‥
第878回目。小さな小さな、クリスマス。それぞれの家庭に主はおいでになる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/66/7c515fb70f8f2915f0ddc75e6344a32f.jpg)
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† 神に感謝 †
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こうじ神父
「今週の説教」
2023/12/25(No.1271)
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主の降誕(夜半)(ルカ2:1-14)
にぎやかな場所から少し離れてお生まれになった
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主の降誕おめでとうございます。中田神父にとっては初めて、福江教会でクリスマスを迎えます。夜半のミサでは、宿屋ではなく家畜小屋で生まれた救い主を強調したいと思います。
朗読では次のように記されています。「ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。」(2・6-7)
住民登録で自分の町に戻っていたヨセフでしたが、宿屋に恵まれませんでした。マリアのことを考えると、宿屋を見つけられなかったことはどんなに辛かったでしょう。けれども、ヨセフとマリア、もうすぐお生まれになるイエスに泊まる場所は与えられなかったのです。
しかし、イエスの誕生の場所は確保されました。「布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。」家畜小屋に、誕生の場所が恵まれました。ここは、人々でにぎわう真ん中ではなく、にぎやかな場所から少し離れた場所でした。私はこう考えます。神様の計画は、人々でにぎわう真ん中ではなく、そこから少し離れた場所で、始まっていくのです。
救い主誕生の知らせが、まず羊飼いに知らされました。羊飼いも家畜を飼っているので、人々の真ん中には住みません。家畜が、少し離れた場所で飼われているように、羊飼いもにぎやかな場所から少し離れたところで暮らす人々です。救い主誕生は、この「にぎやかな場所から少し離れた人」に、まず知らされたのでした。
ご降誕夜半のミサが示していることを、私たちもよく考える必要があります。クリスマスがやって来る、そう言って世界中の人々が浮き足立っています。クリスマスの飾りを用意しましたが、豪華なものはほかにもあるでしょう。しかし私たちキリスト者は、そのにぎやかな場所から少し離れた場所に、目を留めなければなりません。
中には、「それは私の人生と重なる」と考えている人もいるかも知れません。これまで、にぎやかな場所からは少し離れた、あまり目立たない場所に置かれていた人もいるでしょう。自分の居場所がないまま、何とかその日その日を暮らしてきた人もいるでしょう。
そうしたにぎやかさから少し離れた人生だった人には、救い主の誕生は強く心を惹きつけるはずです。イエスは、あなたと同じようにして生まれました。にぎやかさから離れた場所、あなたのような人生だった人のすぐそばで生まれた。飼い葉桶に眠る幼子は、それを全身で伝えようとしているのです。
福江教会で今ご降誕のミサをしています。同じ時間に、私たちよりも商店街は人が集まっているかも知れません。にぎわっているかも知れません。私たちはお生まれになった救い主を、そのにぎやかな場所に探すのではありません。そこから少し離れた、この聖堂に、救い主を探しに来たのです。
闇を照らす光を、まぶしい光に満ちた場所に探し求めるのではなく、ほかに頼る光もない私たちは、静かな場所に探しに来ました。そして、暗闇を照らす唯一の光を見つけたのです。この光は、私たちから決して奪われることのない光です。救い主誕生を、正しい場所で確かめたので、私たちの喜びは決して奪われることがないのです。
天使から救い主誕生を知らされた羊飼いは、直ちにその姿を確かめに急ぎました。この夜半の朗読にはそのことは書かれていません。そう考えると、現代の私たちこそ、救い主を最初に礼拝する人ではないでしょうか。
私たちは降誕節のうちに、いただいた喜びを出会う人に届ける必要があります。にぎやかな場所から少し離れた人々は、私たちの受けた光、受けた喜びを今の時代にも必要としているのです。
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‥次の説教は‥‥
主の降誕(日中)(ヨハネ1:1-18)
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ちょっとひとやすみ
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▼福江教会のイルミネーションはかなり派手だ。質素でも派手でも、メリットはあるだろうから特に意見はしない。マリア様のルルドで、お祈りができるかちょっと心配したが、天の大軍が賛美を唱えている姿と思うことにしよう。
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今週の1枚
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† 神に感謝 †