ぼちぼちいこか

私の大好きな登山や水泳、ラグビーを中心に私が感じたことを書いていきます。

唐松岳~五竜岳①

2007年07月28日 | 登山
北アルプスの唐松岳~五竜岳を歩いてきました。
この縦走路は登りも下りもゴンドラやリフトを使えるので
時間と体力を大幅に節約することが出来ます。

朝4時に出発し、中央道を経由して豊科インターから
国道経由で八方ゴンドラの乗り場に着いたのが7時30分でした。
思ったより時間が掛かりました。

ゴンドラやリフトに渋滞はなくリフトを2本乗り継いだ先から
歩き始めました。リフト下り場には八方池山荘もあり、大勢の
人で混雑しています。

八方池に着く頃には稜線が厚い雲に覆われてしまい
展望がなくなりました。
本降りの雨が降り始め、早速雨具を着ての登山となりました。

八方池を過ぎると途端に登山者も少なくなりますが、
小学生の団体が下りてきたりして道を譲る時間が長く、
なかなかペースが上りません。

扇池、丸山ケルンを過ぎると傾斜も緩やかとなります。
尾根を左にはずれてトラバース道を進みますがガスで視界が
まったくないため唐松岳頂上小屋がなかなか見えてきません。

ようやく到着した小屋は宿泊者で混雑をしていました。
休憩所を利用して濡れた雨具を脱ぎ、遅い昼ごはんを食べます。
(といってもおにぎりですが。)


ここまで予想以上に時間が掛かっており、相変わらず雨が降って
展望もないので唐松岳山頂はパスしてこのまま五竜山荘へ
向かうことにします。

最初の難関である牛首の鎖場を通過してあとは緩やかな道を
尾根通しに下っていくだけ・・・と記憶していたのに
牛首の鎖場を通過したあとも延々と急な下りが続き、
鎖につかまりながらのトラバースや下降を強いられました。

やっとのことで最低鞍部まで降り立ち、ようやく安心して座る場所を
確保しました。

しかしながらここまでコースタイムを大幅にオーバーしてしまい、
このまま行くと明るいうちに五竜山荘まで着くことが出来るかどうか?
という時間になっていました。

それでも一歩ずつ小屋に近づいていることは間違いなく、
登山道の状態も分かっているので山荘に向かって
ゆっくりと登り続けました。

5時40分。まだ雨の降り続く中、ようやく五竜山荘に到着。

しかし、ほっとしたのも束の間。
山小屋はもの凄い混雑で私の通された部屋は
8畳間に12人という状態でした。
おまけに夕食は8時過ぎにならないと食べられず、
疲れていた身体にとっては辛い時間となりました。

これだから小屋は嫌なんだよな~。雨が降っていても
やっぱりテントを持って来ればよかった。

夕食後はぎゅうぎゅうにつめられた部屋でも
あっという間に眠りに就きました。