ぼちぼちいこか

私の大好きな登山や水泳、ラグビーを中心に私が感じたことを書いていきます。

関東大学対抗戦 明治大学vs日本体育大学

2009年09月12日 | ラグビー
1990年度に卓越したキャプテンシーを発揮し、明治大学を
優勝に導いた吉田義人をフルタイムの監督に迎えた公式戦の初
戦。相手は昨シーズン苦杯を舐めさせられた日体大です。
吉田義人が監督になったからには強い明治が復活。そう思って
三ッ沢競技場まで足を運びました。

ところが試合開始直後から明治はミスを連発。おまけに緩慢な
プレーが目立ち日体大に一方的に攻め込まれます。ボールを持
っても全く前進する事ができません。明治の持ち味である前に
出る攻撃がかけらも無く横へ走ったり意味不明なパスばかりを
しています。
特に酷いのがラインアウトです。
前半は制空権を完全に日体大に握られてしまいました。
何だかよそ行きでカッコいいラグビーをしようとしているよう
に感じました。これって弱い時の明治の典型的なパターンです。

それでもディフェンスだけは良く前に出てきっちりタックルに
行っており何とか持ちこたえています。
前半は明治PGの後、日体大が効率よくトライを取り逆転。
29分にようやく明示の初トライ。
これで前半終了かと思いきや終了直前に不用意な反則で再びP
Gを決められ10-10の同点で折り返します。

後半は開始早々、日体大にPGを決められリードを許します。
その直後にも日体大PGのチャンスがありましたがこれを外し
ます。ここでもうひとつ取られると一気にガタガタと崩れそう
な場面だったので明治にとっては非常にラッキーでした。

その後はようやくモールを押して会場を沸かせるものの得点に
は繋がらず逆に日体大のカウンターでゴール前まで攻め込まれ
るなど非常に不甲斐ない戦いぶりです。
時間だけが刻々と過ぎ、ひょっとしてこのままずるずると負け
てしまうのか?と思った後半29分、ようやく明治のトライが
生まれました。
ゴールポスト正面で得たスクラムに予め用意していたサインプ
レーでSH→No8→FLとつないで鮮やかなトライ。ゴール
も決まり17-13と逆転しました。

この後明治は残り10分間で怒涛の攻撃を仕掛けます。
ゴール前まで迫りモールをぐいぐい押し込みます。日体大はた
まらずオフサイド。これが故意の反則と判断され、認定トライ
となりました。ゴールも決まり24-13となります。
勝利をぐっと手繰り寄せる重要なトライです。

さらに自陣からNo8→FLに渡りFL西原がそのまま40m
を走り切ってトライ。日体大の息の根を完全に止めました。
ロスタイムにも1トライを追加して結局38-13で(試合
結果だけを見ると)快勝でした。

今日の試合で良かったのはFL西原、No8杉本、SO田村、
WTB川口に後半途中出場のSH秦。PR茅島も良くがんば
っていたかな。秦は身長が152cmと小さくちびっ子ラグ
ビーがひとり混ざってしまったように見えましたが球捌きは
なかなか良かったです。

最終スコアだけ見ると快勝ですがスタンドで観戦していた限
りでは最後に何とか突き放した。という印象です。
今後は最低限の基本的なスキルをもっと高めてほしい。
そして何よりもボールを持ったら自信を持って前に走る気持
ちを忘れないでほしい。
次回のターゲットは11月1日の慶応戦です。
この試合で今シーズンの本当の力が図られます。

ガンバレ明治!